■【正論】評論家、拓殖大学大学院教授・遠藤浩一『「勝ち方」が問われる安倍自民党』
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130704/stt13070403100000-n1.htm
「世論調査での高い自民支持」「都議選での自民当選」に産経がいい気になって「勝つのは当然、勝ち方が大事」とぬかしてるのが腹立たしいですね。確かにこのままでは自民圧勝が危惧されるので野党(もちろん維新やみんなのような第二自民党は除く)の奮起を期待したい所です。
ただいくら世論調査結果や都議選結果に気をよくしてるからと言って
1)やれ単独過半数を目指す事を公言しろ、公明なんか気にするな、だの
2)後で「争点にしなかったことをやるな」と言われないように改憲などをどんどん宣伝しろだの
3)
第1次安倍政権以来4回の国政選挙が行われているが、自民党が比例選挙で最も多く得票したのは、なんと4年前、民主党に大敗した衆院選だった(1881万票)。昨年12月の政権奪還を果たした総選挙ではそれより200万票以上減らした1662万票でしかなかった。これは6年前に安倍自民党が敗れた参院選と同水準である。
から、前回の1662万票は超えろ、できれば『平成17年の郵政民営化解散総選挙の際に小泉純一郎総裁が掻(か)き集めた2588万票』を目指せ、それを公言しろだの随分頭に乗ってるもんです。まあ、よかれ悪しかれ「安全運転」で産経の言うようなことは安倍は何一つやらないでしょうし、産経もそれで文句言わないでしょうが。
仮に「前回の1662万票を越えなくても」産経はそれを問題視し、「自民が絶対的支持を得ているわけではないから慎重に」なんて一言も言わないでしょう。公明をさんざんバカにしていますが、公明なしではやっていけない選挙結果なら産経は平然と公明万歳と言い出すでしょう。