■リベラル21『前原新代表選出で民進党はどうなる、野党再編か野党共闘か』広原盛明*1
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-4084.html
朝日が野党勢力や幅広い市民団体などとの連携が不可欠であり、その結集軸をつくる野党第１党としての民進党の責任を強調するのに対して、毎日は「ど真ん中」との表現で民進党が「穏健な保守政党」へ回帰し、その延長線上に野党再編に突き進むことを推奨している。
広原氏も毎日には呆れていますが、おいおいですね。野党共闘を否定することの何処が「穏健な保守政党」なのか。日本政治の右傾化はマスゴミが助長していると言っていいでしょう。
安倍政権内ではこの混乱に乗じて一気に総選挙に打って出る「ガラガラポン」戦略が検討されていると聞く。
おそらく「トリプル補選の結果」が出る前にはそう言う事はしないでしょう。
ただし補選結果や今後の政権支持率、政党支持率によっては安倍がそう動く可能性はあります。特に「補選で野党共闘が成立しない上、民進党3連敗」「政権支持率が上向き、民進党支持率ががた落ち」なんてなれば解散に出る可能性は大きくなるでしょう。
おいおいですね。「野党共闘に反対することは政治的に不利」と判断し、政治的に死ぬのがいやだったから「岡田*2、蓮舫*3代表時代の野党共闘路線」を渋々であれ飲んだのではないのか。前原も事情はともかく北海道補選で野党共闘候補の応援を共産党議員と共にしたのではないのか。
その程度の連中が「死んでも阻止」とは笑わせてくれます。
前原氏を政治の師と仰ぐ京都４区の北神*4衆院議員などは、民進党代表選の決起集会で共産党との共闘を「赤いモルヒネ」と呼び、「手を出したら骨の髄まで蝕まれる。京都の我々は一番よく分かっている」と言い放った。前原氏も「どの部分がとは言わないが、私の本音を話してくれた」と述べたという（朝日、2017年9月2日）。
さすが「シロアリ」発言の前原一味です。今度は「モルヒネ」だそうです。
むしろ「モルヒネ」にあたるのは小池新党ではないかと思いますがそれはさておき。
仮にも共闘相手に対して「いかに共闘に否定的な立場だからといって」言っていいことと悪いことの区別もつかないのか。よほどの「反共」「アンチ野党共闘」「前原一味シンパ」でない限り、別に共産支持者でなくてもこの発言には呆れるだけでしょう。
なお、こうした記事を書く朝日が野党共闘に好意的であり、当然、前原一味に批判的であることは言うまでもないでしょう。
「手を出したら骨の髄まで蝕まれる」というのが「共産党に支持者が奪われる」つう事を意味するなら「はあ？」ですね。
そんなことが安倍政権打倒より大事なのか。そもそも共闘というのは「一切競争しません」なんてことではない。
違う政党なのだから「一方では支持者争奪戦がある」のは当然です。
「野党共闘が共産党によって支持者争奪戦に悪用されてる」という事実でもない限り、北神の発言は誹謗中傷でしかない（まあ、そんな事実はないでしょうが）。そもそも最大野党がそれほどまでに共産党に支持者を奪われることを危惧するなんてお粗末にもほどがあります。
あるいは「改憲派ウヨ」である北神や前原にとって「改憲が思うように主張できないこと」が「むしばまれてる」ということか。ただ「安倍政権打倒をおざなりにしてとにかく改憲を訴えたい」なんてそれこそ安倍批判派のメインではないでしょう。むしろ護憲派や「護憲派ではないが護憲派の反発を買ってまで改憲を主張すべきではない」という人々がメインでしょう。
あるいは「共産党が参院選に北神の対立候補を出して北神が落選し、一方共産党の倉林候補が当選したこと」がそんなに北神にとって悔しかったのか（北神は後に泉健太の衆院京都三区出馬、当選によって衆院比例繰り上げ当選）。しかしその事実こそが「野党共闘の威力」を示してると言っていいでしょう。
まあそんな事は共産党でもしないのではないか、その前に反共極右・北神が断るだろうと思いますが共産党が野党共闘候補として北神を支持すれば奴の落選もなかったわけです。
