今日の産経ニュース(7/24分)

■大阪・門真市長選 大阪維新の会新人・宮本氏が初当選
http://www.sankei.com/west/news/160724/wst1607240069-n1.html
 デマ、人権侵害常習の「日本のドナルド・トランプ」維新のような下劣な集団を支持する人間の考えがさっぱり分かりませんが、何とか維新批判派には巻き返して欲しいもんです。維新の場合もはや「政策がどうこう」言うレベルじゃないでしょう。


■【山本優美子のなでしこアクション(3)】男系男子は女性差別ですか? 国連を利用して皇室典範改悪を目論む勢力はまだ蠢いています
http://www.sankei.com/life/news/160724/lif1607240007-n1.html

 日本は昭和60年(1985年)*1女子差別撤廃条約を締結しました。この時国会で「皇位継承資格が男系男子に限られているのは女性差別に当たるのではないか」という議論がありました。
 これに対して当時の安倍晋太郎*2外相はこう答えています。
 「皇位につく資格は基本的人権に含まれているものではないので、皇位継承資格が男系男子の皇族に限定されておりましても、女子の基本的人権が侵害されることにはならない。したがって、本条約が撤廃の対象としている差別にも該当しない。」(昭和60年5月29日、第102回衆議院外務委員会)

 まあ「皇位継承者の減少」が今と違って表面化してない「今から約30年前」「昭和天皇が存命だった」昭和60年当時の日本で「自民党・中曽根内閣の安倍外相」が「女帝を認めないことは条約違反で差別だから典範改正したい(あるいは典範改正の方向で検討したい)」だの「条約違反ではないが、条約の精神上、いかがなものかと思うから典範改正したい(あるいは典範改正の方向で検討したい)」とかいうわけもない。問題は「皇位継承者の減少が表面化」した現在、女帝以外に現実的な問題解決策はあるのか*3、そして「跡継ぎ問題の解決策として女帝を導入することをそこまで忌避し嫌悪する理由は明らかな女性差別ではないのか」つうことです。
 「安倍外相は差別じゃないと言ったから改正しません、以上」で済む話じゃないでしょう。
 なお、「第102回衆議院外務委員会」については産経記事にPDFデータ(http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/102/0110/10205290110016.pdf)が貼り付けてあるので質疑応答内容が確認できます。
 委員会での質疑応答は女帝問題限定ではないですが、女帝問題について指摘しておくと、この質問はPDFデータ(全部で32ページある)の「7〜8ページ目」に出てきます。質問者は社会党小林進衆院議員です。

 こうしたちゃんとした理由があるので、日本はこの条約では皇位継承について「留保」していません。「留保」というのは「条約全体には同意しつつも一部の規定の自国への適用を排除する声明」という意味です*4
 ところが、「留保していない限り、条約との整合性の問題が残っている」、つまり「女性差別に当たる可能性もある」と示唆しているのが文京学院大学名誉教授の山下泰子氏*5です。山下氏は「日本女性差別撤廃条約NGOネットワーク」として本年2月に開催された委員会に70名もの仲間を率いて参加されています。

 別に山下氏も山下氏のお仲間も「政府関係者」ではないので安倍外相答弁に拘束はされない。彼らが「安倍答弁は間違ってる」という考えの下、行動することは何の問題もない。結局「俺は女帝には反対だ、賛成だ」「女帝否定は憲法違反、条約違反の女性差別だ、いや女性差別じゃない」という価値観の問題でしかないわけです。したがって絶対的な正解なんてもんはない。
 まあ俺個人は「跡継ぎ問題を解決する現実的施策」は女帝しかないと思いますし、女帝反対論はどう言い訳しようとただの女性差別だと思いますが。

 ジュネーブに事務所を置き、国連への働きかけも活発な「反国際差別運動」というNGOがあります。顧問は女性差別撤廃委員会委員長の林陽子弁護士です*6
 「反国際差別運動」は部落解放同盟の呼びかけで設立された団体で、本部は部落解放同盟と同じ住所にあります。部落解放同盟はその綱領で「身分意識の強化につながる天皇制および天皇の政治的利用への反対」として反天皇制を主張しています*7

