「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(9/7分:巣くう会集会報告の巻)(追記・訂正あり)

張成沢処刑後の北朝鮮拉致問題−東京連続集会報告
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3891.html

西岡力(巣くう会会長)
 みなさんこんばんは。先ほど金聖●(キム・ソンミン)さんとも話したのですが、ここで話すのは2年ぶりということでした。前回は、これから金正日体制はどうなるだろうかということについてお話をしてもらいました。ちょうど金正日の葬式をやっていた日です。
●=王へんに文
 その時、関係NGOがみんな集まって、日本のテレビは葬式の生中継をしていて、あたかも偉い人が死んだかのような、追悼の雰囲気になっていましたので、「金正日の悪行を数える」というタイトルで、金正日がどれだけ悪いことをしてあの世に行ったのかということで、金正日の犠牲になった人たちのことを考える集会をしました。

 別に日本のメディアが「偉い人が死んだかのような、追悼の雰囲気」だったとも思いませんけどね。西岡のような糞味噌な罵倒がなかったのは事実でしょうけど。

 その時金聖●さんが言ったことがずっと忘れられないんです。金正日が死んだから北朝鮮の体制は不安定になるのではないか、金正恩政権は早期に崩壊するのではないかという色々な議論があったんですが、金聖●さんはこう言いました。
 「金正日が長い年月をかけて作った個人独裁システムは強固で、簡単には崩れない。しかし、すべての決済を独裁者がするというシステムがある中で、未熟な二十代の若者が独裁者になると必ずミスが増える*1。そのミスにどうつけこむのかということが、拉致救出運動、そして自分たちがやっている北朝鮮自由化運動の課題だと思う」と言っていました。

 ばかばかしいですね。「何が何でも北朝鮮を打倒する」という「北朝鮮自由化運動」とやらにとっては「ミスにつけ込む」云々って事は大事でしょうが、拉致とは関係ないでしょう。
 もちろん「張粛清」がミスという決めつけもおかしな話です。

金聖●(自由北朝鮮放送代表、脱北者
 (注:肉親である拉致)被害者に会えないまま苦しんでいるご家族にとって、2013年は大変苦しい1年だったのではないか、またご家族を支援して何とか被害者を取り戻そうとされていた皆さん方*2にとっても2013年は、成果のない、苦しい1年だったのではないかと心から同情申し上げます。
 しかし、2014年は希望にあふれる年になるのではないかという意味の報告をさせていただきます。
(中略)
 2014年は希望があると言いたいです。

 金という野郎も無責任きわまりないですね。一体今現在どこに「拉致解決の展望」があるのか。

 当時の北朝鮮の軍の人事はあまりにも頻繁に変わりました。人民武力部長、そして総参謀長は、名前も覚えられないほどどんどん変わりました。
 張成沢の系列が抜擢されると、それに対し、軍だけは自分の人脈を入れたいと金正恩が入れる。そのようなことが続いたからの混乱と考えられます。

 それ混乱って言うんですかね。

 この頃から金正恩のミスが始まるわけです。今まで金正日がしなかった肉声演説を彼はしました。張成沢がさせたのかもしれません。金正恩の演説を聞いた脱北者たちはみんな異口同音に、「こんなに演説か下手なのか」と感じました。

 まあ、あくまでも「北朝鮮に悪口雑言ばかりしている」アンチ北朝鮮野郎の言うことなので話半分に聞いておきましょう(小生は残念ながら彼の演説は今のところ聴いていません)。
 「うまい」と感じた人間もいれば「普通」と感じた人間もいれば「演説なんかどーでもいい」と感じた人間もいるんじゃないですかね。皆が「下手」と思うようなら演説させないでしょう。まあ、そもそも「演説の上手・下手」で政権がどうにかなるほど話は単純ではないでしょうし。

私は金日成が死んだ時は北にいたんですが、天が崩れるかと思いました。金日成は神様だから死なないと思っていたんです。本当に泣きました。

 これはさすがに嘘でしょう。北朝鮮だってまさか「金日成主席は永遠に不滅です、死ぬことはない」とは言ってないでしょう。

 金正日にはたくさんの夫人がいたんですが、全く公開されませんでした。偉大な人物は公開しないのです。
 ところが金正恩は自分の奥さんを普通に連れて出てきた。「ああ、あいつも人間なんだなあ。普通の人なんだなあ、普通の父親になるんだなあ」と思わせてしまった。

 要するにイメージ戦略ですね。「神秘性」をアピールした父とは違い、国内外に「親しみやすい指導者」をアピールしたかったわけです。それがどれほど成功したかどうかは素人の俺にはわかりませんが、失敗したと決めつけるアンチ北朝鮮野郎を鵜呑みにするほど、俺もお人好しではありません。

金正恩夫人の李雪主は、生きて出てきてしまった。生きている人は偉大だとでっち上げることはできないんです。

いやいや「指導者の妻」を神格化しようと思えば、いくらでも神格化出来るでしょうよ。古今東西そういう例はいくらでもあるでしょう。


■「張成沢処刑後の北朝鮮拉致問題」ー東京連続集会77
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3888.html

 本日(2月1日)、東京で「張成沢処刑後の北朝鮮拉致問題」-東京連続集会77が開催された。韓国から金聖●自由北朝鮮放送代表をお呼びして講演を聴いた。 金聖●代表が当日配布した講演概要をお伝えする。(●=王へんに文)

講演概要の日本語があまりにもわかりづらくて困りますがオレ流に「細かいところは無視して」おおざっぱに要約すると
1)「張成沢(国防副委員長、朝鮮労働党行政部長)粛清は金正恩体制の不安定さの表れ。その不安定さは張粛清でかえって悪化した」
2)「その不安定さにうまくつけ込めば拉致問題解決の可能性がある。まずは制裁強化だ」と言ういつもの巣くう会の主張内容のようです。

権力核心7人のうち、軍部4人組が皆失脚

説明なしで「権力核心7人」と言われても訳がわかりません。ググってヒットした中央日報記事(http://japanese.joins.com/article/049/179049.html?servcode=500§code=500
によれば

李英鎬*3(リ・ヨンホ)朝鮮人民軍総参謀長
金英春(キム・ヨンチュン)人民武力部*4
金正覚*5(キム・ジョンガク)朝鮮人民軍総政治局第1副局長
禹東則(ウ・ドンチュク)国家安全保衛部*6第1副部長

が「軍部4人組」。
この4人に

張成沢*7チャン・ソンテク)国防副委員長、朝鮮労働党行政部長
金基南*8(キム・ギナム)朝鮮労働党書記
崔泰福(チェ・テボク)最高人民会議議長・朝鮮労働党書記(国際担当)

の3人を加えたものが「権力核心7人」のようです。

北朝鮮の核心勢力に浮上した崔龍海

 崔龍海についてウィキペディアは次のように書いています。

崔龍海(ウィキペ参照)
 1950年1月15日生まれ。金日成社会主義青年同盟委員長、黄海北道朝鮮労働党責任書記などを歴任。2012年4月から、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会委員、朝鮮労働党政治局常務委員、党中央軍事委員会副委員長、朝鮮人民軍総政治局長。
 父親は元人民武力部長、国防委員会副委員長の崔賢。

その他の名前が出てくる幹部についてもウィキペディアを元に経歴を書いておきます。

呉振宇(1917〜1995)
朝鮮人民軍空軍司令部参謀長、総参謀部副参謀長、民族保衛省*9副相(次官)、金日成軍事総合大学総長、朝鮮人民軍総政治局長、朝鮮人民軍総参謀長、人民武力部長などを歴任。
・呉は北朝鮮を建国した金日成と同じいわゆるパルチザン派で、金日成の前で唯一タバコを吸えるほど信頼の厚い腹心であった。
・1993年、金正日の国防委員長就任によって空席となった国防委員会第一副委員長に就任。1994年に金日成が死去すると、呉は党・国家において金正日に次ぐ序列第2位となったが、翌1995年に癌により死去した。


徐哲(1907〜1992年)
 駐中国大使、駐北ベトナム大使、祖国平和統一委員会中央委員、最高人民会議外交委員長、最高人民会議常任委員会副委員長、朝鮮労働党検閲委員会委員長、朝鮮人民軍総政治局長などを歴任。


■家族会・救う会新運動方針
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3889.html
 新方針と言ったところで「打倒北朝鮮」という極右的方向は何一つ変わらないわけでばかばかしい話です。

私たちは昨年(平成25年)2月の合同会議で「(中略)平成25年を、 『勝負の年の延長戦』と位置づけ、力を振り絞って戦っていく覚悟だ。(中略)」とする運動方針を決め

平成24年が勝負の年」で「25年が勝負の年の延長戦」。で悲壮な決意とやらを表明したわけですがついに「平成26年」に突入しました。まともな人間なら「悲壮な決意が口先だけに終わったこと」が恥ずかしくて「責任を取って拉致関係の公職から辞任する」と思いますがそういう思いは救う会連中(西岡、島田など)にはかけらもないのだから呆れます。
 何せ

会議では、現行の会長西岡力*10、名誉会長藤野義昭*11、副会長島田洋一*12、事務局長平田隆太郎の留任を決め

ですからね。何があろうと現執行部の変更はあり得ない、そういう閉鎖的、独裁的組織なんでしょう。

 9月の国民大集会は台風が直撃し、激しい風雨で多くの交通機関が止まる中、千2百人の参加者が全国から集まった。世論の怒りはまったく落ちていない、それどころかいよいよ高まっていることを示すことができた。

言ってることが意味不明ですね。「1200人」なんて「救う会拉致議連が全国各地のウヨに動員かければ集まるレベルの人数」じゃないんですかね。で、こんな集会はマスコミは全然報道してないし知らない人間も多いでしょう。つまりは「世論の怒り」なんてものは明らかに低下してるわけです。

