「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(1/27分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり)

平成26年度前期国際講座
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/26-cd90.html

平成26年度前期の拓殖大学国際講座の予定が決まりました。タイトルをご覧になって「ふざけている」と思った方、決めたのは担当の私であり講師に責任はありません。予めご了承下さい。

 タイトルを見ましたが一番「ふざけてる」のは荒木の講座です。
 荒木の担当講座はタイトルが「韓国の反日につけるクスリはあるか」だそうです。
 右翼集会のタイトルならまだしもこれが拓殖大学公開講座のタイトルというのだから絶句です。
 「こんなふざけたタイトルをつける」荒木と「そんな荒木の暴挙を容認する拓殖大」こそが「つけるクスリのないバカ」でしょう。
 まあ、「タイはタイ変なのか、安タイなのか」(担当:吉野文雄*1拓殖大教授)というのがおそらく荒木のいう「ふざけている」タイトルなのでしょうが、まあ不謹慎かも知れませんが、荒木の「韓国への異常な敵意」に比べればマシでしょう。


■圭運丸事件で検察・警察・海保合同捜査へ 
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-728f.html
 拉致かどうかすこぶる怪しく、産経以外ほとんど報じなかった「圭運丸事件」(産経も報じたのは最初だけですぐ尻すぼみ)について警察や検察がまともに捜査する気があるとは思えません。警察や検察もそこまで暇じゃないでしょう。そもそも捜査したところで犯人が誰かどころか「事故でなく犯罪であること」すら証明できないんじゃないか。
 荒木だってそんな事は百も承知でしょう。この一件は「安倍ら右翼政治家の政治力に警察、検察が屈した」という一大不祥事であり、「大物官僚*2や大物政治家*3、大物財界人*4の権力犯罪*5を捜査当局は摘発できない」という俗説の信憑性を高める「不幸な事件」と言えるでしょう。


■福留貴美子さんの事案について
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-d908.html

 平成16(2004)年1月9日、警視庁・公安部は福留さんに対して旅券法違反容疑で逮捕状を取った。渡航が制限されている北朝鮮へ必要な申請手続きをせずに渡航したという容疑内容である。この唐突な逮捕状請求は、4日後の13日に帰国する「よど号」グループの子供たち(6人)の中に岡本武と福留さんの子供(次女)が含まれていたからである。警視庁は何としても次女の所持品検査を行い(中略)たかったと思われる。しかし、2年前の平成14(2002)年9月に岡本武と福留さんの子供(長女)が帰国した際には所持品検査は行われておらず、何ともチグハグな対応と言わざるを得ない。
 この次女への所持品検査に対しては4ヵ月後の平成16年5月に次女を原告とする国家賠償訴訟が起こされ、翌年(平成17年)10月の公判において警視庁・公安一課の警視が「福留貴美子さんは、警察としては拉致被害者として考えていない」と証言した

のに

平成25(2013)年5月に参議院有田芳生議員が提出した質問主意書に対して政府は「福留貴美子氏に係る事案については、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案として、関係機関が連携を図りながら、捜査・調査を推進している」とした上で「これまでのところ、北朝鮮による拉致行為があったことを確認するには至っていない」と答弁した

そうです。
 このエントリを読んでも「公安警察」や「政府」の立場がよくわかりません。
1)「福留さんを拉致被害者とは全く考えていない」「旅券法違反で同じく逮捕請求され、それに巣くう会も異論を唱えていない森順子や若林(黒田)佐喜子と同じ扱い」なのに「国会答弁では適当に有田に調子を合わせた」のか
2)はたまた「拉致被害者の可能性もあると見ているが何らかの理由(次女の所持品検査?)であえて旅券法違反での逮捕請求した」のか。もちろん拉致なら旅券法違反は成立しませんし、旅券法違反が成立するなら拉致ではありません。 


横田夫妻・孫と面会のビッグニュースでもいつも通りの島田洋一
 島田に余計なことを言ってほしくありませんが、この件について自ブログで触れる荒木と違い、「河野談話を撤回せよ」「集団的自衛権行使を容認せよ」という「拉致と関係ない事ばかり自ブログやツイッターに書く」島田もたいしたタマです。一応巣くう会副会長なのに。島田にとってはそれよりも「国家基本問題研究所企画委員」の方が大事なんでしょう。だったら巣くう会副会長を引き受けるなよって話ですし、副会長を頼む方もどうかしていますが。


産経新聞【横田さん孫面会】早紀江さん「だれにも言えなかった」
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140320/kor14032023150004-n1.htm
・そりゃ「夫と政府関係者以外誰にも言えない」でしょう。救う会、家族会は「行くな」と言って妨害しかしないでしょうし。「絶対会う」と決めてるならそんな妨害行為は迷惑でしかありません。
・彼女は「事前に外に漏らすと北朝鮮がへそを曲げて面会がぽしゃるかも知れないと外務省に言われ、それはまずいと思った」と言ってるようですが、こんなのはいいわけでしょう。「誰にも言えなかった」最大の理由は誰が考えても「家族会、救う会の妨害」です。ただそういうと角が立つから言わないだけです。言わなくても家族会、救う会も彼女の本心は良くわかってるでしょうけど。
・また彼女も救う会や家族会の影響とはいえ、さんざん「めぐみの生存を北朝鮮が認めない限り、絶対会わない」と言ってきた手前、「会いたいんです」とは今更言いづらかったんでしょう。
 

日経新聞『首相「北朝鮮に変化」 横田さんの面会実現』
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1902N_Z10C14A3PP8000/
 他の件ならともかく、この件は変化してるのは北朝鮮よりむしろ横田夫妻でしょうに、随分と酷い詭弁がはける。


■kojitakenの日記『「中韓との外交に行き詰まる」安倍晋三北朝鮮と接近』
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20140317/1395014270
 なるほど、そういう解釈も可能かも知れない。ただ北朝鮮との交渉路線を支持するハト派(左派、穏健保守)でも「だから中韓はどうでもいい」なんて人はどこにもいないでしょうし、一方、中韓を敵視する産経などの極右は安倍のこうした「接近」に不快感で一杯でしょう。つうかこういう形で接近するなら「総連本部ビル競売するなよ」「朝鮮学校を無償化除外するなよ」と言いたい。なんかちぐはぐ。まあ、これが「本部ビル問題」や「朝鮮学校問題」にプラスになれば幸いではあります。


産経新聞『横田さん夫妻会見詳報』

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140317/crm14031717080008-n1.htm
今回の面談が実現して、孫のウンギョンさんに会った感想は
 滋さん
「テレビなどで何度も見ていましたが、ウンギョンさん本人*6に実際にお目にかかるのは初めてでした。小さい子供*7で初めてテレビで見たのは、4、5歳の時でした。そのときは面長だった気がしましたが、今は丸顔な感じ。やはり家系なのかなと思いました。それで、昨年5月に生まれていますから、(注:生後)10カ月のひ孫がいて、早いスピードで歩き回っていました。体重も11キロ。あのくらいの子供でそんなに太った子は見たことないくらいの赤ちゃん。非常によくなついてくれたので、会うことができてよかったと思っています」
 早紀江さん
「本当にありがとうございました。初めヘギョンさんと言っていたのですが、「なんでへギョンさんと言うのですか」と向こうが言うくらいで、本当は、ウンギョンさんというそうです。若いときのめぐみの感じによく似ていると感じるところが多かったです。そして、赤ちゃんも思いがけなく大きく育っていて、主人が申しましたように、にこにこして声を上げながら笑いかけてくれて、夢のようなことが実現しました。奇跡的な日だったと思います。本当にたくさんの方に尽力していただいたおかげです。希望していたことがかなえられたことがとてもうれしい。肉親として祖父母と孫として会いたいと思っていたことが静かに実現されたことが、私たちには非常に喜ばしいことで、不思議な瞬間で、ひとつひとつ感動しながら過ごしました」
誰が同席して、どんなやりとりをしたのか。
 滋さん
「月曜日(10日)から金曜日(14日)まで5日間旅行したが、初日はちょっと顔を合わせただけです。火曜日(11日)、水曜日(12日)、木曜日(13日)は長い時間顔を合わせました。(面会場所の)食堂は2階にありました。そこで、ずいぶん長い間話をすることができました。金曜日はただ帰るだけで、あまり話はできませんでした。自分の持ってきた野菜で昼食を作ってくれたり、かなり長い間話すことができました。(面会場所には)男性の通訳が1人、ウンギョン夫妻、赤ちゃんの計4人と、こちらは外務省の人と3人。それだけの人数でずいぶん長い間話することができました。行ってよかったと思っています」
 早紀江さん
「あまり込み入った話はできませんでしたが、私はとにかく孫に会いたかったです。いつも、めぐみの面影を思い浮かべながらいつもと変わらない感じで、特別緊張することもなく、この人が孫だったんだ、本当に会いたい人だったんだと思いながら、向こうも冗談も話してくれました。家にいるような感じで前から一緒にいたような感じで話をすることができてうれしかったです。赤ちゃんといっても、10カ月ぐらいで、にこにこと笑って、1人で動き回って何も大人の邪魔をしないで、たんすのところを動き回っていて、いい子だなと思いました。まさか孫に会ったときに、こんな大きなひ孫が現れたというのは、本当に不思議なことが起きているという思いでいっぱいでした。本当に私たちとしては、願っていたことが実現できてうれしく思っています」
めぐみさんの安否情報は
 滋さん
「(ウンギョンさんは)知っていたとしても、あまり話せないと思います」
 早紀江さん
「政治的な問題が絡んでくるような場にしたくありませんでした。肉親同士が再会したという温かい場にしたかったので、そういうことは聞きませんでした。どこまでが本当なのか私たちにもわからないし、それと同じように分からない状態であまり言わない方がいいんだなということで、普通の団らんのように言葉を向けるようにしていた。(めぐみさんのことは)きっと元気にいるに違いないと思って、そのことは細かく聞かなかった。前と同じような状態だが、私は前と同じように、(元気でいると)信じている」
 −面談の経緯は
 滋さん
「われわれが安倍晋三首相にお願いしたんだという噂と、そうじゃなくて政府の方から呼びかけしたけど行かなかったんだという噂が流れたことがある。それでも、会いたいという気持ちはあった。松木さんのお母さんのように会わずに亡くなった方もいますし、今、夫婦そろっているのは私の所と有本さんだけなので、できれば、会いたいと話していた。時間がかかったけどセットしてもらいました。(注:中国の)瀋陽で開かれる(日朝)赤十字(会談)で、両国の交渉が開かれるようになればいいと思っています」

