【その1:島田洋一】
島田洋一ブログ 『"It's not over till it's over." (終わるまで終わらない) 』
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2421728/
アメリカの解説者*1らが、米大リーグ野球のかつての名選手ヨギ・ベラの言葉として、選挙の季節になるとよく引用する。「勝負は下駄を履くまで分からない」の米語版と言えよう。
で、ヨギ・ベラってどんな奴かググってみる。
ヨギ・ベラ(1925年5月12日〜:ウィキペ参照)
メジャーリーグで活躍した捕手。のちに監督。
本名はローレンス・ピーター・ベラだが、インドのヘビ使いに歩き方がそっくりだった事から「インド」つながりで「ヨギ(インドのヨガ行者のこと)」と呼ばれたという。彼の発言は独特の言い回しから、「ヨギイズム」と呼ばれた。
ヨギが現役時代のヤンキースは黄金時代であった。ヨギ自身も打者として活躍し、「ヘリコプター・スイング」と呼ばれた独特の打撃スタイルから引退までに打った358本塁打は、当時キャッチャーとして最多の本塁打だった。またヨギは13回ワールドシリーズ出場を果たしワールドシリーズ優勝の証であるチャンピオンリングを10個獲得しているが、これはメジャー史上最多出場である。アメリカンリーグMVPも3度受賞した。
引退後はヤンキースのコーチ・監督のほか、ニューヨーク・メッツのコーチ・監督などを歴任。監督として、ヤンキースでは1964年に、メッツでは1973年にワールドシリーズ進出を果たした(ただしいずれも敗退)。
1972年にアメリカ野球殿堂入り。背番号8はヤンキースの永久欠番。
ちなみに「ヨギイズム」というのは長嶋茂雄語録みたいなもののようだ。
ウィキペその他が紹介するヨギイズムの例:
「考えろだと?。考えるのと打つのを同時にできるわけないだろう?」
もっと考えてバッティングをしろという批判に対して
「俺がスランプだって?。そうじゃない。当たってないだけだ」
「よく見ればたくさん観察できる」
「いつも2時間昼寝をするんだ。1時から4時まで」
3時間じゃねえのか?
「他の人の葬式には必ず出席しなさい。でないと彼らは君の葬式に来てくれないよ」
彼らではなく「彼らの遺族」の言い間違いだろう。彼らは死んでるのだから来れるわけがない。とはいえ「沢山の人に自分の葬式に来てもらいたいために葬儀に行く」と公言しちゃうのもまずすぎると思うが。それを聞いた遺族も余り良い気分はしないだろう。
「ナポレオンにもウォーターゲートがあった」
「ナポレオンにもワーテルローの敗戦があった(誰でも失敗はある)」ということわざの「ワーテルロー」を「ウォーターゲート」と言い間違えた
「予測をするのは難しい。未来についてはなおさらだ」
未来以外に予測するものがあるのか?
「彼の前評判はここに来る前に聞いてたんだ」
来た後に聞いたら前評判じゃないだろ。
「野球は90%精神、半分は体力だ!」
足したら140%になるが。まあ、「残りは体力」の言い間違えだろうが。
「ピザは4つに切ってくれ、6切れも食べられないから」
同じ大きさのピザを「6切れも食べられない、4切れ」と言うのならともかく、この発言の場合、どんな切り方をしても食べる全体量は変わらないんだが?
「今じゃ5セントは10セントの価値もないんだ」
何となく言いたいことは分かるが「5セントと10セントが違うのは当然だろ」と言う突っ込みが入るよなあ
「あんなに混雑する店には誰も行かん」
「誰も行かん」ではなく「俺は二度と行かん」の言い間違えだろうが
今時「中共」かよ。さすが珍右翼。それはともかく「中国」の傀儡と「米国務省」の傀儡は両立しないと思うのだが。
珍右翼・島田のことだから米国国務省を中国シンパ認定してるのかも知れない。
【その2:西岡力】
西岡力ドットコム「拉致問題無視の民主党代表選」
http://tnishioka.iza.ne.jp/blog/entry/2421881/
まるで安倍、福田、麻生が総裁に選ばれた自民党総裁選では「拉致問題」が選挙の争点として語られてたかのようなタイトルだな。そんな事実はないだろ?