第2次安倍晋三内閣は昨年1月、我々の運動方針と合致する「認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くす」という政府方針を決め

前も書きましたが「政府が拉致認定できない者(いわゆる特定失踪者)」を「全ての拉致被害者」と表現するのは無茶苦茶にも程があります。

今年1月には病床で息子の帰りを待ち続けていた松木薫さんのお母様が逝去された。未帰還認定被害者の親の代の家族の平均年齢は86才となった。もはや我慢の限界だ。

 「我慢の限界」といいながらバカの一つ覚えで「制裁強化」としか言わず、高齢化する拉致被害者家族から病死者が出ても「北朝鮮が悪い」としか言わないんだから巣くう会は話になりません。

張成沢処刑の背景には経済制裁の結果、政権維持に必要な統治資金が枯渇してきたことがある。その意味で、政権維持が困難になるほど強い制裁をかけた上で、実質的な交渉に引き出すという我々の拉致解決戦略は半分成功したと言える。

 「張の処刑の背景には日本の経済制裁による統治資金の枯渇がある」と決めつける根拠がどこにあるんでしょうか。もちろんそんな根拠はないでしょう。したがって「そうなったのは我々の戦略の成功」などという巣くう会の自画自賛も制裁路線を正当化するためのくだらない勝手な決めつけに過ぎません。

金正日死亡による北朝鮮政権弱体化を最大限活用せよ

金正日*13死去で政権が弱体化したなんて根拠がどこにあるんでしょうか。

2.救出方法
2つの全被害者救出方法
・交渉による救出
我が国政府が
(1)「全被害者が帰らない限り、制裁を強め支援はしない」という姿勢を堅持し、
(2)制裁と国際連携の圧力などにより北朝鮮がわが国との交渉に出てこざるを得なくなる状況を作り、
(3)主体的交渉を行うこと。

全被害者が帰ってこない限り制裁緩和しないなんて言っていたらいつまで経っても交渉は進展しません。まして、救う会は「800人の特定失踪者も拉致、全員救出を目指す」ととんでもないことを言っていますからなおさら問題は解決しません。

北朝鮮混乱時の実力による救出
(1)金正恩*14政権が不安定なため、内乱、暴動などによる混乱事態が発生し被害者に危険が及ぶ危険性がある。

 金正恩政権のどこが不安定なんでしょうか。充分安定していると思いますが。
 そして仮に「不安定」だとしたら「安定させる政策」をとるべきでしょう。拉致被害者の居場所もわからないのに有事が起こったら助けられるわけがないでしょう。見殺しにするしか手はありません。居場所もわからないのに「自衛隊北朝鮮に出動させた」ところで「自衛官の命が危険にさらされるだけ」です。
 また「居場所もわからない」のだから「韓国軍や在韓米軍が日本から出動を求められても」応じるわけがないでしょう。

1)全被害者救出を求める世論を高めつづけること
いくら時間が経っても全被害者救出を求める国民の怒りと関心は低下しないことを、北朝鮮にみせ

「見せ」も何もそんなものはもはや存在しないでしょう。はっきり言って「国民の怒りも関心も明らかに低下」しています。近年、拉致問題などニュースでは全く取り上げられていません。

被害者死亡説、一方的制裁解除論、拉致棚上げ論と徹底的に戦うことだ。

 闘うも何も「被害者死亡説」は充分根拠のあることです。「蓮池一家、地村一家、曽我・ジェンキンス一家」を帰国させ「他の被害者を帰国させない」理由として最も説得力があるのが「死亡したから」でしょう。いずれにせよ「北朝鮮が死亡したと主張している」のにただ「バカの一つ覚えのように」生存しているはずだと言っても何がどうなるものでもないでしょう。
 そう言い続けて「小泉訪朝後11年」を無駄に浪費したことをどう思ってるんでしょうか?
 「制裁解除論」にしても「制裁解除することによって交渉が進む可能性がある」なら解除すべきでしょう。建前では制裁は「北朝鮮打倒」のためにやってるわけではなく拉致解決のためにやってるのですから。ま、救う会の本心は「北朝鮮打倒」だからこそ、制裁解除は選択肢にないわけですが。
 「拉致棚上げ」だって「拉致が解決しなくていい」ならまずいでしょうが、「拉致以外の諸問題(国交正常化、戦争賠償問題、核ミサイル問題など)の解決を先に進める」と言う意味なら何の問題があるのか。解決できる問題を先にどんどん解決すればいいじゃないですか。

根拠なく被害者死亡説を主張する国内の政治家、言論人、学者らを強く批判する。

 根拠があるから主張してるんですけどね。むしろ生存説のほうが何の根拠もないでしょう。

北朝鮮急変事態時の救出プラン作成とそのための法的枠組み作りを求める。

自衛隊北朝鮮に出動させるという話でしょうが既に指摘したように「拉致被害者の居場所もわからない」のに何をどうするというんでしょうか。

拉致問題を理由とした追加制裁を求める運動の継続。再入国不許可対象拡大、送金全面禁止などの追加制裁発動を求める運動を展開する。
金融制裁を可能にするいわゆる「日本版テロ国家指定制度」の拡充強化を求める。

 いつもの制裁路線です。むしろ制裁解除して交渉をこそ進めるべきでしょうに。ま、何度も言うように「救う会の本心は北朝鮮打倒で拉致解決などどうでもいい」からこうなるわけですが、これにつきあえる家族会の馬鹿さには心底呆れます。

アニメ、DVD等を活用して学校現場等で拉致問題がより取り上げるように働きかける。

教育現場に救う会の政治方針を押しつけようなど、とんでもない話です。そもそもそんな事をやったからと言って何がどうなるのか。拉致が解決しないのは純粋に「外交問題」に過ぎず「国民への啓発が足りない」という類の問題ではないでしょう。

朝鮮学校に対する自治体補助に対して、拉致に関する教育内容の観点などから反対する。
地方自治体による総連施設への税減免等の優遇措置への反対運動を継続する。

 ばかばかしいですね。朝鮮学校朝鮮総連に嫌がらせして拉致解決にどう役立つというのか。

日本人拉致に直接的間接的に関与した者に対する法的措置の早期実現を求めていく。

そんなことは巣くう会に言われなくても証拠があって時効が成立していなければ、容疑者が日本にいれば逮捕起訴してるでしょう。日本にいなければ国際指名手配です。証拠がないから、あるいは時効が成立しているから何も出来ないだけです。

救う会としては、菅直人*15元首相と極左親北団体「市民の党」との不明朗な関係について究明、糾弾していく。

ばかばかしいですね。不明朗な関係なんてないでしょう。単に巣くう会が言いがかりつけてるだけだし、こんなことは拉致解決に何の関係があるというのか。
いい加減「市民の党」や民主党、菅元首相が救う会一味を名誉毀損で訴えてもいいんじゃないか。こんな名誉毀損そのものの主張を公言するバカ「救う会」といつまで家族会はつきあえば気が済むんでしょうか。
 大体こんな暴論に荷担したら「菅氏の支援は勿論、菅氏が属する民主党の支援が得られなくなるかも知れない」という理解は家族会にはないんでしょうか?。「安倍応援団・巣くう会」ならともかく、家族会にとって菅氏や民主党は敵ですか?
 完全に家族会は安倍応援団と化してますね。それでも家族会に何のメリットもないわけですが。

韓国、タイ、ルーマニア、米国等の家族との連携を継続する。

もちろんこれらの外国人失踪者家族にはおそらく『本物の拉致被害者』の家族もいるのですが「小泉訪朝後に中国雲南省で失踪したデビッド・スネドン君(米国人)」という明らかに拉致ではないでっちあげもあるのだから話になりません。
 つうか日本人の拉致被害者救出だけでも大変なのに外国まで手を広げたらたぶん収拾がつかなくなる。俺が拉致被害者家族だったら「外国との連携などしない方がいいのでは」というところです。

フランスをはじめとするまだ家族が名乗り出ていない外国人拉致事件についても調査、啓発を続け国際連携の輪を広げる。

外国でも特定失踪者をでっち上げるというふざけた話です。

中国が自国の拉致被害者救出に取り組まざるを得ないように圧力をかける。

救う会が勝手にそういってるだけで「中国に拉致被害者がいる」なんて確かな証拠はどこにもありません。つうか「圧力」って具体的に何なんですかね。

寺越事件、福留貴美子さんなど救う会認定拉致被害者に関して、真相究明と政府認定を求める運動を強化する。

いい加減「寺越武志さんは拉致被害者だ、政府は拉致認定せよ」なんてバカを言うのは辞めたらどうなのか。そんなことは北朝鮮で家庭(妻子)を持ち、平壌市職業総同盟副委員長という要職に就いてる武志さんは望んでいませんし、何度も訪朝して武志さんに会ってるお母さん・友枝さんも望んではいません。
 福留さんにしたって既に北朝鮮での死亡が確認されており、彼女を拉致認定したところで何がどうなるもんでもありません。


■2/01「張成沢処刑後の北朝鮮拉致問題」-東京連続集会77 ご案内
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3883.html
 まあ、実施報告が掲載されたら改めて突っ込みます。

北朝鮮は昨年末、ナンバー2とされた張成沢チャン・ソンテク)を処刑する等、内部で動揺が続いています。

「等」が何を意味するのかわかりませんが「張処刑」それ自体は「動揺でも何でもない」んじゃないですかね。


■斉藤文代さんのご挨拶−松木薫さんの母、スナヨさん告別式
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3876.html

