今日も増元照明氏と「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(9/11分)(追記・訂正あり)

書いたのは9/11ではないがちょうど日付があいてるのでここに押し込む。
【その1:増元照明

2011.9.15
「各党代表質疑」
 昨日、今日と衆議院参議院での代表者による質疑が国会内で行われていた。その殆どを見聞きしていたが、国の施政に関する質疑において「拉致問題」の解決を迫るとか方針を聞くといった政党代表者がいなかったことに失望を感じた。

拉致問題なんか国家の重要問題じゃないし、国民も興味関心がない(質問しても票にならない)からだろ。だからあんたも自民党の公認がもらえなかったし、出馬しても参院選落選したんだろ。わかりきったこと言わせんな、恥ずかしい。大体何を質問で聞くんだよ。
質問者「頑張ってください」
政府「頑張ります」じゃ意味がないだろ。とはいえ6カ国協議の枠を無視するわけにもいかないから、質問する野党側も回答する政府側も具体的なことを言うのは難しいだろう。
しかし自民党も拉致、拉致言うならこういう時ぐらい何か質問して増元を喜ばせてやれよ(毒)
【追記】
増元曰く

2011.9.16
「忘れてはならないものがあります」
(略)
16日の国会本会議質疑で公明党党首・山口氏が今回初めて「拉致被害者の救出」に言葉を重ねて言及されたことに感謝する

そうだ。
ちなみに

私は身勝手な家族なのだろうかと自問自答してしまう。

とか書いてるが心にもないことは言わないようにね、増元さん(毒)。「俺が正しい、俺に反対する奴は蓮池さんであれ敵だ!」があなたでしょ?。「俺って身勝手かな?」なんて一度も思ったことはないでしょ?


それほど「拉致問題の解決」は、日本国にとって重要な問題ではないということだろうか?それとも野党にとっては関心のない問題であるということなのか?

エス。重要じゃないし、野党にとっても代表質問で聞くほどのネタじゃないんだろ。で、それが何か問題でも?

残念であったのは、拉致問題対策本部長である総理・副本部長である外務大臣共に「ブルーリボンバッジ」を外していたことである。

言ってることが超くだらねえ。ブルーリボンバッジなんかどうでもいいじゃん。ちなみにブルーリボンって「カナダで始まった受動喫煙防止運動」or「アメリカで始まったインターネット上における言論の自由を守るための反検閲運動」ですよね(ウィキペ「ブルーリボン」参照)。拉・致・問・題?。何ですか、それは?(とボケてみる)*1
いっそのことネタとしてブルーリボンバッジのかわりにピンクリボンバッジつけていって「ああ、これですか、乳がんの早期発見はとても大事ですから」「拉・致・問・題?、何ですか、それは?」「ブルーリボンバッジ?。へえ、そういうのがあるんですか?」と惚けてみたら面白い(毒)
ちなみにググったら他にも次のようなバッジがあるらしいね(バッジ紹介の順番は適当)。日替わりでいろんなバッジつけるときれいだな(嘲)。とりあえず増元のブルーリボンより、下で紹介した他のバッジの方が、国民にとって重要問題だろJK。

アウェアネスリボン」(ウィキペ参照)
 着用者(使用者)が社会運動、もしくは社会問題に対してさりげない支援や賛同の声明を出す方法の一つ。
(日本での例)
■バイオレットリボン:ホジキン病(がんの一種)患者の生活の改善
■そら色リボン:性同一性障害 (GID)への理解
■うぐいすリボン:表現規制反対運動への賛同・連帯

■シルバーリボン(脳に起因する病および心の病に対する支援キャンペーン)
http://silver-ribbon.com/
シルバーリボンは、脳に起因する病(障害)および心の病に対する理解と支援、予防と対策の社会喚起を促進することを目的とした運動のシンボルです。

ティール&ホワイトリボン(子宮頸がん撲滅のキャンペーン)
http://tealandwhite.net/teal-whiteribbon/
みんなでティールアンドホワイトリボンを広めよう。
(中略)
みなさまのアクションが子宮頸がんの認知啓発につながります。

■パープルリボン(女性に対する暴力撲滅のキャンペーン)
http://www.gender.go.jp/dv/campaign/Purple_Ribbon.html
 女性に対する暴力(注:レイプとかDVとか)根絶運動のシンボルであるパープルリボンにちなんで、「女性に対する暴力をなくす運動」の最終日で「女性に対する暴力撤廃国際日」である11月25日(水)、東京タワーの新ライトアップ「ダイヤモンドヴェール」を、紫色をイメージしたカラーにライトアップしました。