菅を管と書き間違えるバカなのか、嫌がらせのつもりか、知らないが「管(くだ)首相」って何だよ。そんな人はいませんが。
ちなみに西岡の言う「驚くべきニュース」については下の各社新聞記事を参照。今度こそ珍右翼の言いがかりなど無視して、無償化実行してくれ(ブクマで指摘があるように後任首相の野田がウヨなので菅の指示を無視する恐れがあるという問題があるが)。しかし退陣前でないと朝鮮学校無償化が決断できないだの、退陣の条件にしないと再生エネルギー法が成立しないだのが日本人として恥ずかしくて、悲しくて泣けるね。改めて思うが民主党では割とまともな方だよな、菅(ブクマで批判があるように「遅すぎ」ではあるが、何もしないよりはマシ)。少なくとも今回出た5人の候補者及び鳩山よりはずっとマシ。
朝日新聞「朝鮮学校の授業料無償化手続き、再開へ 砲撃事件で凍結」
http://www.asahi.com/special/08001/TKY201108290200.html#
読売新聞「菅首相、朝鮮学校無償化の審査再開を指示」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110829-OYT1T00610.htm?from=main3
日経新聞「高校無償化、朝鮮学校に適用へ手続き再開指示 菅首相」
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E0EBE2E39E8DE0EBE2EAE0E2E3E39191E2E2E2E2
東京新聞「朝鮮学校 無償化適用へ 10校に支援金支給方針」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011082902000166.html
共同通信「朝鮮学校に高校無償化適用へ 菅首相、文科相に指示」
http://www.47news.jp/news/2011/08/post_20110829122502.html
産経新聞「菅首相、朝鮮学校の無償化再開指示 退陣直前に唐突に」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110829/plc11082912150006-n1.htm
タイトルを見るだけでも分かりますが、産経がネガキャンしてる以外は、東京がやや好意的、他は淡々と客観報道ってとこですね。改めて産経の異常さがよく分かります。
そもそも家永教授相手に訴訟を戦った文科省がサヨの訳はなく、「朝鮮学校無償化は絶対に出来ない」だの「朝鮮学校無償化絡みで生徒たちから起こされた訴訟には絶対に勝つ」だの思ってれば家永訴訟と同じ結末でしょう。
そうはならなかった、つまり文科省ですら、「これは無理筋」「このままじゃ役所の汚点になる、何のメリットもない」と思ってるわけです。
しかし、この件ほど「官僚がまともなのに、政治家が気が狂ってる」話もないでしょうね。政治主導とは政治家がまともな見識を持ったときのみ適切に作用するのであって、バカな政治家にバカされるくらいなら、官僚主導の方がよほどいいわけです。
昨年の韓国・延坪島砲撃事件により手続きを停止していたのだが、北朝鮮は砲撃についていまだに謝罪すらしておらず、最近も海上への砲撃を行っている。
そもそも朝鮮学校が砲撃したわけではなく、当然無償化除外に正当な理由なんかないし、除外しても、砲撃問題の解決には何ら役立たないんだが。
本当にさ、そう言うこと言うんなら竹島問題理由にして韓国学校無償化除外も可能になるだろうがそれで良いと珍右翼は本当に思ってるのかよ。
一方、家族会・救う会は民主党代表候補に対して拉致問題での所信を表明することを求める声明を出し記者会見をしたが、それに答えた候補は現段階で誰もいない。
だってお前ら経済制裁を強化すると言わない限り非難するだろ。でも、ロシア、韓国が北朝鮮と組んで天然ガスパイプラインを創ろうとしている今、そんな強硬路線は非現実的。
だからスルーされるのは当たり前、お前らの自業自得(嘲)。もう良いよ、拉致問題なんか解決しなくて。親族に拉致被害者がいるわけではない日本人の多く(俺もその一人)には全く関係ねえし。早く国交回復して北朝鮮の埋蔵レアメタル開発でもやろうぜ!。パイプライン建設計画に加わるのも良いな。それが日本の経済復興にもプラスになるよ!(毒)
いや、珍右翼(蓮池透さんを除名したアホの集団・家族会を含む)へのブラックジョーク、嫌みは止めてマジレスすると、国交回復してレアメタル開発とかパイプライン建設への参加とかやった方が、北朝鮮も柔軟化してかえって拉致問題等の解決が早まる可能性があると俺は思うね。
追記
有田芳生参議院議員が自身のブログ(http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/2011/08/post_ede8.html)で海江田候補だけが拉致問題に言及したと書いていました。
さすが有田は小沢の犬だけあるな。新人議員だから小沢先生に媚びて行かなきゃ政治家として生きていけないんだよね。
分かる、分かりすぎるほど分かる(毒)
もしかして、有田の方から「拉致問題について何か言ってください、そうすれば僕は海江田支持を公言できます」「拉致問題について何も言わない段階で、海江田支持を僕が公言したら、僕は小沢信者とか原発マフィアとか言われて『エセ庶民派・市民派』という化けの皮がはがれてしまう」とお願いしたんじゃないの?
