今日の産経ニュース(2/13分)

■【新聞に喝!】空々しい偽善を感じる 知っていたはずのメディアが書く天下り批判 京大霊長類研教授・正高信男*1
http://www.sankei.com/column/news/170212/clm1702120008-n1.html
 おいおいですね。なら書かないでずーっと放置してればいいのか。
 まあ、この件はともかく「豊洲市場の件」とか「前から共産党とか批判してただろ、マスコミふざけんな」「しかも石原をろくに批判しねえし、中途半端なんだよ、手前ら」等と思うことは色々ありますが、でも「何も書かないよりはマシ」ではあるでしょう。
 大体天下りなんて「公務員の民間への再就職は全て禁止」とでもしない限り「役所の働きかけはありません、色々と候補を探していてAさんがいいと思ったから採用しました。もちろん官職在任中にAさんの面談をしたりもしていません。Aさんが我々の元に着任した後も役所との間に不適切な関係はありません」と言われたら証拠がなければ「ああ、そうですか」で引き下がるしかないでしょう。


■【野口裕之の軍事情勢】日本警察に守られた在日中国人の「反アパホテル」デモ
http://www.sankei.com/premium/news/170213/prm1702130005-n1.html
 「守ることが目的」ではなく「監視が目的だった」が現場に行ったら「日本ウヨが何するか分からない状況」だったので、まさか襲撃を容認するわけにも行かず「結果的に守ることになった」だけでしょうがそれはさておき。「日本警察が守らなければ」ウヨが襲撃するかもしれないと言う状況を異常とは産経はやはり思わないようです。
 さて産経・野口は「南京事件に興味がない」のか、はたまた「南京事件否定論に道理がないことを理解してる」のか、「反アパ・デモ隊は中国国内で民主化デモでもやれ」と南京事件(アパデマ本問題)にはほとんど関係ない事を言い出します。まあある意味、野口は「正直な人間」かもしれません。


■【日本の国境を直視せよ!(4)】与那国島で歓迎される自衛隊 ホテルや民宿は満杯、住民税も増収でミニバブルの経済効果
http://www.sankei.com/politics/news/170213/plt1702130008-n1.html

 島の人口は、最盛期の約1万2000人(戦後の混乱期に3万人説もある)から減少し続け、2015年の人口は、わずか1489人。地場産業の停滞で雇用も行き詰まり、高校がないため子供の進学に合わせて一家で離島する者も多かった。これでは、いつか「海上限界集落」と化し、尖閣諸島と同様、無人島への道を歩みかねない。
 昨年3月、この与那国島に朗報が届いた。民主党政権時代に頓挫した陸上自衛隊・沿岸監視隊の配備がやっと実現したのだ。
(中略)
 隊員約160人と家族約90人が新しい住民として暮らす。島人口の約6分の1を自衛隊関係者が占めることになる。
 自衛隊の関連工事で、600人ほどの作業員も島に入り、ホテルや民宿は満杯だ。コンビニやガソリンスタンドの売り上げも増加し、ちょっとしたミニバブルの経済効果が出ている。住民税も増収となり、一部の基地反対者を除く島民たちは歓迎した。

 結局「自衛隊誘致派」ですらほとんどは「中国の脅威ガー」なんて信じてないわけです。産経の書く「ミニバブル」とやらを期待していたわけです。沖縄なのに「意外な気がしますが」与那国は恐らく観光が衰退してる。少なくとも観光に「人口減をカバーできるほどの力」がない。
 ただそう言うのって健全じゃないですよねえ。健全じゃないから基地反対派は反対してる。自衛隊基地は建前では「国防のため」ですから。
 「だったら自衛隊基地じゃなくたって、大学や病院、工場だって人が沢山来るモンならミニバブルだから、何でもいいんじゃないか」ですからねえ。残念ながら自衛隊しか誘致できなかったわけですが。
 まあ大学や病院、工場なら「あることはいいこと」でしょうが自衛隊なんてモンは建前では「ない方がいいモン」です。与那国がそんなに軍事的に緊張することはいいことではない。
 まあ実際には「中国の脅威ガー」なんて本当は「誘致派」の誰も考えてないからこうなるんでしょうけど。裏返せば「対馬佐渡」みたいに「中国人や韓国人の観光客が多く来ます」なら自衛隊なんか誘致しなかったと言う事です。


■【日本の国境を直視せよ!(5)】韓国の竹島不法占拠はなぜ続くのか
http://www.sankei.com/politics/news/170213/plt1702130009-n1.html
 「なぜ」て話は簡単で「向こうは不法占拠してるとは思ってない」からです。
 「韓国侵略の過程で日本に強奪された。竹島の島根編入明治維新直後ではなく、『日本の韓国侵略が本格化した』明治38年なんて中途半端な時期なのも侵略の傍証だ」と思ってる。
 当然「取り返した領土にいつまで日本は言いがかりつければ気が済むのか」「とにかくウチが実効支配してるんだから日本の因縁なんか無視すればいい」としか思ってない。それだけの話です。当然「返せ」と叫ぶだけは何もどうにもならない。
 つうか「返せ」と叫ぶのなら、せめて「河野談話否定論」等のデマは辞めて欲しい。そう言うデマを流せば「河野談話否定論何か流す奴らの主張が本当のわけないでしょう。独島は韓国の領土です」と言われるだけですから。

*1:著書『0歳児がことばを獲得するとき』(1993年、中公新書)、『ヒトはなぜ子育てに悩むのか』(1995年、講談社現代新書)、『赤ちゃん誕生の科学』(1997年、PHP新書)、『子どもはことばをからだで覚える』(2001年、中公新書)、『父親力:母子密着型子育てからの脱出』(2002年、中公新書)、『ケータイを持ったサル:「人間らしさ」の崩壊』(2003年、中公新書)、『考えないヒト:ケータイ依存で退化した日本人』(2005年、中公新書)など