リベラル21のバカさに呆れる(2023年1月12日分)

リベラル21 ハンガリーの対ロシア政策(盛田常夫)
 何故にハンガリーなのかと言えば、「リベラル21メンバー」の盛田がハンガリー在住だからに過ぎず実に馬鹿馬鹿しい。
 つまりは、ドイツ在住ならドイツ、ポーランド在住ならポーランドになったのでしょう。


リベラル21 中国青少年の「落ちる」という気持はどこから来るか(阿部治平)
リベラル21 コロナの次は汚職高官退治(田畑光永
 中国に悪口してるだけの駄文でまともな分析とはとても言えません。
 それにしても「中国の若者問題」を云々してる暇があったら「日本の若者問題」について論じたらどうなのか。
 そして「中国ネタ」というと毎度毎度「阿部か田畑」という代わり映えのない寄稿者にも呆れます。


リベラル21 大阪府知事選は〝自・公・維・国 保守大連立〟の先行モデル広原盛明)
 読んでいてうんざりしてくる駄文です。
 第一に広原は勝手に「自民と立民は自主投票か維新との相乗り」に動き、市民連合等から「野党共闘候補」を立てる動きもないだろうから「吉村VS辰巳の一騎打ちになるだろう」と勝手に決めつけています。
 勿論その可能性はあるでしょうが、現時点でそう決めつけてそれでいいのか。(過去に大阪府知事選で自民との共闘があるとは言え、国政で対立し、また岸田が維新にすり寄る自民との野党共闘は主張しないにしても)何故そこで広原やリベラル21は「立民との野党共闘」を主張しないのか。
 もはや、広原とリベラル21は「立民との野党共闘」は無理だと思ってるのか。
 しかし一方で広原は「辰巳氏が僅差であれ勝利した場合」は勿論「敗北した場合も善戦すれば」泉体制に打撃があるだろう(例:泉辞任とそれによる維新すり寄り路線の変更→野党共闘の再建?)という趣旨のことも書いています。
 しかしそれならば「辰巳勝利または善戦」による泉体制崩壊を期待するなどと言う迂遠なことを言うよりも「勿論困難ではあります」が、まずはオール立民ではなく「大阪立民限定」ですら、知事選での「立民を含む野党共闘」を広原やリベラル21は目指すべきではないのか。
 勿論この共闘においては候補は辰巳氏に限りません。そもそも、共産も「あまりにも市民連合や立民、自民の動きが鈍い」ため、辰巳氏擁立をして「共産の本気度を早急にアピールしない」と,いつまで経っても誰も出馬、擁立の動きがなく、その頃になって辰巳氏を立てても選挙戦術としてまずすぎるとの思いから「誰も出ないようだからそれならうちは現時点では辰巳を立てる」としただけでしょう。自民、立民、市民連合、どこであれ、共産が乗れる候補を立てるのなら、辰巳氏に固執する気は無いと思います(但し誰も出なければ、あるいは出ても共産にとってとても相乗り、共闘できない候補なら辰巳氏擁立のままになるわけですが)。
 なお、今日もkojitakenに悪口する(2023年1月12日記載) - bogus-simotukareのブログ

立憲民主党と日本維新の会の支持率は、やはり急落が示唆されます。(三春充希氏) - kojitakenの日記
 枝野*1代表時代は「お互いに批判していたはず」の立民と維新の共闘に、右派からも左派からも「野合という批判」が強く、支持率アップどころかむしろお互いに下がってるという話です。事実ならば「アンチ泉*2、アンチ維新」の俺としては実に喜ばしい。