母は少しずつ記憶をなくしてしまいましたが

 要するに認知症でしょう。

ただ一つ悔やまれるのは、両親が薫と再会を果たせなかったこと、これに尽きます。

 まあ、こういう事を言うのは申し訳ないですが、松木薫さんはご存命ではないでしょうね。現実を直視すべきだと思います。


■特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」報告8
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3799.html

中山恭子参議院議員拉致議連副会長、日本維新の会拉致問題対策委員長、小泉内閣内閣官房参与(拉致担当)、安倍、麻生内閣首相補佐官(拉致担当)、福田内閣拉致担当相)
 金正日総書記の時には、総書記につながって、総書記の判断さえ取れれば、動かせるという可能性が十分あったと思いますが、残念ながら解決できなかった。
 張成沢さん*16の場合は、日本の議員団がくれば歓迎しますという、そこまでの了解がとれていたということですので、その動きがすべて消えてしまっている。

 交渉路線に一定の理解を示しており、意外な発言ですね。とはいえ「金正日総書記時代に何とかしたかった」などと、今更そんな事を言ってもどうしようもないんですが。

北朝鮮側から見て、拉致した日本人というのは、一般的に言われている人質とは全く違います。韓国が竹島を占領して、そこは韓国の島だと子どもたちにも教え込んで、決して離すまいとしている。あの状況にさらに輪をかけて、強い思いです。

 何で韓国についての批判がここで出てくるのかさっぱりわからないですね。「韓国の竹島領有は北朝鮮拉致と同じくらいの無法だ」と言いたいんでしょうか。そういうこと言っても拉致が解決するわけでなし、韓国の反発を買うだけでしょうに。

拉致された日本の人々を救出してくる。何かと交換できるようなものではない。

 いやいや拉致と「何かを交換して」何が悪いんでしょうか。小泉政権拉致被害者を取り戻せたのも「国交正常化後の経済支援」というあめ玉があったからでしょうに。

中国の動きを注目していかなければいけないと思っています。

 中国の北朝鮮への影響力を考えればおっしゃるとおりでしょう。極右政党維新の中山が本当に「注目している」のかは疑問ですが。

井上義行参議院議員みんなの党北朝鮮による拉致問題対策本部長、第一次安倍内閣首相秘書官)
 私が拉致問題にとりかかったのは2000年です。当時、額賀*17官房副長官から安倍副長官に代わり、安倍副長官が就任のその日に、北朝鮮拉致被害者を何とか救出したい、政府の重要課題に何とかできないかというような話が一番最初にありました。

 ちなみにこれは森喜朗*18内閣時代の話で外相は河野洋平*19官房長官は「中川秀直*20福田康夫氏」時代の話です。もちろん森、河野氏らの了解を得た上での話であり、安倍のスタンドプレーではないでしょう。

 私が、2003年のちょうど今頃ですね、12月、1月に訪朝しました。
 私が総理大臣の秘書官になった時に、やはり北朝鮮が再度訪朝してくれという話がありました。多分、第一次安倍内閣参議院選に勝利して続いていれば、私は北朝鮮に訪朝していたと思います。そこまで段取りがついていましたので。それが実現できなかった。
この悔しい思いが、私が政治家になった理由です。

 第一次安倍内閣参院選に勝利できるわけないだろうとか「安倍が退陣しても、その件を福田さんに引き継げなかったのか」いう問題はさておき。
 仮に勝利したとして本当に「井上訪朝」はありえたんでしょうか。ありえたとして何か成果が出せたんでしょうか。そしてその成果はおそらく「家族会の要望を完全に満たす百点満点」なんてことはないでしょうから、「家族会の反発を買う」でしょうがそれを安倍は押し切れたんでしょうか。すこぶる疑問ですね。
 それにしてもこの井上発言を家族会はよく怒りもせず「ふむふむ、そうですか」と聞いてられると思います。当時、こんな話は安倍から家族会にはされてないと思うんですけどね。安倍以外が同じ事をしたら悪口雑言でしょうに、どれほど安倍に甘いのか。

この間も政府に話をしたんですが、11月7日の政府与野党協議会で、張成沢というのはそんなに力がないんじゃないかというようなことも申し上げました。

 「ホンマかいな」ですね。まあ、「ホンマ」ならすごいことですけどね。「ホンマ」だとしても、粛清まではさすがに予想してないでしょうが。

権力を持っていない人といくら話をしても先に進まない。ですから権力を持っている人を、情報を集め、そしてその人と話をすることができるように一つ一つの情報の積み重ね、権力があるかどうかの積み重ねをやることが政府に求められていると思っています。

おっしゃるとおりです。ただここ数年の日本外交はそういうレベルではなく「制裁すれば向こうは屈服する」と言って、事実上何もしないというレベルだったと思いますが。

私もアドバイスをするとすれば、先ほど申し上げたとおり、やはり長期政権というのは北朝鮮が交渉するかどうかを見極める大切なポイントになります。

 「衆院解散間近&与党敗戦で下野が確実」という「退陣がほぼ確実に見えているケース」でもない限り、単に「不人気」というレベルならば、あまり関係ないと思いますけどね。福田政権の時には「制裁一部解除の方向」で話が進んでいたわけです(福田退陣後、麻生がチャラにするが)。
で何でそういう方向で話が進んだかといえば「福田政権が長期政権になりそうだから」じゃなくて「福田政権が制裁一部解除で北朝鮮との交渉を進める気だったから、本気だったから」でしょう。「日本がやる気を見せれば」そしてそれが自国にとってメリットになると思えば北朝鮮は基本的に動くでしょう。
 短期政権かどうかなんかわからないし、短期政権だって1度、既成事実を作ればそれは後継政権を拘束するわけです。まあ、北朝鮮もあまり「余裕のよっちゃん」ではないでしょうから基本的に「北朝鮮が乗ることに魅力がある案」なら短命政権かどうかに関係なく乗っかるでしょう。

北朝鮮は、拉致被害者を返して、正常化をして、正常化の経済援助までワンセットでできるかどうかを考えている。

そりゃあ考えてるでしょう。でもそれと「長期政権かどうか」なんか関係ないでしょう。正直「5年の小泉政権」後は長期政権なんかないわけで「長期政権じゃなきゃ交渉できない」なんて言ってたら話が進まないし、実際そんな余裕の交渉態度をとれるほど北朝鮮も余裕じゃないでしょう。交渉が進まなかったのは単に「国内右派勢力(家族会、巣くう会、拉致議連など)ともめることを恐れた歴代首相が動かなかったから」に過ぎません。
 数少ない動いた首相が小泉氏*21ですが彼は「訪朝を家族会に糞味噌に罵倒されたことに懲りたのか」、途中でやる気をなくしました。福田氏*22も「小泉流訪朝」の前段階として「一部制裁解除」に動こうとしましたが、結局党内の福田おろし(不人気だからという理由)に抗しきれず、成果を上げずに辞任。後継の麻生*23は福田制裁解除路線は採用しませんでした。小泉、福田氏を除けば「動いた」と言える首相は一人もいないでしょう。

特定失踪者と拉致の認定というのは、たまたま政府の認定が分かれているだけ

 無茶苦茶な発言ですね。何ですか「たまたま」って。証拠がないから拉致認定できないんでしょうに。そんな詭弁で「特定失踪者も救出する」なんて無茶苦茶な方針が正当化出来るわけもない。

この拉致問題というのは、そういう47対53という戦いじゃないんです。0か100ですから。ここはしっかりと、拉致問題については妥協がないということを我々は伝えていかなければならない。

 井上氏の「ゼロか100」と言う言葉の意味がよくわかりません。前後の文脈から考えて「特定失踪者も取り戻さないとゼロだから無意味」という暴論の疑いがありますが。
 いずれにせよ、一般論で言えば「ゼロか100」というオールオアナッシングの態度はやめた方がいいと思いますね。
 「どこで妥協するか」は難しい問題ですが、妥協を一切しないのでは交渉が成り立たないでしょう。

増元照明(家族会事務局長)
小泉総理は、拉致被害者の救出に重点を置くのではなくて北朝鮮との国交正常化に重点を置いたがために、その後の4年間を全く無駄なものにしてしまったというか、空白の4年間をつくってしまった。

一体小泉氏のどこが「国交正常化に重点を置いた」んですかね。少なくとも途中からは家族会がまるで評価しないので、北朝鮮外交それ自体にやる気を失っていたと思いますが。
そして「空白の四年間」も何も「小泉訪朝から今まで空白の一〇年間」だし、安倍は小泉内閣当時、「小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)」だったんだからその「空白の四年間」とやらについては安倍も同罪なんですが。

国交正常化のための交渉をするのではなくて拉致問題の解決のための交渉を、その上にあるのが国交正常化だという、そのスタンスを崩さないで総理の訪朝を実現してほしいと思います。

 てっきり増元は安倍訪朝に反対だと思っていたので「拉致問題解決に先行した国交正常化は認めない」と言う条件付でも訪朝容認発言したことは俺にとって驚きです。

 11月の集会でも申し上げましたけれども、2002年の暮れに、ある信頼できる組織から、「あるお金を出せば拉致被害者を連れてこられる。姉を含めて2人一緒に連れてこられる」という話がありました。その金額は私個人的に も用意できる金でしたので用意しました。そして、「お願いします」と申し上げ ました。
 それから数日経って、「やはり2人を連れて帰ってくるのはとても危険な状況になる可能性があるので、でも1人だったら何とかなります」と言われて、「どうしますか」という問いかけをされました。その時に私は悩んで、でも即答しました。連れ帰ってこられた方がいいかもしれないが、残された被害者はどうなりますか。それを考えると、とてもその計画を実行してほしいとは言えませんでした。お断りしました。

