今日の産経ニュースほか(2019年1月28日分)

 結構「ロシア記事が増えてきた」ので新しく「ロシア」タグを作りました。過去の記事には厄介なので「ロシア」タグをつけませんが。

 ■国基研『日ロ関係改善は子供のゲームではない』(田久保忠衛)

 安倍のロシア外交によほど不満があるのでしょう。タイトルからしてけんか腰です。とはいえそれでも「打倒安倍政権」とは絶対に言わないわけですが。

 そもそも今回も「いつも通り」

 自民党総裁外交特別補佐を務める政治家がワシントンの政策研究機関で講演し、「中国への対抗」のためにも日ロ間で平和条約が必要だとしゃべったという(産経新聞1月9日付)。実際にそうであるかどうかは別にして、国家の戦略に関することを気軽に口にする神経を持つ政治家が自民党内にいることを深く悲しむ。

 北方四島の返還を2島で我慢すれば、ロシアは欣喜雀躍して日本に恩義を感じ、一緒になって中国に対抗する、などと考えるのはあまりにも単純だ。

 ロシアのラブロフ外相は特別補佐の発言に「言語道断」と怒ったと伝えられているが、当然だと思う。他国をあまりなめてはいけない。ラブロフ外相はこれを外交に十二分に利用するだろう。中国はどう考えるか。しかるべき地位にある人物が、机上に駒を並べたチェスゲームに打ち興じるような感覚で戦略を口外するなど、怒りを通り越して笑っているだろう。

としてやり玉に挙がってるのは安倍ではなく「安倍の子分」にすぎません。

  

 ■産経『日本は毅然と物言う気骨を持て』福井県立大学教授・島田洋一 

 悪(あ)しき外交の典型例が日露外相会談(1月14日)だった。記者会見で、「国連憲章107条(いわゆる敵国条項)は、第二次大戦の結果を認めよとしており、再度詳しく日本側に伝えた。反論はなかった」などと主張したラブロフ外相に対し、河野外相は「内容は対外的に公表しないことにしている」と逃げの回答に終始した。

(中略)

 「獅子吼(ししく)するラブロフ外相に借りてきた猫のごとき河野外相」という構図が変わらない以上、ロシア側の一方的プロパガンダの場となる日露外相会談はもはや行うべきではない。

 島田もずいぶんと河野に悪口しますが「外相会談をするな」というなら「北方領土交渉は諦めろ」というのと同じです。それともやたら「河野ガー」というとは「河野を更迭しろ」という話なのか。まあ安倍は更迭しないでしょうし、そもそも河野がああなのは安倍本人がロシアに弱腰だからですが。