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140317/kor14031718520011-n1.htm
−ひ孫に会って、ウンギョンさんに育児など教えたいことがあったのでは。何か教えたことはあったか
 滋さん
「何もありませんでした。おなかが痛いと言っていたので、(持って行った)薬が早速役に立ちました」
 早紀江さん
「いろいろな話をする中で、料理が好きだと言っていました。縫い物と料理のどちらを選びますかと言ったら、料理ですよといって笑っていた。育児もとても大変だったらしくて、大きな赤ちゃんで眠れなかったときもあると言っていました。『通常、みんなもそんな感じなんですよ』と言いました。おばあちゃんが言うように話をして、本当に普通の感じで話ができて、とても楽しく過ごさせてもらいました。料理は好きで楽しんで作っているということでした。私の方が教えてもらいたいくらいだったので特に教えることもなく過ごしました。
 −ウンギョンさんは何か作ってくれましたか
「野菜を持ってきてくれて、青菜をゆでてくれたりスープを作ってくれたりしました。手伝おうとのぞきに行きましたが、小さいキッチンだったので『これは自分で作るんです』と、にこにこ笑いながら言ってくれました。『本当においしいね』と言ってたくさんいただきました」
 −ウンギョンさんの旦那さんと10カ月のひ孫の話やウンギョンさん自身の近況の話はしたか
 滋さん
「(ひ孫の)名前は聞きましたが、よく覚えていません。ご主人もウンギョンさんも金日成総合大学のコンピューター学科の先輩後輩と言っていました。自宅から歩いて10分ぐらいのところに勤めています。赤ちゃんがぐずったら、すぐ抱いてくれるので優しい旦那さんだと思いました」
 早紀江さん
「細かいことはなかなか聞けないし、私たちも人と人との気持ちの交流を大事にしたかった。めぐみの小さいときのこととか、『このあたりが似てるね』というような話が主で、(注:ひ孫の?)名前とかは聞けませんでした」
−ひ孫は男の子か女の子か
 早紀江さん
「女の子です。私たちにとっては男ばかりの孫なので、初めて女の子を抱けました。ものすごく重い。11キロほどです。長い時間は抱っこできませんでしたが、初めて危なげな感じで抱っこして、にこにこ笑ってくれて楽しい時間を過ごすことができました」
 −11年半かけて会うという決断をした。相当重い決断だったと思う。(会いに)行くという決断をしたときの期待と緊張が入り交じった思いを聞かせてほしい
 滋さん
「『できれば北朝鮮に来てほしかった』と言っていました。そうすれば、どこでも案内できると。ただ、そうすると動く範囲が限られると(言いました)。(注:日朝赤十字交渉が行われる中国の)瀋陽でする(会う)という話もありましたが、(注:モンゴルの)ウランバートルに決まりました。距離が遠くなるので話をする時間が少なくなったかもしれませんが、3日間のほとんどは一緒に暮らせました。私たちは赤ちゃんのアルバムを見せてもらったり、料理を作ってもらったりできたので充実した3日間でした」
 早紀江さん
「(ウンギョンさんに)会いに行きたいという思いはずっとありましたが、向こうの国(北朝鮮)に入っていくことはできません。いろいろな面で難しいと思っていたので、ほかの国で何らかの形で元気なうちに会いたいと思っていました。私たちも体が弱ってきているのが分かっているので、本当にここ数年でほかの国で会わないと会えないと思っていました。ぎりぎりのところだったと思います。(注:体力的に?)飛行機に乗るのは、もう本当にだめだなと思っていました。本当に良いタイミングで、奇跡的と思えるほどです。このときが来たことがよかったです。向こう(ウンギョンさんたち)には小さな子供を連れてきてもらい、気の毒なことをしたと思いますが若いから我慢してもらって。元気でこうして帰って来ることができて本当によかったと思います」
ウランバートルのどこの施設で会ったのか。今後、再会の約束はあったか
 滋さん
「(ウランバートル)市内です。山が岩みたいで木がほとんど生えていないところでした。岩みたいな所を見てくることできました。再会の約束はしていませんが、『会えるようになったら日本に来て、ディズニーランドに連れて行くし、北朝鮮にも行きたいと思っている』と言いました。施設の名前はよく分かりませんでした。大きなホテルのようなところでした」
 −金正恩体制の変化の兆しを感じるか。言いたいことはあるか
 滋さん
「体制が変わってきたかどうかは分かりません。これとは関係ありませんが、正確なことは分かりませんが、今回、拉致被害者だけでなく、その子供の子供を会わせました。(北朝鮮は)人道問題に関心が高くなってきたのかもしれません。もしそうだとしたら、うれしいことですが、これから先、見守っていきたいと思います。今日、(スイス・ジュネーブで開かれている国連人権理事会で)(注:拉致被害者家族会の代表者が拉致問題への思いを)発表したばかりで、北朝鮮がどういうふうに反応するのかはわかりません」
 早紀江さん
「ウンギョンさんとの再会は本当に当たり前のおじいちゃん、おばあちゃん、ここにいる孫との間で放たれたものです。めぐみちゃんのことはまったく見えませんが、めぐみちゃんの血のつながった人と会いたいという思いをかなえてくださいました。私たちも、それに喜びを持って会わせていただいたのは大きなことです。それを政治化してどうしようということは、私たちにはわかりません。それが本当に良い方向に行くように用いられていくのであれば、それは非常に両国にとってよいことです。それは私たち2人だけでなく、国民全員がじっと見つめて、ちょっとおかしいのでは、ということを発信してもらえればありがたいと思っています」

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140317/crm14031721150012-n1.htm
−料理は何を作ってもらったか。どこに出かけたのか
 滋さん
「モンゴルのしきたりなのかわからないが、3皿ぐらい出てきました。似たようなものを作って、食べれば下げてもらって、最後はデザートが付きました。ホテルとは材料が違いました。同じような感じでなかなか上手に作ってありました」
 −薬以外に持っていったものはあるか
 滋さん
「おもちゃのピアノのようなものを持っていきました。ピアノであると同時に、どこかのボタンを押すと演奏しなくても弾けるものです。ご主人がピアノを弾くということもあると思いますが、(赤ちゃんが)これから楽しめるようなものだと思いました。セーターをウンギョンさんと夫に、それから、子供用の風邪薬を買っていきました」
 −料理はどうだったか
 早紀江さん
「味は(出身地の)京都のような薄味で、スープのようなものを作ってもらいました。モンゴルの料理はお肉が多かったですが、非常においしくて3回くらい、よそってもらいました。『おいしいね』と言って『どういう味付け』と聞いたら、『しょうゆだけでだしが出るんです』といわれて、私も『すぐまねしてみようかな』なんて言って、とてもおいしくいただきました」
−ひ孫の言動から、めぐみさんが思い出されることはあったか
 早紀江さん
「(注:ひ孫は)言葉は話せませんが、歩行器で歩き回る中で、自分で歌を歌うような感じで頭を振っていて、(めぐみさんも)同じ頃に、ひょっこりひょうたん島のテレビを見て、画面にしがみついて同じように首を振っていました。テーブルを置いて『離れて、ここで見なさい』といって、テーブルをたたきながら歌っている姿がそっくりで、あまりによく似ていて涙が出てきました。『よく似てるのね、(めぐみさんも)こんな風だったのよ』と話したら、『はぁー』といって笑っていた。いろいろなところによく似た姿を見て、ウンギョンちゃんもそっくりなところがありました。でも、なぜそこにあの子(めぐみさん)が出てこないのかと思って、それが一番つらいですね」
 −11年半の思いは孫に会って満たされたか。どういう瞬間にそう思ったか
 滋さん
「実際に想像していた姿とは違って、健康的な子供だったのでよかったです。安心しました。(北朝鮮は)栄養状態が悪いといわれていますが、そんなことは考えられないような健康的な子供で安心しました」
 早紀江さん
「(注:ウンギョンさんの)15歳のときの写真を見て、どんな風になっているのかと想像していましたが、想像以上に健康で明瞭で、はきはきしていて何でも普通に気楽に話ができるという感じだったので、とてもうれしかったです。それに家族全員が心配していたような感じではなく、平和で元気いっぱい暮らしているのを見たときに、『死亡だ』といわれた人も含めて、こんなふうに元気に暮らしていてほしいな、こんな元気な姿で現れてくれたら喜ぶだろうなと思いました」
−モンゴルを出発するときには、どのような話をしたのか
 早紀江さん
「見送りをしてくれたので、そのときに私は『希望を持って生きましょう』と涙をためて、笑いながら別れてきました」
 −めぐみさんの消息が分かってから、これまでの歳月はどのように過ごしたか
 早紀江さん
「私たちには、この子(めぐみさん)が北朝鮮にいると分かる前の20年があります。まったく(先の)見えない20年でした。そこで、『生きているんだ』と思い込んでいる中で、生存(情報)が出てきて、それで(ウンギョンさんとその子供のように)元気な女の子が出てきて、本当に不思議なことばかりです。ショックを受け続けても希望を持っています。苦しいことばかりですが、その中で、何も悪いことはしていないんだ、一生懸命生きているんだという思いで、めぐみちゃんのことをいつも祈っています。あそこ(北朝鮮)で元気でいるんだと。今回、孫たちの様子を見て、こういうふうに生きさせられている人がいるんだと希望がわきました。差はあるかもしれませんが、(めぐみさんも)きっと元気でがんばっているだろうなと思ったので、これは希望だということだけを伝えて帰ろうと思っただけです。本当によかったです」
滋さん
「めぐみのことが分かったのが平成9年1月でした。ホームシックにかかって病院に何度も入ったとか、そういったニュースがほとんどで、最後は病院の中を歩いているときに自殺したなどと伝えられました。不幸な生活だったと言わざるを得ません。やはり病気みたいな生活だったと思います。本当かどうか確認はできていませんが、ウンギョンさんがよくしゃべるし、(めぐみさんとウンギョンさんの)2人を比べてみると(ウンギョンさんの方が)幸せだと思います」