 すこぶる怪しい話で「詐欺じゃねえの?」「姉を含めて2人て、後の1人は誰よ?」「ある信頼できる組織、って具体的にどこよ?、朝鮮総連?(ああ、でも違うか、増元は敵視してるものな、しかし総連以外でどこがそんな事言うんだ?)」「巣くう会や家族会、政府拉致対策本部には相談したの?」「いくら金を出せって言われたの?」などあれこれ聞きたくなりますね。
まあ、それはともかく。増元が「誘拐犯に金なんか出せるか、バカ野郎」ではなくて、「金出してもいい」と言ったと言うことには驚きです。そしてそこまで言うなら「拉致被害者を取り戻すために日本政府で北朝鮮に経済支援」でいいじゃないですか。
 怪しい組織に増元が個人として金払うより「日本政府が北朝鮮に金ぶち込む」方がよほど信頼できると思いますけどね。ま、最初は経済制裁の解除でいいんじゃないか。何で増元は制裁解除に賛成しないんですかね。

(注:張粛清で)今あの金正恩の悪口を私が言うことによって姉にどういう危害が加えられるかわからないという恐れまで私は抱いています。

 いや「張が粛清されなくても」、いや「金正日時代でも」俺が「増元の立場」だったら「無茶苦茶な悪口雑言はいたら姉貴の立場がまずいかもな」と出来る限り悪口は自重しますが、増元の言葉を信じれば「張粛清まではそんな事考えてなかった」そうです。どんだけ能天気だ、お前。

下手をすれば本当に北朝鮮との交戦を含めて日本人は覚悟しなければならないところまで来ているのではないか。

 いや戦争なんか出来るわけないでしょ。そうなったら拉致被害者の声明もそこで「ジエンド」でしょ。戦乱に巻き込まれて死ぬでしょうよ。

三谷秀史・拉致問題対策本部事務局長
 少なくとも今まで、私が得た情報を外務省とすら共有することができなかった。
その秘密が守られる保障がなかったのです。やっと法律*24を作っていただきました。

・『拡散大希望!。ついに拉致問題対策本部事務方トップを「拉致隠ぺいの陰謀を実行した」とデマ中傷するまでいかれ果てた巣くう会と家族会(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20490112/5064208021)で指摘しましたが荒木が「山本美保さんDNAデータ捏造事件の黒幕の一人」と呼ぶ人間、それが三谷さんです。
 俺が三谷さんだったら荒木一味には「俺を犯罪者呼ばわりしながらよく集会に呼べるよな」と呆れてますね。たぶん三谷さんも心の底では呆れてることでしょう。
・それはともかく三谷発言は「ホンマかいな」ですね。本当に情報共有を全然してなかったのか。してなかったのは法律のせいなのか。特定秘密保護法によって本当に情報共有がされるのか。はなはだ疑問だと思いますね。

西岡力・巣くう会会長
実は金丸*25訪朝の時はチャンスだったんですよ。

巣くう会は金丸訪朝を何ら評価していないかと思っていたので意外です。

3度目の戦いはまだ決着がついていないんです。

一度目が金丸訪朝で、二度目が小泉訪朝だそうです。で小泉訪朝から「一〇年間時間を浪費して」今さら「三度目の勝負は勝つ」と言われても俺だったらしらけるだけですね。今更何を言ってるのか。


■特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」報告7
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3797.html

山谷えり子*26参議院議員拉致議連事務局長、自民党拉致問題対策本部長)
私は福井で育ちました。小さい頃、海岸を一人で歩いていると神隠しにあうと言われていました。

そんなのと拉致と関係があると本気で思ってるならただのバカです。

昭和63年には梶山静六*27国家公安委員長が、参議院予算委員会の席でそのようなことを指摘

指摘というか「答弁」ですね。
『今日も増元照明氏に突っ込む(7/21分)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20110721/5643210987)で指摘しましたが「橋本敦共産党参院議員」の「北朝鮮拉致ではないか」と言う質問に答弁したわけです。しかし橋本敦氏に触れない点はさすが反共主義の山谷と言うべきでしょうか。
 なお、このとき「北朝鮮拉致」を答弁したのは梶山氏だけではなく宇野宗佑*28外相もいますが宇野氏に触れないのは「後に女性スキャンダルで首相を辞めた不徳の人」だからでしょうか?

 私たちは拉致議連として、毎年のようにアメリカや国連に訴えに行っていました。
(中略)
 そして聞かれたことは、「特殊部隊を出しましたか」とか、「海上封鎖しましたか」ということでした。

 「米国人が本当にそんな事言うのかよ」と思いますね。米国だって自国民が北朝鮮に拘束されたときはカーター訪朝など外交で取り戻してるのであって「特殊部隊」だの「海上封鎖」だのではありませんので。

 被害国は12か国とも、13か国とも言われていて、タイやルーマニアレバノン、韓国の被害者家族とも交流しながら、情報交換しながら、拉致解決に向けて頑張っています。

 そういう一方で「憲法九条のせいで拉致が起こった」というのですから巣くう会、拉致議連一味には呆れます。「タイやルーマニアレバノン、韓国」に憲法九条などないでしょうに。

国連の人権理事会に、北朝鮮の人権問題と拉致問題の解決をめざす調査委員会が作られました。この夏に委員長が来日され、私も自民党の拉致対策本部長として1日、拉致議連の事務局長として1日、2日間ヒアリングに応じました。
 その時聞かれた最大の関心事は、「一体被害者は何人ですか」ということだったのです。しかし、被害者が何人か日本では分からないんです。

「政府認定拉致被害者の数」を言えばいいでしょうに。

日本としては、今までは政府認定17名、そして5人帰国されたので12人という形でしたが、第2次安倍内閣、古屋大臣になられてから、「すべての拉致被害者を救出する」と方針を変えました。

 救出対象は政府認定拉致被害者に限定するのが正道でしょう。政府が拉致と認定できない者(いわゆる特定失踪者)をどうして救出対象にするのか。救出対象にするなら認定してしかるべきです。認定出来ないなら救出対象にはすべきではない。安倍内閣、巣くう会、拉致議連には論理性が全くありません。

先日の会議でも、北朝鮮に何かあった時に自衛隊が救出できるような特措法を作ろうということで合意して、今自民党の方で法制局とやりとりをしながら詰めの作業に入っています。
 来年早々にでも、各党にお諮りしながら議員立法として法律を制定させたいと思っています。

 何でそういう非常識なことを言うのか。被害者の居場所もわからないのに一体どこに自衛隊を送るのか。かつこんなことをすれば北朝鮮は日本への反発を強めて交渉が出来なくなるでしょう。
 いや今の日中、日韓関係では「日本の軍国主義、右傾化の表れ」と中国、韓国からも非難を浴びるでしょう。

『アニメめぐみ』というすばらしいアニメもできています。文科省に頼んで、全国の小学生、中学生が必ず見るようにしてほしい。

 特定のアニメを政治権力で子どもに押しつけるなどおぞましい限りです。ウヨがねらってる「押しつけ」は「めぐみ」限定ではないでしょうし。
 大体そんなアニメを見たから何がどうだと言うんでしょうか。拉致問題が解決しないのは「純粋に外交問題」であって「国民が拉致を知らないから」ではないでしょう。

島田洋一(巣くう会副会長)
上田勇衆議院議員公明党拉致問題対策委員長にお願いします。

 上田氏の発言は「拉致問題のため頑張ります、関係各国と連携して解決していきます(要約)」というだけの「正論だが抽象的すぎて具体性がなさ過ぎてあまり意味がない代物」ですのでノーコメント。極右連中のように「自衛隊出撃論」など馬鹿な事を言わないのはいいことですが、もう少し中身のあることが言えないのかなあ、と失礼ながら思いました。

松原仁衆院議員、民主党拉致問題対策本部顧問、野田内閣拉致問題担当大臣
・私が担当大臣の時に、北側*29を動かす立場に立った時どうなのかということを想定することが必要だと思っていました。誘拐した国はけしからんという議論は当然ですが、彼らが解放しようと思う条件は何だろうかと、彼らの立場に立って考えるのも解決のために必要
・一定の解決のところで、制裁に関してどういう判断をするかがあってもいい。

 極右・松原が意外にもかなりまともです。
 要するに「全員返さないと一切、制裁解除しないという救う会路線では問題は解決しない。一定の進展があれば制裁を一部解除していいと思う」と松原は言ってるわけです。
 大臣経験が松原をまともにしたんでしょうか。巣くう会も内心では不愉快でしょうがお仲間扱いしていた松原の発言なので批判するわけにもいかないようです。

 私が担当大臣になった後、北朝鮮に極めて影響力のある大国が、今が(注:交渉の)チャンスだ、うちが仲立ちしてやろうかという申し出があったのも事実です。

 「どこの大国」でしょうか。まあ、普通に考えて中国でしょうけど。松原が「中国」と具体的名前を出さないのはアンチ中国である巣くう会連中に配慮してるんでしょうか?


