今日の産経ニュース(6/28分)ほか(追記・修正あり)

働き方改革法が成立 罰則付き残業規制や高プロを導入
https://www.sankei.com/politics/news/180629/plt1806290017-n1.html
安倍晋三首相、働き方改革法の意義強調 「多様な働き方可能に
https://www.sankei.com/economy/news/180629/ecn1806290047-n1.html
 予想の範囲内ではありますがやはり怒りと悲しみを禁じ得ません。
 しかし諦めずに戦うことが大事でしょう。今後とも野党や労組など各方面の奮起を期待したい。
 それにしても安倍も

https://www.sankei.com/economy/news/180629/ecn1806290047-n1.html
「子育てや介護をしながら働くことができるよう、多様な働き方を可能にする法制度が制定された」

などという出任せがよくも言えたもんです。
 本当にそんな法律なら誰も反対などしません。むしろ「子育てや介護をしながら働くことがより困難になった」というべきでしょう。


■「なるほど」と共感したツイートやブログ記事(働き方改革法案での連合、国民民主批判ツイート)

https://igajin.blog.so-net.ne.jp/
■五十嵐仁の転成仁語『ワールドカップの影で強行された働き方改革関連法案の採決についての『日刊ゲンダイ』でのコメント』
「支持率1%に低迷したままの国民民主は立憲民主とは違うことをして独自性を示したいのでしょうが、与党を利するだけです。『野党の足並みが乱れている』とメディアに報じられ、有権者にも『党利党略』と思われ、結果的に国民民主にとってプラスにならない。支持率も上がりませんよ。どうしてそういうことが分からないのでしょう」(五十嵐仁氏=前出)

・澤路毅彦*1朝日新聞社勤務。労働担当の編集委員。経済部労働チームの同僚と雇用・労働問題を取材しています。投稿は朝日新聞社の見解を代表するものではありません。)
参議院厚生労働委員会は、立憲、共産、社民が委員長解任決議案を出し、休憩に。国民は同調せず、採決に同意した模様。
・なお、今日の連合会長会見で、(ボーガス注:働き方改革法案への)この2党*2の対応が違うことについて質問がありましたが、神津会長は「論評しない」「判断できる材料を持っていない」(趣旨)。(ボーガス注:他人事みたいなことを言うとは)連合会長は当事者ではないのですか。
・判断できる材料がないのなら、下に「情報を集めて報告せよ」と指示すればいいだけ。組織のトップなのに、判断材料がないとは。
・会社との交渉の最終段階で、トップが「判断できる材料がない」なんて言ったら、労働組合やめるか、別の組織を作ること考えるのでは。(ボーガス注:連合内の執行部批判派に連合を脱退して新組織を作れと教唆してるわけじゃなく、あくまでも)一般論ですが。
・付帯決議は47項目。読み上げたのは国民の小林さん*3(電力総連)。小林さんが読み上げていたとき、立憲の難波さん*4(JP労組)が盛んにヤジを飛ばしていました。立憲は(ボーガス注:付帯決議には賛成と)付帯決議の共同提出者になろうとしたが、与党だけでなく、国民からも(ボーガス注:法案採決に反対し、参院厚労委員長の解任動議も提出してるからという無茶苦茶な理由で)反対された模様。

・さくら
 いつもらったかも覚えてない連合のティッシュに「STOP! 長時間労働」って書いてるんですけど、明らかにその長時間労働が増える可能性を持つ高プロ強行採決されそうな時だっていうのに、連合なにしてるわけ?。しっかりしろ!。誰のための労働組合だよ!!

ガイチ
 この土壇場での、国民民主党所属議員と連合幹部の発言や振る舞い、よく覚えておく。

砂まみれ
‏・やっぱり連合(ボーガス注:執行部)はクソですね。(ボーガス注:UAゼンセンなど)旧民社党(ボーガス注:系労組)のポチっぷりは、ハンパない!

