メッカ巡礼で「テロリスト」扱いされるウイグル人 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
日本人には、戦前、関東大震災において、「在日朝鮮人」をテロリスト扱いして、虐殺した前科があり、そして『産経らウヨの詭弁による朝鮮人虐殺否定論』を考えるに、中国の少数民族政策をあまり「居丈高に批判する気」には俺個人はなりません。
ロシアがウクライナに侵攻する可能性が高まっているようだ。
勿論「最悪の事態を想定して最善の対策を目指す」べきでしょうが、その可能性は低いのではないか。
「米国やウクライナが油断してるところを奇襲」ならまだしもここまで大騒ぎになっては侵攻しづらい。「キューバ危機のような落ち(結局、ソ連がキューバからミサイル基地を撤去)」になる可能性がむしろ高いのではないか。
とはいえ、ここでプーチンが簡単に「降参」しては彼のメンツが潰れるので「メンツが潰れない形で降参」を目指してるところでしょう。
なお、「米国民間人のウクライナからの退去(ただし、現地の米軍部隊は増強している模様)」も「最悪の事態を想定した対応」というだけでなく、「米国はウクライナを見捨てない(だからこそロシアが攻撃対象にしかねない民間人は退去させるが軍部隊は増強する)→だからウクライナは安心しろ。ロシアは軍事侵攻など諦めろ」という「ロシアやウクライナ」への政治的アピールでもあるでしょう。
ベアボック外相は「緑の党」の党首で、この会談が外相としてのデビュー戦だという。外交の修羅場には慣れていないはずなのに、感心したのは、ラブロフ*1外相と並んでの会見で、「ウクライナ国境に10万人以上のロシア軍部隊が集結していることは、脅しと理解しないほうが難しい」とビシッと言ったこと
(中略)
中国に対しても「言うべきことは言う」などとのたまっている岸田首相は、長く外相をつとめたベテランだ。ドイツのベアボック外相を見習ってビシッと抗議し、実効ある手段で中国に迫ってほしい*2。
米国など同盟国が「ロシア相手に強気の対応」なのでそれに乗っかってる面が大きいのではないか。高世が褒めるほどの話かどうか。
それにしても「救う会や家族会に未だに批判的なことは何も言えない」高世が良くも偉そうなことがほざけたもんです。
そして「拉致で散々金儲けしてきた」高世は「中国云々」より「元外相」岸田に「拉致問題での活躍」を要望したらどうなのか。
なお、「外相経験者の首相」としては、岸田(第二次、第三次安倍内閣外相)の他に
外務大臣 (日本) - Wikipedia
【外相就任順】
◆大隈重信
第一次伊藤、黒田、第二次松方内閣外相
◆西園寺公望
第二次伊藤、第二次松方内閣外相
◆加藤高明(外務官僚出身)
第四次伊藤、第一次西園寺、第三次桂、第二次大隈内閣外相
◆幣原喜重郎(外務官僚出身。オランダ公使、外務次官など歴任)
加藤高明、第一次若槻、浜口、第二次若槻内閣外相
◆広田弘毅(外務官僚出身。外務省欧米局長、オランダ公使、ソ連大使など歴任)
斎藤、岡田、第一次近衛内閣外相
◆吉田茂(外務官僚出身。 天津総領事、奉天総領事、スウェーデン公使、イタリア大使、英国大使など歴任)*3
東久邇宮、幣原内閣外相
◆岸信介
石橋内閣外相
◆大平正芳
池田、田中内閣外相
◆三木武夫
佐藤内閣外相
◆福田赳夫
佐藤内閣外相
◆宮沢喜一
三木内閣外相
◆宇野宗佑
竹下内閣外相
◆羽田孜
細川内閣外相
◆小渕恵三
橋本内閣外相
◆麻生太郎
小泉、第一次安倍内閣外相
がいます。こうした外相経験者の「首相時代の外交(例:岸首相の安保条約改定、福田首相の日中平和友好条約締結、宮沢首相の天皇訪中や河野談話、小渕首相の日韓共同宣言など)」を高世はどう考えているのか気になるところです。
*1:外務次官、国連大使などを経て2004年から外相(セルゲイ・ラブロフ - Wikipedia参照)
*2:「?」ですね。この話の流れならまずは「岸田首相もロシアに抗議してほしい」と言う話をまずすべきでしょうに「中国」云々ねえ。なお、「是非はともかく」岸田は現時点では「G7諸国と連携」とはいうものの米国などと比べ、それほど厳しいロシア批判はしてないと思います。
*3:ちなみに「外務官僚出身のの首相」は吉田が最後です。「官僚出身の首相」について言えば、「大蔵官僚出身の宮沢喜一」が確か最後で、最近は「小泉(小泉純也・元防衛庁長官の息子)」「安倍(岸元首相の孫、安倍晋太郎元外相の息子)」「福田(福田赳夫元首相の息子)」「麻生(吉田元首相の孫)」「岸田(岸田文武衆院議員の息子)」と世襲ばかりです(自民議員が世襲だらけですが)。