■特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」報告6
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3795.html

西岡力*30(巣くう会会長)
 曽我さんは東京の(注:巣くう会の)集会にも来てくださって、何回も公開の席で、自分がどう拉致されたかを話しています。
(中略)
 曽我さんは、お母さんのことが大変心配で、国連の委員会にも同じ話をしています。そのパターンが地村さんたちや蓮池さんたちにも当てはまるのではないか。そういうことで私は地村さんに話を聞きました。蓮池さんには聞けていません。

 ここからは「お母さんがいまだ行方不明の曽我さんは巣くう会に好意的で、兄・透さんが不当にも家族会を除名された蓮池薫さんは巣くう会に敵対的、地村さんはその真ん中」と言うことが推測できます。なお、好意的な曽我さんも「彼女一人」が巣くう会とつきあってるだけで夫ジェンキンス氏や娘さんは巣くう会とのつきあいがないらしいことに注意が必要です。曽我さんは「自分はマスコミ取材されても構わないが、夫や娘は平穏な環境で生活して欲しい」と願ってるのでしょう。

 元工作員の金東植さんが韓国から来ているので、日本国内の協力者なしでも拉致はありえるのか、そんなことは工作機関の常識ではないということなのか聞いてみたいと思います。

 ばかばかしい。「協力者なしでもそんな事はおそらく可能」でしょうが、そもそも「可能だの可能じゃないだの」と意見言ったところで何の意味もないわけです。
 「可能じゃない」と言う結論が出たところで今更「国内の協力者」なんか摘発できるわけがないし、逆に「可能」と言う結論が出たら一体何をどうする気なんでしょうか?

金東植
 日本人拉致も、協力者があった場合もあるでしょうし、なしでやった場合もある。協力者なしでも十分ありえると思います。

「協力者がいたかも知れないし、いなかったかもしれない」「ただし、いなくても拉致は可能だと思う」だそうです。そりゃそういう話にしかならないでしょう。
 無責任に「いるに違いない」だの、逆に「絶対いないと断言できる」だの言ったらその方が不自然です。聞いても全く無意味だったわけです。

西岡力
 (注:1998年のいわゆる九州南西海域工作船事件海上保安庁は機関銃射撃で北朝鮮工作船を沈めている)そういう能力を日本は持っていたのに、なぜ70年代の後半、あのようにたくさん(拉致を)やられた時にそれができなかったのか。

 先ず第一に「1970年代にはソ連という国があって米ソ冷戦状態だったこと」に注意が必要です。そんな時期に海保が機関銃射撃で北朝鮮の船を沈めたらどういうことになっていたか。考えるだけで恐ろしい話です。一方、1998年というのはもちろん冷戦は終了していたわけです。
 第二に「1998年時点」はともかく1970年代においては「拉致」なんてことは認識されていませんでした。工作船は、単なる情報スパイか、せいぜい密輸入程度と認識されていたわけです。そういう違いもある。そうした時代背景を無視して「1970年代に工作船を沈めてれば良かった」などというのは無責任の極みです。つうか1998年時点ですら、ああいう機関銃射撃をすることが適切だったかは、俺ははなはだ疑問だと思いますね。憲法上、国際法上の是非はひとまずおくとしても、不測の事態も危惧されるわけです(そういう懸念は巣くう会には全くないでしょうが)。

政府は、先ほど(注:古屋拉致担当)大臣は力強くおっしゃっていましたが、「認定の有無にかかわらず全員助ける」と。しかし、認定の「無」の人をどうやって助けるのか。

 もちろん助けられるわけがない。したがって「たとえ拉致でも助けられない*31」と言う結論しか普通出てきませんが、もちろん西岡ら巣くう会一味は違います。


■特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」報告5
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3794.html

荒木和博*32特定失踪者問題調査会代表、元巣くう会事務局長)
 元々この調査会は、失踪者のことをやるために救う会から分離をした会です。
 もう11年経ちましたから言っていいと思いますが、調査会ができたきっかけというのは、私が先日亡くなった救う会の佐藤会長に(注:巣くう会事務局長の)クビを切られたところから始まっていまして、年末年始のバタバタの時だったので、うまい具合に(注:佐藤も荒木も内紛を)ごまかせてそのままきたということです。

 まあ、その後、佐藤会長が事実上、巣くう会を追放されて後任会長が西岡力。そしてその佐藤も最近死亡したのでこういう事がおおっぴらに言えるのでしょうね。ただしそれでも「何故首切りされたのか」は詳しく説明したくないようですが(こういう内紛話は墓場まで持っていった方が佐藤は勿論、巣くう会にとっても荒木にとっても良かった気もする)。まあ、巣くう会関係者、家族会関係者にとっては調査会誕生時から「公然の秘密」だったのかもしれません。そう言えば内紛で巣くう会を追い出された人には「兵本達吉・元日本共産党国会議員秘書」なんて人もいました。一時は「俺は拉致問題共産党を除名された」と吠えてウヨに天高く持ち上げられてましたが、結局は皮肉にも「内紛で巣くう会を除名された」わけです。

 今年5月吹上浜で新しい情報が出てきまして、あの後私たちは市川さん、増元さんとともに現場に行きましたが、それから後、鹿児島県内で、「変な船を見た」、 「変な人に追っかけられた」という怪しい情報が10数件あります。

その程度で拉致だ何だとバカなことを言うのは辞めたらどうなのか。おそらく拉致と関係ないケースもあるでしょうし、拉致だとしてもこんなあやふやな話が外交交渉その他で持ち出せるわけがないでしょう。

そういう情報というのはおそらく日本中に山ほど存在するんだろうと思います。 伝えられてこなかった理由はなぜなのか。一つはマスコミの責任があると思います。

まあ、多くのマスコミ(産経など一部のバカを除く)は荒木と違って常識がありますので。怪しい情報を拉致だと騒ぐのは無責任なだけです。

今秘密保護法のことで大騒ぎしていますが、「秘密保護法のことで大騒ぎするのだったら拉致のことをもっと書け」と正直言って申し上げたいのです

 秘密保護法反対と拉致と何の関係があるのか?
 それはともかく今やこういう泣き言をマスコミ相手に荒木が言うほど拉致は風化し、巣くう会の政治力も落ちているわけです。

(拉致は)1970年代後半からということはないです。
60年代、50年代でも日本に対する拉致(があった)。

つうのは荒木の勝手な主張で政府認定拉致は全て1970年代です。なお、通説的見解は「青瓦台襲撃事件(1968年)で堅くなった韓国のガードを崩す為に拉致が始まった」としています。

国内に相当数の協力者がいたはず

 根拠もないのに適当なことを言うなと言いたい。

 11年前、(注:拉致被害者)5人が帰国してから二月経って、新潟で二泊、一緒したことがありました。その当時はまだ私は救う会の事務局長で5人と一緒に2泊3日を過ごしましたが、その時旅館で、蓮池薫さんのお兄さん、前に家族会の事務局長をやった透さんが、部屋でこんなことを言いました。
 「薫に、『何でお前しゃべらないんだ。本当のことをもっとしゃべればいいじゃないか』といったら、薫が答えたのは、『それは兄貴と自分がやってきたことをしゃべったとして、兄貴はそれに耐えていられるか』と言われた」と。
 おそらくそれで話は終ったんだろうと思いますが、彼らが話せないこと、彼らの本*33を見ても聞きたいこと*34を十分には話していないし、聞いても話せないし、私なんかには会ってもくれませんから。

 蓮池薫さんに限らず、5人の帰国拉致被害者にとって「墓場まで持ってきたいこと」「身内にも話したくないこと」はたくさんあるんでしょう。少なくとも俺は別にそれを知りたいとは思いません。なお、お兄さんはともかく荒木に話さないのは「巣くう会一味を最初から信用していないから」でしょう。その認識が正しいことは「蓮池透さん家族会除名」によって明々白々になったと言えるでしょう。あの除名劇で薫さんが「絶対巣くう会には話さない」と言う決意をいっそう固めたことは間違いないでしょうし、それでもいいという結論に巣くう会サイドも達したんでしょう。

 国家による不作為の問題は山ほどありますが、一つだけ例を申し上げます。藤田進さんの件です。

 藤田さんという特定失踪者を警察が拉致認定しないことについて荒木がくだらない因縁つけてるだけです。証拠がないから認定しない、出来ないだけなのに。

 不作為よりさらに始末の悪い、国家による偽造である山本美保さんのDNAデータの偽造事件。

 山梨県警に対する悪質な誹謗中傷です。小生は以前、この件について『拡散大希望!。ついに拉致問題対策本部事務方トップを「拉致隠ぺいの陰謀を実行した」とデマ中傷するまでいかれ果てた巣くう会と家族会(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20490112/5064208021)というエントリで荒木を批判しています。

 私も予備自衛官のはしくれですが、自衛官でも拉致問題に関心を持っている人間は少ない。普通の国民と基本的には変わらないというような状態です。

自衛隊特殊部隊を北朝鮮に送って拉致被害者を助けだそう」なんて巣くう会のようなことを考えない限り自衛隊拉致問題解決に全く関係ないですから。普通に考えて「拉致解決は外務省の仕事」でしょう。拉致の証拠収集という意味では警察も関係するかも知れないですが。
いい加減実現性の乏しいリスキーな策「自衛隊で救出」を放言するのはやめたらどうなのか。こんな戯言を吐く荒木とつきあえる家族会は理解が出来ません。

 今日、拉致被害者が出てきそうだということで、じゃあ自衛隊が準備して、明日(北朝鮮の)元山に行けるか。行ける筈がないわけで、最初から準備して、計画を作って、それを立て直していくということが必要で、さらに言えば、法的な整備をやる時間よりも、その時には総理大臣の決断*35が重要であると思っています。
(中略)
 今私は安倍総理にそこまでの決断はできていないと思っています。それだけの覚悟が今総理にはないと思っていますので、それを持っていただかなければいけない。
(中略)
 そして実際の救出のための計画の策定をしていただきたい。訓練の実施も含めてやっていただきたい。

 そりゃあ安倍だって「北朝鮮自衛隊を突っ込む」なんてやばい話は考えてないでしょう。荒木だと「安倍さんなら既に覚悟してるはずだ」と放言するかと思いきやさすがに荒木もそこまでのバカではないようです。ただ「でもその覚悟を安倍さんに持って欲しい」と放言するところは所詮、極右の荒木ですが。

