「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年3/3分:荒木和博の巻)

寺越事件と北朝鮮の体質(3月3日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG
 11分20秒程度の動画です。

 令和3年3月3日水曜日のショートメッセージ(Vol.335)。寺越武志さんのお母さん友枝さんと自分の関わり、高世仁*1さんらの活躍、そしてこの事件から見える北朝鮮の体質などについてお話ししました。

 馬鹿馬鹿しいですね。当事者の寺越武志さんが「拉致ではない」といい母親もそれを受け入れているのに荒木ら部外者が拉致だと騒ぎ立てて何の意味があるのか。
 寺越さん母子のためにもならなければ、拉致被害者が帰国できるわけでもない。
 おそらく

寺越昭二さんの三男内田美津夫さん

とやらが「親父の昭二は海難事故で死んだ(北朝鮮や武志さんの主張)のではなく、北朝鮮の拉致工作員に抵抗して殺されたのだ*2」と決めつけた上で「復讐したい」のでしょう。そしてその復讐心を荒木ら「アンチ北朝鮮救う会」が煽ってる。
 だから寺越母子の迷惑も無視して「拉致だ」と叫ぶ。呆れて二の句が継げませんね。
 「自分の復讐感情」で寺越母子に迷惑をかけるなという話です。

この事件から見える北朝鮮の体質(ボーガス注:要するに「拉致なのに武志さんを飴(それなりの地位)と鞭で『拉致で無い』と言わせてる、体質が腐ってる」という悪口雑言です。)

と書く荒木ですが、むしろこの件から見えるのは「北朝鮮叩きのためなら寺越母子の迷惑を顧みない救う会の腐った体質」でしょう。だからこそ俺のような人間は救う会や家族会には「軽蔑」「憎悪」「不信」「憤怒」といった負の感情しかないし、多くの日本人が拉致に関心を失い拉致敗戦の訳です。
 それにしても、荒木が一時、寺越武志さんの生存を知らずに「北朝鮮に拉致されて北朝鮮で死亡した」と決めつけて、母親に「勝手に殺すな」と抗議されたというのには吹き出しました。
 なお、寺越友枝さんが(息子の拉致を疑って)一時は「拉致被害者家族会*3に入ろうとした」ものの、結局は辞めたというのは友枝さん自らも認めてることですが、これについて荒木が

・某政治家(って誰よ?、後述する嶋崎氏でしょうか?、それとも「第三国発見案」で荒木が悪口する森元首相か、それとも他の政治家か?)が『家族会に入らない方が良い。北朝鮮の反発で武志さんが日本に帰国できなくなるかもしれないし、あなたが訪朝出来なくなるかもしれない』『武志さんが「拉致だと言ってないこと」を配慮した方が良い』と余計なアドバイスをした。

と悪口雑言してるのには呆れました。実際、その某政治家の言うとおりでしょうに。正直「横田滋」などは「遅くとも蓮池透家族会除名後は家族会を退会し、救う会と縁切りすべきだった」と言わざるを得ない惨状でした。まさにけっきょく反北朝鮮の道具として使い倒されただけじゃないか(横田滋氏の死) - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)です。友枝さんが家族会入りしたら、「途中退会するか、蓮池透氏のように除名されない限り」横田滋同様の悲惨な目に遭っていたことでしょう。まさに「入会しないで大正解」です。 
 また、「その某政治家」と「同一人物か別人か」はともかく、友枝さんの訪朝に関わったという嶋崎譲 - Wikipedia氏(石川県出身。元九州大学教授。元社会党衆院議員(旧石川1区選出)。社会党政策審議会長、副委員長など歴任)を荒木が北朝鮮シンパ扱いして悪口雑言するのにも吹き出しました。 
 なお、嶋崎氏は石川県選出の国会議員ですが、寺越親子は石川県の人間です。ちなみに「拉致被害者の第三国発見案」を一時、主張したという森*4元首相も石川県選出です。
 また、森喜平 - Wikipedia森茂喜 - Wikipediaによれば森氏の祖父・森喜平氏、父親・森茂喜氏は「元・石川県根上町長(2005年2月1日に同じ能美郡の寺井町・辰口町と合併し、現在は能美市)」であり森氏は「地元・石川県の名士」で「三世政治家(祖父、父は町長であって国会議員ではありませんが)」のわけです。
 それにしても、嶋崎氏のような方のおかげで友枝さんは訪朝出来たのでしょうにねえ。「打倒北朝鮮」でないと北朝鮮シンパ扱い(まあ、嶋崎氏の所属した社会党は長年、朝鮮労働党と交流がありましたが)ですから全く荒木には付き合いきれません。「打倒北朝鮮」では友枝さんが訪朝出来ないし、武志さんも帰国できないでしょうに。
 ちなみにこの嶋崎譲氏、嶋崎均 - Wikipediaによれば、兄の嶋崎均氏は自民党参院議員(石川選挙区選出)、中曽根内閣法相だそうです。何も「岸*5元首相、佐藤*6元首相兄弟」「安倍晋三*7岸信夫*8兄弟」「日本共産党上田耕一郎・建二郎兄弟(兄は政策委員長、副委員長などを、弟(政治家としての通称は不破哲三)は書記局長、委員長、議長などを歴任)」のように「兄弟で政治信条が一緒」で無くてもいい、兄弟で政治信条が違うことはもちろんあっていいことですが、「兄が自民党参院議員、弟が社会党衆院議員」というのも面白い話です。
 まあ最近だと「鳩山兄(元民主党代表)と弟(第一次安倍、福田内閣法相、麻生内閣総務相を歴任)」は兄弟で政治信条が違いましたが。
 そういえば「兄弟ではない」ですが親子で政治信条が違うというのでは佐々木秀世 - Wikipedia(父、自民党衆院議員、田中内閣で運輸相)、佐々木秀典 - Wikipedia(子、元青法協メンバー、社会党衆院議員)なんてのがありますね。

*1:高世ももはや拉致の風化で「拉致からフェイドアウトしつつあること」は言うまでもありません。高世も全く無様な男です。

*2:勿論その可能性はあるでしょうが、実際どうなのかは分かりません。実際に海難事故で死んだのかもしれない。

*3:当初勘違いで救う会と書いていましたが訂正しました。

*4:中曽根内閣文相、宮沢内閣通産相、村山内閣建設相、自民党総務会長(橋本総裁時代)、幹事長(小渕総裁時代)などを経て首相

*5:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*6:運輸次官から政界入り。吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、自民党総務会長(岸総裁時代)、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

*7:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*8:第二次安倍内閣外務副大臣などを経て現在、菅内閣防衛相