【産経抄】7月20日

「世界連邦」という言葉に魅力を感じ、賛同する人も多かった。

 実は今もそう言う運動はあります。

世界連邦運動協会
http://www.wfmjapan.org/

 この運動に賛同しようという「世界連邦日本国会委員会」(http://www.wfmjapan.org/008/index.html)という議連のようなもの(つまりメンバーは国会議員)もあります。
 「世界連邦日本国会委員会」の歴代会長がまたすごい。自民党の大物議員揃い(社会党など他の党の時もありますが)。現在も何名かの議員がこの委員会に参加しています(データが少し古いが、http://www.wfmjapan.org/images/kokkaii20100625.pdf。びっくり仰天なことにあの「たちあがれ」の平沼先生まで参加してるんですよ)。
 たとえ「しがらみ」とか「惰性」とかによる参加があったとしてもこれはすごいことではないかと。
 ということで抄子はあまり「世界連邦」をけなさない方がよろしいかと。

■世界連邦日本国会委員会会長(自民党出身者でウィキペで経歴がある程度わかった人のみ紹介)
3代:北村徳太郎(片山内閣運輸相、芦田内閣蔵相←ただしこの時点では自民党は存在しないし、片山・社会党内閣に入閣する時点でかなりリベラルだろうが。ウィキペ曰く「1948年以降、日ソ東欧貿易協会会長を長く務め」たそうだし。)
4代:笹森順造(片山内閣復員庁総裁、賠償庁長官←ただしこの時点では自民党は存在しないし、片山・社会党内閣に入閣する時点でかなりリベラルだろうが)
5代:清瀬一郎(鳩山内閣文相、衆議院議長
6代:益谷秀次(吉田内閣建設相、岸内閣行政管理庁長官、池田内閣で幹事長)
7代:船田中鳩山内閣防衛庁長官衆議院議長
8代:福田篤泰(池田内閣防衛庁長官、佐藤内閣行政管理庁長官・北海道開発庁長官、三木内閣郵政相)
9代:桜内義雄(田中内閣農林相、福田内閣建設相、鈴木内閣外相、衆議院議長
10代:植木光教(三木内閣沖縄開発庁長官)
11代:村田敬次郎(中曽根内閣通産相、宇野内閣で政調会長、宮沢内閣自治相・国家公安委員長
12代:石川要三(海部内閣防衛庁長官
13代:森山眞弓(海部内閣官房長官、宮沢内閣文相、小泉内閣法相)

いまだに「世界は一つ」の幻想が生きているのだろうか。

脱原発と「世界は一つ」と何の関係があるんでしょうか?