滋さんの語り口「不幸な生活」「病気みたいな生活」「ウンギョンさんの方が多分幸せ」を見てるとどうも「最悪の事態(めぐみさんの死去)」も既に覚悟していて、だからこそ孫と会いたがったのにそのあたり「未だに生存説を唱える奥さん」とずれが生じてるんだろうな、と思います。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140317/crm14031722070013-n1.htm
−めぐみさんが家族から突然いなくなった。そして、突然新しい家族が現れた感想は
 滋さん
「めぐみが結婚して女の子ができました。(めぐみさんが)よく病気になって、蓮池(薫)さんが(注:ウンギョンさんの)育ての親じゃないかといわれました。蓮池さんの奥さんにお礼をいったら『お互いに子供を扱うのは当たり前です。心配しないで』といわれました。(北朝鮮がめぐみさんを)死んだことにするために、そういう話を作ったのかもしれません」 
 早紀江さん
「こんな不思議な人生を与えられているのは、ずっと感じてきました。(めぐみさんが)いなくなったことやあらゆるショックを受け続けている中で、ウンギョンちゃんが現れました。めぐみが北朝鮮にいることが分かったことの中でも、死亡説が出たり骨が帰ってきてショックを受けました。本当に、どなたかがこのような状況になったら、どう生きるだろうと思いました。ここまでこられたことも、よく生きてこられたなと思うほどで感謝しています。その中で、こんな大きな喜びが与えられています。だから絶対に希望を持って、ほかの人も元気で帰ってきてほしいと思います。このこと(今回の面会)を通して、何でも良い方向に向いていくように外交を整え、(北朝鮮と)信頼して交流できる関係になればいいと思っています。(拉致事件は)国民みんなの問題なので、誰もこんなことになってほしくありません。きちっとしていただきたいと願っています」
北朝鮮から「来てくれたら資料を見せる」との誘いはあるのか
 滋さん
「まったくありません。通訳の人がかなり接触したことはありますが、政府の接触はありません」
 −ウンギョンさんの父の近況は話してくれたか
 早紀江さん
「名前も出ていません。何をしている人かという話も出ていません」
 滋さん
「話題にはしませんでした」
 −面会した場所は宿泊施設と同じ食堂か。施設の中だけで会ったのか
 早紀江さん
「(ウンギョンさんたちは)赤ちゃんがいて部屋も違います。(滋さんと早紀江さんの)2人は時間があるので、休む時間をとって、珍しい砂漠のような場所に連れて行ってもらいました。宿泊は同じ場所です」
 −会ったときに写真や動画を撮ったか。持って帰ってきた写真はあるのか
 早紀江さん
「撮りましたが、(ウンギョンさんと)まだ(注:マスコミなど外部には)出さないと約束しました。出してほしくないと言われていますし、今のところは出さないことになっています」
 滋さん
「赤ちゃんの写真が一番多かったと思います。(モンゴルから)帰ったばかりなので、まだ印刷はしていません」
−手紙をあずけたり、もらったりは
 滋さん
「手紙を出せるかと聞いたら、そういうことはないということでした。出すのは難しいようでした」
 −これからはどうするか。今後は休んでから活動するのか
 滋さん
「無理はしないようにしますが、(注:家族会の活動を?)半月休むとかそういうことはありません」
 早紀江さん
「疲れていて無理はできないと思いますが、できる限り問題が解決するためにできることであれば、話をしにいかないといけないと思っています。でも、本当に(注:体調を考えて、家族会の活動を?)自制しないとしんどくなるなという思いはあります」
 −モンゴル訪問が決まるまでに政府からどんな話があったか。決断した背景は
 滋さん
松木さんとかが亡くなったということで、(拉致被害者家族は)ほとんど(注:被害者の両親のうち、)1人しか残っていないか、2人とも亡くなっているということになります。われわれもそういう年齢になっているので、できれば一回でも行ってみたいと思ってお願いしました」
 −(注:日本政府に面会のセッティングをして欲しいと)お願いをしたのか
 早紀江さん
「前からずっと『会いたい』と言い続けていました。このままずっと待っていたら(横田さん夫妻が)いなくなるという思いでした。元気なうちになんとかなればいいと思っていたときに、こういう(面会の)話がありました」
−今回のことに対して、家族会、被害者から理解が寄せられています。それに対する感想は
 早紀江さん
「本当にありがたいです。どこの家族も自分の孫がそこにいるのが見えたら、誰だって会いに行くと思います。会ったことで見えてくるかもしれないこともあります。どんなことでも、ひとつひとつ動かして何か(成果)になればいいと思います。私たちは純粋に孫と水入らずの対面で、自然体で過ごしたいと思っていますので、非常に良くしてもらったと思っています」
 滋さん
「ウンギョンさんの話は政府が発表した通りと言わざるを得ないと思います。(拉致被害者救出)運動そのものから抜けてしまうことはないと思います。(拉致被害者が)帰ってきてから、その人たちを世話することは必要ですから、今後も従来と変わりない活動を予定しています」
 −(早紀江さんが言った)希望の元になるのはウンギョンさんやひ孫の元気な姿か。ほかにもあるのか
 早紀江さん
「(拉致被害者)家族の人たちは、どんなところに暮らしているのかをいつも考え、元気でいるのかと思いながら生活しています。(今回の面会で)とても元気でいると分かりました。だから、みんなもこの人(ウンギョンさん)たちのような感じで過ごしてくれればいいなという希望を持ち、これからもみんなを取り返せるように活動していきたいと思います。(ウンギョンさんに)『私たちはいつも会いたいと思っているけど、時間がかかる問題がある』という話をしたら、『うーん』と言って聞いてくれました。そんな中でも、『希望は持たなくちゃいけないんだよ』と言って手を握って帰ってきました」
−めぐみさんが生存しているという確信が揺るがないのはどうしてか
 早紀江さん
「(生きているか亡くなっているか)どちらが出てくるかは分かりません。覚悟しないといけません。はっきりしたことが分かって決着をつけないと私たちも悲しいだけで、本当につらいです。ここまでみなさんに応援してきてもらったので、やっぱり向こうの国(北朝鮮)もたくさんの人たちを親の元に返して幸せになろうと思ってもらうためにメッセージを出していくしかありません。それをいつも伝えています」
 −最後にひと言あれば
 早紀江さん
「日朝会議があります。このことを通じて北朝鮮がどう出てくるかわかりませんが、日本としてどのように外交を展開するのか、どのようにこの問題を取り上げていくのかという点を中心に、政府に目を向け、みなさんの関心を向けないといけないと思います。本日はありがとうございました」


時事通信横田夫妻面会「失敗かも」=飯島参与が懸念』
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2014031700602
 言ってる意味がさっぱりわからないですね。ま、それはともかく、これで一部でささやかれてる「今回の面会には飯島訪朝も影響している」「飯島氏は事前にこの面会を知っていた」等というのが全く事実でないらしいことが明らかになりました。おそらく飯島氏は完全に蚊帳の外だったのでしょう。


日経新聞『揺れ動いた横田夫妻の11年半 家族会代表と祖父母』

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG1700Y_X10C14A3CC0000/?nbm=DGXNASDG1701M_X10C14A3CC0000
 ウンギョンさんの存在が公になったのは02年9月の日朝首脳会談北朝鮮側が小泉純一郎首相(当時)に拉致被害者の安否を伝えた際、めぐみさんの「死亡」とともに「めぐみさんの娘の生存」が明らかにされた。
 ウンギョンさんは当時、拉致された時のめぐみさんと同じ年ごろ。めぐみさんの面影を漂わせた少女が「会いたいです」と訴える映像と、DNA鑑定による「孫」の証明に、滋さんは「めぐみが生きてきた1つの証し」と喜び、早紀江さんも「探し続けた娘を見るようで感動を覚える」と早期の来日を求めた。
 しかし、北朝鮮側は(注:訪日要請を)拒否。「おじいさん、おばあさんに会いたい。こちらに来てくれたらと思います」と語るウンギョンさんのインタビュー映像を早紀江さんは涙で正視できず、滋さんは「政治の争いに巻き込まれている」と憤った。
 夫妻は訪朝して会う意向も示したが、家族会や周辺から慎重な対応を求める声や反対が噴出。03年の家族会の会合で「死亡とされた8人の消息の真相解明が最優先」と決まると、家族会の発足時から代表を務めてきた滋さんは決定を受け入れるしかなかった。

 訪朝したがっていた滋氏の訪朝を妨害してきたのが巣くう会一味及びそれとつるむ「家族会タカ派(有本副会長、増元事務局長ら)」だったわけです。もちろん「訪日拒否」という北朝鮮の態度も問題ですがそれは言ってもどうしようもないことでしょう。人道的見地から、「訪朝」あるいはそれが駄目だというなら今回のように「第三国での面会」をすべきところ「寺越友枝さんのように横田夫妻が巣くう会から距離を置くこと」を恐れる巣くう会は「孫との面会」を恥知らず、人非人にも徹底的に妨害してきました。まあ、とっとと夫妻が無視すれば良かったのではありますが。

