今日の朝鮮・韓国ニュース(2021年12月2日分)

冨田弘子さんを無事発見 北朝鮮の拉致可能性なし―大阪府警:時事ドットコム
フジテレビ北朝鮮拉致疑いも... 大阪市の女性 国内で発見
北朝鮮拉致疑い女性、国内で発見 大阪府警 - 産経ニュース
 「事件性なし」なので北朝鮮拉致どころか、犯罪被害や事故ですらなく「自発的失踪」にすぎなかったわけです。
 既に40人以上国内で発見されてるので、今回の発見にはもはや驚きません。
 荒木和博が今回も女性の所在確認者【調査会NEWS3536】(R3.12.3): 荒木和博BLOGで、ろくに謝罪も反省もせずに「たいした問題ではない」「我々を批判して北朝鮮を利したいのか」などとして「居直ってること」にも、政府、外務省や与野党(残念ながら共産党を含む)、マスコミがこの件でろくに「荒木ら巣くう会」を批判しないことにも、この期に及んでも家族会が「特定失踪者デマ」を批判した蓮池透氏を敵視し、荒木ら巣くう会を「本音はともかく表面上は」支持し続けることにも驚きません。
 ただし、そうした事態には日本人として怒りと悲しみと屈辱は感じます。家族会のバカさには心底呆れます。しかし「時事通信:記事タイトルに発見された失踪者の名前を明記」「フジ:記事タイトルには書いてないが記事本文には名前を明記」してるのに対して、産経が「記事本文にも名前を書かない」のには失笑しました。


中国外交トップが朝鮮戦争の終戦宣言支持 韓国取り込み狙う - 産経ニュース
 産経らしくて吹き出しました。勿論「終戦宣言を主張する韓国・文政権」との「友好関係構築」という思惑はあるでしょうが、「終戦宣言での緊張緩和」それ自体を中国も支持してるでしょう。


いつの間にか消えた不安説 金正恩氏の10年、なぜ彼は権力を掌握できたのか:朝日新聞GLOBE+(牧野愛博)
 「いつの間にか」も何も最初から「体制不安説」など一部のウヨが放言していただけでしょう。
 「中露が経済支援」しているのだからそうそう体制が崩壊するわけもない。内戦が発生したシリアですら「ロシア政府のシリア・アサド政権」への軍事支援で「内戦は終了してない(将来的にアサド政権崩壊の可能性はゼロではない)」とはいえ、未だにアサド政権は健在で「遠い将来はともかく、当面は崩壊の可能性はない」と見られています。
 「父が死去したときは27歳と若い」て、昭和天皇(1901年生まれで1926年に即位)が即位したのもそのくらいの年齢です。
 「周囲がきちんと補佐し、有力な反体制派も国内にない」のなら、不安は何もないでしょう。

 金正恩氏も、北朝鮮を改革する考えが全くなかったわけではない。

 「正恩」を「改革失敗」から改革意思を失った「改革反対派」と描き出したいようですが「牧野はアホか」ですね。成功しているかどうかはともかく、俺の理解では「正恩」は、今も立派に「中国型改革開放」を目指す「経済改革派」です。
 もちろん「戦前日本」「今の中国」等と同様「経済改革(経済近代化)」は必ずしも「民主改革」を意味しないことは指摘しておきます。

 最近は、経済は金徳訓*1首相、軍事は朴正天*2党政治局常務委員に現地指導を任せる場面も目立つ。

 これを「まともな根拠もあげず」に、「正恩重病説」につなげようとする牧野ですが「アホか?」ですね。そうした正恩の「部下評価の是非」はともかく、「有能と認めた部下」に「一定の仕事を任せること(勿論、最終チェックは正恩がするでしょうが)」の何が問題なのか?。そのようにすることで正恩は「懐の深い指導者」や「体制の安定性(部下に任せても問題は無い)」をアピールすることもできる。


【直球&曲球】葛城奈海 日朝交渉の場に制服自衛官の同席を - 産経ニュース
 呆れて二の句が継げません。「防衛問題が交渉テーマ」で「外国の側も軍人が出席する」というならともかく、拉致はそういう話ではない。 
 「自衛官の同席」に外交上、何の意味があるのか。自衛隊だって「救う会はアホと違うか?」とうんざりでしょう。

*1:1961年生まれ。慈江道人民委員会委員長、副首相、最高人民会議予算委員長などを経て国務副委員長(首相、朝鮮労働党政治局常務委員兼務)(金徳訓 - Wikipedia参照)

*2:朝鮮人民軍総参謀長などを経て、朝鮮労働党軍事委員会委員(朝鮮労働党政治局常務委員兼務)(朴正天 - Wikipedia参照)