それから警察の方には、日本国内において工作員の検挙がほとんどできていない。これをしていただかなければならないということです。

 残念ながらもはや無理でしょう。そして「拉致被害者救出」と言う上では別に検挙の必要性もないわけです。


■特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」報告4
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3789.html

惠谷治*36
 北朝鮮朝鮮戦争以前から拉致をしています。ここでは、「ピーク」としていますので年代は1950〜1953年となっていますが、その下にあるように、1946年7月31日*37金日成の韓国人拉致指令「南朝鮮からインテリを連れてくることについて」という指令を出しており、これは金日成選集にも載っています。

 ばかばかしいですね。どこの世界に「選集」に「拉致してこい」なんて文章を載せるバカがいるのか。実際問題、小生はこの問題に詳しいわけではないので、インテリが連れてこられたのが全て自由意思かはわかりません*38が、この選集の言葉は「説得工作によって」に決まってるでしょう。だからこそ恵谷も選集に掲載されたという指令とやらの具体的文句を紹介できないのでしょう。紹介したら拉致指令とは到底言えないことがモロバレでしょうから。
 そしてこんな馬鹿な事を言ったら拉致問題は解決しなくなるでしょうね。むやみやたらに拉致の数を増やしてどうするんでしょうか。それとも「単に指摘しただけでこんなことまで我々が目指す拉致解決に入れてない」んでしょうか。もし入れてたら俺が横田滋氏だったら「お前らめぐみを救う気があるのか!」と激怒してますね。

1963年に寺越事件が起こります。

 いい加減寺越さんを拉致被害者呼ばわりするのはやめたらどうなのか。
 リーガルハイ最終回*39の古美門(堺雅人*40)や羽生(岡田将生)じゃないですが、仮に彼が拉致被害者だとしても真実追及が当人にとって幸せとは必ずしも限らないわけです。彼もお母さんも「遭難したのを北朝鮮に救われた」と言っており、彼は北朝鮮でそれなりの地位(平壌市職業総同盟副委員長)に就き、結婚して家族も持ってる。今更、拉致だなんだと騒ぐことは迷惑な話です。
 『特上カバチ!!カバチタレ!2─』(週刊モーニング連載)や『人間交差点 -HUMAN SCRAMBLE-』(ビッグコミックオリジナル連載)で「父親が自分の子どもが実は自分の子どもではないこと(妻と他の男性との子どもであること)を偶然知る*41」が「子どもを愛するが故にそれを理由に離婚などはせず今まで通りの生活を続ける」という話がありましたが要するに「嘘も方便」です。「嘘も方便」で済まないケースもありますがこの場合、何の問題があるのか。

 1969年に金日成は、工作関係者の会議において、万景峰号に日本人を乗せることも可能」という表現で、日本人拉致を容認した発言をしています。

 いつ「万景峰号が拉致に利用された」なんて事実が明らかになったんでしょうか。また相手が巣くう会一味では単に「万景峰号に日本人が乗りたいというならば乗せてもいいですよ」「在日専用という理解は良くないby金日成」程度の話を曲解している疑いが否定できません。何ら具体的な引用がありませんのでね。

 混血児を作らせ、外見は例えばドイツ人の子に洗脳教育をして工作員にしようと本気で考えていたんです。その事例は現実にあります。あることで言えないんですが、これも間違いない事実です。

 何時そんな事実が認定されたんでしょうか。勝手に巣くう会が吹いてるだけで何の根拠もありません。そもそも恵谷も「あることで(注:詳細は)言えない」といって具体的なことは何も言わないのだからお話になりません。確実なことだけを指摘した方が拉致は解決するでしょうし、「確実なことだけでも」充分北朝鮮は非難に値する行為をしたわけですが、恵谷のようなウヨは「とにかく北朝鮮が罵倒できればいい」とばかりに根拠のないことを放言するのだから始末に負えません。


■特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」報告3
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3785.html

金東植(北朝鮮労働党対外連絡部の元工作員
 私の大学の同期であるチョー・ソンヨルと会ったところ、彼は、「タナカ」という日本人から日本語を学んでいると話しました。

 要するに伝聞証言です。法律にある程度詳しい人なら「伝聞証言は(自らの体験についての証言ではないので誤解が入る危険性があり)一般的に言って裁判での証拠価値が低い」「刑事裁判では原則として伝聞証言の使用が禁止されている(例外的にのみ認められる)」と言うことを知っているでしょう。
 要するにこんな怪しい証言で何が言えるのかという話です。
 そもそも

・私に(注:タナカについて)教えてくれた韓国人拉致被害者は仮名を使っていました。従って、「タナカ」という人の名前が本名なのか仮名なのかについては、私は正確には分かりません。
・私は「タナカ」さんと直接会って話をしたことはありません。ただ、彼が住んでいた招待所を知っていたために、そこを通り過ぎる時に、2〜3回、後姿や横の姿を見たことはあります。

なんですから。金氏は「タナカについてほとんど何も知らない」と言っても過言ではないでしょう。
 それなのに「タナカは拉致被害者・田中実さんかも知れない」という巣くう会には困ったものです。

 なぜ北朝鮮が一部だけを日本に返して、残りの人たちを死亡したと言ったのかということです。決して返すことができない状況だったということです。そしてこれ以上拉致問題を解決する意思がなかったのだと言えると思います。
 まず第1に、なぜ返せなかったのか、なぜ死んだとしたかということですが、それはその人たちがあまりにも多くの北朝鮮内部の秘密を知っていたからです。

 ばかばかしい。
「何故返せなかったのか」
 普通に考えれば「死亡したから」でしょう。死亡理由が「病死」「事故死」「自殺」「他殺(北朝鮮政府による粛清を含む)」のどれかは知りませんが。
 それを『生存してるけど返せない』『秘密を知りすぎたから』とするのは何の根拠もありません。
 つうか「秘密を知りすぎた」なんて言い訳は「北朝鮮素人」の俺ですら思いつく言い訳で何の説得力もありません。
 「生きてるのに返せない」としたら「秘密を知ってるから」以外に理由は普通思いつきませんよね。


■特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」報告2
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3781.html

古屋圭司拉致問題担当大臣
 第1は、拉致被害者全員の帰国。これは政府認定の有無に関わらず、とはっきり入れました。

 無茶苦茶言うなって話です。拉致認定できないんだったら帰国を目指すなんておかしいでしょう。
 一方、帰国を目指すのなら拉致認定すべきです。結局「特定失踪者なんか拉致認定できない」という政府、与党内部の声を無視できず、にもかかわらず荒木一味の要求に応じるとこういう無茶苦茶な話になるわけです。
 大体荒木一味が拉致だという特定失踪者は「800人」もいるわけで「それが全員帰国しない限り解決じゃない」といったら事実上、解決をあきらめたのも同然でしょう。政府認定拉致被害者限定ですら解決するか難しいのに。
 よくもまあこんなふざけた話を家族会は認められるもんです。認められなかった蓮池透さんは「そんな事言ったら拉致は解決しない」と正論を吐きましたがそれを理由に家族会を除名されるんだから家族会とはどうにも救いようがないバカ集団です。

それから実行犯の引渡し

 そんなことを向こうがやると本気で思ってるんでしょうか。金大中事件の犯人を当時の韓国は引き渡したでしょうか?。国家謀略の犯人を引き渡すお人好しの国は普通ないでしょう。こんな条件はかえって拉致被害者の帰国を困難にするだけです。
 だからこそ第二次安倍内閣以前は、第一次安倍内閣も含めて「実行犯引き渡し」など条件にしていなかったのですが。まあ、そもそも「今もまだ生きてるのか」という問題もありますけど。

 万一北朝鮮が崩壊した時、いかにして拉致被害者を救出するかという時、これは総理大臣も出席していましたし、私もメディアに説明させていただきましたが、例えば自衛隊法の改正をして救出の体制を整えるなど意思をしっかり示すこともある。

 いい加減にして欲しい。「自衛隊北朝鮮への出動」は国際法上や憲法上の問題(違法ではないのか)や近隣諸国(中国、韓国、ロシア)の対日感情と言った問題も勿論ありますが、それ以前にどこに出すのか。拉致被害者の居場所もわからず、闇雲に出しても自衛官の命が危険にさらされるだけでしょう。正直「北朝鮮が崩壊したら」拉致被害者の命はあきらめるしかないでしょう。できることは「北朝鮮が崩壊する場合でも東ドイツ崩壊のような平和的崩壊が起こるようにすること」「崩壊云々と言う問題が起きる前に外交交渉で取り戻すこと」でしょう。
 単に極右の安倍一味が「拉致を口実に自衛隊の海外派兵を進めたい」だけでしょう。拉致の酷い政治利用です。まともな人間なら自衛隊海外派兵推進派でもこんな拉致被害者家族をバカにした発言はしません。

政府の中に有識者懇談会を作り、すでに4回やっています。これは基本的に公開していません。いつやったかも公開していませんが、メンバーは公開しています。今日ここにおられる西岡先生、島田先生、荒木先生も入っています。

 正直これはガス抜き会議ではないのかと思います(なお、この会議には伊豆見元・静岡県立大教授のような常識人も確か委員に入っています)。会議内容どころか、「いつやったか」という情報すら公開されず巣くう会や家族会すら会議の行方がわからないなんて会議に意味があるんでしょうか。そんな変な秘密主義の会議はこの会議ぐらいでしょう。
 当然ながらこの会議についてはマスコミも全然報じていません。情報がないのだから報じようがない。よく家族会、救う会も「政府はもっと会議の情報を公開して欲しい」と怒り出さないもんです。
 特定秘密保護法がなくてこれでは、「保護法が誕生した今後」、秘密主義が強化され、家族会にすら情報が行かないことがいっそう危惧されます。