 06年にめぐみさんの夫とされる金英男(キム・ヨンナム)氏やウンギョンさんからあらためて訪朝を呼びかけられたときも、夫妻は「訪朝すれば北朝鮮は『拉致問題はこれで終わりだ』と言うだろうから会わない」(早紀江さん)との立場を貫いた。
 滋さんは07年に家族会の代表を退いたが、12年に民主党政権が夫妻の訪朝による面会を探ったと伝えられると、家族会として抗議声明を出すなどして反発。一方で、09〜10年に北朝鮮がウンギョンさんの第三国出国を打診していたと昨年5月に報じられると、早紀江さんは「会いたい思いはあるが、拉致問題が進展しないなかでは難しい」と、複雑な胸の内を明かしていた。

 で、まあ、巣くう会、家族会の影響もあっていろいろとぐらぐら揺れてたわけですが、今回やっと面会したわけです。


産経新聞横田夫妻の孫面会、菅長官「人道的観点」からの政府働き掛けを表明』

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140317/plc14031711560009-n1.htm
 菅義偉官房長官は17日の記者会見で、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親が孫のキム・ウンギョンさんとモンゴルで初めて面会したことについて、「人道的観点から努力してきた」と述べ、日本政府が積極的に働き掛けていたことを明らかにした。

 そりゃ当然そうでしょうが、完全にはしごを外された形の荒木一味の思いは如何?


■読売新聞『横田夫妻の孫面会、首相「胸の熱くなる思い」』

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140317-OYT1T00273.htm?from=ylist
 安倍首相は17日午前、北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの両親、横田滋さん(81)、早紀江さん(78)夫妻と、めぐみさんの娘、キム・ウンギョンさん(26)の面会が実現したことについて、「無事に面会できたと聞き、大変胸の熱くなる思いがした。政府は人道的見地から実現に向け努力を重ねてきた。モンゴル政府の協力もいただき、今回実現できたことは本当に良かった」と述べた。

 何が「大変胸の熱くなる思い」「政府は人道的見地から実現に向け努力を重ねてきた」だ、お前ずっと孫との面会に反対してきただろうが、と思うが、まあ言ってること自体はいいこと。


■何とひ孫(ヘギョンさんの赤ん坊)にまで会っていた横田夫妻

http://sankei.jp.msn.com/world/news/140317/kor14031714160010-n1.htm
産経新聞『【横田夫妻会見】「おばあちゃんとして話できた」 祖父母の喜びにじませ』
 「育児の話など、おばあちゃんとして話ができた」。拉致被害者横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父、滋さん(81)と母、早紀江さん(78)は17日の記者会見で、めぐみさんの娘、キム・ウンギョンさん(26)との面会を振り返った。会見は1時間に及び、言葉の端々から「祖父母」としての喜びが浮かんだ。
 自宅がある川崎市内で開かれた会見には、多数の報道陣が集まった。帰国後の疲れた様子を見せながらも、滋さんは「とにかく会うことができて良かった」と安堵の表情。早紀江さんは「込み入った話はできなかったが、希望していることが実現し感動した」と目を細めた。
 横田夫妻とウンギョンさんはウランバートルで同じ施設に宿泊し、夫妻は日本からのお土産として薬やおもちゃを手渡し、ウンギョンさんは料理を振る舞ったという。
 ウンギョンさんの様子について、早紀江さんは「めぐみちゃんの若いころによく似ていた」と感慨深げ。「育児の話など普通のおばあちゃんとして話ができて楽しかった。料理上手でおいしかった」と話した。ひ孫と出会えたことについても「まさかあんな大きな子に会えるとは思わなかった」と驚いた。
 滋さんも「(ウンギョンさんは)背も早紀江より大きくなって、丸顔で、やっぱり同じ家系なのかなと思った」と笑みを浮かべながら話した。

http://mainichi.jp/select/news/20140317k0000e040129000c.html
毎日新聞横田夫妻:孫娘の手料理も 「夢のよう」面会の様子語る』
 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(行方不明時13歳)の父滋さん(81)と母早紀江さん(78)が17日、川崎市内で記者会見し、モンゴル・ウランバートルで10〜14日、めぐみさんの娘のキム・ウンギョン(ヘギョン)さん(26)やその家族と面会した時の様子を語った。
 会見は午前11時半に始まった。滋さんは、面会場所は市内のホテルのようなところだったとした上で「ウンギョンさんは実際に初めて会ってみると、早紀江よりちょっと大きかった。丸顔で、同じ家系なのかなと感じた。昨年5月に生まれた10カ月の(女の子の)ひ孫が一緒にいて、なついてくれた」と話した。
 同席したのは、ウンギョンさんとその夫、ひ孫、通訳者の計4人。ウンギョンさんと夫は、金日成総合大学のコンピューター学科を卒業した先輩後輩の間柄だと説明があったという。日本からは夫妻と外務省の通訳者*8の計3人。この7人でほとんどの時間を過ごしたという。
 早紀江さんは「とにかく孫に会いたかった。めぐみの面影を感じながら、話していた。ウンギョンちゃんもにこにこして、前から一緒にいるような感じで和やかに過ごせた。夢のようだった」と話した。滞在中にウンギョンさんが持参した野菜で昼食を作ってくれたこともあったという。
 めぐみさんの安否については、滋さんは「仮に(ウンギョンさんが)知っていたとしてもあまり話せないと思う。触れることはなかった」。早紀江さんは「政治的な話はしたくなかった。きっと元気でいるに違いないと自分で思うことにした。細かいところは何も聞いていない」と語った。
 最終日の14日は、ウンギョンさんらが門の前で見送ってくれたという。「希望を持ってまた会いましょう」。早紀江さんは、手を握ってそう呼びかけたと明かした。
 ◇おことわり
 毎日新聞社横田めぐみさんの娘を「キム・ヘギョンさん」と表記してきましたが、「ヘギョン」は幼名とされていることから「キム・ウンギョンさん」と改めました。

いやあ、良かった、良かった。心和むほのぼのニュース。
なお、今後は小生もマスコミを見習い、「ウンギョンさん」に改める予定です。


■金ヘギョン
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-7118.html
 面倒なので以下全てヘギョンで統一します(ウンギョンは引用以外では使わない)。

横田滋さん・早紀江さんご夫妻がモンゴルで孫の金ヘギョン(ウンギョン)さんに面会したとのニュースが流れています。

NHKニュースによれば

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140316/t10013011422000.html
 外務省は、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親が、先週、モンゴルのウランバートルで、めぐみさんが北朝鮮で産んだ娘のヘギョンさんと面会したと発表しました。

ということなので間違いなく事実でしょう(当然発表においては横田夫妻の了解も得ているでしょう)。なお読売テレビに寄れば夫妻が

http://www.ytv.co.jp/press/society/TI20135799.html
10日からモンゴルで北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさんの娘のキム・ウンギョンさんらと初めて面会していたことについて、めぐみさんの両親の横田滋さん・早紀江さん夫妻は支援団体*9に対して「今の段階でお話しできることはないので、今は静かに体を休ませて欲しい」と話しているという。

として面会報道を否定していないことも面会の事実を裏付けていると言えるでしょう。事実無根なら「今の段階でお話しできることはないので、今は静かに体を休ませて欲しい」と言うコメントにはならないでしょう。
 拉致問題では久々のビッグニュースです。
 しかし「ニュース報道は勿論されています」が、全く騒がれない当たりが「拉致の風化」を象徴しています。小泉訪朝直後なら確実に大騒ぎでしょうが、小泉訪朝から11年後の今、全然騒がれちゃいません。「マレーシア航空機失踪」「小保方さん問題」のほうがよほど騒がれています。それとも「ワイドショーのない日曜の今日」発表なので明日のワイドショーではそれなりに騒がれるんでしょうか?(その場合でも巣くう会の荒木や西岡、島田をコメンテーターに呼ぶのだけはやめて欲しい)
 それはともかく面会それ自体は大変いいことだと思います。今まで夫妻は「めぐみが生きて戻らない限りヘギョンとは会わない」と言い続け、「北朝鮮での面会」どころか「第三国での面会」にも否定的だったのですから。以前McCrearyさんや小生が危惧した事態「死ぬまで1度も孫に会えないんじゃないか」はついに消滅しました。今後お二人が救う会の圧力を無視してさらに「ヘギョンさんとの面会を重ねることが出来るか」が次のポイントでしょう。しかしここまで長かった。
「小泉訪朝直後あってれば良かった」と思いますが、最悪の事態を脱したことを素直に喜びたい。横田滋氏はもちろん「タカ派・早紀江さん」も小泉訪朝後11年動きがないことについに忍耐の限界が来たのでしょう。と同時に安倍も「制裁路線の限界」を自覚して「横田夫妻の孫との面会」にゴーサインを出し、「日朝交渉路線」にシフトすると言う事でしょうか。荒木一味(巣くう会)にとっては最悪の事態と言えるでしょう。ここで安倍や横田夫妻を下手に批判すると「両者が完全に巣くう会の敵に回りかねない」ですが、だからといって、安易に容認すれば、過去の巣くう会の主張「絶対に面会に反対」に明らかに矛盾しますし、「北朝鮮との交渉路線がどんどん進む事態」になりかねません。