■オレンジリボン(児童虐待撲滅キャンペーン)
http://www.orangeribbon.jp/about/orange/
 「オレンジリボン運動」は、子ども虐待防止のシンボルマークとしてオレンジリボンを広めることで、子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。
 児童虐待防止全国ネットワークでは、オレンジリボン運動を通して子ども虐待の現状を伝え、多くの方に子ども虐待の問題に関心を持っていただき、市民のネットワークにより、虐待のない社会を築くことを目指しています。

■ホワイトリボン運動(開発途上国における妊産婦の命と健康を守る運動)http://www.joicfp.or.jp/jp/special_feature/white_ribbon/
 いま、開発途上国のいたるところで、さまざまな要因によって母親となる女性たちが命を落とし、新たな道、夢、そして未来が奪われています。
その理由の多くは、日本では想像しがたいものです。例えば、栄養失調や栄養不足、劣悪な衛生面、技術と知識のある助産師の不足、保健医療サービスの欠如、数多く広がる無医村、自宅から病院まで片道10キロから20キロの距離を数時間かけて歩き手遅れになる急患、貧しいために町までバスに乗れず医師に診察をしてもらえない村人、古い因習などです。
私たちジョイセフはこうした現状に対して、開発途上国の妊産婦の命と健康を守る国際的な“ホワイトリボンアライアンス(WRA)”に参加し、日本からの支援を集め、途上国の妊産婦と女性たちのためにさまざまな支援活動を行っています。
このジョイセフのホワイトリボン活動に、どうかご支援・ご協力ください。

グリーンリボン(移植医療推進キャンペーン)
http://www.green-ribbon.jp/about/
 グリーンリボンは、世界的な移植医療のシンボルです。グリーンは成長と新しいいのちを意味するといわれ、“Gift of life”(いのちの贈りもの)によって結ばれた臓器提供者(ドナー)と移植が必要な患者さん(レシピエント)のいのちのつながりを表現しています。
(社)日本臓器移植ネットワークをはじめとする関連団体ではこれまでもグリーンリボンを胸につける運動などを行ってきましたが、より多くの人に移植医療について理解してもらうため、新たなグリーンリボンキャンペーンを展開し、今年で3年目となりました。臓器を提供してもいいという人と移植を受けたい人が結ばれ、よりたくさんのいのちが救われる社会を目指します。

■ゴールドリボン(小児癌の撲滅キャンペーン)
http://www.goldribbon.jp/about_grn.htm
 日本において、小児がんは子どもの病死原因の第1位ですが、成人のがんに比べると患者数が少ないこともあり、 治療方法や薬の研究開発がなかなか進んでいない状況にあります。治癒率が6〜7割に向上してきたとはいえ、 毎年、数多くの尊い命が失われております。
 一方、治療を終えた後でも、合併症で苦しんだり、周囲の理解が得られなかったりすることで、日常生活に苦労するケースも多々あります。
 NPO法人ゴールドリボン・ネットワークは、このような現状を踏まえ、小児がんの子どもたちが安心して、笑顔で生活できる社会の創造に役立っていきたいという想いで誕生しました。
 ゴールドリボン運動は、日本ではまだ歴史の浅い運動ですが、小児がんへの理解と支援の広がりを願う世界共通のシンボルマークです。
 私どもはこのゴールドリボンの名の下に、患者の方とその家族の方々、医療関係の皆様、そして支援をしてくださる方々の心を結び、 協力し合って小児がんの克服に向かって努力してまいります。
 多くの皆様のご支援、ご理解を賜れれば幸いです。

■レッドリボン(エイズ撲滅やエイズ患者差別反対のキャンペーン)
http://api-net.jfap.or.jp/lot/whatRedribbon.html
“レッドリボン(赤いリボン)”は、もともとヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。
 この“レッドリボン”がエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1990年ごろのことです。このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティストたちにもエイズがひろがり、エイズで死亡する人々が増えていきました。
 そうした仲間たちにたいする追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解と支援の意思を示すため、“赤いリボン”をシンボルにした運動が始まりました。
 この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。
 このレッドリボンの意味を知り、レッドリボンを身につけることによって、エイズをみんなで考えましょう。