【ここから産経です】
■内閣支持率横ばい４４％ 民進党・前原*5代表「期待しない」５１％*6 共同通信世論調査
http://www.sankei.com/politics/news/170903/plt1709030071-n1.html
「森友・加計疑惑が発覚しても」未だに44％もあるのかと思うと日本人のあほさにげんなりしますが、不支持46％ですからねえ。改造によるご祝儀相場は「勿論無意味ではない（ある程度上がった）」ものの、安倍にとって思ったほどの効果もなく、安倍も落ち目になりつつあるわけで、ここでどう野党が安倍批判を繰り広げていくかが重要でしょう。
民進党が今後の国政選挙で、共産党などとの共闘関係を「続けた方がよい」は３３・０％、「よいと思わない」は５１・８％だった。
まあ自民、公明支持層も含めての数字ですからねえ。
安倍批判派に話を限定すれば話は恐らく違ったものになるでしょう。本当に「共闘否定派」が反安倍に多いなら「共闘が成果を上げている」今の選挙結果はあり得ない話です。
その点、マスコミも「野党支持者の回答について」「与党支持者の回答について」といった細かい分析ができないんですかね？
小池百合子*7東京都知事の側近が年内結成を目指す国政新党に「期待する」は３８・４％で、「期待しない」が５１・０％となった。
今後、小池の国政進出計画がどうなるか分かりませんが、小池にとって厳しい数字でしょう。何せ国政新党とやらは何ら具体的な形はできてないのだからこうなるのも当然でしょう。むしろ「３８％も期待がある」方が驚きです。
東京都、あるいは関東限定ならまだしも、小池も国政進出・全国展開は躊躇するかも知れません。
■麻生太郎*8副総理、講演で差別表現 衆院愛媛３区補選の応援
http://www.sankei.com/politics/news/170903/plt1709030008-n1.html
先日ヒトラー発言で批判されたのに、懲りないバカとしか言いようがないですね。日本人として屈辱にたえません。
■自民・竹下亘*9総務会長「島根落下は意味ない」 北朝鮮弾道ミサイルで発言
http://www.sankei.com/politics/news/170903/plt1709030077-n1.html
麻生暴言の次はこの方の暴言です。島根選出でこの発言というのが悪い意味ですごいですね。
ご本人、批判に対しては「人口の多い広島ならともかく、少ない島根に落としても北朝鮮にとって意味がないから島根には落とさないだろう。島根県民は心配しないで欲しいと言う意味。島根に落ちても構わないという意味ではない」と釈明してるそうですが、釈明しないといけない発言をしたこと自体が問題です。いずれにせよ、こういう放言が出ること自体、安倍政権が内心では北朝鮮危機なんか全く感じてないことが伺えます。
■【北朝鮮核実験】ミサイル「島根に落ちても何の意味もない」発言撤回せず 自民・竹下総務会長「どこが不適切なのか」
http://www.sankei.com/west/news/170904/wst1709040047-n1.html
正直呆れて二の句が継げません。本気なんでしょうか。報道を見る限りあの発言はどう見ても「島根にミサイルが落ちてもたいしたことない」といってると認識されても文句の言えない妄言だと思いますが。
つうか「島根のような田舎なんか北朝鮮は狙わない、そういって何が悪い。俺は撤回しない」つうなら島根レベルの田舎で、安倍政権の指導の下、ミサイル避難訓練がされてることは無駄だと言うんでしょうか。いや俺は無駄だと思いますが、そこまでいう度胸が竹下氏にはあるのか（たぶんないでしょうが）。
■「島根意味ない」撤回を 竹下氏事務所に女性団体
http://www.sankei.com/west/news/170905/wst1709050066-n1.html
まあ普通に考えて抗議されるでしょう。
■【将棋ＮＨＫ杯】藤井聡太四段が森内俊之九段に勝利 ＮＨＫが異例の生放送