・extremely_stuff
‏ 神津はクズ。早く(ボーガス注:連合会長を)やめろ。国民民主が何やったか、わかってるのか。

 まあ、これらの方々が激怒するのも当然です。神津は無責任極まりないですね。神津を野放しにしてる連合傘下労組も「安倍を野放しにする自民党執行部並みに」どうかと思いますが。
 「連合執行部が国民民主にああいう動きをやらせてるの?。高度プロを含むあの法案に賛成だから?。高度プロ反対、立憲民主支持の傘下労組の意向を無視して?。野党共闘をぶち壊す危険性も恐れずに?。それでいて立民と国民民主で一緒になってほしいとかバカ抜かしてるの?」と疑われて非難の対象になっても文句は言えないでしょう。まあ、今の連合執行部って旧民社・同盟系だからなあ。こうした連合の態度が明らかに安倍を利してるわけです。
 そもそも「希望の党」騒動で野党共闘を破壊し、安倍を利しても、立憲民主や共産、市民運動などに謝罪一つしないクズが神津ら連合執行部ですからねえ。「安倍政権打倒より反共がそんなに大事か?。そんなに野党共闘で共産が評価上げることが嫌か!。手前ら連合が無能だから、安倍批判派によって共産が評価されるだけだろうが!」「手前らが反共したいなら勝手にすればいいがせめて安倍を打倒してからやれ!」ですね。

・KaSuehiro
 (ボーガス注:働き方改革法案に対する態度で)国民民主党立憲民主党との違いを何が何でも際立たせて“第3極”に見せなきゃと思っている。それで例え自民党の補完勢力となろうとも。
 しかし、政治のイシューは実際は2項対立がほとんどなんだよね。企業の中でカネを独占したい経営者と、当然の賃金と休みが欲しい労働者と、その中間など無いのにね。

 本多勝一氏も「ヒトラー支持と反対の中間などない」などとして「多くの問題は二項対立であり無理に第三の道を作ろうとしても混乱するだけ」としていたと思いますが、まあ、そういうことです。
 まあ、国民民主のその道は「公明」「旧民社」「みんなの党」「維新」などの道であり、公明以外はほとんど党が消滅、衰退した道です。愚かとしか言い様がありませんね。
 国民民主や「安倍批判を躊躇するテレビ局」のような馬鹿者のせいもあって、「高度プロ」という「残業代不払い制度」がかける危険性が高まっています。
 とはいえ、「俺の願望込み」ですが、特定秘密保護法などに比べれば「(施行された場合)その害悪はわかりやすい」と思うので、野党の力及ばず、不幸にして可決されても「再改正の道は簡単ではないが不可能でもない」とは思っています。もちろん可決されていいわけでもなければ、国民民主や「安倍批判を躊躇するテレビ局」のような馬鹿者の存在が許されるわけでもないですが。


■「法律に基づいてやった」細野豪志*5環境相5000万円借り入れ問題で記者団との主なやりとり
https://www.sankei.com/politics/news/180628/plt1806280013-n1.html
 安倍が加計森友で平気で居直って「朝日や東京新聞など一部を除き」マスコミもろくに批判しない(特にテレビがひどい)のを見ていると、細野を批判する気も失せますが、まあ重大な疑惑ではあるでしょうね。
 安倍と違い権力者とはもはや言いがたい細野では、マスコミも批判に躊躇しないでしょうし、野党共闘を破壊した元凶の一人・細野をかばう義理もほかの野党幹部にはないでしょう。
 まあ細野がどこまで政治責任、刑事責任を追及されるかはともかく当面上がり目はなさそうです。