 やれやれですね。戦前じゃあるまいし、別に天皇制批判も天皇制廃止論も犯罪でも何でもない。
 英国など海外でも王政廃止論はあります。
 つうか産経引用の記述に寄れば「天皇の政治利用反対」であって「天皇制廃止」じゃないから随分と解放同盟もよく言えばソフト化、悪く言えば「右に日和った」もんです。
 「天皇制廃止」ならともかく「天皇制の政治利用(例:今上天皇の賢明な態度で挫折したが、君が代斉唱について自分に都合の良い発言を引き出そうとした米長の今上天皇への発言)反対」レベルのどこが反天皇なんでしょうか?。むしろ天皇を政治利用しようとする米長のような輩こそが「反天皇」であり「不敬」ではないのか。
 つうか産経も習近平・中国国家副主席(当時。現国家主席)と今上天皇の面会の時には「1ヶ月ルールを破った小沢一郎民主党幹事長(当時。現在・生活の党代表)らが許せない、天皇の政治利用だ」などと散々わめいていたのですが。
 「俺が他人のやる天皇の政治利用(例:民主党政権時代の今上天皇と習氏の面会)を批判するのは問題ないが、他の奴が俺や俺の仲間(例:米長)に向かって『天皇の政治利用は止めろ』と批判するのは許さない」て単に屁理屈じゃないですか。

 女子差別撤廃委員会では過去に一度だけ、委員から皇位継承についての質問がありました。平成15年(2003年)7月8日、フィリピンのマナノ委員(女性)が「皇室と日本政府は、(ボーガス注:皇太子の娘である)プリンセス愛子が女性天皇になれるよう皇室典範の改正を検討したことがありましたか?」と質問したのです。
 日本政府はこう答えています。
 「皇室典範では男子のみに皇位継承があります。皇室の祖先神は(ボーガス注:女性の)天照大神であり、日本の歴史には女性天皇もいました。しかし、愛子内親王が将来、女性天皇になる可能性はありません」

 何も今回(第二次安倍政権)初めてではなく、前から(2003年と言えば小泉内閣)、国連は「女帝認めないのは女性差別と違うのか?」「別に愛子さんが天皇になってもええんと違うか?」と突っ込んでたわけです。前回国連の質問が注目されず、今回注目されてるのは安倍政権とそのお仲間(例:産経)が「国連許せない、日本舐めてる」と発狂して騒いでるからに過ぎません。
 なお、小泉内閣での女帝導入論検討の背景にはこのマナノ委員質問もあったのかも知れません。小泉首相福田官房長官のコンビは「跡継ぎ問題の解決には女帝導入論こそが現実的」という判断のもと、国連質問もうまく使って「女帝導入」で跡継ぎ問題について何とか片をつける気だったんじゃないか*8
 ちなみに「産経にとっての反日国家」中国の委員がこういう質問をすると「天皇制破壊を企む中国の陰謀だ、中国許せない」と抜かす癖に「産経にとっての親日国家」フィリピンの委員がこういう質問をするとフィリピン非難などせず*9適当に流す辺りさすが産経です(勿論褒めてない)。

皇室典範を改悪して日本の国柄を壊そうと意図

 女帝導入は「皇室典範改悪で日本の国柄の破壊」だそうです。もう呆れて二の句が継げません。

「日本にはかつて女性天皇が10人*10いたのに、現在の皇室典範では男子しか継承できないのは女性差別だ」と説明されたら納得してしまうでしょう。

 むしろ納得しなかったらその方が変ですが。
 あるいは「海外にはエリザベス女王など女帝がいるから女帝に問題はない」といってもいいかもしれません。

もし国連の委員会が皇室典範を審査項目に入れようとしたならば、日本政府は毎回派遣している大代表団を中止し、加盟国中第2位で9・68%もの分担金約237億円を停止し、厳しい姿勢で怒ってほしいと思います。