これは統一見解を出していただくことは一切考えていません。

ならば委員の言いっぱなしで終わってしまう可能性があるわけです。

 既に100数か国と首脳会談をしていますが、常にこの拉致問題については丁寧に説明しています。
 またG8(主要国首脳会議、英国)の時には、(ハンガリーの)ビシェグラードまで行き、V4(東欧4か国)*42首脳との会議の共同宣言の中にも、拉致問題への協力を入れさせていただきました。

 率直に言って6カ国協議参加国(ロシア、中国、米国、韓国)以外にとっては拉致など興味ないでしょうし、そもそも「北朝鮮と太いパイプがあるわけでもなく」できることもないでしょう。
 そんなことは安倍や古屋だってわかってるでしょう。6カ国協議参加国を使って実りのある外交成果を出せないからこういう馬鹿な事をやってごまかしてるだけでしょう。
 東欧4カ国首脳との共同宣言に「拉致」が入ったって、それは「俺達、中国、韓国、ロシアと違って、別に北朝鮮にパイプもないし、俺達の国民が拉致されてるわけでもないから当事者でもない」「正直、何もできないと思うけど、日本が、『拉致』を宣言に入れてくれ、と言うから入れようか」「日本も具体的に東欧4カ国はこれをやって下さいということはないみたいだし、宣言に書き込むだけで終わっちまうならまあ書き込んでもいいかな。経済大国・日本と喧嘩してもつまらないし」程度の話でしかないでしょう。

これらによって世界が、日本がいかに拉致問題を重要視しているかが皮膚感覚で分かっていただきました。

たとえそうだとしても6カ国協議参加国以外には出来ることはないでしょう。

(注:北朝鮮と)国交がある国々、ラオスベトナム、モンゴルの首脳とは濃密な議論をして拉致問題への協力をお願いしています。

 ラオスベトナム、モンゴルよりも「中国、ロシア」のほうが北朝鮮との関係が深いと思うのですが。そう言う意味でも中国首脳と会談が出来ないのは問題です。

 大相撲の秋場所千秋楽の時は、エルベグドルジ*43大統領が非公式に日本に立ち寄りました。あの日は実は、白鵬が優勝を決めた日で、モンゴルのトロフィーが出ます。モンゴル大統領があの国技館に行ってトロフィーを渡せば、対外的には受けたかもしれませんが、それはしませんでした。
 その時何をしていたか。総理の私邸で、二人でじっくり話し合いをしていました。

 よくわからないのですが「非公式訪問」で「会談場所が総理私邸(公邸ではない)」なのに、こういう事をおおっぴらに言ってしまっていいんですかね?。秘密にはしてない(マスコミ報道された)にしても、このようにおおっぴらに宣伝していいことではない気がしますが。

 私はできるだけ、拉致議連とこういったところ(拉致現場)に足を運んでいます。一部の心無いマスコミが「何をいまさら」と言います。私は怒りがこみあげてきます。なぜか。やはり現場を見ることは大きなことなんです。まず家族の皆様と心を一つにしていくということです。

 バカバカしいですね。何十年も経ってから拉致現場に行って何がわかるのか。何もわかるわけがないでしょう。まさに「何を今更」です。心ないどころか正論じゃないですか。
 そしてそんな馬鹿げた事をやらないと拉致被害者家族の思いがわからないのなら古屋は知性がなさ過ぎる。
 こういう馬鹿なこという古屋にこそ俺は「古屋の馬鹿さに怒りがこみ上げてきます」。こみ上げてこない人間は頭がおかしい。

現場を見ると、これはプロの仕業だということが分かるんです。

 まあ、古屋は口から出任せほざいてるだけでしょう。何十年も経ってから拉致現場に行って何がわかるのか。何もわかるわけがないでしょう。まさに「何を今更」です。

政府認定は17人ですが、拉致の疑いを払拭できない事案が862件あります。

 荒木一味に媚びるのも大概にして欲しいですね。


■特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」報告
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3779.html

飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子さん兄)
 何としても協議の場を作り出し、北朝鮮を引っ張り出して、どういう情勢であろうともこの問題はおろそかにできない問題ですから、最前線にこの問題を出して最優先的な政府の対応を、是非お願いしたいと思います。
平沼赳夫*44拉致議連会長、衆議院議員
 私は今、日本維新の会という政党に所属しています。この夏の参議院選挙でアントニオ猪木という人が当選してきました。かつてのプロレスラーの力道山の関係で、力道山北朝鮮の人でしたから、その縁で北朝鮮に、当選して時は25回行ったということでした。
 その後2回ほど行って、今朝電撃的なニュース*45が入ってきましたが、張成沢チャン・ソンテク)とは非常に親交があるということでした。私は、猪木氏に部屋に来てもらって、「あなたの関係を活かして、一日も早く拉致の問題を解決できるよう」と(注:言いました)。彼も、「一生懸命協力する」と言ってくれていたわけですが、あの国は恐ろしい国で、報道によると(注:張成沢は)死刑になったということです。
 そんな中で、拉致問題の解決のために、(注:張成沢にかわる北朝鮮の)しっかりとした要人をさらに模索し、(注:北朝鮮との交渉に)努力していかなければならないと思っています。
古屋圭司拉致問題担当大臣
 北朝鮮に関しては客観的に分析をしていく必要があります。そのためにも、しっかりと北朝鮮と交渉できる体制を作り上げることが何よりも大切です。

 巣くう会、拉致議連安倍内閣と言えば北朝鮮打倒論であり、対北朝鮮交渉などする気なし、猪木氏の訪朝も否定的に評価してるかと思いきや意外な発言の連続ですね。もちろん「交渉できないのは北朝鮮が悪い」という言い訳があるんでしょうが打倒論を公然と唱えてない点は注目です。
 特に平沼の「あなたの関係を活かして、一日も早く拉致の問題を解決できるよう」と言うのは驚きですね。猪木氏は維新の会から役職解任処分を受けてるのでてっきり評価など全くしていないかと思っていたのですが。


■韓国の「自虐的反日」正す外交を−西岡会長論文
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3767.html
 西岡の「慰安婦はデマ」などという「韓国誹謗中傷論文」なんぞ、「あれは西岡会長個人の見解です、巣くう会には関係ありません」で済ませた方がいい*46だろうに、「巣くう会サイト」に転載して「事実上の巣くう会公式見解」にしてしまう巣くう会のアホさには言葉もない。拉致問題を解決するにおいて韓国を誹謗することがマイナスの効果になるという智恵もないのか?


横田めぐみさん拉致事件を検証−東京連続集会報告4
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3772.html

飯塚繁雄・家族会会長
昨年から、延長戦を戦うとしてこれまできましたが、来年は何という言葉を使うか分からなくなってきたような状況です。
(中略)
 安倍総理におかれましては、相当忙しい状況の中で、この問題をまさか忘れていることはないと思いますが、なかなかはっきりとした結果、 経過が見えないというのが我々としては残念ですし、焦るし、本当に解決するのかという所まで思いがいってしまうということです。

 昨年2012年が「最後の年」、今年2013年が「延長戦」。で早いものでこの集会が11/28ですから、2013年はもう1ヶ月しかありません。
 さすがに飯塚も「1ヶ月で全面解決という度胸はない」のでしょう。ただ「来年、2014年で延長戦2年目突入」というのは恥ずかしい、情けないと思ってるんでしょう。
 だから『来年は何という言葉を使うか分からなくなってきたような状況です』と言うぼやきがでる。
 安倍も「五輪招致」「アベノミクス」「特定秘密保護法案」という拉致と関係ない事でばかり目立つので「安倍さんは何をやってるのか」と言う主旨のぼやきも出る。ぶっちゃけ安倍にとって拉致は「小泉内閣官房長官から首相になるための踏み台」に過ぎず「小泉訪朝から10年経ち拉致が風化した現在」たいした問題じゃないでしょう。
 大体安倍が冷淡な態度を取っても家族会も救う会も「安倍万歳を言い続けた手前」今更何も言えないと家族会、救う会を安倍は見切ってる、舐めてるのでしょう。実際そうだと思いますが。
あまりの惨状に言葉もないですね。「蓮池透氏を除名する」などの愚行を犯してきた自業自得とでも言うべきでしょう。

飯塚
 お金をあげますから返してくださいというわけにはいかないと思います。

 いや、それの何がいけないんですか?。拉致の解決を最優先するならそれも一つの考えでしょう。ただしそう発言した蓮池透氏は北朝鮮シンパのレッテルを貼られたあげく家族会を追放されましたが。

増元照明・家族会事務局長
 11年も経って、警察は協力者を一人も捕まえていないのを恥じていない*47のが問題ではないでしょうか。

 証拠がなければ逮捕できない、それだけの話です。何故か、増元は「警察が北朝鮮をかばってる」とでも妄想してるようですが。
 荒木や西岡のような部外者ならともかく、増元のような「被害者家族」がこういう警察批判(何故事件が解決できないんだ!)を言うのを本当ならあまり非難すべきではないのでしょうが、もはや増元は「被害者家族」というよりは「右翼工作員」とでも認識して非難した方がいいのかもしれません。
 つうか11年云々と言うなら「でかい口叩いていた癖に、小泉訪朝から11年も経っても拉致問題を解決できない巣くう会」に疑問を持ったらどうなのか?