■「ゲゲゲの鬼太郎」鬼太郎役 峰不二子役など 人気声優の沢城みゆきさん 産休育休へ
https://www.sankei.com/entertainments/news/180628/ent1806280007-n1.html
 鬼太郎といえば俺的には野沢雅子(1968〜1969年の第1シリーズ、1971〜1972年の第2シリーズ)、あるいは戸田恵子(1985〜1988年の第3シリーズ)であり、峰不二子といえば、二階堂有希子(1971〜1972年のルパン三世第1シリーズ)、あるいは増山江威子(1977〜1980年のルパン三世第2シリーズ、1984〜1985年の第3シリーズ)ですが時代はもはや違うわけです。鬼太郎では「田の中勇目玉おやじ)」、ルパン三世では「山田康雄ルパン三世)」、「納谷悟朗(銭形警部)」とすでになくなってる方もいますから声優が変わること自体はもちろん仕方がないことです。
 それにしても「鬼太郎と峰不二子」て「歴代声優(野沢雅子増山江威子)を見てもわかる」ようにイメージがあまりに違いすぎる上、沢城さんについて知らないので全然声の想像がつきません(産休というからまだ若いのかと思ってウィキペディアを見たら、1985年生まれの33歳だそうです)。もちろん沢城版「鬼太郎」「峰不二子」もまだ見てませんし。
 まあ世の中には

・アニメ『ドラえもん』(1979〜2005年)の野比のび太役を筆頭に、『アルプスの少女ハイジ』(1974年)のペーター、『未来少年コナン』(1978年)のコナンなど、少年役を得意とするベテラン声優の1人。
・一方で『タイムボカンシリーズ』(1975〜1983年)での女ボスなど、妙齢のコケティッシュな女性役もこなしている。
・洋画吹き替えではブリジット・バルドーシャーリー・マクレーン*6ジェーン・フォンダ*7ミレーヌ・ドモンジョクラウディア・カルディナーレアン・マーグレット*8、シルビア・クリステルなどを持ち役としている。

という「少年役も美女役もこなす小原乃梨子氏」のような方がいますからそういうイメージを持てばいいんですかね?(もちろん沢城氏の声が小原氏に似ているという話ではありません)


■JR東労組の脱退者3万3千人に 先月から千人増
https://www.sankei.com/economy/news/180628/ecn1806280061-n1.html
 注意しなければいけないのはネタ元が労組と対立する立場にあるJR東日本だということでしょう。
 つまりは脱退者数とやらが水増しされてる可能性が高いということです。つうかそもそも特定企業の労組員の数なんか何のニュースバリューがあるのか。産経もこんな記事を書くのはJR東日本だけで東武鉄道西武鉄道などほかの私鉄で書いたりはしないわけです。
 産経もよくもまあこんな与太記事が書けるもんです。
 JR東日本労組は革マル派とつながりがある*9と考えて産経は敵視してるのか、はたまた別の理由で敵視か知りませんが実に馬鹿馬鹿しい。


参院厚労委、働き方法案を可決
https://www.sankei.com/politics/news/180628/plt1806280006-n1.html
 こうした悪法を強行成立させようとする与党といい、そんな与党を支持する国民といい、W杯報道などにかまけてまともに与党批判しないテレビ局といい心の底からうんざりしますが、諦めずに戦うしかないのでしょう。
 それにしてもこんな悪法をワークライフバランスだの働き方改革だのよくも恥知らずなデマが飛ばせるもんです。

*1:著書『非正規クライシス』(共著、2017年、朝日新聞出版)

*2:与党の委員会採決方針に応じた国民民主と、共産、社民などとともに応じず、委員長解任動議を出した立憲民主のこと

*3:菅内閣で厚労大臣政務官。国民民主党副代表。元東電労組副委員長、電力総連副会長。

*4:元JP(日本郵便)労組副委員長

*5:野田内閣環境相民主党幹事長(海江田代表時代)、政調会長岡田代表時代)、民進党代表代行(蓮舫代表時代)など歴任

*6:1983年に『愛と追憶の日々』でアカデミー主演女優賞を受賞

*7:1971年に『コールガール』、1978年に『帰郷』で、アカデミー主演女優賞を2度受賞

*8:1971年の『愛の狩人』でゴールデングローブ賞助演女優賞、1975年の『トミー』でゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞

*9:実際、どうなのか小生は知りませんが。