 さすがに本気じゃないでしょうが気が狂っています。国連相手にそんな馬鹿な事ができるわけがない。つうか何でここまで女帝を嫌うのかわけがわかりません。


■【緊迫・南シナ海】88歳のラモス*11元比大統領、南シナ海特使に
http://www.sankei.com/world/news/160724/wor1607240009-n1.html
 結局やはり予想通り「交渉で解決する方針」のわけです。交渉の結果どんな結論が出るかはともかく交渉以外解決法はないでしょう。産経みたいな中国敵視なんか論外です。
 「裁判判決など一切認めない(まあ、全面的に認める気がないだけで、本当は譲歩しある程度認める気はあるのにハッタリかましてるだけでしょうが)」と中国が言ってる以上、判決を振り回しても問題は解決しません。大体判決は「中国の主張には問題がある」としているだけで「フィリピンの主張は正しいのか」「ベトナムの主張は正しいのか」などについては何の答えも与えてないのでそう言う意味でも交渉せずには問題は解決しません。


■【角栄*12逮捕・40年後の証言(2)】無罪を信じ米国人代理人を断った元首相…依頼した石井一氏*13は「追い落とそうとした米政権のワナにはめられた」
http://www.sankei.com/premium/news/160721/prm1607210007-n1.html
 ばかばかしくて話になりません。立花隆*14なども批判していますが米国陰謀論には何の根拠もありません。
1)
 角栄の政治が反米的なんて事実はありません。
2)
 角栄の政治力を奪ったのは「ロッキード逮捕」ではなく、「竹下の創政会(後の経世会)結成&それが心労となってもたらされた角栄脳梗塞発症(当時は中曽根内閣時代)」です。
 ロッキード逮捕後も田中は隠然たる政治力を保有し、「目白の闇将軍」と呼ばれ、たとえば盟友の大平正芳を首相の座につけています。
 田中の支援によって政権を獲得した大平や中曽根は当時「角影内閣」「直角内閣」「田中曽根内閣(田中&中曽根内閣ということ)」などと呼ばれました。
 田中派幹部議員は「ロッキード事件発覚後(三木内閣時代)〜田中脳梗塞発症(中曽根内閣時代)」まで

江崎真澄*15
 自民党総務会長(三木、福田総裁時代)、政調会長(福田総裁時代)、大平内閣通産相、中曽根*16内閣総務庁長官を歴任
金丸信
 三木*17内閣国土庁長官、福田*18内閣防衛庁長官自民党国会対策委員長(大平総裁時代)、自民党総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)を歴任
小坂徳三郎*19
 大平*20内閣経済企画庁長官、鈴木*21内閣運輸相を歴任
竹下登*22
 三木内閣建設相、大平内閣蔵相を歴任
二階堂進*23
 自民党総務会長(鈴木総裁時代)、幹事長、副総裁(中曽根総裁時代)を歴任
西村英一*24
 福田内閣行政管理庁長官、自民党副総裁(大平総裁時代)を歴任

ということで別に干されたりしていない(ウィキペ「木曜クラブ*25」参照)。本気で米国が角栄を潰す気なら「闇将軍」なんてもんを許すわけがない。それともロッキード事件での田中逮捕から何年も経っている「創政会結成が米国の田中追い落としの陰謀」とでも言う気でしょうか。
3)
 また「追い落とす」が首相の座からの退任ならロッキード逮捕のときの角栄は既に首相ではなく元首相でした。もちろん元首相としての彼の政治力は無視できませんがロッキード逮捕時の三木総理、福田副総理・経済企画庁長官といったライバルと比べ角栄が「米国がロッキード暴露でダメージを与えたくなるほどの政治力を保有」かといえばそんなことはないでしょう。首相を辞めれば政治力は当然落ちます(ちなみに角栄の首相辞任理由は「立花の田中金脈批判報道」及びいわゆる「狂乱物価(ハイパーインフレ)」による支持率低迷)。もちろん田中と対立する立場にある三木が「ロッキード発覚時の首相だったこと」は田中に不利に働いたでしょうがそれは偶然に過ぎないでしょう。
4)
 またロッキード事件政治責任や刑事責任の追及を受けたのは田中だけではありません。西ドイツやイタリアでも追及はあったわけで「田中潰しが目的」にしては「ターゲットとなってるのは田中だけではない」という矛盾があります。