ま、拉致を言い訳にしてもまともな人間には有田の「小沢チルドレン」ぶりはバレバレだが。堕ちるところまで落ちたな、有田。昔はここまで酷くなかったと思うが、そんなに権力亡者、金の亡者になりましたか?
さらば、虚妄の「従軍慰安婦」問題(2)
http://tnishioka.iza.ne.jp/blog/entry/2421004/
梁順任氏なる従軍慰安婦問題に取り組んできた活動家が詐欺で逮捕されたことを理由に従軍慰安婦のおばあさんたちやこの問題に取り組んできた活動家や歴史学者をdisる西岡。全くゲスだな。
そんな事が許されるのなら、安明進がシャブで逮捕されたことや、西村真悟・元代議士が弁護士法違反で逮捕されたことを理由にお前らの運動をdisることも可能になると思うが?。
【追記】
西岡のこのエントリに冷水をかけるような事件が起こったので紹介しよう。コメントはあえてしない(苦笑)。
http://www.chosunonline.com/news/20110831000029#
朝鮮日報「慰安婦・原爆で賠償問題放置、憲法裁が違憲判断」
韓国憲法裁判所は30日、韓国政府が旧日本軍の元従軍慰安婦や原爆被害者に対する賠償問題をめぐり、韓日間の紛争を解決せずにいるのは違憲だとする判断を下した。
原告の元慰安婦や原爆被害者約2400人は「韓日請求権協定では、両国で紛争が起きた場合、外交的努力と仲裁によって解決することになっているが、韓国政府がそれを怠り、基本権を侵害された」と主張し、憲法裁判所に違憲審査を申し立てていた。憲法裁は違憲6、棄却3で違憲との判断を下した。
1965年に締結された韓日請求権協定の第3条は、両国間の紛争を外交的に解決するが、それができなければ、韓日両国と第三国の仲裁委員で構成する仲裁委員会で解決を図ることになっている。
憲法裁は「日本は賠償責任はないとしているが、韓国政府は(日本政府が)賠償すべきだとの立場であり、紛争の存在は明らかだ。日本が行った人道に反する犯罪に対する賠償請求権は、人間としての尊厳と価値を事後的に回復する意味を持つ」と指摘した。
憲法裁はまた「政府は『外交関係の不都合』など不明確な理由で被害救済を無視すべきではない。被害者の賠償請求権が実現していないのは、韓国政府にも責任がある」とした。
1993年に当時の金泳三大統領は「慰安婦問題は、日本が真実を明らかにすることが重要であり、物質的な補償は必要ではない。(物質的な補償を求めなければ)韓国が道徳的な優位に立ち、新たな韓日関係の確立に向けアプローチできる」と述べている。このため、韓国政府は慰安婦被害者個人が日本に賠償を求める権利自体は否定していないが、政府レベルで強硬に賠償を要求することはなかった。
憲法裁の決定は、韓国政府に対し、積極的な行動を求めたものだ。棄却意見を示した裁判官も「被害者の切実な心情を思えば、国家的な努力を尽くしてもらいたいと心から願っている」との意見を示した。憲法裁は慰安婦問題に対する日本の謝罪、賠償を求めた米下院決議(2007年7月)、国連人権理事会報告書(08年6月)などを挙げ「日本に対し、被害者に対する法的責任を果たさせることは、韓国の国益に合致する」と判断した。
http://www.chosunonline.com/news/20110831000030#
朝鮮日報「【社説】慰安婦・原爆被害者問題、政府には積極解決の義務」
憲法裁判所は30日、韓国政府が旧日本軍の元従軍慰安婦と原子爆弾の被害者たちの日本に対する損害賠償請求権問題を解決するための具体的な努力をしていないのは、被害者たちの基本権を侵害したもので、違憲であるという判決を下した。
