佐藤*1の醜態を民主党参院議員・有田芳生氏*2が報告しているので紹介してみましょう。
http://blogos.com/article/73195/
拉致問題「救う会*3」元会長の回想記は真実か：１１月７日（木）
拉致問題の「救う会」佐藤勝巳元会長*4が、統一日報*5に回想記*6を連載している。
１１月７日付で７３回になる長期連載だ。
年内まで続くようだ。
この連載のここ数回で「家族会」の会計問題を取り上げている。
佐藤氏は「横田滋氏*7の会計未発表や大スキャンダル事件を、（注：拉致）議連、マスコミ、週刊誌などは程度の差はあれ知らない者はいない*8」とする。
有田氏が紹介する「佐藤の横田氏非難」については統一日報サイトの記事
『拉致問題との関わり１０：集まるカンパと家族会のずさんな管理、ちやほやする政府と世間』
http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=73758
『拉致問題との関わり１１：通帳名義を変えず、現金の移動で処理、横田滋氏の不可解な行動』
http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=73823&thread=01r04
『拉致問題との関わり１２：政府基金に家族会の資産を預ける、総会で決議、横田氏は反対』
http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=73873
『拉致問題との関わり１７：問題解決後押しした国民に説明を、いまだ不明、家族会の資産』
http://news.onekoreanews.net/detail.php?number=74146&thread=01r04
参照。
まあ、この出来事からは「佐藤と『家族会、巣くう会』が完全に敵対関係にあること」「何故か統一日報が佐藤サイドについたこと」がわかります。「横田氏を最大の宣伝広告塔とする巣くう会」にとって佐藤の「横田さんへの誹謗中傷行為」は絶対に許せるものではないでしょう。
なお、佐藤の場合、有田氏が指摘するように
佐藤氏が支持者から１０００万円の寄付をもらったにも関わらず、その行方が不明となった
などという事件を起こし「横領じゃないのか」と家族会、巣くう会内部から批判されてもまともに弁明が出来ず、会長辞任に追い込まれた人間です。そういう「家族会、巣くう会に含むところのある人間」が後日、「俺ばかり責めるな、横田滋だって酷いんだ（要するに横田さんが家族会の金を横領してたと言いたいんでしょう*9）」と言ってもまあ、あまり説得力はないでしょう。
「どっちもどっち、で自分の横領疑惑をごまかしたいだけと違うのか」と。
つうか「だったら巣くう会会長時代に家族会に注意しろよ」って話でもありますし。
とはいえ、有田氏が言うように「家族会の経理に不透明な部分があるのなら透明化すべき」だし、佐藤の主張がデマならば「正式に抗議しておくべき」でしょうね。
「どうせ佐藤の主張なんか誰も相手していない（確かに相手にしていないでしょうが）」でほったらかしにすべきではないと思います。
*1:著書『拉致家族「金正日との戦い」全軌跡』(2002年、小学館文庫）
*2:著書『歌屋・都はるみ』(1997年、文春文庫)、『私の家は山の向こう：テレサ・テン十年目の真実 』(2007年、文春文庫)など
*3:有田エントリのタイトルは『家族会』だが明らかに誤記であることが明白なので『救う会』に訂正した
*4:ただし回想録での肩書きは「元・現代コリア研究所所長」
*5:在日朝鮮・韓国人向けの日刊紙。思想的には右寄りだろう
*6:なお、巣くう会運動の回想に限定されていないので注意。現代コリア研究所など拉致に直接関係ない回想もある。
*7:著書『めぐみへの遺言』（妻・早紀江氏との共著、2012年、幻冬舎）
*8:まあ、横田夫妻批判がメディアタブー化してることは事実でしょうがいくら何でも横領疑惑なんか黙認しないでしょう。さすがにこれは佐藤のデマでしょうね。そもそも「知らない者がいない」のは「信憑性のある重大な疑惑」だからではなく、おそらく「佐藤が大騒ぎしてたから」でしょうし。佐藤の言い草はマッチポンプ以外何物でもありません。
*9:佐藤は横田氏の会長辞任を横領疑惑が原因ではないかと匂わせています