■イエローリボン(障害者自立支援法批判キャンペーン)
http://www.normanet.ne.jp/~jadh/1031/1031yribbon.html
●イエローリボン運動にご協力ください!
 『出直してよ!「障害者自立支援法」10.31大フォーラム』全国実行委員会では、「イエローリボン(ピンバッチ)」を作成しました。
(中略)
 障害のある人びとの自立と社会参加をめざし、また多くの国民の皆さまにこの取り組みに連帯していただくことを願いつつ、「イエローリボン運動」をここに提唱します。
●イエローリボンには、どんな意味があるの?
 (前略)イエロー(黄色)には、“警告”という意味がありますが、黄色からは、赤に戻ることも青に進むことも可能です。「障害者自立支援法」が、その名の通り、真に障害のある人の自立と社会参加を支える法律となることを私たちは心より願っています。
 一方、英国では、古来、「黄色」は身を守るための色とされていました。黄色が米国に渡って「黄色いリボン」となり、愛する人の幸せを願うものとなりました。私たちは、どんなに重い障害を持っていても、障害のある人びと、一人ひとりのその人らしい自立と社会参加が保障され、人としての尊厳が守られ、住み慣れた町で幸せに暮らしていくことが出来るよう心より願っています。
 私たちは、イエローリボンに、「障害者自立支援法」へのイエローカード(警告)という意味と、幸せの黄色いハンカチ(注:山田洋次作品ですね、わかります)のイメージから「障害のある人びとの、その人らしい自立と社会参加をめざす」という2つの願いを込めました。
 ぜひ、皆さんもイエローリボンバッジを身につけて、イエローリボン(障害のある人びとの、その人らしい自立と社会参加をめざす)運動にご参加ください。また、イエローリボンバッジを全国各地に広めていきましょう!

家族の前だけ、「私は懸命に被害者救出のために頑張ります」という言い訳のためにだけつけているとしか思えない。これであるなら、家族の前でもつける必要はあるまい。

家族の前でつけなきゃマジギレする癖にな(嘲)。要するに「入浴などで服を脱ぐとき以外24時間ずっとリボンつけてろ」ということらしい。


【その2:島田洋一
島田洋一ブログ「チェイニー回顧録より(1)―米国の東アジア外交を展望する(2) 」
http://island.iza.ne.jp/blog/entry/2444896/

ブッシュ政権最後の年に当たる2008年5月末、(中略)ライス国務長官が、幹部会合の場で、北朝鮮を六者協議*2につなぎ止めるため、テロ支援国指定を解除するかライス自身の訪朝が必要だと論じた。

ライスという人が意外にまともで驚いた。非難するチェイニー*3や島田の方がまともじゃないだろう。

島田 ブッシュ時代末期のライス・ヒル路線は失敗だったという認識は、民主・共和を超えて関係者共通のものになっていると思います。

島田の言うことなので話半分に聞いておく。大体こういった後で、「バイデン副大統領はヒル路線を高く評価してるようだから困る」とまるっきり矛盾することを言うから呆れる。おいおい、バイデン副大統領は関係者じゃないのかよ。
要するに島田の言う「共通認識」などないってことだろ。

キャンベル*4民主党系ですが、共和党系のアーミテージ*5マイケル・グリーン*6などと知日派グループを構成しており、国務省ラインでの出世しか頭になかった(注:前任者の)ヒルとは立ち位置が違う。

島田が絶賛するとか、島田曰くネオコンたちとつきあいがあるとか、キャンベルという奴が不安で仕方がない。
それはともかく何を根拠に「国務省ラインでの出世しか頭になかった」とヒル氏を誹謗中傷するのか。
そして島田の指摘(国務省ラインでの出世しか頭になかった)が仮に事実だとしても結果さえ出せば動機などどうでもいいのだがね(まあ、事実じゃないと思うが)。

ライス・ヒル路線とは終始相容れなかったドナルド・ラムズフェルド元国防長官にも会いましたが、彼は最近出した回顧録にこう書いています。北朝鮮に対しては、徹底的に圧力を加えれば、クーデターを通じたレジームチェンジ(体制転換)が可能であり、自分はその立場から制裁強化を推してきた。ところが、せっかく追い詰めたところで、一知半解のライス・ヒルが独善的に事を進めようとして、リチャード・ローレス国防副次官のような本当の朝鮮問題のプロを外し、揚げ句の果てに大失敗してしまったと。このラムズフェルドの指摘はアメリカ保守派の共通認識と言えるでしょう。

