今日の産経ニュース(10/11分)ほか(追記・訂正あり)

■埼玉の衆院選情報
 まあ、あまり気が進まないのですが県民として簡単に紹介しておきます。
 朝日記事(http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2017/koho/A11.html)などを参照すれば分かりますが、今回は「共産:埼玉1区、2区、4区、6区、7区、8区、9区、10区、11区、12区、14区、15区」、「立憲民主:埼玉3区、5区」、「社民:埼玉13区」ということで一応「いわゆるリベラル勢力で結果的に調整がされたことになる」のでしょうが「共産以外の選択肢が自民か希望か維新しかないところ」が多すぎです。民進党解党で埼玉の民進がほとんど希望に行き、それを立憲民主党が埋められなかったことが明白です。
 小生は勿論、「比例は共産」ですが、「小選挙区では自民、希望、維新以外に投票する」「そしてその場合の選択肢は共産しかない」ので必然的に「共産」になるわけです。選択肢が立憲民主なら立憲民主、社民なら社民に投票するでしょうが(つまり小生の選挙区は3区、5区、13区以外です。どこかは秘密にしたいと思います)。まあそういう埼玉県民は結構多いでしょう。何せ「15区中」自民、希望、維新以外は共産しか選択肢がない選挙区が「12区」、つまり「80%」ですからねえ。
 「3区、5区、12区」はともかく他は「調整した」というよりは「社民や立憲民主」に候補を出すだけの力がなかっただけでしょう(立憲民主党代表の枝野*1は埼玉5区選出なのですが、自分のホームグランドでこれとはお粗末な男です)。
 当選可能性という点では共産への投票は毎度のことですが「当選可能性が低いんだよな、ウーン」のわけですがまあ仕方がないですね。自民、希望、維新に投票する気にならないし、棄権もしたくないし。 


【ここから産経です】
■【神戸製鋼データ改竄】モラル軽視が浮き彫り、経営責任の追及は必至だ
http://www.sankei.com/economy/news/171011/ecn1710110031-n1.html
■【主張】神鋼アルミ不正 技術者の良心は消えたか
http://www.sankei.com/column/news/171012/clm1710120001-n1.html
 言ってる事は間違いではないのですが神戸製鋼所も「デマ記事常習の阿比留を出世させるようなお前ら産経に言われたくないわ!」「お前らこそ何処にモラルがあるんや、デマ記事の責任を1度でもまともにとったことがあるのか!。ふざけんな!」ですよねえ。まあ、この種の企業不祥事を擁護しろとは言いませんが、「いつもながら」よくもまあ自分を棚に上げてこんな記事が書けるもんです。
 大体、「神戸製鋼所」には「それなりの社会的意義が過去あったしこれからもある」でしょうが産経なんか創立以来一体どんな社会的意義があったんでしょうか?
 つうか安倍の不正「森友・加計」を擁護する産経がよくも言ったもんです。つうか安倍のような不正が黙認できないのは「こうした神戸製鋼のような不正が発覚しても」、『総理も不正して居直ってるんだから問題ないよ、神戸製鋼は運悪くばれただけなんだ。ばれなきゃいいんだ』という風潮になりかねない事が理由の一つですがその辺り産経はどう思っているのか。


安倍晋三首相、政界を引退する高村正彦*2自民党副総裁続投を表明
http://www.sankei.com/politics/news/171011/plt1710110054-n1.html
 確かに「国会議員を辞めても副総裁はできますが」、そこまで安倍が彼にこだわる理由はなんなのか。「稲田や下村並みにお気に入り」なのか。大体彼は「引退理由」を高齢化(体力の限界)としてるわけで、そういう人間が副総裁をやるのは変な話です。「落選したが有能な人間なので副総裁を続けて欲しい、次回選挙で帰り咲けばいい」つうのとは違うわけですから。
 そもそも副総裁は幹事長や政調会長とは違い、「必置の職ではないから置かなくてもいい*3」し、高村レベルの長老議員なら「大島理森*4元副総裁」「伊吹文明*5衆院議長」「細田博之*6元幹事長」「額賀福志郎*7・元財務相」など他にいくらでもいるわけです。
 まあ、高村も辞退するんじゃないかと思いますが。


■【衆院選野党共闘“ご破算”の共産党が先祖返り にじむ焦り
http://www.sankei.com/politics/news/171011/plt1710110056-n1.html