これについて何件か問合せは受けたものの、正直なところ私自身が今日知ったばかりで、表に出ていること以上には情報を持ち合わせていません。

 実に哀れです。面会前に「実はモンゴルでヘギョンと会うつもりです」なんて相談を荒木一味は夫妻から何一つ受けなかったわけです。そしてさんざん外務省を無能だ何だと罵倒していた荒木ですが夫妻が最終的に選んだのはその外務省でした。
「相談しても多分、家族会、巣くう会は面会に反対するし反対されても迷惑だから黙ってモンゴルに行こう、あの人たちが反対したってヘギョンには絶対に会う!」と言う判断だったのでしょう。大変いいことです。そして「無断で面会したこと」に荒木は「横田夫妻は俺達を見捨てるのか!」とパニック状態なのでしょう。で、慌ててこのエントリも書いたと。
 ちなみにこれについての関係各位のコメント。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00264854.html
 面会が実現したことについて、拉致被害者蓮池薫さん夫妻は、「今後、拉致問題の進展に希望を持たせてくれる出来事と思います」とコメントした。
 (注:政府認定拉致被害者)増元るみ子さんの弟・照明さん*10は「北朝鮮の思惑が、まだわからないというか。どういう考えで、この日本政府の要請に応じたのか。ヘギョン(ウンギョン)ちゃんに会って、よかったけれども、そこにめぐみさんがいないということを、やはり家族としては、重く受け止めていかなければならない」と述べた。
 (注:るみ子さんの恋人で彼女とともに拉致されたと見られる政府認定拉致被害者)市川修一さんの兄・健一さんは「ちょっとしたチャンスをとらえて、やはり、もっともっと交渉してほしい。チャンスがないかぎりは、『交渉、交渉』と言っても、前には進みませんからね」と話した。

先ず第一に蓮池夫妻がこの面会を評価してることがわかります。ここからは「兄・透氏のタカ派からハト派への転向」にはやはり弟さんご夫妻が影響してるのだろうと言うことが読み取れます。
 第二にあの増元ですら「北朝鮮の思惑がわからない」としながらも

ヘギョン(ウンギョン)ちゃんに会って、よかった

と言ってることが注目されます。「お前今更、何抜かしてるんだよ、面会に反対してただろうが」と思いますがさすがの増元も「横田夫妻は我々を裏切った、絶対に許さない」などと言ったらかえってまずいという判断をしたようです。さて荒木のエントリに戻ります。

高齢の横田さんご夫妻の孫娘と会いたいという思いに対してわれわれがどうこう言える資格はありません。しかし根本的な問題は、横田さんご夫妻の孫娘がなぜ北朝鮮にいるのか、ということであるはずです。

 荒木の苦しい胸の内が読み取れます。さすがに「夫妻が高齢化してることなど知るか」「相談もなしにヘギョンに会うなんて巣くう会への裏切りだ」「外務省が発表するまで面会を知らされなかった我々の面子は丸つぶれだ」などと言って夫妻や国民世論を敵に回したくない。とはいえ「どんどんヘギョンさんに会えばいい」という気は勿論ないわけです。
 しかし「我々にどうこう言う資格はない」って何ふざけたこと抜かしてるんだか。過去にさんざん「会うべきでない」と言ってたことを日本人皆が忘れてるとでも思ってるのか。


■半潜水艇か、潜水艦か
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-4c79.html
 そもそも「クジラの見間違えではないか」と言われるような曖昧な話をよくも「北朝鮮工作船に違いない」と証拠もなしに強弁できるもんです。


■半潜水艇
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-c5c6.html

日本に半潜水艇が来ているのかどうかは分かりませんが、方法はともかく撃沈の可能性がある韓国より遥かに入りやすいことは確かです。

 日本も不審船を撃沈してるんですけどね(撃沈させたことの政治的是非はひとまず問わない。ここではあくまでも荒木の発言に問題があることを指摘します)。
 ウィキペ「九州南西海域工作船事件」を読めば当時、海保の巡視船が北朝鮮工作船と見られる不審船を機関銃で撃沈させていることがわかります。それでどこが入りやすいんですかね。デタラメも大概にして欲しい。


■関谷俊子さんお母様ご逝去
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-cf78.html
 お子さんの消息を知ることが出来ずに亡くなったのはかわいそうですが北朝鮮拉致じゃないだろうし百歩譲って拉致だとしても北朝鮮に「拉致だろ!」と問い詰めるだけの証拠が何もありません。どうしようもない。何も出来ません。でそんな事は荒木だってわかってるでしょう。荒木も本当に罪深い男です。


■政府は知っていた
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-d4c7.html

平成14年(2002)4月4日と言えば小泉訪朝の半年前、有本恵子さんが拉致認定されてひと月足らずのことです。このとき英文で東京から発信されたロイター電は当時日本政府が認定していた有本さんを含む11人に加えて30人近い日本人が拉致されていると伝えています。
 情報源は警察庁の幹部と思われますが、おそらくリストまで見せてリークしたのでしょう。

何を根拠に「警察庁のリーク」と言うかといえば根拠のある話ではなく、単に「警察は拉致を知ってるのに認定しないんだ!」と荒木が警察を罵倒する為にそういってるだけでしょう。警察も全くとんでもないゴロツキに絡まれた物です。これが荒木でなければすぐに名誉毀損で告訴でしょうが荒木が「安倍(現首相)や拉致議連(平沼維新の会代表代行・国会議員団長*11、松原民主党国会対策委員長*12らがメンバー)、家族会」といった扱いが厄介な連中とつるんでいるが為に警察も名誉毀損での告訴に躊躇しているのでしょう。


■拉致と朝鮮総聯
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-78b8.html
 根拠もないのに朝鮮総連が拉致に関わってると放言できる荒木にはマジで腹が立ちます。在日差別を扇動してるんじゃねえよ、屑。

現在の韓国の反日姿勢にはより明確に闘っていかなければならないと思っています

 やれやれ。韓国の「安倍靖国参拝への批判」「安倍らの河野談話撤回論への批判」を「反日呼ばわり」し「闘う」と暴言を吐く極右・歴史捏造主義者が荒木のわけです。
つうか「嫌韓国」という「拉致問題と関係ない事」を特定失踪者調査会メールマガジンで主張できる荒木の無神経には本当に絶句します。

現地調査をやってきて、不審な失踪が起きている場所と在日韓国・朝鮮人の多住地域が重なっている例は少なくないというのを実感しています。

総連と拉致を関係づけることも許し難いですがこれはもっと許し難い。
なぜなら荒木の言う「不審な失踪」とは特定失踪者のことであり、そもそも拉致の可能性は極めて低いからです。荒木は拉致の可能性などない「幼稚園児・松岡伸矢君の失踪」でも平気で特定失踪者認定しますから「在日の多い町(本当に多いのか荒木のデマかは知りませんが)で一人でも日本人失踪者がでれば」即、北朝鮮拉致になるわけです。こんなばかばかしい話もない。よく荒木みたいなバカに横田夫妻拉致被害者家族もつきあえるもんです。

会見で萩原さんは自らが胃がんと宣告され、「放置していれば余命2か月」と言われたと明らかにしました。

くだらないお涙頂戴で本当に不愉快です。どうせ余命2ヶ月なんて口から出任せの癖に。「病気をネタに同情を買おうという汚い態度」はまさに「全聾」をウリにしていた佐村河内そっくり。


■不安定な妨害電波から見える北朝鮮情勢
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-badb.html
 いつもの「北朝鮮崩壊論」です。「金日成国家主席金正日国防委員長)死去時」も「金正日金正恩)では父の体制を維持できない」などとでたらめ吹いてたわけで「今更手前らなんか信用できるか」の一言で終わる話です。
 「電波が不安定=電力不足」と仮に言えるとしてもそこから何で一足飛びに「体制の危機」と放言できるのか?


■拉致と真実
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-d93f.html

萩原遼さん責任編集の「拉致と真実」創刊号(星へのあゆみ出版刊)が発行されました。私のインタビューを掲載していただいています。

 荒木ごときにインタビューして恥じないという時点で萩原が完全にオワコンになったと改めて実感できます。萩原みたいな老害は老醜さらしてないで早く死ねばいい。
 中越戦争取材で不幸にも死亡した高野功・赤旗記者ではなく萩原が代わりに「中国軍の銃弾食らって」死ねば良かった。
 共産党に向かって「日朝平壌宣言の破棄を主張しろ」とバカなこと抜かして、「萩原の馬鹿さに呆れた」共産党に無視されたら「北朝鮮体制を擁護するのか*13」とさらに馬鹿な事抜かして党から除名されても自分の馬鹿さに気付かないバカが萩原なので「予想の範囲内」ではあるが。

萩原さんはご挨拶の中で「自分は胃がんにかかっており、放置していれば余命2か月と言われた」と明らかにされました。明日入院して明後日検査を受けるそうです。

 お涙頂戴かよ、くだらない。手前みたいな屑が余命2ヶ月で死んだって誰も同情しねえよ。むしろもっと早く死んで欲しい。どうせ「デタラメなフカシ」で「あと20年位長生き」するんじゃねえの?。「治療不可能なほど末期」か「治療ミスで死亡」かどっちかを萩原が選んで今年中に亡くなってくれるとありがたい。


■重ねて情報の見直しについてお願いします
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-19da.html

拉致問題に長く関わってきたジャーナリストの方*14で、最近になってご家族から「実は30年ほど前不審な男につけられたことがある」という話を伝えられた方がいました。

 ばかばかしい。そんなもん「被害妄想でそんな男はどこにもいない」かもしれないし、仮に事実だとしても「ジャーナリスト」なら拉致以外にもいろいろ書いてきたんじゃないですか。拉致以外で「恨みを買ってしつこく尾行される」ってことだってありうるでしょう。どっちにしろこんなもん「不審な男」の身柄でも押さえない限り何の意味もありません。

実はお恥ずかしい話ですが私自身、最近になってふと思い出した話がありました。都内のある焼肉屋が12年前の9・17小泉訪朝直後、唐突に店を閉めてどこかに引っ越したという話。