ラムズフェルドと島田がまともでないこと、ラムズフェルドがほめるローレスとやらがまともではないだろう事、ブッシュjrとライスが意外とまともらしいことはよくわかった(イラク戦争に抗議辞任したパウエル国務長官の後任なので正直ライスのイメージは良くなかったのだが)。
・大体、ラムズフェルドイラクをぐちゃぐちゃにした張本人の一人の癖に外交のプロぶりやがって何様だ。どうせラムズフェルドは「独裁者フセインを倒して何が悪い」としか思ってないバカだろうが。
・「クーデターを通じたレジームチェンジ(体制転換)」なんか恐らく可能じゃないし、すべきでもないし(しかし民衆蜂起による革命ならまだしもクーデターかよ)。クーデターによって出来る新政権が金正日政権よりましという保障もないし。ソ連崩壊後の、各地の旧ソ連国家の政権が旧ソ連と比べて必ずしもまともとは限らないようにな。だからラムズフェルド路線はゴミ箱に捨てられたんだろ。
・そして、島田よ、経済制裁は「拉致被害者を取り戻すため」とか「金政権を少しでもまともにするため」じゃなかったのか。自ブログで公然と「クーデター容認発言」をするとは島田はバカすぎだろ。
 やはりお前らにとって大事なことは金政権打倒であって拉致被害者救済などどうでもいい訳か。だったら正直に家族会に「俺的には北朝鮮が崩壊しさえすればお前らの家族なんか帰らなくていいんだよ」「どうせ、生きてねえし。生きてたら蓮池夫妻や地村夫妻、曽我・ジェンキンス一家みたいに帰すに決まってるだろ。蓮池透さん以外、俺たちの本心が見抜けないお前ら家族会って本当にバカだな」「蓮池さん除名の時は大笑いさせてもらったぜ」と正直に言えよ(毒)

なお、今回会った多くの識者が、ヒルはカーター(注:元大統領?)のような筋金入りの「先制降伏」主義者ではなく、単なる無原則な人間に過ぎないと言っていましたね。

カーター氏にもヒル氏にも失礼。大体、島田の逢った人間って島田と同レベルのネオコンアメリカ版珍右翼)だけだろ。そんな奴らの発言に何の価値があるの?

ライスはソ連専門家として、レーガンゴルバチョフと対話をしながら制裁も続けつつ、ソ連を崩壊に導いた経緯が原体験としてある*7。彼女は、北朝鮮とも関与を深めつつ、かつてのソ連と同じような方向へと導いていけると思ったのかもしれません。しかし、ともかく体制の改革を目指したゴルバチョフと自身の延命しか頭にない金正日はまったく異なるという基本をライスは分かっていなかった。

「ライスはソ連専門家として」
ウィキペ「ライス」によれば、パパブッシュ政権において彼女は「スコウクロフト国家安全保障担当補佐官の下、国家安全保障会議東欧ソ連部長となり、ソ連東欧問題の専門家として活躍した」そうだ。
ゴルバチョフと自身の延命しか頭にない金正日はまったく異なる」
いや,金正日とのつきあいでライス氏は「この男はバカじゃない、うまくコントロールすればゴルバチョフのように改革路線へ持ってける」と思ったんじゃないの?
そもそもゴルビー金正日の動機が立派かどうかなんて、改革する意思があるかどうかとか、改革が成功するかどうかと言う問題に関係ないし、ゴルビーだって自分の政治的保身って目的だってあったでしょうよ。
そして島田はゴルビー絶賛だが、ゴルビーが活躍したあの時代は米ソ協調に、「ソ連に対する態度が甘い」と島田みたいな因縁つける奴もいたんだけどね。
未来のことは分からないが、もし仮に対北朝鮮太陽政策が成功したら島田のような奴は歴史のゴミ箱に捨てられるだろうね。まあ、今既に捨てられてる気もするが(毒)。

*1:はてなキーワードブルーリボン」が増元たちのリボンを「偽ブルーリボン」と茶化してたのには大笑いしたが、はてなキーワードの使用法は本来そう言う「大喜利」「ネタ見せ」じゃないんだが?

*2:北朝鮮を国扱いしたくないウヨが六カ国協議ではなく六者協議と書きたがる

*3:パパブッシュ政権で国防長官、ブッシュjr政権で副大統領

*4:国務次官補(東アジア・太平洋担当)

*5:ブッシュ政権で国務副長官。ウィキペに寄ればパウエル国務長官とともにイラク戦争には反対、抗議辞任している。それが事実なら、同じネオコンでもイラク戦争に賛成したチェイニー副大統領やラムズフェルド国防長官よりまともだ

*6:ブッシュjr政権で国家安全保障会議NSC)日本・朝鮮担当部長、NSC上級アジア部長兼東アジア担当大統領特別補佐官

*7:政権初期はともかく後期は別にレーガンソ連崩壊を狙ってないだろ。ソ連崩壊もブッシュ政権の時のことだし、崩壊それ自体はソ連保守派の自爆テロみたいなものだぞ