日本政府が1965年に締結された「韓日請求権協定」に従い、韓国国民に対する日本の損害賠償問題が全て終わったとして損害賠償責任を否認するや、元慰安婦の被害者たちは韓国政府に対し、紛争解決に乗り出すことを要請した。元慰安婦の被害者たちは「韓国政府は日本のこのような解釈が妥当であるかどうか判断するため、国際仲裁手続きに回付するか、国際司法裁判所に提訴するか、あるいは日本に再協定を要求すべきであるのに、これを怠り、国民の基本権を侵害した」として、違憲訴訟を起こした。政府は、法に従って締結された条約に対して再交渉を要求すれば韓日関係を悪化させることになる上、国際司法裁判所に提訴して敗訴した場合、むしろ悪影響があるとして、行動に移さなかった。政府はたとえ外交的努力が必要だとしても、それは政府が裁量を尽くして判断する問題であり、国民に対する法的義務ではないと主張した。
これに対し、憲法裁判所は「韓国憲法と韓日協定の内容に照らし合わせて、被害者たちの賠償請求権に対し、両国間の紛争がある場合、政府にはこれを解決するため、具体的に努力すべき法的義務がある。韓日協定に慰安婦と原爆被害者の賠償請求権が含まれているかどうかをめぐっては、解釈の違いがあるため、政府は外交的経路を通じてこれを解決しなくてはならない」と主張した。
政府は憲法裁判所の決定に従い、元慰安婦や原爆被害者たちが、日本政府から損害賠償を受けられるよう、外交的、国際法的な努力を新たに開始しなくてはならない。今回の決定は「他国の不法行為によって自国民が人権侵害を受けた場合、政府は被害者救済のために可能な限り最善を尽くさなければならない」という憲法上の義務があるという点を明らかにしたということに、大きな意味がある。
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2011083199418
東亜日報『挺対協、「遅まきながら正しい判断」と憲法裁決定を評価 「元慰安婦問題の放置は違憲」』
憲法裁判所が30日、政府が日本軍従軍慰安婦問題の解決を放置したのは違憲だという決定を下したことについて、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)は、「被害女性たちの年齢や健康を考慮すれば、これ以上棚上げにするわけにはいかなかったが、今でも、(憲法裁が)正しい判断を下したことに感謝する」と明らかにした。
挺対協のユン・ミヒャン常任代表は、「慰安婦問題に対し、日本が曖昧な態度を示しているのは、我が政府が積極的に問題解決に取り組んでいないせいでもある」とし、「今後、具体的な実行が伴われるべきだが、我が政府が乗り出すきっかけを作ったということで、ひとまず、憲法裁の判断だけでも大変有意義だ」と明らかにした。
今回の憲法訴願審判は、06年7月、慰安婦被害女性109人が連名で出したが、その後、高齢や病気などで40人が死亡し、5年が過ぎた今は、生存している被害女性は69人へと減っている。
20年間、ソウル鍾路区中学洞の日本大使館前で開かれる水曜集会に出席している金ボクドンさん(85)は、「憲法訴願を提起した後、先にあの世に行った40人の仲間と一緒にすることができず、大変残念だ」とし、「本当に正しい判断をしてくれた憲法裁に対し、感謝したい」と話した。
挺対協は今後、今回の決定をきっかけに、韓国政府が日本政府との交渉推進など、具体的な行動に乗り出すよう促す計画だ。それに向け31日午前、ソウル鍾路区世宗路の外交通商部前で、挺対協の弁護団や被害女性などが参加し、記者会見が開かれる。ユン代表は、「日本軍慰安婦問題が早急に解決できるよう、政府が外交的努力を尽くすよう、求める計画だ」と話した。
挺対協は1990年11月16日、日本軍慰安婦を巡る真実究明や日本軍慰安婦の生存者らを支援するため、30あまりの女性や市民・宗教・学生団体らが立ち上げた団体であり、当時、日本政府が慰安婦問題に対し、公式な謝罪を避けたことをきっかけに結成された。