■【産経抄】桜より梅 1月21日
http://www.sankei.com/column/news/160121/clm1601210003-n1.html
ちなみに中村梅之助氏訃報について書いた東京新聞コラムを見てみましょう。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016012102000137.html
本名を三井鉄男とおっしゃる。役者の家としては随分、武張った名だが、自著「前進座80年*1」によれば名付け親は前進座創設メンバーの一人で、共産主義に傾いていた四代目の河原崎長十郎さん。「鋼鉄の男」を意味する旧ソ連の「スターリン」の名から取ったそうで、穏やかな梅之助さんとはなかなか結び付かぬ逸話である▼もっとも鋼鉄だったのは気持ちの方か。下血、脳梗塞、動脈硬化症など晩年は病との闘いが続いた。鉄の意志で劇団を守り、作品をこしらえ、観客をわかせた
梅之助氏や現在の劇団・前進座がそうした左派性を持っているのかどうか小生は知りませんが、もともと前進座とはそう言う劇団だったわけです。
東京新聞にはこうしたことを書く事への躊躇はなく落ちも「まさに名前通りの『鉄の男』といっていい役者人生だった」と落とすのに対し、こうした「前進座の左派性」を徹頭徹尾無視するところはさすがウヨの産経です。
■【阿比留瑠比の極言御免】民主・岡田代表「独裁批判」は鏡を見た方がいい 強権的だったのはどっち?
http://www.sankei.com/premium/news/160121/prm1601210004-n1.html
阿比留らしい駄文です。何も安倍を「独裁的」と批判してるのは岡田氏だけではない。野党幹部に限定したって「岡田氏以外の民主党幹部(例:枝野*2幹事長)」「共産・志位委員長」「社民・福島*3副党首」などいろいろいるわけです。
「岡田の方*4が独裁的だ」といったところで「で、それがどうかしたのか?。それは岡田批判ではあっても安倍擁護になんか全くならんぞ?」で終わる話です。「安倍さんは独裁的じゃない」「独裁的で何が悪い」などと阿比留が言えないのは「実際独裁的だと思ってる」「それを否定できないと思ってる」「また本心では安倍が独裁で何が悪いと思ってるが、さすがに公言できない」ので「岡田にそんな事を言われる筋合いはない」という話のすり替えが始まるわけです。