と書きましたが、この見立てが正しいなら大阪府知事選での結果に関係なく、早晩泉路線も挫折するのではないか。
 支持率が低迷するようでは、党内の泉批判は高まる一方だし、大阪府知事選結果に関係なく、統一地方選その他での苦戦は避けられないからです。
 「まず離党して」という当たり前のプロセスを経ず、「立憲民主党総支部長が水面下で移籍を希望した」というシナリオを書いたのは自民党さんだと思います。(もんくま氏) - kojitakenの日記が触れている「今井るる(2021年衆院選岐阜5区候補、立民党岐阜5区支部長)」の自民移籍、岐阜県議出馬予定もそうした泉路線の挫折の象徴でしょう。
 いかに岐阜が「野田聖子・元自民党総務会長」「古屋圭司・元自民党選対委員長」の膝元で自民が強いとは言え、これでは泉立民も面子丸つぶれです。今更今井を除名したところで失われた面子は回復されない。
 立民支持率の低迷によっては、今後も1)岐阜のような自民の強い自治体での、2)今井のような保守系立民候補のこうした「自民移籍(あるいは自民ではなく維新や国民民主への移籍)」は起こるのではないか。そしてそのことは泉体制を崩壊させるのではないか。
 第二に「辰巳の善戦を期待する」と広原が他人事である点にもげんなりします。何故そこで「辰巳氏勝利に向けて我々は彼を応援しよう」という主体的な言葉が出てこないのか。これは広原のこの文章に限りません。リベラル21には「我々は、私はこうする」という主体的な表現があまりにも少なすぎる。
 メインの突っ込みはこれで終わりですが、他にも突っ込んでおきます。

 最近の共産党機関紙「しんぶん赤旗」には、ここ数年間あれほど喧伝してきた野党共闘の「や」の字も出てこない。

 泉が維新にすり寄ったことで景気のいい記事が減ったことは残念ながら事実でしょうが「やの字も出てこない」は言い過ぎでしょう。
 「野党共闘の早急な再構築が必要(つまりは泉が維新にすり寄るから再構築という悲しむべき話になるわけですが)」という表現でなら野党共闘に触れた記事はあるでしょうし、個々の地方首長選挙では立民との共闘は今もあるでしょう。
 さて岸田おろしが起こらない理由ですが、それは「岸田を使い倒そう」と主流派閥(安倍派や麻生副総裁の麻生派)がしているからでしょう。「評判の悪い軍拡増税」を自分たちが実行するよりも岸田に強行させた方がいい、岸田が完全に潰れるまでは弾よけに使おうという判断でしょう。今すぐ国政選挙があるわけではないこともそうした「岸田使い倒し路線」に拍車をかけてるかともいます。
 勿論「ポスト岸田に誰を立てるか」がまとまってないこともあるでしょう。
 俺が思うに、可能性としては

【1】前回総裁選に出馬した「河野*1デジタル相(麻生派)」「高市*2経済安保相」「野田*3元総務会長」、
【2】有力閣僚、党三役が総裁選に出馬してきた過去の歴史から考え「茂木*4幹事長(茂木派ボス)」のほか、「加藤*5厚労相」「萩生田*6政調会長(安倍派)」「林*7外相(岸田派)」「松野*8官房長官(安倍派)」

といった辺りでしょうが、今の時点で「岸田に代えてこれを立てる」というほどの動きは出てないでしょう。

*1:第三次安倍内閣国家公安委員長、第四次安倍内閣外相、防衛相、菅内閣行革相などを経て岸田内閣デジタル相

*2:第一次安倍、福田内閣沖縄・北方等担当相、第三次安倍内閣総務相自民党政調会長(第二次安倍、岸田総裁時代)などを経て岸田内閣経済安保相

*3:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣科学技術政策等担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相、岸田内閣少子化等担当相などを歴任

*4:小泉内閣沖縄・北方等担当相、福田内閣金融等担当相、第二次安倍内閣経産相、第四次安倍内閣経済財政担当相、第四次安倍、菅、岸田内閣外相、自民党政調会長(谷垣、第二次安倍総裁時代)、選対委員長(第二次安倍総裁時代)などを経て自民党幹事長

*5:茂木派ではありますが。第三次安倍内閣一億総活躍等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣厚労相菅内閣官房長官などを経て岸田内閣厚労相

*6:第四次安倍、菅内閣文科相、岸田内閣経産相などを経て自民党政調会長

*7:福田内閣防衛相、麻生内閣経済財政担当相、第二次、第三次安倍内閣農水相、第四次安倍内閣文科相等を経て岸田内閣外相

*8:第三次安倍内閣文科相などを経て岸田内閣官房長官