 ばかばかしい。単に「営業不振」や「店主が高齢のため」店を閉めただけかも知れない(そもそも「焼き肉屋=在日朝鮮・韓国人」って決めつけも酷いですが。中華料理店、インドカレー屋、イタリアン、フレンチが全部、外国人(中国人、インド人、イタリア人、フランス人)経営か、考えればわかりそうなもんです。)。
 ぶっちゃけ、飲食店経営ってのは大変だと思います(飲食店に限らず自営業は大変だと思いますが)。「安くてうまくなければ」客は普通来ないし、今や「日高屋(中華料理)」「サイゼリヤ(イタリアン)」など大資本による「そこそこうまくて安い」各種チェーン店がそこら中にありますから、個人経営ではなかなか立ち向かうのも大変でしょう。焼き肉屋だって「牛角」とかチェーン店があるわけです。
 俺の住む家の近くでも「今までやってた飲食店がいつの間にか閉まってた」なんてことは珍しくありません。


■山本美保さんに関わるDNAデータ偽造事件に関する情報
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-100f.html
 荒木はいつまでこのガセネタで山梨県警を誹謗し、美保さんのご遺族を苦しめれば気が済むのか。
 いい加減山梨県警が荒木らを名誉毀損で告訴するなり、美保さんの遺族が目を覚まして荒木と手を切るなりして欲しいところです。安倍ですらここまでふざけた話にはさすがに乗れないし、それを荒木ですら「安倍さんは山梨県警を追及しろ、県警の責任者を早く処分しろ、そして美保さんを拉致認定しろ」とまでは言えないわけです。

 これは警察関係者からの情報です。

 口から出任せでしょう。つうか本当に勝手に警察関係者が情報を荒木に渡してるのなら明らかな違法行為でしょう。


■太平洋側にも浸透経路
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/03/post-d7bf.html

調査会が入手した某官庁の資料

全くもって怪しい話です。某官庁とはどこの官庁*15でどう入手したのか。荒木がそれを信用する理由は何なのか。
そのあたりをはっきり説明できないならば
1)官庁の資料ではなく怪しいガセネタ怪文書を荒木が官庁資料と強弁してるだけ。しかも荒木が怪しい文書を鵜呑みにしてるどころか、荒木こそが怪文書捏造の張本人
とか
2)官庁資料であることは確かだが入手方法が明らかに違法で国家公務員法違反などが成立しかねない
かどっちにしろ「内容または入手方法がすこぶる怪しい怪文書」としか思えません。俺が拉致被害者家族会だったらこんな代物は到底信用しませんが、今の家族会だと鵜呑みなんですかね?
 そして荒木に「官庁とはどこの官庁か」「どうやって入手したのか」「何故信用できると思うのか」と聞いてもろくに答えず、しつこく問いただせば「イチャモンをつけて俺達の運動を妨害しようとしてる」「北朝鮮の手先か」とでも言い出すのでしょう。本当に荒木一味には呆れます。


週刊現代『スクープレポート 特定秘密保護法案「官邸のアイヒマン*16*17(北村滋内閣情報官)」と呼ばれる男 本当の黒幕は公安の「妖怪」』
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37830
 本当か知らんが週刊現代記事曰く「特定秘密保護法の制定に尽力した一人は公安幹部の北村氏」だそうだ。
 ちなみに記事曰く

安倍総理が絶大な信頼を置く内閣情報官の北村滋さん

だそうだ。 
なお、『「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(1/12分:荒木和博の巻)(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20120112/5064208021)、『拡散大希望!。ついに拉致問題対策本部事務方トップを「拉致隠ぺいの陰謀を実行した」とデマ中傷するまでいかれ果てた巣くう会と家族会(追記・訂正あり)』(http://d.hatena.ne.jp/bogus-simotukare/20490112/5064208021)で指摘したが荒木一味曰く『山本美保さんDNA鑑定捏造事件の黒幕の一人』が北村氏だそうだ(他にもいるそうだが)。
 「安倍が絶大な信頼を置く北村氏(第一次安倍内閣首相補佐官の一人)」というのが事実なら、さすがの安倍も「北村氏を誹謗する」荒木一味(巣くう会)の寝言にはつきあえないと思うだろうし、荒木一味切り捨てを本気で考えてもおかしくないだろう(まあ、北村氏とともに鑑定捏造の黒幕呼ばわりされている三谷秀史・拉致問題対策本部事務局長代理*18への誹謗中傷だけでも安倍にとって荒木斬りの十分な理由だろうが)。
 また週刊現代記事曰く

彼が外事課長だった'04年に、北朝鮮横田めぐみさんの遺骨だとして持ってきたものに白黒をつけようと徹底的に究明した。
結果、『あれはクロ(偽物)だ』と2週間あまりのうちに調べあげた

そうですから「北村氏は美保さんDNA鑑定捏造に荷担し北朝鮮擁護に回った」という荒木説と明らかに矛盾する(もちろん小生は荒木説など最初からまともな説だと思っていませんが、北村氏が「めぐみさん遺骨は偽物」と「DNA鑑定を元に」判断したときの警察庁外事課長だったことと「美保さんDNA鑑定捏造の黒幕は北村氏」という荒木説との整合性を荒木は問われたらどう答える気なのか?)。


拓殖大学海外事情研究所コラム『韓国の反日』(荒木和博)
http://www.kaiken.takushoku-u.ac.jp/column.html
 荒木が韓国に悪口雑言吐いてるだけの駄文ですが、これが荒木の個人サイトならともかく、大学のサイトに載るのだからいかに拓殖大学が極右かということです。正直、拓殖は大学の名に値しないんじゃないか。

もし韓国風の忠臣蔵(?)をつくるとすれば、四十七士は吉良上野介の屋敷の向かいに浅野内匠頭銅像を建て、1週間に一度そこに集まり「吉良を打倒せよ!」とシュプレヒコールを挙げることになるでしょう。

 意味がよくわからない。韓国の日本批判デモからそういう発想が出来る荒木の脳内構造が理解できない。まさか「大石ら47士」のように日本大使館に討ち入りして「吉良とその家臣」のように日本大使館員を皆殺しにしろとでも言うんでしょうか?。今時忠臣蔵のようなテロ行為ができるわけもない。忠臣蔵が好きだという日本人もまさか今の時代にあの類のテロ行為を支持するわけもない(よほど酷い独裁国家で独裁支配に耐えかねた民衆が蜂起したような特殊なケースでもない限りテロ支持なんかしないでしょう)。
 一方江戸時代はシュプレヒコールをあげてもどうにもならないから吉良邸討ち入りになるわけです。「幕末の異人斬りや天誅」のように「実力行使に躊躇しない時代背景」というのもあるでしょう。
・つうか、荒木の設定でも、「吉良上野介江戸幕府は処罰せよ」「何故、赤穂藩・浅野家だけが処罰される!」と大石らがシュプレヒコール、じゃないとおかしい。反日デモは「慰安婦問題での日本政府の適切な対応」や「安倍が靖国参拝しないこと」などを求めてるのであって単に日本の悪口を言ってるわけではない。
 一方、大石らも「幕府が吉良処罰をしないことに納得がいかない」から吉良を討ったのであって少なくとも彼らの主観的には「正義の遂行」のわけです。ただの殺人じゃない。

かつて私の前任者である故・田中明先生が「謝罪すればするほど悪くなる日韓関係」と言われましたが、まさに現在の状況はそうなっています。

 安倍が河野談話撤回論なんか口にするから、つまり「過去の謝罪をチャラにする」と言いだしたから日韓関係は悪化してる*19のですが、荒木拓殖大教授(特定失踪者問題調査会代表、元巣くう会事務局長)といい、荒木の前任・田中拓殖大教授といい、そういう常識はないようです。「謝罪すればするほど悪くなる日韓関係」なんて珍理解は普通の人間はしません。さすが拓殖大は「極右の巣窟」です。


■2・26
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/02/post-b340.html
 荒木が「226」と言った場合「北朝鮮226のような軍事クーデターが起こって金正恩が暗殺されて欲しい」だの「安倍政権に226のような天誅金正恩*20政権に下して欲しい」だのろくな事言わないんだろうと思って読んでみる。大筋では予想通りであることに改めて絶句。荒木を幹部に出来る巣くう会一味と言い、荒木一味とつきあえる家族会と言い正気ではない。

2・26事件の青年将校も皇室を倒そうとしたわけではありませんからクーデターとは言えないでしょう

何馬鹿な事を言ってるのか。
 先ず第一に軍隊を勝手に動かし、政府要人(高橋是清*21蔵相、斎藤實*22内大臣、渡辺錠太觔陸軍教育総監)を殺害する行為は立派にクーデターでしょう。ちなみに彼らはそうすることによって自分たち(皇道派)がリーダーと仰ぐ真崎甚三郎陸軍大将を首相とする真崎内閣(軍部内閣)の樹立を目指していました。彼らがはっきりと真崎内閣樹立希望を事件当時から公言していますので明々白々です。暗殺対象(岡田啓介*23首相、鈴木貫太郎*24侍従長など暗殺未遂も含む)は全て青年将校たちが「真崎の敵」と見なした人間です。
 ちなみに渡辺は真崎が陸軍教育総監から更迭された後の後任総監で総監就任演説で「軍人が本務をおろそかにして政治活動するのはおかしい」と言う主旨の発言をしたことで青年将校に恨まれていました。高橋は「不況克服予算」を組むに当たって「軍事費を大幅カットした」ため青年将校に恨まれることになります。
 第二に、昭和天皇に対し、荒木みたいなことを言って青年将校をかばう人間はいました。女婿・山口一太郎226事件に参加していた本庄繁侍従武官長なんかがそうです。しかし昭和天皇は「自分の命令もないのに勝手に軍隊を動かしたあげく、股肱の臣を殺害するような連中は許さない」という主旨の事を言って厳罰方針を表明します。昭和天皇がこうした厳しい態度だった理由の一つには「青年将校に思想的に近いと見なされていた秩父宮昭和天皇の弟)」を担ぎ、昭和天皇を退位に追い込むためにクーデターを起こしたという風説の存在もあったと言われています。つまり昭和天皇は荒木のような甘い見方は全くしていなかった。
 第三に二二六事件の中心人物で死刑判決が下った磯部浅一の獄中手記を読むと彼が「荒木の言うような」単純な皇室崇拝者でないことがわかります。

