今日の中国ニュース(2019年2月21日分)

どうなる?日本のマンガ・アニメ ~中国 急成長の衝撃~ - NHK クローズアップ現代+*1
 以前は
“科学技術強国”中国の躍進と日本の厳しい現実 |NHK NEWS WEB
“科学技術強国”めざす中国 | 国際報道2019 [特集] | NHK BS1
と中国の科学分野での脅威を描き出したNHKです。このNHK記事については過去に拙記事
今日の中国関係ニュースほか(9/7分)(追記・訂正あり) - bogus-simotukareの日記
今日の産経ニュース&しんぶん赤旗(10/22、23分)ほか(その1:10/23は明治150年記念式典&日中平和友好条約発効から40年、ほかいろいろ)(追記・修正あり) - bogus-simotukareの日記で取り上げていますが、今度はアニメだそうです。
 ググったらアニメについて、他にも
中国アニメ、話題作を連発 本気で日本進出のワケ|エンタメ!|NIKKEI STYLEなんて記事が見つかりました。

中国アニメ、話題作を連発 本気で日本進出のワケ|エンタメ!|NIKKEI STYLE
 2016年ごろから、中国企業製作や中国のスタジオ制作のテレビアニメが日本で相次ぎ放送されるようになった。先陣を切るハオライナーズの代表で、自身も数々の作品で監督を務める李豪凌(リ・ハオリン)氏に最新事情を聞いた。
 日本で見られる中国発アニメが増えている。17年にはシリーズ化もされた『銀の墓守り*2』や日本のコミックス原作で上海に本拠地を置くアニメ制作スタジオ、ハオライナーズの『セントールの悩み*3などが放送された。
 今年もハオライナーズのオリジナル『TO BE HERO*4』の2期『TO BE HEROINE*5』など、様々な作品が放送された。
 テレビにとどまらない。今年5月には中国版「ニコニコ動画」と呼ばれる動画共有サイト「ビリビリ動画」が、東京・中央区に制作スタジオを立ち上げ、年間3本のペースで配信アニメを制作すると発表。
 こうした流れは16年ごろから顕著になった。ハオライナーズTOKYO MXの土曜午後9時に放送枠を持ち、自社作品を毎クール放送。日本のアニメファンの間で知られるようになったのが始まりだ。
 作品の内容では、中国の伝統文化を下敷きにした「霊剣山*6」などより、主人公がヒーローとなるSFものの『TO BE HERO』(以上16年)のように日本アニメにもありそうな作品のほうがウケがいい。
 また、『Spiritpact*7』のようにイケメン男性2人が主人公の作品には女性のコアファンが付くなど、日本市場の傾向も把握してきた。

 まず、日本で放送し、それを「日本アニメが人気だという」中国にあとで輸出した方が「少なくとも今は儲かる」という判断でしょうか。
 まあ、こうした記事にはネット上では反中国ウヨからは「まだ世界的な大人気作品どころか、日本限定でも大人気作品*8が出てない」つう苦し紛れの言い訳もあるようですが、そう言う話ではないでしょう。
 放送枠を買ってるとは言え、そして放送枠が「MXテレビ」とはいえ、「アニメの歴史が日本に比べ浅いであろう」中国企業ハオライナーズが日本人相手にアニメ放送を開始したという事実はそう軽視できるもんではないでしょう。
 「表現の自由の観点で日本の方が有利」云々つう阿部治平的なウヨの物言いも苦しい言い訳でしょう。権力批判以外なら中国政府も何ら規制はしないでしょうし、一方日本だってアニメが「はだしのゲン」のような権力批判多岐な代物ならウヨの攻撃が危惧されるわけです。


世界を危機に、「小学生」習近平の暴走が止まらない 党は法よりも大きいと言い放ち、返す刀で世界に喧嘩(1/4) | JBpress(日本ビジネスプレス)福島香織*9
 タイトルだけでげんなりですね。「まるで小学生」に該当するのはむしろ我が国の安倍*10でしょうが、それはさておき。
 習氏*11や歴代中国指導層(毛沢東*12トウ小平*13江沢民*14胡錦濤*15など)を民主主義の観点から批判するのは福島の勝手です。しかし「小学生レベル」で大国中国を治められるわけがないし、普通に「天安門事件は民主主義の観点から問題だと思う」などといえばすむ問題で小学生云々とは単に福島の馬鹿さをさらしてるだけです。

*1:追記:残念ながら21日に起こった北海道地震報道で21日の放送は中止され、次回に延期されたようです。

*2:2017年4月1日~ 6月17日(土曜 21:00~ 21:15)、2018年1月13日~2月17日(土曜 21:00~ 21:30)に東京MXテレビで放送(ウィキペディア銀の墓守り』参照)

*3:『月刊COMICリュウ』(徳間書店)にて2011年2月号より連載中。2017年7月9日~9月24日(日曜 22:00~22:30)に東京MXテレビで放送(ウィキペディアセントールの悩み』参照)。

*4:2016年10月5日 ~12月21日(水曜18:30~18:59)に東京MXテレビで放送(ウィキペディアTO BE HERO』参照)

*5:2018年5月19日~7月7日に東京MXテレビで放送(ウィキペディアTO BE HERO』参照)

*6:2016年1月10日~3月27日(日曜 1:30~ 2:00(土曜深夜))に東京MXテレビで放送(ウィキペディア『霊剣山』参照)

*7:2017年1月7日から3月11日までTOKYO MXにて毎週土曜 21時~21時30分に放送(ウィキペディアSpiritpact』参照)

*8:まあ俺のようなアニメに興味がない人間でも知ってるレベルの作品(例:宮崎駿の諸作品)がまだ出てないのは事実でしょう。

*9:著書『中国「反日デモ」の深層』(2012年、扶桑社新書)、『中国絶望工場の若者たち』(2013年、PHP研究所)、『潜入ルポ 中国の女』(2013年、文春文庫)、『現代中国悪女列伝』(2013年、文春新書)、『中国食品工場のブラックホール』(2014年、扶桑社新書)、『赤い帝国・中国が滅びる日』(2016年、ベストセラーズ)、『孔子を捨てた国:現代中国残酷物語』(2017年、飛鳥新社)、『「中国の悪夢」を習近平が準備する』(2017年、徳間書店)、『米中の危険なゲームが始まった』(2017年、ビジネス社)、『習近平王朝の危険な野望:毛沢東・鄧小平を凌駕しようとする独裁者』(2018年、さくら舎)など

*10:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*11:福州市党委員会書記、福建省長、浙江省党委員会書記、上海市党委員会書記、国家副主席、党中央軍事委員会副主席、国家中央軍事委員会副主席などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*12:中国共産党主席

*13:党副主席、副首相、人民解放軍総参謀長などを経て国家中央軍事委員会主席、党中央軍事委員会主席

*14:電子工業大臣、上海市長・党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席

*15:共青団共産主義青年団)中央書記処第一書記、貴州省党委員会書記、チベット自治区党委員会書記などを経て党総書記、国家主席党中央軍事委員会主席、国家中央軍事委員会主席