http://www.sankei.com/life/news/170903/lif1709030026-n1.html
id:Bill_McCrearyさん記事『B級1組に降級した将棋棋士森内俊之9段がフリークラス転出』
http://blog.goo.ne.jp/mccreary/e/c119bee6a5141c2fea707d81fe759af9
でわかるように落ち目の森内ですがそれでもやはり「藤井はすごい」んですかね。
産経が「森内は今は下り坂だ」と言うことを書かないのは「何だかなあ」と思います。
■韓国の反日感情は政治・外交と切り離せるか 観光客は日本好き？
http://www.sankei.com/west/news/170903/wst1709030046-n2.html
反日感情と言ってもそれはあくまでも「安倍の歴史認識（慰安婦、靖国など）に対する批判」ですからねえ。
「日本の有名観光地で韓国人観光客に対する、日本極右のヘイトクライムが多発してる」という物騒な事でもなければ、別に日本観光することには何ら不思議はないでしょう。
当然ながら「日本観光するからといって」安倍の歴史認識を容認してるわけでもないでしょう。
まあそれはともかく「日本の観光地って外国人にとってそんなに魅力的かなあ？」という気もしますが「欧米に比べて近いから旅費が安い」つうのも大きいんでしょうね。
■AKB48・STU48岡田奈々さん「ながら運転」に警笛 警視庁南大沢署で一日署長
http://www.sankei.com/affairs/news/170903/afr1709030019-n1.html
岡田奈々というと全く同じ名前の芸能人が既にいる*10わけですが、「両親が岡田奈々のファン」など、やはり関係してるんですかね。
■【眞子さまご婚約内定会見詳報（上）】プロポーズは「将来結婚しましょう」 眞子さま「私の心は決まっておりました」
http://www.sankei.com/life/news/170903/lif1709030037-n1.html
眞子さま
「小室さんと（中略）初めてきちんとお話をしましたのは、２０１２年、国際基督教大学が交換留学生のために教室で行った説明会でのことでした。」
ネット上で「皇族だって元号でなくて西暦ジャン」という指摘がありましたが確かにその通りですね（苦笑）。
まあ「国際基督教大の交換留学生のための説明会」というのが眞子氏が西暦で表現する理由の一つではあるでしょうが。
*1:著書『日本型コミュニティ政策：東京・横浜・武蔵野の経験』（2011年、晃洋書房）、『神戸百年の大計と未来』（共著、2017年、晃洋書房）など
*2:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長（鳩山、菅代表時代）、野田内閣副総理・行政刷新担当相、民主党代表代行（海江田代表時代）を経て民主党代表。現在、民進党常任顧問
*3:菅、野田内閣行政刷新担当相、民主党代表代行（岡田代表時代）を経て民進党代表
*5:鳩山、菅内閣国交相、菅内閣外相、民主党政調会長（野田代表時代）、野田内閣国家戦略担当相を経て代表
*6:まあガセネタメールという失態を犯した元代表の再登板ですからねえ。こうなることは前原も覚悟してるでしょう。枝野代表だったらどうなったか気になるところです。
*7:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長（谷垣総裁時代）を経て都知事
*8:橋本内閣経済企画庁長官、森内閣経済財政担当相、小泉内閣総務相、第一次安倍内閣外相、自民党幹事長（福田総裁時代）などを経て首相。現在、第二次、第三次安倍内閣副総理・財務相
*9:第二次安倍内閣復興相、自民党国対委員長（第二次安倍総裁時代）などを経て総務会長
*10:というか年配の方には「そちらの岡田奈々」のほうが身近ですよねえ。なお、AKBでない方の岡田奈々は芸名で、AKBの岡田奈々さんは本名かつ芸名です。
