「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年6/17分:荒木和博の巻)

「トゥルーノース」と「めぐみへの誓い」【調査会NEWS3458】(R3.6.18) : 荒木和博BLOG
 そんな映画が荒木等巣くう会の建前上の目的である「拉致被害者の帰国」と何の関係があるのか。「拉致被害者の帰国」と何の関係もないことばかりやる荒木には心底呆れます。


お役所言葉解説「支障をきたす恐れ」(R3.6.18): 荒木和博BLOG
 6分50秒程度の動画です。タイトルと説明文だけで動画の内容の予想が付きますし、その予想通りなので見る価値は全くありません。
 「政府は、支障云々というが、支障とは具体的に何か。支障など本当にあるのか。むしろ答弁して我々巣くう会に『その答弁は何だ!』と批判される恐れが政府の言う支障ではないのか(荒木)」てそういうケースもあるでしょう。
 ただ一般論としては日朝交渉において「全てを明らかには出来ない」でしょうね。小泉訪朝だって「訪朝前は勿論」訪朝後の今だって全てが明らかになってるわけではない。外交交渉なんてもんは日朝交渉に限らずかなりのもんがそうです。
 例えばニクソン訪中が発表されるまでキッシンジャーの訪中は完全に隠されていた。あるいは若泉敬 - Wikipedia『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』(1994年、文藝春秋)によって明かされた「佐藤首相の密使」なんかもそうです。こんなことは佐藤政権時代には完全に隠されていた(例は何でも良いですが)。
 ちなみに若泉についてはググったら

【刊行年順(刊行年が同じ場合は著者名順)】
◆後藤乾一*1『「沖縄核密約」を背負って:若泉敬の生涯』(2010年、岩波書店
◆森田吉*2『評伝・若泉敬』(2011年、文春新書)
NHKスペシャル取材班『沖縄返還の代償・核と基地:密使・若泉敬の苦悩』(2012年、光文社)
◆信夫隆司*3若泉敬と日米密約:沖縄返還と繊維交渉をめぐる密使外交』(2012年、日本評論社

なんて著書があります。
 大体

・佐藤勝巳が巣くう会会長時代に多額の使途不明金を出し『何に使ったのか』と聞かれたら『活動に支障が出るから言えない』と答えたこと(その結果、佐藤は会長を引責辞任。佐藤の子分だった荒木も事務局長を事実上解任)

を知ってれば「荒木も良く言うぜ」ですね。
 で、こんなことを荒木が言ったところで何がどうなるわけでもない。荒木がこんなことを言ったところで「政府だけでなく世間も」荒木ら巣くう会も家族会も全く相手にしません。「拉致特別委員会が開催された」と荒木が自慢したところでこんなことは世間は全く騒いでいない。荒木も本当に滑稽で無様です。もはや荒木には拉致解決の展望など全く無く、ウヨ仲間相手に「政府、与党(民主党政権時代は民主党、今は自公)、外務省が冷たい」とぼやくだけです。
 今の政治状況では「政権交代は決して可能性は高くない(自公批判派として残念ですが)」ですが、民主党政権時代だって荒木は全く同じ事をぼやいていたので「政権交代」しても荒木のぼやきは変わらないでしょう。