■【角栄逮捕・40年後の証言(3)】虎の尾踏んだ田中の自主外交 米公電が示した不快感「対米従属批判を恐れた」
http://www.sankei.com/premium/news/160722/prm1607220005-n1.html
 何年か後には「キャメロン英国首相のAIIB参加決定」に対し不快感を示した米国の公電が公開されるんでしょうか。ふと、そんな事を思いました。
 なお、田中辞任後も「米国に配慮してイスラエル批判はしないが、石油調達などアラブとの関係も考えイスラエルに米国ほどの肩入れもしない」という日本の路線は基本的に変わりません。
 よって「田中のアラブ外交を理由とした米国陰謀論」というロッキード陰謀論は成立しません。
 なお、この点、安倍はどうもイスラエルに肩入れする方向にかなりシフトをきってるようで問題でしょう。


■【角栄逮捕・40年後の証言(5)】ゆがめられた「最大の遺産」 政治生命かけて実現させた日中国交正常化だが、その後…
http://www.sankei.com/premium/news/160724/prm1607240028-n1.html

 「当時は自民党内でも日中国交正常化に反対する親台湾派は多かった。田中がいなければ実現はかなり遅れていただろう」。
 北京大学教授の王新生(日本政治)は政治生命をかけた田中の決断力を称賛した。

 「親台湾」の典型は岸信介*26元首相です。まあ、中国側が角栄を褒めるのはある意味当然なのでその主張がどこまで信用できるかは少し疑問符がつきますが。ポスト佐藤*27福田首相でもそれほど大きな遅れはなかったかもしれない。
 なお中国側も「遅れただろう」とはしているものの「実現できなかっただろう」とは書いてないことに注意しましょう。
 「台湾の国連からの追放と中華人民共和国の国連加盟」「ニクソン米国大統領の訪中」(いずれも佐藤内閣時代)により日中国交正常化は「台湾ロビー・岸信介らの抵抗で遅れることはあってももはや実現は時間の問題」となったわけです。

 日中間の軋轢(あつれき)が増す今、中国側に持ち上げられる田中派出身の政治家がいる。
 元首相、鳩山由紀夫だ。江蘇省南京市の「南京大虐殺記念館」を訪れ謝罪するなどスタンドプレーを続け、最近では中国主導の国際金融機関、アジアインフラ投資銀行の諮問委員就任も報じられた。

 おいおいですね。何で田中を取り上げる記事で鳩山氏への悪口を始めるのかわけがわかりませんし、南京大虐殺紀念館訪問もAIIB諮問委員就任も非難されるようなことではない。
 そもそも南京大虐殺紀念館には「海部俊樹*28野中広務*29古賀誠*30安倍昭恵*31」といった自民党関係者も訪問しています(ウィキペ「南京大虐殺紀念館」参照)。まあ訪問者は安倍の妻を除けば皆「ある種のリベラル派」ですが。
 まあそれはともかく、今角栄ブームなんだそうです。
 玉石混淆でしょうが田中角栄ググると最近の本(復刻版含む)として

