今日のしんぶん赤旗ニュース(2019年3月2日分)

非核化と平和体制にむけ 困難があっても対話と交渉の継続を/米朝首脳会談 志位委員長が会見

 米側と北朝鮮側の発表を見ると、双方とも首脳会談は「建設的」「生産的」だったと高く評価し、双方とも交渉を継続することを表明していることが重要だと思います。
 長年にわたって敵対関係にあった米朝両国が、非核化と平和構築という事業を成功させるためには、さまざまな曲折はありうることです。大切なことは、どんな困難があっても、目標の実現にむけて対話と交渉を継続することだと思います。
 米朝両国政府が、昨年6月のシンガポールの首脳会談での共同声明という、世界に対する公約の具体化・履行のために、真剣な協議を続けることを、重ねて強く期待するものです。

 ほとんど異論はないので紹介しておきます。


元号問題について/志位委員長が会見で
 最近の共産党はソフト化しており、機関紙「赤旗」でも、確か西暦と元号の併記だったので「失礼ながら」意外ではあります。
 ただそれとは関係なく、ここでの志位発言は正論だと思うので紹介しておきます。なお、こうした主張としては俺が知ってるのでは、井上清*1元号制批判:やめよう元号を』(1989年、明石書店)があります。

 日本共産党志位和夫委員長は28日、国会内で行った記者会見で、天皇一代に一つの元号とする現在の法制について問われ、「元号は、もともとは中国に由来するもので、『時をも君主が支配する』との考えからきている。日本国憲法国民主権の原則になじまないと考えている」と述べました。

 なお、ご存じの方も居るでしょうが、北朝鮮には金日成の誕生年(1912年)から起算する「主体(チュチェ)暦」つうのがあります。考えとしては元号と変わりませんが「元号を支持する」ウヨ連中が主体暦をどう評価するか気になるところです。

*1:著書『明治維新』、『自由民権』(以上、2003年、岩波現代文庫)、『日本の軍国主義』、『天皇の戦争責任』(以上、2004年、岩波現代文庫)など