「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう(2019年2/6分:黒坂真の巻)

黒坂真
 高麗ジャーナル編集部の皆さん。朝鮮戦争終結が宣言され、38度線の鉄条網や地雷が撤去されて北朝鮮の住民が気軽に韓国に行けるようになったとします。ありえない話ですけれど。一か月もしないうちに北朝鮮はもぬけの殻、のようになってしまいませんか。金正恩と金与正は米国に行きそうですね。亡命。

 まあ予想がつくでしょうが「太陽政策で南北の経済交流が進んで、南北共に経済的に発展することを期待したい」「まずは朝鮮戦争の正式終戦実現を望みたい(俺の要約)」とする高麗ジャーナル編集部に対する黒坂の因縁付けです。しかし本気で黒坂がそう思うのならそれこそ「太陽政策」や「朝鮮戦争の正式終戦」に賛同すべきでしょうに。逆に太陽政策や「朝鮮戦争の正式終戦」に反対し経済制裁を主張してるのが黒坂なのに「論理整合性などどうでもいい」、「とにかく太陽政策の進展に期待する高麗ジャーナル編集部に『朝鮮戦争が正式に終戦し、経済交流が進展しても北朝鮮のメリットになるか分からない』と因縁がつけられればいい」というのだから心底呆れます。

黒坂真
‏ 日本共産党本部の皆さん。朝鮮半島の非核化とは、金日成以来の朝鮮労働党の政策です。これは韓国に米軍の核兵器を持ち込ませない、というだけの話です。

 もちろん「韓国を含む朝鮮半島の非核化」とは「韓国版非核三原則」ですが、一方で当然ながら「北朝鮮の非核化」でもあるわけです。
 「韓国は非核三原則でいけ、俺は核を持つ」なんて馬鹿なことを北朝鮮は言ってない。

黒坂真
‏ 吉岡正史さん。日本は戦争を起こす鬼っ子だったという歴史観は、米国やソ連共産党中国共産党ナチス*1を免罪している。世界大戦は日本のせいで起きたから、日本人は無差別爆撃*2や核攻撃*3、シベリア抑留をされるのが当たり前という見方です。日本共産党は日本国家を滅ぼしたいからこれを流布する。

 呆れて二の句が継げませんね。いつ日本共産党が原爆投下やシベリア抑留を「日本が侵略国家だから仕方がない」などと容認したのか。
 そして「原爆投下やシベリア抑留」への批判と「日本の侵略批判」は何ら矛盾しない訳です。
 つうかこういうことをいう黒坂の様なウヨが「日米安保堅持」というのも滑稽な話です。

*1:「日本の戦争パートナー=ナチス(日独伊三国同盟)」ですから「日本の侵略批判」はナチスの免罪にはなり得ないんですけどね。

*2:東京などへの空襲のことか?

*3:広島や長崎への原爆投下のことか?