・石井一『冤罪:田中角栄ロッキード事件の真相』(2016年、産経新聞出版
・石田伸也『角言:田中角栄を刻む62のメッセージ』(2016年、徳間書店
・奥山俊宏*32『秘密解除・ロッキード事件田中角栄はなぜアメリカに嫌われたのか*33』(2016年、岩波書店
大下英治*34田中角栄の新日本列島改造論』(2016年、双葉社)、『田中角栄・巨魁伝』、『実録・田中角栄(上)(下)』(以上、2016年、朝日文庫)、『永田町知謀戦:二階俊博*35田中角栄』(2016年、さくら舎)
・栗原直樹『田中角栄の青春』(2016年、青志舎)
・小林吉弥『田中角栄・心をつかむ3分間スピーチ』(2016年、ビジネス社)
・田中京*36『我が父、田中角栄:男の中の男』(2016年、青林堂
田原総一朗*37『大宰相・田中角栄ロッキード裁判は無罪だった』(2016年、講談社プラスアルファ文庫)
・中澤雄大角栄の「遺言」:「田中軍団」最後の秘書・朝賀昭』(2015年、講談社プラスアルファ文庫)
早坂茂三*38田中角栄・頂点をきわめた男の物語』(2016年、PHP文庫)、『田中角栄回想録』(2016年、集英社文庫
平野貞夫*39田中角栄を葬ったのは誰だ』(2016年、ケイアンドケイプレス社)
保阪正康*40田中角栄安倍晋三:昭和史でわかる「劣化ニッポン」の正体』(2016年、朝日新書)
・向谷匡史『人は理では動かず情で動く:田中角栄・人心収攬の極意』(2015年、 ベストブック)

なんて本が大量にヒットします。
 そこには「今の自民党政治家は、角さんと違って庶民のことなんか全然分かってない」という不満があるんじゃないか。先日、参院選で安倍が一応勝利したとは言えそれは「角栄時代の自民党勝利」とは相当に価値が違うと見るべきでしょう。

*1:なお、1985年にいわゆる男女雇用機会均等法が制定されたのは条約締結に対応した措置であり、「法制定と条約締結」の「時期の一致」は偶然ではありません。

*2:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党総務会長(中曽根総裁時代)、幹事長(竹下総裁時代)を歴任

*3:小生はないと思いますが。元皇族の復帰も側室制度復活もおよそ現実的じゃないでしょう。

*4:もちろん留保したところで「留保しないで国内制度を条約に適合するように改正しろ」つう批判があり得ますので留保すれば問題が解決するわけではありません。

*5:著書『女性差別撤廃条約の研究』(1996年、尚学社)、『女性差別撤廃条約の展開』(2006年、勁草書房)、『女性差別撤廃条約と日本』(2010年、尚学社)など

*6:どう見ても女性差別撤廃委員会が林弁護士を通して「反国際差別運動」と癒着しているかのように印象操作しています。産経らしいゲスさです。

*7:解放同盟の影響があるとは言え、別団体について解放同盟の綱領を持ち出して話をするのは非常識でしょう。

*8:悠仁君誕生でそう言う動きは下火になりますが。

*9:非難する場合もせいぜい「日本の伝統・天皇制について不勉強だ」くらいしか言わない。

*10:ちなみに10人とは「推古天皇(在位592年〜628年)」、「皇極天皇(在位642年〜645年)」、「斉明天皇(在位655年〜661年: 皇極天皇重祚(同一人物))」、「持統天皇(在位686年〜697年)」、「元明天皇(在位707年〜715年)」、「元正天皇(在位715年〜724年)」、「孝謙天皇(在位749年〜758年)」、「称徳天皇(在位764年〜770年:孝謙天皇重祚(同一人物))」、「明正天皇(在位1629年〜1643年)」、「後桜町天皇(在位1762年〜1770年)」

*11:アキノ政権国軍参謀総長、国防相を経て大統領

*12:岸内閣郵政相、自民党政調会長(池田総裁時代)、池田内閣蔵相、自民党幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相などを経て首相