お役所言葉解説「不断の検討」(R3.6.17): 荒木和博BLOG
 5分50秒程度の動画です。タイトルと説明文だけで動画の内容の予想が付きますし、その予想通りなので見る価値は全くありません。
 「政府は、我々の要望を検討してるというが、何をどう検討してるのか。口先だけではないのか(荒木)」てそりゃそうでしょうねえ。他にもこの種の言葉には「善処する」「ご意見は拝聴した」とかいろいろありますが。
 「相手の要望(例:荒木の自衛隊による拉致被害者救出)が全く筋が通らないと思うが、相手の立場が上なので、『お前の要望なんかやれるか!』と言いづらいときに出てくる言葉」がこの種の言葉です。まあ、荒木に対しては「拉致被害者の居場所も分からないのにそんなことできるか!」「自衛隊にやる気が無いから出来ないんだとかふざけるな!、お前はインパール作戦の牟田口か!(食糧がなければ現地で略奪すれば良い、最悪、食おうと思えば何でも食えるはずだと放言したという逸話が牟田口にはある)。だったらお前がどこに拉致被害者がいるか見つけてこい、荒木!」「外交交渉以外に現実的な策などない」とはっきり言えば良いと思うんですが、1)家族会が荒木等巣くう会を支持し、2)そんな家族会に政府がへいこら、という状況でこうなるわけです。
 で、こんなことを荒木が言ったところで何がどうなるわけでもない。荒木がこんなことを言ったところで「政府だけでなく世間も」荒木ら巣くう会も家族会も全く相手にしません。「拉致特別委員会が開催された」と荒木が自慢したところでこんなことは世間は全く騒いでいない。荒木も本当に滑稽で無様です。もはや荒木には拉致解決の展望など全く無く、ウヨ仲間相手に「政府、与党(民主党政権時代は民主党、今は自公)、外務省が冷たい」とぼやくだけです。
 今の政治状況では「政権交代は決して可能性は高くない(自公批判派として残念ですが)」ですが、民主党政権時代だって荒木は全く同じ事をぼやいていたので「政権交代」しても荒木のぼやきは変わらないでしょう。
 大体「不断の検討(政府)」と荒木ら巣くう会の「今年こそ拉致解決(毎回解決できず)」と何が違うのか。口先だけで成果がないこと(そして恐らくそもそも最初からフカシにすぎず本心ではないこと)では何も違いが無い。
 荒木ら巣くう会の無能ぶりを棚に上げて「検討ばかりでいつ拉致を解決できるのか、小泉訪朝から18年も経ってるのに」「民間どころか役所ですら、『検討してる、頑張ってる』と口先だけで、成果がないのでは普通は非難の対象だ。拉致だけ聖域か、タブーか」「やり方が間違ってきたからじゃないか」「責任取って政府の担当者*4は役職をやめたらどうか」て「18年間、何の成果も上げてこなかった荒木ら巣くう会」がよくもふざけたことがいえたもんです。
 そんなことを言うなら荒木ら巣くう会こそ、小泉訪朝以降18年間成果を出せなかった「責任」を取って「荒木(特定失踪者問題調査会代表、予備役ブルーリボンの会代表)、西岡(巣くう会会長)、島田(巣くう会副会長)等が、役職を全て辞任し、巣くう会運動から引退したら」どうなのか。「家族会は我々巣くう会を支持してる」「悪いのは日朝政府で我々じゃない」「我々が引退しても北朝鮮が喜ぶだけ」と言って、居直るのも大概にしたらどうなのか。
 しかも「自衛隊救出論を採用しないのが間違っていた」てどれほどバカなのか。
 大体「自衛隊による拉致被害者救出」なんて荒木ら巣くう会の与太をどこの誰が相手にするのか。拉致は完全に風化しています。もはや俺は拉致の解決など諦めています。
 1)家族会が荒木ら巣くう会と縁切りして蓮池氏と和解するか、2)政府が巣くう会も家族会も無視して日朝交渉を推進するかどっちかでない限り、拉致なんか解決しない。しかし1)も2)も可能性がないのでもはや拉致は解決しないでしょう。まあ「拉致被害者家族ではない俺」にとってはそれで一向に構いませんが。


「奄美大島沖海戦」―九州南西海域不審船事件―【調査会NEWS3457】(R3.6.17) : 荒木和博BLOG
 そんなこと(2001年という、今から20年も前の出来事)が拉致被害者帰国と何の関係があるのか。何の関係もない。荒木一味の馬鹿さには心底呆れます。

*1:早稲田大学名誉教授。著書『昭和期日本とインドネシア』(1986年、勁草書房)、『日本占領期インドネシア研究』(1994年、龍溪書舎)、『近代日本と東南アジア』(1995年、岩波書店)、『スカルノ』(共著、2001年、吉川弘文館歴史文化ライブラリー)、『東南アジアから見た近現代日本』(2012年、岩波書店)、『近代日本の「南進」と沖縄』(2015年、岩波現代全書)、『「南進」する人びとの近現代史小笠原諸島・沖縄・インドネシア』(2019年、龍溪書舎)など

*2:大阪観光大学教授

*3:日本大学教授。著書『日米安保条約事前協議制度』(2014年、弘文堂)、『米軍基地権と日米密約:奄美・小笠原・沖縄返還を通して』(2019年、岩波書店)など

*4:具体的に誰のことかは不明です。