増元
今、特別秘密保護法案が通りますが、その前にスパイ防止法を成立させるのが、拉致問題の解決には早道じゃないかと思います。

 意味不明ですね。そんな事が拉致問題と何の関係があるのか。もはや増元は「拉致問題を解決する気は全くなくて、ただ右翼工作員としてスパイ防止法などの制定がしたいだけではないのか」と疑います。大体特定秘密保護法案は多くの有識者やメディアが反対してるわけです。こんなものに賛成表明するのは「家族会をよりいっそう孤立させる」「拉致運動をオールジャパンではなく一部の右翼運動にする」という「蓮池透さんが恐れていた道まっしぐら」ですがそういう認識は増元にはないようです。
 増元だと「秘密保護法案反対者に北朝鮮シンパのレッテルを貼る」という愚行すらやりかねないでしょう。

増元
保護法案は当然必要なものですが

「秘密保護法案が制定されたらかえって俺達にとってやばいんじゃないか」という荒木のような躊躇が増元に何一つないところが興味深い。


■12/13 東京都千代田区:特別セミナー「拉致問題の全体像と解決策」
http://www.sukuukai.jp/syuukai/item_3760.html

第2部で、古屋圭司拉致問題担当大臣には、解決に向けてどこまで進んでいるのかを、公開できる部分につき報告していただき、また各党代表者にご参加いただき、家族会・救う会とともに、一日も早い救出策を考えます。

で第二部に登場する各党の代表者は次の通り。

山谷えり子*48拉致議連事務局長、自民党拉致問題対策本部長、参議院議員
上田勇*49公明党拉致問題対策委員長、衆議院議員
松原仁*50拉致議連幹事長、民主党拉致問題対策本部顧問、衆議院議員
中山恭子*51拉致議連副会長、日本維新の会拉致問題対策委員長、参議院議員

公明党の上田さんって人は知りませんが他は全員ゴリゴリのウヨですよね。はっきり言って松原だの、中山だのは巣くう会にとって、この集会での「民主党代表」「維新の会代表」というよりは「いつものウヨ仲間」でしかないでしょう。
・また興味深いのは「みんなの党」「共産党」「社民党」「生活の党」がこの集会の第二部に代表を出してないことでしょう。ま、呼んでも来なかったのではなく「巣くう会がそもそも呼ばなかった」んでしょう。
 「左派政党」社民党共産党を「右翼の巣くう会」が呼ばないのは何ら不思議ではないですが「保守政党」の「みんなや生活」も呼ばないのは正直驚きです。呼んだけど来なかったわけではおそらくないでしょう。「みんなや生活」を巣くう会一味がどう評価してるのか気になるところです。


■一人でも被害者が北朝鮮に残っていては解決ではない
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3749.html
 そりゃ理想は全員帰国ですが常に理想がかなうとは限らない妥協することも時には必要です。「オールオアナッシング」でナッシングの危険を冒すくらいなら妥協すべきでしょう。
 というか荒木の場合「特定失踪者800人全員が拉致」と無茶苦茶を言ってるので荒木の言う「全員帰国しないと解決ではない」は事実上、「解決の否定」と同じです。しかも荒木は「現在800人」の特定失踪者をさらに増やそうとしていますからね。なおさら拉致が解決しなくなります。そもそも解決する気がないからこそどんどん特定失踪者を増やし続けるわけですが。

認定未認定にかかわらずすべての被害者を助けなければなりません。

ばかばかしい。何度も書いていますが拉致認定できないなら救出対象にすべきでないし、救出対象にしたいなら拉致認定すべきです。

安倍政権は1月に「拉致被害者としての認定の有無にかかわらず、全ての拉致被害者の安全確保及び即時帰国のために全力を尽くす」とする方針を決めて、未認定被害者も救出の対象だと明言しました。歴代政府で初めてのことです。
 この方針を受け荒木和博さんが代表をしている特定失踪者問題調査会は認定を求めることはしないという方針を決めました。

「拉致認定を求めない」のでなく「拉致認定をあきらめた」だけです。でも「あきらめただけ」では巣くう会の面子が立たないので、安倍に「拉致認定しなくても救出対象にしてくれ」と無茶苦茶な事を泣きついた、ただそれだけの話です。
 安倍が「未認定も救出対象にする」と方針転換したから巣くう会が「拉致認定を求めない」という方針転換したのではなく全く因果関係が逆です。

石川県の近海で3人の漁民が拉致されたいわゆる寺越事件

寺越武志さんが拉致ではないと言ってるのにそれを無視して拉致だと騒ぐとは巣くう会はどれほど迷惑な連中なのか。

 大切なのは、北朝鮮側が「全被害者リスト」を申告し日本がそれを検証して、不十分であれば再申告を求めるという枠組みを作ることです。

言ってることが無茶苦茶です。既に北朝鮮は「被害者はいない」と言ってるわけです。
それでどうして「全被害者リスト」なんてもんが出てくるのか。でるわけがない。
そして「被害者はもういない」という北朝鮮に対して、ろくな根拠もないのに嘘だ、嘘だと言ってるのが巣くう会でしょう。


■第1回会合を開催−日本維新の会拉致問題対策委員会
http://www.sukuukai.jp/mailnews/item_3731.html
 与党の自公ならまだしも、野党である維新の会合に出席して何の意味があるのか疑問ですが極右の荒木にとっては「居心地のいい空間」なのでしょう。安倍が首相就任以降は拉致から距離を置いてるのに対し、維新は「昔の安倍」のように北朝鮮を罵倒する極右言論を吹きまくってるのでしょうから。

*1:独裁国家に限らず、民主主義国家だって最終的にはもちろん「トップが決裁する」わけです。いずれにせよ側近もいるわけですからそうそうミスしないと思うし「若き独裁者」なんて日本でも明治天皇昭和天皇がいるでしょうに(即位時は明治天皇が10代、昭和天皇が20代)

*2:巣くう会や拉致議連のこと

*3:2012年7月に総参謀長から解任

*4:防相にあたる

*5:現在は金日成軍事総合大学総長

*6:北朝鮮の政治警察

*7:2013年12月に「国家転覆陰謀行為」により死刑判決を受け即日処刑された

*8:「金己男」と表記されることもある

*9:人民武力部の前身

*10:国家基本問題研究所評議員・企画委員

*11:元・日本会議北海道本部議長

*12:国家基本問題研究所評議員・企画委員

*13:国防委員長、朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍最高司令官

*14:国防委員長、朝鮮労働党第一書記、朝鮮人民軍最高司令官

*15:橋本内閣厚生相、鳩山内閣財務相を経て首相

*16:失脚当時、国防副委員長、朝鮮労働党行政部長

*17:小渕内閣防衛庁長官森内閣経済企画庁長官、自民党政務調査会長(小泉総裁時代)、第1次安倍、福田内閣財務相を歴任

*18:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*19:中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任

*20:橋本内閣科学技術庁長官、森内閣官房長官自民党幹事長(安倍総裁時代)を歴任。

*21:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*22:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*23:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相などを歴任。現在、第二次安倍内閣財務相

*24:特定秘密保護法のこと

*25:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、副総裁(宮沢総裁時代)を歴任

*26:第一次安倍内閣首相補佐官教育再生担当)、教育再生会議事務局長

*27:竹下内閣自治相・国家公安委員長、宇野内閣通産相、海部内閣法相、自民党幹事長(宮沢総裁時代)、橋本内閣官房長官などを歴任

*28:田中内閣防衛庁長官福田内閣科学技術庁長官、大平内閣行政管理庁長官、中曽根内閣通産相、竹下内閣外相などを経て首相

*29:北朝鮮のこと。「北側」一雄公明党衆院議員(細川内閣大蔵政務次官小泉内閣国交相などを歴任)のことではない

*30:最新刊『よくわかる慰安婦問題』(2007年、草思社)。最新刊が拉致問題でなく慰安婦問題という当たりが興味深い。

*31:まあ、ほとんどの特定失踪者は拉致ではないでしょうし、そんなことは巣くう会一味も百も承知で、北朝鮮に因縁つけてるだけしょうが。

*32:著書『日本が拉致問題を解決できない本当の理由』(2009年、草思社)、『なぜ北朝鮮は崩壊しなかったのか』(2011年、光人社NF文庫)

*33:蓮池薫『半島へ、ふたたび』(2009年、新潮社)、『拉致と決断』(2012年、新潮社)のことか?

*34:荒木の「聞きたいこと」とは何なのか?

*35:いわゆる超法規的措置って奴でしょう。冗談じゃない

*36:著書『北朝鮮はどんなふうに崩壊するのか』(2013年、小学館101新書)

*37:北朝鮮、韓国の正式建国(1948年)より前の米ソ分割統治時代の話です

*38:もちろん自由意思だって当然あるでしょうが

*39:見た人なら何のことかわかるでしょう

*40:クヒオ大佐、古美門、半沢とか変人役をやると光る人物だと思う

*41:今はDNA鑑定で100%確実に判断できます

*42:チェコスロバキアハンガリーポーランドのこと

*43:国会副議長、首相などを経て現在、大統領

*44:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相、太陽の党代表などを経て現在、維新の会国会議員団団長

*45:張成沢処刑のこと

*46:まあ、そう言ったところで「あんな奴を会長にしてそれで通るか」と言う批判はあるでしょうが。

*47:さすがに恥じてはいるでしょうね。ただ警察も神様ではない以上、俺個人は批判する気はあまりありません。

*48:第一次安倍内閣首相補佐官教育再生担当)、教育再生会議事務局長

*49:小泉内閣で財務副大臣

*50:野田内閣拉致担当相

*51:第一次安倍内閣麻生内閣首相補佐官(拉致担当)、福田内閣で拉致担当相。福田内閣では大臣だった彼女が麻生によって補佐官に格下げされたこととそれに巣くう会が何ら抗議しないことが実に興味深い。なお夫があの極右議員の中山成彬。中山が財務官僚出身で片山さつきも財務官僚出身なので「あの二人は財務省で評価されてなかったから政界転身したのか」と疑いたくなる。