 共産党は、立憲民主や社民両党との共闘を急いだ。そこに具体的な政策はなく、「安倍政権打倒」だけを旗印にした。

 おいおいですね。まさか産経も本気でこんな事言ってるわけではないでしょう。
 「安倍政権打倒」には「森友加計疑惑追及」「安保関連法反対」「共謀罪反対」などの一定の合意があるわけです。むしろこういう共産disに励む産経こそが「焦ってる」のではないのか。


■【衆院選立憲民主党枝野幸男代表 首相指名で共産・社民との連携は「考えていない」「政策的合意がない」
http://www.sankei.com/politics/news/171011/plt1710110049-n1.html
 こういう辺り枝野には「やる気があるのか」と言いたくなりますね。結局、こやつも「前原ほど酷くはないが、所詮ウヨ」なんですかね。
 そもそも「立憲民主党の今の力では到底政権交代など無理なこと」は枝野も認めてるのだから「首相指名で連携」といってもそれは三党にとって「今後も野党共闘を続けていく事の証明」程度の意味しかない。
 「連立政権云々」とか寝言も大概にしろって話です。むしろこんなことを言うようでは「枝野は野党共闘をやる気があるのか」ということで立憲民主の支持が落ち込み、共産や希望に支持が行くことすらあり得るでしょう。 


■【矢板明夫*8の中国点描】習近平*9政権での粛清を予言した共産党古参幹部の死、その予言は的中し
http://www.sankei.com/premium/news/171011/prm1710110008-n1.html

 中国の政府系シンクタンク中国社会科学院の日本研究所初代所長の何方氏が3日、北京市内で死去した。94歳と高齢だったが、改革派知識人たちに大きな衝撃を与えた。
(中略)
 2015年、何氏は改革派雑誌だった「炎黄春秋」で日中関係について自身の考えをまとめた論文を発表した。「謝罪を求める被害者の意識を捨てて、平常心を持って日本と接するべきだ」と主張した。安倍晋三政権が主導した安全保障法制についても「普通の国家を目指すことと、軍国主義の復活は全く別問題だ。今の日本で軍国主義の復活はあり得ない」と論じた。
 中国屈指の日本問題の研究者である何氏の主張に、習指導部が全く耳を貸さないことは残念だ。

 矢板のデマではなく本当にこんなことを言っていたのなら「おいおい」「やれやれ」ですね。
 加害者(安倍政権)が無反省なら被害者(中国)が謝罪を求めるのは当然でしょう。何も安倍に批判的なのは中国に限った話ではなく韓国政府も批判している。そして安倍政権以前はこれほど厳しい態度を中国も韓国も日本相手にとっていなかったわけです。
 安倍の軍事路線を「普通の国にすぎない」つうのも絶句ですね。もしかしてダライ一味やラビア一味同様「日本ウヨと野合することがいいことだ」とでも思ってるか。呆れて物も言えません。酷なことを言えばこんなあほな人が死んでも何ら惜しくはないですよねえ。94歳ならいつ死んでもおかしくないし。
 「騏邾も老いては駑馬に劣る」て奴ですね。まあそもそも麒麟だったのかも怪しいですが。
 つうかこんなあほな人を「改革派の長老」とあがめてるようでは話にならないでしょう。実際にはこんなあほな人を改革派は「過去の人」と斬って捨ててるかも知れませんが。

*1:鳩山、菅内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)を経て立憲民主党代表

*2:村山内閣経済企画庁長官、小渕、福田内閣外相、森内閣法相、第一次安倍内閣防衛相などを経て自民党副総裁(第二次安倍総裁時代)

*3:実際、置かれなかったこともあります。

*4:村山内閣環境庁長官森内閣文相(科学技術庁長官兼務)、小泉内閣農水相自民党国対委員長(小泉、第一次安倍、福田、麻生総裁時代)、幹事長、副総裁(谷垣総裁時代)、衆院議長など歴任

*5:橋本内閣労働相、森内閣国家公安委員長、第一次安倍内閣文科相自民党幹事長(福田総裁時代)、福田内閣財務相衆院議長など歴任

*6:小泉内閣官房長官自民党幹事長(麻生総裁時代)、総務会長(第二次安倍総裁時代)など歴任

*7:小渕、小泉内閣防衛庁長官森内閣経済企画庁長官、自民党政調会長(小泉総裁時代)、第一次安倍内閣財務相など歴任

*8:著書『習近平:なぜ暴走するのか』(2014年、文春文庫)など

*9:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席