今日の産経ニュース(6/22分)(追記・修正あり)

■トルコ24日大統領選 エルドアン*1統治に賛否真っ二つ 「実行力ある」「宗教を政治利用」
https://www.sankei.com/world/news/180622/wor1806220034-n1.html
 エルドアンの独裁的手法を是とはしませんが、一方でエルドアン落選時に、果たしてエルドアン批判派が無茶苦茶な粛清をしたりはしないかが気になるところです。反エルドアン派がその点、節度を持った態度をするならエルドアン落選がベストだと俺個人は思いますが。
 エルドアンの無茶苦茶ぶりが「広範な野党共闘を生んでるらしい(今回そのため、エルドアン当選が一番可能性が高いとはいえ、エルドアンが第1回投票で過半数をとれなければ、第2回投票(決選投票)でエルドアン落選の可能性も十分あるらしい)」ところは我が国の安倍や米国のトランプに似ているかもしれません。

【追記】
■トルコ大統領選 エルドアン氏再選 選管が発表 与党連合は過半数確保
https://www.sankei.com/world/news/180625/wor1806250007-n1.html
 予想の範囲内とはいえげんなりします。とはいえ「得票率52%」ですからね。過半数を超えたとはいえ、エルドアン批判票がかなりあることもわかったわけで、これが「ささやかな希望」でしょうか。


■「謹慎」小渕優子*2じわり復活 経産相辞任から4年、久々パーティー 竹下派会長「首相候補に」 課題は実績作り
https://www.sankei.com/politics/news/180621/plt1806210003-n1.html
 まあ竹下氏*3リップサービスでしょうねえ。自民党は「若手(もちろん自民党的な意味ですが)で女性」を首相にする程、革新的(?)な党ではない。ましてやその女性が「金銭疑惑で大臣を辞めた過去がある」ならなおさらです。
 竹下氏にとっての本命は「当選回数」「要職経験」から誰が考えても、茂木敏充*4あたりでしょう。

 不祥事以降、小渕氏が総裁候補に名前が挙がることはほとんどない。

 もちろん疑惑が影響してることは事実でしょうが、そんなもんがなくても、小渕は自民党内において総裁候補扱いはされてないでしょう。


近現代史巡り講演録販売へ 自民、教科書反映の思惑
https://www.sankei.com/politics/news/180622/plt1806220030-n1.html

近現代史を検証する自民党の「歴史を学び未来を考える本部」は22日、専門家による講演録を今秋をめどに販売する方針を決めた。高校で近現代史を学ぶ必修科目「歴史総合」が平成34年度に新設されるのを見据え、教科書づくりに反映してもらう思惑がある。
・専門家を講師に招く勉強会形式で行われ、これまでに17回開催。満州事変や極東国際軍事裁判東京裁判)、連合国軍総司令部(GHQ)の占領政策などを取り上げてきた。

 産経も講師の名前を出す自信がないのか、具体的な記述はまるでありませんが、どんな代物なのかはおよそ想像がつきます。


■【野党ウオッチ】もがく国民民主党は会期アディショナルタイム生かせるか? 「独自色」は野党連携に水、支持率1%割れ
https://www.sankei.com/premium/news/180622/prm1806220006-n1.html
 国民民主党なんて大多数の野党支持者にとって「小池ブームに踊ってずっこけた見識のない馬鹿者集団」でしかないでしょう。野党支持者のウチ、左派は共産や社民を支持し、右派(といっても穏健右派、リベラル右派ですが)は立民や自由を支持するわけです。
 もちろん「自民の二軍も同然な」維新や日ころなんてもんを支持する野党支持者はほとんどいません。

 国会で独自色を発揮すればするほど、野党連携に水を差すとの指摘を受けるジレンマも抱え

 そりゃ独自色つうのが「野党共闘に反すると言われても仕方ない行為」ならそうなるでしょう。何せ国民民主なんて支持率は立民、共産、社民、自由を下回るレベルですし。
 当然ながら国民民主が「野党共闘に距離をおいたところ」で、それは「じゃあ立民、共産、社民、自由を支持する」つう話にしかなりません。自民、公明の支持者が流れることもあり得ない。どんどん支持率が落ちるわけです。

 玉木氏は18日の記者会見で、支持率の伸び悩みについて「大型国政選挙を経験していないので、なかなか上がりにくい」と釈明した。

 冗談も大概にしてほしい。「他の政党はともかく」現状で国政選挙があったら国民民主は「立民に移籍したり無所属ででたりしようとする人間続出」で党が選挙結果を待たずして崩壊でしょう。
 実際問題「選挙は当面ない方がいい」「ナントカ支持率を上げるか立民あたりと一緒になるかしないと選挙なんて論外だ」と所属議員皆が考えてることは間違いないでしょう。

*1:イスタンブル市長、首相を経て大統領

*2:麻生内閣少子化担当相、第二次安倍内閣経産相など歴任

*3:第三次安倍内閣復興相、自民党国対委員長(第二次安倍総裁時代)などを経て総務会長

*4:小泉内閣沖縄・北方等担当相、福田内閣金融担当相、第2次安倍内閣経産相自民党政調会長(第2次安倍総裁時代)などを経て第4次安倍内閣経済財政担当相