*13:海部内閣国土庁長官、羽田内閣自治相・国家公安委員長を歴任

*14:田中角栄など「政治とカネ」関係の著書として『田中角栄研究 (上)(下)』(1982年、講談社文庫)、『田中角栄新金脈研究』(1985年、朝日文庫)、『ロッキード裁判批判を斬る1〜3』、『ロッキード裁判とその時代1〜4』(以上、1994年、朝日文庫)、『巨悪vs言論:田中ロッキードから自民党分裂まで(上)(下)』(2003年、文春文庫)、『政治と情念:権力・カネ・女』(2005年、文春文庫)など。ただし立花には日本政治とは関係ない『アメリカ性革命報告』(1984年、文春文庫)、『サル学の現在(上)(下)』(1996年、文春文庫)、『臨死体験(上)(下)』(2000年、文春文庫)、『宇宙・地球・生命・脳:その原理を求めて』(2003年、朝日文庫)、『シベリア鎮魂歌・香月泰男の世界』(2004年、文藝春秋)、『生、死、神秘体験』(2007年、講談社文庫)といった著書もあり実は世間に思われているほど政治への関心はないと著書の中などで語っている。

*15:ロッキード事件以前も池田、佐藤内閣防衛庁長官、田中内閣自治相(国家公安委員長北海道開発庁長官兼務)を歴任

*16:岸内閣科学技術庁長官、佐藤内閣運輸相、防衛庁長官、田中内閣通産相自民党幹事長(三木総裁時代)、総務会長(福田総裁時代)、鈴木内閣行政管理庁長官を経て首相

*17:片山内閣逓信相、鳩山内閣運輸相、岸内閣科学技術庁長官(経済企画庁長官兼務)、自民党政調会長(池田総裁時代)、佐藤内閣通産相、外相、田中内閣副総理・環境庁長官などを経て首相

*18:岸内閣農林相、自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣外相、田中内閣蔵相、三木内閣副総理・経済企画庁長官などを経て首相