http://binder.gozaru.jp/226isobe.htm
八月十日
 天皇陛下は十五名の無双の忠義者を殺されたのであろうか*25、そして陛下の周囲には国民が最もきらっている国奸らを近づけて、彼らのいいなり放題におまかせになっているのだろうか、陛下、われわれ同志ほど、国を思い陛下のことをおもう者は日本国中どこをさがしても決しておりません、その忠義者をなぜいじめるのでありますか、朕は事情を全く知らぬと仰せられてはなりません、仮りにも十五名の将校を銃殺するのです、殺すのであります、陛下の赤子を殺すのでありますぞ、殺すと言うことはかんたんな問題ではないはずであります、陛下のお耳に達しないはずはありません、お耳に達したならば、なぜ充分に事情をお究(きわ)め遊ばしませんのでございますか、なぜ不義の臣らをしりぞけて、忠烈な士を国民の中に求めて事情をお聞き遊ばしませぬのでございますか、何というご失政ではありましょう。
 こんなことをたびたびなさりますと、日本国民は 陛下をおうらみ申すようになりますぞ
(中略)
 陛下がどうしても菱海の申し条をおききとどけ下さらねばいたし方ございません、菱海は再び陛下側近の賊を討つまでであります、今度こそは宮中にしのび込んでも、陛下の大御前ででも、きっと側近の奸を討ちとります。
 おそらく陛下は、陛下の御前を血に染めるほどのことをせねば、お気付きあそばさぬのでありましょう、悲しいことでありますが、陛下のため、皇祖皇宗のため、仕方ありません、菱海は必ずやりますぞ。
 悪臣どもの上奏したことをそのままうけ入れあそばして、忠義の赤子を銃殺なされましたところの陛下は、不明であられるということはまぬかれません、かくのごとき不明をお重ねあそばすと、神々のおいかりにふれますぞ、いかに陛下でも、神の道をおふみちがえあそばすと、ご皇運の涯てることもござります。

「ご失政」「お恨み」「不明」などという磯部の言葉からは彼が「昭和天皇の実像」を愛していたのではなく「彼が信じる昭和天皇のあるべき姿」を信じていたことがわかります。
 磯部は
「君側の奸のせいで悪政が行われてる」(もちろん磯部にとっての悪政ですが)
「もはや226事件で君側の奸を粛清するしかない」
「粛清すれば昭和天皇は悪政の存在に目を覚まし、自分たちの望む政治をやってくれるに違いない」と認識した。だから磯部に「皇室打倒」なんて考えなんかない。ところが事は磯部の思い通りにならなかった。昭和天皇は磯部らに激怒する。磯部も含む226事件中心人物には死刑が執行された。磯部にとってはこれは「絶対にあってはならないこと」であり、それを昭和天皇が黙認しているのは許せないことだった。ここから「お恨み」「ご失政」「不明」と言う言葉が生まれるわけです。自分に都合のいい妄想で暴走して、それに応じない相手(この場合、昭和天皇)を憎むという精神構造はこういっては磯部に失礼ですが「ストーカーの愛」を連想させます(真崎ら皇道派幹部が無責任に磯部らを煽ったという面で磯部らにも、いくらか同情の余地はありますが)。
 それはともかく、磯部やその同志たちは別に「日中戦争反対」ではなく、おそらく生きていたら太平洋戦争にも反対しなかったでしょうが、磯部らが「君側の奸」と呼んだ人々(財閥や統制派など)によって戦争が拡大され結果として「ご皇運の涯てること(太平洋戦争敗北による天皇象徴化、処刑や廃位されたりしないだけ幸運ではあったが)」があったのは磯部の想定した「皇運衰退」とは違ったろうが皮肉な気がする。

現状を見ていると何かこれまでの枠組みを超えた力をかけないと事態は進展しないように思えてならないのです。政府は何らかの形で金正恩政権と話し合いをし、何人か取り返そうと思っているようですが、それはもし実現したとしてもあくまで「進展」であり「解決」ではありません。あの体制を変えるということが目的としてなければ(さらに言えば東アジアの秩序を日本が作るという覚悟がなければ)うまくいくはずはありません。

 要するに「とにかく金正恩政権を転覆しろ」という暴論です。バカも大概にして欲しい。そんなことをしたら拉致被害者の生命が危険にさらされるだけです。

 情報収集についてお願いをしていく中で、既に様々な情報が寄せられています。例えば警察関係の方から、ご自身の管轄ではないが日本海側のどこかの港町*26で子供が外国人に拉致されそうになり、地域で夜間外出を控えるように指示され、事件後学校では集団下校となったという情報があるとのメールをいただきました。
 また、福岡県の芦屋の海岸で不審な男女や灯火を見たという話もありました。芦屋は非公開の失踪者のいるところで、近くには航空自衛隊芦屋基地もあります。
 それぞれ北朝鮮の拉致や工作活動に関わるのかは不明です。

 不明と荒木ですら言わざるをえないわけですが、不明だったら何の意味もない。「福岡県の海岸に不審な男女がいた」というだけで「芦屋基地があるから」云々ってバカにも程があるでしょう。

【追記】
ちなみに「不発のクーデター事件」としては三月事件、十月事件というのがあります。

三月事件(ウィキペ参照)
・1931年(昭和6年)年3月の決行を目標として日本陸軍中堅幹部によって計画された、クーデター未遂事件である。
・1930年(昭和5年)に政治結社桜会」を結成した橋本欣五郎中佐、長勇少佐、田中清少佐、重藤千秋大佐らは、軍部による国家改造を目指して国家転覆を画策した。これに杉山元*27陸軍次官、小磯國昭*28軍務局長、永田鉄山*29軍事課長、根本博新聞班長、二宮治重*30参謀次長、建川美次参謀本部第二部長、山脇正隆作戦課長、岡村寧次補任課長ら当時の陸軍上層部や社会民衆党赤松克麿、亀井貫一郎、右翼の大川周明や清水行之助らも参画。永田軍事課長が計画書を作成した。一切の計画資金は軍の機密費から出されていた。
 計画では、3月下旬に大川、亀井らが1万人の大衆を動員して議会を包囲。また政友会、民政党の本部や首相官邸を爆撃する。混乱に乗じ、第1師団の軍隊を出動させて戒厳令を布き、議場に突入して浜口*31内閣の総辞職を要求。替わって宇垣一成*32陸相を首班とする軍事政権を樹立させるという運びであったが、直前の3月17日に撤回された。
 事件を計画していた永田は、3月11日に、中央部の課長級の将校を集めて、計画を打ち明けて参加を求めた。教育総監部の課長山岡重厚は「それは非常に乱暴だ。教育総監部の課長として賛成できない。絶対に反対だ」と答えた。小畑敏四郎大佐も賛同し、直ちにやめろといったので、永田も岡村もそれではやめようと、直ちに参謀本部および陸軍省の方へ中止の手続きをとった。
 また第1師団長の真崎甚三郎は、3月15日に永田と士官学校同期である師団参謀長磯谷廉介から、クーデター計画を聞き、反対を表明した。
 この計画は決して綿密とはいえないものであった。1万人の大衆動員計画は実現性を欠いたものであった。
・本件は、本来ならば軍紀に照らして厳正な処分がなされるべき事件である。にもかかわらず、計画に関与した者の中に陸軍首脳部も含まれていたことから、事件を知った陸軍は、首謀者に対して何らの処分も行わず、緘口令を布いて事件を隠匿した。
 この事件は、十月事件や二・二六事件など、のちに頻発する軍部によるクーデター計画の嚆矢であると共に、政界上層部や右翼、国家社会主義者をも巻き込んだ大規模な策謀であった。

十月事件(ウィキペ参照)
 1931年(昭和6年)10月の決行を目標として日本陸軍の中堅幹部によって計画された、クーデター未遂事件である。
・具体的には桜会の構成員など将校120名、近衛歩兵10個中隊、海軍爆撃機13機、陸軍偵察機、抜刀隊10名を出動させ、首相官邸・警視庁・陸軍省参謀本部を襲撃、若槻禮次郎*33首相以下閣僚を斬殺および捕縛。その後閑院宮載仁親王東郷平八郎西園寺公望*34らに急使を派遣し、組閣の大命降下を上奏させ、荒木貞夫*35陸軍中将を首相に、さらに大川周明を蔵相に、橋本欣五郎中佐を内相に、建川美次少将を外相に、北一輝を法相に、長勇少佐を警視総監に、小林省三郎少将を海相にそれぞれ就任させ、軍事政権を樹立する、という流れが計画の骨子となる。
・この計画は10月16日には陸軍省参謀本部の中枢部へ漏れ、翌17日早朝に橋本欣五郎・長勇・田中弥・小原重孝・和知鷹二・根本博・天野辰夫といった中心人物が憲兵隊により一斉検挙される。
・十月事件首謀者に対する責任の追及は、永田鉄山らによる極刑論も一部あったものの、同志の助命を橋本に嘆願された杉山茂丸が、西園寺公望に口添えを行ったり、橋本の盟友である石原莞爾が陸軍首脳部に圧力をかけたりすることで、結果的には曖昧なままにされることとなった。橋本は重謹慎20日、長・田中は同10日といった処分の後、地方や満州に転勤という軽いもので、これは軍部において桜会の勢力が依然強大であったことを示している。しかし、この事件をきっかけとして桜会は事実上の解体を余儀なくされた。


