【張成沢失脚後の】今日の北朝鮮・韓国最新ニュース(1/28分)(追記・訂正あり)

 2014年1月の日付のエントリで、紹介記事は2014年2月の記事と日付が大幅にずれてますが連続更新の形にしたいので。

サンケイスポーツ『韓国「仁川ユナイテッド」と北朝鮮「4・25体育団」が親善試合』
http://www.sanspo.com/soccer/news/20140227/int14022720570010-n1.html
 日本メディアではアンチ北朝鮮ネタが多いですが探せばこのように「北朝鮮の改革開放的言動」を見つけることが出来るわけです。


産経新聞『総連本部売却高裁も認めず モンゴル企業の抗告棄却』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140227/kor14022717470009-n1.htm
 おそらく最高裁に上告するのでしょうから現時点では何がどうなるかわかりません。
また
1)「上告が認められても」最高裁判決ではなく下級裁判所への差し戻し判決だと時間はまだまだかかります
2)「上告が認められた上」で差し戻しではなく最高裁判決なら「落札は有効」になりますがまだ「支払期日に入金できるか」と言う問題があります。
3)上告が認められなければ落札は無効となり再々入札になりこれまた時間がかかりますね。


■プレジデントオンライン『拉致議連トップも太鼓判! 北朝鮮外交「いよいよ成果が見え始めた」 −アントニオ猪木氏』
http://president.jp/articles/-/11977

【猪木】
 相変わらずテレビのコメンテーターは「猪木は北朝鮮太鼓持ち」「北の宣伝に利用されているだけ」と発言するのだけれど、北朝鮮とパイプを持っているのは現在日本に私しかいない。評論家の多くが、北朝鮮事情に明るくないのに、怪しげな情報ブローカーの話を何も考えずに鵜呑みにしてしまっている印象です。
 今回の訪朝の目的はいくつかあります。
 1つ目は、張成沢元国防副委員長粛清後の北朝鮮の情勢をこの目で見ること。
 2つ目は、国会議員団の訪朝計画を進めること。
 3つ目は、昨年11月に私が開設したNPO法人「スポーツ平和交流協会平壌事務所の機能を強化すること。
 4つ目は、今年の夏に平壌で行う予定のスポーツイベントの調整です。
 事前に先方から「(張成沢氏処刑の前後で)変わりない」と聞いていたので、私自身に訪朝への不安はまったくありませんでした。でも、張成沢氏処刑のニュースを聞けば、私に訪朝を躊躇する気持ちが芽生えるだろうと考えたのでしょう。先方から「このタイミングでの訪問に感謝します」と言われたほどですから。
 また、昨年11月に約束した日本の国会議員団訪朝計画に関しても、大きな進展がありました。今回、北朝鮮が招待状を文書で発行したのです。「北朝鮮が日本に招待状を文書で出す」ことは、過去に例がないのではないか。
 日本国内からの反響が大きく、多くの議員よりお声掛けをいただいております。国会議員の多くが外遊に出る5月の連休に、「議員団」として訪朝したいと計画しています。
 今回の訪朝で、日朝関係改善の道筋は整いつつあります。あとは安倍晋三*1総理をはじめ、日本政府がその道を歩くか否かにかかっている。例えば、対北朝鮮強硬派の古屋圭司拉致問題担当大臣であっても、北朝鮮側は「喜んで迎える」と言明して、拉致問題解決に向けて「不明な点があるなら協力して解明しましょう」と申し出てくれた。
(中略)
 拉致家族も高齢化し、みな一様に健康にも不安を抱えている。このままでは北朝鮮に拉致された家族との再会を果たせない人がどんどん増えてしまう。北朝鮮に対して、制裁一辺倒で本当に正しいのか疑問に思う家族も多くて、非公式に私のもとへ相談にくる。表立って会いにこられないのは安倍総理への遠慮がおそらくあるのでしょう。それは古屋担当相も同じです。
 私は、思い切って横田夫妻に訪朝していただくのも一つの有効な手段だと考えています。北朝鮮と対話のドアが開き始めているんです。
 (日本維新の会の)国会議員団とは、緊密に連絡をとっています。もちろん渡航に対しても、事前に国会議員団役員の理解を得て、正当な党内手続きを踏んでいます。拉致議連幹部*2も私の描く外交的解決に異論を唱えることもなく、あらゆる面で協力をしていただいています。
 古屋大臣は、1月31日の記者会見で「平沼赳夫*3議員(拉致議連会長)から、猪木の話を聞くように言われた」と発言しました。大臣とは日程調整がつかず会えなかったのですが、政府の拉致問題対策本部の方が来てくれました。維新の会の東西問題*4に立ち入る気はないけれど、東の議員は拉致問題の解決に積極的で、柔軟な発想がある。
 3年ほど前のことになりますが、安倍総理が、当時は野党の一議員だったときに拉致問題解決に向けてこんな話をしたことがありました。私が拉致問題解決に向けて、制裁ばかりでなく、対話もあってしかるべきだと述べると、「おっしゃる通りだけれども、私は現在野党の一議員で、政府の方針に関してどうすることもできない」旨の発言を私に返したのです。そこで私は「安倍先生は、(小泉純一郎*5内閣、第一次安倍内閣のときに)日朝の関係に(注:制裁路線で)鍵をかけてしまった。だから、この鍵を開けるための暗証番号を知っているのは安倍先生しかいませんよ」と、話したのです。
 現在、安倍総理は与党に返り咲いたばかりか、国家の最高司令官の地位についていらっしゃいます。
 想像するに、拉致被害者の引き渡しが約束されない限り、政府として北朝鮮と直接交渉をするのは嫌なのでしょう。成果がなければ内閣支持率が下がると考えているのかもしれない。しかし、2度目の小泉訪朝でも拉致被害者の引き渡しは行われなかった*6。小泉さんはリスクを恐れずに決断し行動したからこそ、国民からの支持は高かったのではないでしょうか。常識で考えてみてください。両国の対話がない状況で、北朝鮮側から「拉致した人たちをお返しします」なんて言ってくることはありえません。まずはお互いの要望を伝え合い、理解し合う「対話」の場を持つのは外交の基本です。国民からの批判を恐れて、それができていないのが今の状況です。
 早期に対話を開始したい北朝鮮から日本政府へボールが投げこまれました。はっきり言って、今、拉致問題に進展がないのは日本の問題です。もし北朝鮮との対話が進めば、韓国が動揺し、険悪な日韓関係改善の糸口にもなるのではありませんか。

「日韓関係改善」云々には異論がありますが、他は全く正論だと思いますね。

*1:小泉内閣官房副長官官房長官自民党幹事長(小泉総裁時代)を経て首相

*2:誰が考えてもこの幹部には「猪木氏の所属する維新の平沼」が含まれるでしょう

*3:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相たちあがれ日本代表などを経て現在、維新の会代表代行、国会議員団長

*4:石原をリーダーとする旧たちあがれグループ(東)と橋下グループ(西)の対立のこと

*5:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*6:ただし蓮池夫妻、地村夫妻、曽我さんの家族の引き渡しは行われました