*19:いわゆる小坂財閥の当主。信越化学工業社長、信濃毎日新聞社長を歴任

*20:池田内閣官房長官自民党政調会長(佐藤総裁時代)、佐藤内閣通産相、田中内閣外相、三木内閣蔵相、自民党幹事長(福田総裁時代)などを経て首相

*21:池田内閣郵政相、官房長官、佐藤内閣厚生相、福田内閣農林相、自民党総務会長(大平総裁時代)などを経て首相

*22:ロッキード事件以前も佐藤、田中内閣で官房長官

*23:ロッキード事件以前も佐藤内閣科学技術庁長官、北海道開発庁長官、田中内閣官房長官自民党幹事長(田中総裁時代)を歴任

*24:ロッキード事件以前も池田内閣厚生相、佐藤内閣建設相、田中内閣国土庁長官を歴任

*25:田中派のこと

*26:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、自民党幹事長、石橋内閣外相を経て首相。

*27:吉田内閣郵政相、建設相、岸内閣蔵相、池田内閣通産相科学技術庁長官などを経て首相

*28:福田、中曽根内閣文相を経て首相

*29:村山内閣自治相・国家公安委員長小渕内閣官房長官自民党幹事長(森総裁時代)を歴任

*30:橋本内閣運輸相、自民党幹事長(森総裁時代)を歴任

*31:現首相・安倍の妻

*32:著書『内部告発の力:公益通報者保護法は何を守るのか』(2004年、現代人文社)、『ルポ・東京電力原発危機1カ月』(2012年、朝日新書)など

*33:タイトルはアメリ陰謀論のようですがアマゾンレビューに寄れば内容はむしろアメリ陰謀論批判のようです。タイトルが失敗かと思います。

*34:ウィキペ「大下英治」によれば、角栄本以外にも、『爽快なり、立ち技:小説・安倍晋太郎』(1990年、徳間書店)、『柔にして剛:人間・羽田孜』(1993年、講談社)、『小沢一郎の挑戦』(1994年、徳間文庫)、『一を以って貫く:人間・小沢一郎』(1996年、講談社文庫)、『永田町ビッグバンの仕掛人亀井静香』(1999年、小学館文庫)、『小説・小泉純一郎:信を貫いて恐れず』(2001年、幻冬舎)、『石原慎太郎の「宣戦布告」』(2002年、徳間文庫)、『人間・渡部恒三:政界再編の鍵を握る男』(2003年、ぴいぷる社)、『平沼赳夫の「宣戦布告」』(2005年、河出書房新社)、『武部勤の熱き開拓魂』(2005年、徳間書店)、『安倍晋三:安倍家三代』(2006年、徳間文庫)、『小沢一郎の日本をぶっ壊す』(2006年、幻冬舎文庫)、『古賀誠の新政界・花と龍』(2007年、ビースト)、『熱伝導知事・上田清司』(2007年、埼玉新聞社)、『小池百合子の華麗なる挑戦』(2008年、河出書房新社)、『小沢一郎の政権奪取戦略』(2008年、河出文庫)、『小沢一郎はどのように自民党をぶっ壊したか?』(2009年、徳間文庫)、『日本再生の切り札・与謝野馨』(2009年、徳間書店)、『覚悟!陽気な突破者・渡辺喜美』(2010年、講談社)、『高村正彦「真の国益を」』(2010年、徳間書店)、『亀井静香、天馬空を行く!』(2010年、徳間書店)、『したたかな「どじょう」:野田佳彦研究』(2011年、青志社)、『橋下徹の政権奪取戦略』(2012年、イーストプレス)、『総理への宿命・小泉進次郎』(2013年、徳間書店)、『公明党の深層』(2014年、イースト新書)、『福島の田中正造荒井広幸』(2016年、歴史春秋社)など多数の政治家提灯本を著書にもつ節操のない、怪しい御仁。福島の歴史春秋社といった地方出版社から荒井の提灯本を出した上、「福島の田中正造」とまでおべっかを言うとは、なかなかの銭ゲバぶりで常人にはまねできません。ここまで銭ゲバが酷いと俺なんかは怒るよりも呆れて笑ってしまう。ちなみに大下氏は、土井氏が衆院議長になったころは『小説・土井たか子』(1995年、社会思想社現代教養文庫)を、共産党躍進が話題になると『日本共産党の深層』(2014年、イースト新書)、『日本共産党秘録』(2016年、イースト新書)を書いて土井支持者や共産支持者相手におべっか言って金を得ようとするのだからその気合いの入った銭ゲバぶりにはただただ脱帽です。「カネのためなら何処の政党、政治家の提灯本でも書く破廉恥な御仁の本」を買う気はありませんが共産支持者として「どんだけ歯の浮くお世辞を共産相手に言ってるのか」確かめたい気はします(笑)。なお政治家提灯本以外では『坂本冬美・火ざくら伝説』(1996年、双葉社)、『都はるみ:炎の伝説』(1998年、河出文庫)、『太地喜和子伝説』(2000年、河出書房新社)、『美空ひばり不死鳥伝説』(2001年、広済堂文庫)、『手塚治虫:ロマン大宇宙』(2002年、講談社文庫)、『アサヒビール大逆転・男たちの決断』(2003年、講談社プラスアルファ文庫)、『孫正義:起業のカリスマ』(2005年、講談社プラスアルファ文庫)、『雪村いづみ物語』(2008年、平凡社新書)、『巨乳をビジネスにした男・野田義治の流儀』(2008年、講談社)、『松永安左エ門伝:電力こそ国の命』(2013年、日本電気協会新聞部)、『落ちこぼれでも成功できる:ニトリの経営戦記』(2013年、徳間書店)、『孫正義秘録』(2015年、イースト新書)、『映画女優吉永小百合』(2015年、朝日新聞出版)といった財界人、芸能人相手の提灯本があります(再度、笑)。

*35:小渕、森内閣運輸相、小泉、福田、麻生内閣経産相を経て現在自民党総務会長

*36:角栄と愛人の間の子ども。本妻の子である真紀子元代議士とは険悪な仲らしい。

*37:最近の著書に『安倍政権への遺言』(2015年、朝日新書)、『変貌する自民党の正体』(2016年、ベスト新書)など。

*38:角栄の元秘書

*39:参院議員

*40:最近の著書に『昭和史のかたち』(2015年、岩波新書)、『日本原爆開発秘録』(2015年、新潮文庫) 、『安倍「壊憲」政権と昭和史の教訓』(2016年、朝日文庫)など。