■情報シート
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/02/post-e9b1.html

こんな人を見たことはありませんか
・海岸の松林の中に、カバン、紙袋等を持って隠れている不審な人物

 ばかばかしい。「リアルタイムでそういう人がいて明らかに怪しいから警察に通報する」のならまだしも

何十年前のことでも結構です。「あのとき警察には話した」というようなことでも構いません。「おそらく考え違いだろう」とか「ただチンピラにからまれそうになっただけ」とか、決めつけないでともかく情報を送って下さい。もちろん人から聞いた話でも結構です。

なんてのに何の意味があるのか。大体「怪しい人イコール犯罪者」ではないし、「怪しい人イコール北朝鮮工作員」「犯罪者イコール北朝鮮工作員」でもありません。しかも荒木の「こんな人」には明らかに差別を助長するとしか思えないトンデモもあります。

地元の人なら誰でも知っている地名や駅への道順を、なまりのある日本語で尋ねる不審な人物

 ばかばかしい。「地元の人間」でなければ、道を知らないから聞かざるをえないでしょうし、その場合、外国人*36や「日本人でも東北なまりなどのなまりのきつい人間」なら「なまりのある言葉」で聞くでしょうね。
 その程度では北朝鮮工作員どころか、犯罪者の疑いがあるとすら言えないでしょう。


■こっちこそ失望
http://araki.way-nifty.com/araki/2014/02/post-c02c.html
 タイトルだけで内容がわかります。もちろん取り上げられてるのは「首相が靖国参拝して何が悪い」という衛藤暴言で、「極右」荒木は予想通り、衛藤を「何ら間違ったこと言ってない、問題なんかない」と擁護してるわけです。うんざりです。内容も「何が問題ないだ、大ありだろう!」とうんざりですが、これがもともとは「荒木の個人ブログ」ではなく「特定失踪者調査会メールニュース」と言うのにうんざり。
 靖国参拝拉致問題と何の関係があるのか。こういう右翼放言を自ブログならまだしも「建前ではウヨではないはず」の調査会メールニュースでやる荒木にもそれを黙認する巣くう会及び家族会にもうんざりです。巣くう会と家族会に改めて「こっちこそ失望」です。
 荒木の具体的文章にも突っ込んでみましょう。

衛藤晟一参議院議員の「こっちこそ失望」発言が問題になっていますが、何でこんなことがいちいち取り上げられなければならないのかよく分かりません。

靖国参拝なんか正当化したら日米、日中、日韓関係が悪化するからですが。実際米国から批判されて衛藤もしぶしぶ発言撤回に追い込まれたわけです。むしろ「何で拉致に関係ない事を荒木が拉致関係の場面で放言するのか」、そしてそれを家族会が容認するのかさっぱりわかりません。

このところのNHK籾井会長や百田尚樹さんの発言についての批判もそうですが、ことの本質というより揚げ足をとることだけが目的のように見えます。

慰安婦は世界中の国がやっていた(から日本が非難されるいわれはない)「政府が右を向けと言ったら右を向くのがNHK会長である私の立場(つまりNHKで政府批判はしないと公言)」(籾井)なんて発言を批判することのどこが「揚げ足取り」なのか。
南京事件東京裁判で捏造された。米国が自分の犯罪(原爆投下や東京大空襲)をごまかすためにそうした」「田母神候補以外の候補、舛添、宇都宮、細川は人間のくず」(百田)なんて発言を批判することのどこが「揚げ足取り」なのか。
 荒木の非常識さには絶句します。こういうバカが「巣くう会幹部」では「拉致運動が極右運動化する」のも当然でしょう。その結果、極右以外は拉致問題から離れ、拉致は完全に風化しているわけですが。
 なお,荒木が「長谷川三千子の右翼テロリスト・野村秋介賛美」に触れないのはさすがにあれはかばえないと認識してるんでしょうか。

もし安倍政権の批判をするのなら、拉致問題でも何でももっと根本的な問題でいくらでもできるはずです。

ばかばかしい。単に荒木がバカだから「籾井、百田の問題発言」を問題視できないだけの話ですし、何もマスコミも野党も「籾井、百田問題」だけを批判しているわけではなく「アベノミクス批判」「特定秘密保護法批判」など安倍批判は多岐に亘っているわけです。
 それはともかく、この荒木発言からは
1)荒木が安倍の拉致対応に不満を感じてること
2)そうした安倍の拉致対応についてマスコミが「荒木の希望するような」批判をしないことに不満を感じてること
がわかります。

例えば拉致を理由に只の一人も罪に問われていないという現実は何なのでしょう。

 証拠がなければ逮捕できない、ただそれだけの話です。
 犯人が逮捕できなかった事件は「三億円事件」「グリコ森永事件」「朝日新聞阪神支局襲撃事件(いわゆる赤報隊事件)」「国松警察庁長官狙撃事件」などたくさんあります。何も拉致だけではない。

私たちも何も進められないことの責任を逃れるつもりはありません。情報シートも週明けには正式なものを配布できるようにしますが、できるだけ早くにこれまでと比べても「異次元」の情報収集と発信をしていきたいと思います。

 荒木の言ってることは「杜撰な経営で会社を傾けた経営者」が「責任を取って今まで以上に真剣に経営に取り組みます、私が何とか会社を建て直します」と言うくらい馬鹿げています。
 そんな経営者には「ふざけるな、お前は責任取って辞めろ、後進に道を譲れ」と罵声が飛ぶでしょう。
 荒木一味も「責任を取る」というなら「小泉訪朝後、10年間何の成果も出せなかった責任を取って」、拉致問題から手を引き、引退したらどうなんでしょうか?
 「俺は絶対に辞めない、辞めないことが責任の取り方だ」なんて、「不毛地帯山崎豊子)」の「大門一三・近畿商事社長」みたいな醜態*37をさらして恥ずかしくないのか?。荒木の場合、「近畿商事中興の祖」である大門と違って何の成果もありませんが。

*1:著書『東アジア共同体は本当に必要なのか』(2006年、北星堂書店)、『ASEANAPEC:東アジアの経済統合』(2007年、鳳書房)など

*2:事務次官、局長クラス

*3:首相や「蔵相、外相といった重要閣僚」経験者クラス

*4:経団連会長、副会長クラス

*5:収賄など

*6:今26歳で、彼女の存在が明らかになった小泉訪朝が11年前なので、当時15歳(日本だと中学3年生)ですね。時の経つのは早い。

*7:絶対に「子ども」と書かないのが産経のポリシーです。これについてはたとえばkojitakenの日記『下村博文が「言葉狩り」? 「子ども」はダメ、「子供」と書けって?』(http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20130726/1374846825)参照

*8:巣くう会関係者がいないところがポイントです

*9:家族会、巣くう会のこと

*10:家族会事務局長

*11:村山内閣運輸相、森内閣通産相小泉内閣経産相を歴任

*12:野田内閣で国家公安委員長

*13:この萩原の理屈だと「小泉=北朝鮮シンパ」と言う事にならざるを得ないし「平壌宣言を結ばずに小泉は帰国すべきだった」という無茶苦茶なことになるだろうが本気で萩原はそう思ってるらしい。共産党も心底、「一応、党員のはず」「一応、北朝鮮専門家の端くれのはず」の萩原の愚かさに呆れただろう。

*14:具体的に誰よ?

*15:農水省文科省なんてどう見ても拉致に関係ないであろう役所ではないくらいはわかりますけど。関係ありそうな役所に限定しても、外務省、検察庁警察庁公安調査庁防衛省(旧防衛庁)、海上保安庁と山ほどありますからね。

*16:ゲシュタポユダヤ人課長としてホロコーストに関与。戦後、アルゼンチンに逃亡したがイスラエル公安当局によって逮捕され死刑判決が下った

*17:何でアイヒマンかよくわからん。「情報工作」と言う意味で、ゲッベルス(宣伝担当大臣)ならまだわかるが。

*18:美保さんの遺体発見発表当時は警察庁外事情報部長

*19:慰安婦問題の他にも、竹島問題や靖国問題がありますがいずれも「謝罪」どころか挑発行為でしょう

*20:国防委員長、朝鮮労働党第一書記、朝鮮人民軍最高司令官

*21:山本、原、若槻、犬養、岡田内閣で蔵相

*22:西園寺、桂、山本内閣海軍大臣朝鮮総督、首相を歴任

*23:田中、斉藤内閣海軍大臣を歴任

*24:後に枢密院議長、首相を歴任

*25:何故か磯部は同志よりも遅れて死刑が執行されたのでこういう文章が生まれることになる

*26:「自分の管轄ではない」「どこかの港町」と曖昧な内容であるのだから「ガセネタ」と見なすのが適切でしょう。本当に警察関係者の情報か怪しいですし、仮に警察関係者だとしても田母神のようなキチガイと見なすべきでしょう。田母神は決して「自衛隊の代表選手」ではないわけです。まあ、アレが航空自衛隊幕僚長になれる自衛隊という組織は何かがおかしいとは思いますが、さすがに「自衛官全員が田母神のようなキチガイ極右」ではないでしょう。

*27:林、近衛、小磯内閣陸軍大臣

*28:朝鮮総督、首相を歴任

*29:相沢三郎中佐によって暗殺される

*30:小磯内閣文相

*31:若槻内閣内務相、蔵相を経て首相

*32:清浦、加藤、若槻内閣陸軍大臣、近衛内閣外相を歴任

*33:桂、大隈内閣蔵相、加藤内閣内務相を経て首相

*34:伊藤、松方内閣文相(外相兼任)を経て首相

*35:犬養、斉藤内閣陸軍大臣、近衛、平沼内閣文相を歴任

*36:もちろん外国人イコール「朝鮮・韓国人」ではない。

*37:テレビドラマを見た人や小説を読んだ人なら意味がわかるでしょう