5月の日付で6月記事と大幅に日付がずれていますが連続更新の形にしたいので。
■日経ビジネスオンライン「中国と韓国が北朝鮮を崩壊させる戦略に転換〜石油の供給を停止、中国は、韓国による統一と米軍撤退を意図」(重村智計*1)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20140629/267727/?ST=world&rt=nocnt
「アホと違うか」としか言いようがない珍論ですね。中国は北朝鮮崩壊なんて望んでないでしょうに。下手に崩壊させれば内戦が起こって中国が被害受けかねませんし。
統一韓国がなれば在韓米軍は撤退
だから「北朝鮮が崩壊しても安心して下さい」なーんてことを仮に朴政権が言ったところで中国が素直に信用するとも思えませんが。
北朝鮮との関係上、「密約」という形でしか約束できないし、密約では無視されて「在韓米軍が存在し続けて」も文句が言いづらい。そんな代物に中国はのったりしないでしょう。
■朝日新聞『北朝鮮ミサイル発射に懸念共有 日カンボジア外相会談』
http://www.asahi.com/articles/ASG6Z5FX9G6ZUTFK00M.html?iref=comtop_list_int_n01
中国ならともかくカンボジアってどれほどの影響力があるんですかね?
■産経新聞『北朝鮮を本格捜査せず 韓国・延坪島砲撃で国際刑事裁判所』
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140624/erp14062401140003-n1.htm
国際刑事裁判所(オランダ・ハーグ、ICC)のベンスダ主任検察官は23日、2010年の北朝鮮による韓国・延坪島砲撃や韓国海軍哨戒艦沈没*2が戦争犯罪に当たるかどうかに関する予備調査の結果、本格捜査に着手する合理的な根拠はないと判断したと発表した。
発表によると、検察官は延坪島砲撃に関し、(注:民間人の死者が出たものの)故意に民間人を狙った攻撃だったと判断するのに十分な情報はなかったと指摘。哨戒艦沈没については、合法的な軍事標的に向けられた攻撃とみられ、戦争犯罪には当たらないと結論づけた。
ICCは10年12月に(注:韓国の申し立てで)予備調査を始めていた。
意外な気がしますが「建前では休戦状態(終戦しておらず、国境も建前では「停戦ライン」にすぎない)」なので、法的には「違法とまでは言えない」という判断なんでしょうか?。だとしたら北朝鮮も「それなりに法に気を遣ってる」んですかね。我々はつい「政治的、道徳的な意味で問題のある行為or問題があるように見える行為=違法」と思いがちですけどね。
はたまた「ICCの政治的配慮」なのか。いずれにせよ、日本ウヨが「拉致問題その他」で怒号するほど「ICCでの裁き」とやらはそう簡単に出来るものではなさそうです。