「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年3/17分:高英起の巻)

「異常な女性遍歴」が原因…金正恩の「父親嫌い」とその結果(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュース
 勝手に「金正恩は父親を嫌ってる」と決めつけたあげく、その決めつけから「金正恩の言葉」を父親非難と決めつけるという実にくだらない文章です。

「偉大性教育で重要なのは、首領は人民とかけ離れた存在ではなく、人民と生死苦楽をともにし、人民の幸福のために献身する、人民の領導者であるということを、深く認識させることです。もし、偉大性を強調するために、首領の革命活動と風貌を神秘化するならば、真実を隠してしまうことになります」

 これを父親批判と決めつけてるのは「高の勝手な決めつけ」にすぎません。しかし、仮に「父親批判」だとしてもそれは「父親を嫌ってる」などという話ではなく、単に「父親のイメージ戦略の失敗への批判」つう単純な話でしかないでしょう。


「韓国は米朝の仲裁者ではない」北朝鮮にハシゴを外された文在寅の窮地(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュース
 まあ韓国が「米国と軍事同盟している」以上、客観的に言って、韓国は「完全無欠な仲裁者」にはなりえません。あえて言えば「完全無欠な仲裁者」はどこにもいないでしょう。中国やロシアは「米韓日」に比べれば北朝鮮より*1でしょうし、一方で「6カ国協議参加国以外」は利害関係がないが故に「公正中立な立場であると言う意味では仲裁者になり得る」のですが、「利害関係がないが故に」どこまで本気に仲裁をしてくれるか、関係各国が信用しがたいという意味で仲裁者になりえません。

 韓国はなぜ、このような立場に追い込まれてしまったのか。理由は多々あるだろうが、大きな原因のひとつとして、文在寅氏が金正恩党委員長に「民主主義」を説くことを忘れた部分があったのではないか。

 「はあ?」ですね。なんでそこで民主主義とかいう話になるのか。北朝鮮には北朝鮮の立場があるのだから「自国の国益判断」によって時に韓国批判するのは「その批判の是非はともかく」当たり前の話です。なお、「先日の米朝首脳会談」が「物別れに終わったこと」はもちろん韓国にとってもショックではあるでしょう。しかし米朝双方とも「交渉続行を現時点では表明している」以上、高が言うほどのショックではないでしょう。


「北の人権問題」で文在寅政権が米国から批判されてしまう理由(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュース

 結局のところ、「北朝鮮問題」の本質は人権にあり、あるいは同国を民主化できるかどうかにある。それなくして、信頼に足る非核化も実現しないだろう。

 「高って何でこういうデタラメなことが書けるのか」とほとほと呆れます。
 これが「非核化しても人権問題や民主化で進展がなければ意味がない」つうなら「是非はともかく」一つの価値観です。
 少なくともそれは「客観的事実として間違い」とか「正しい」とかいう話ではない。この場合「それは間違いだと思う」といってもそれは「俺の政治観では間違いだと思う」つう話でしかない。
 しかし「民主化や人権問題が解決しなければ非核化しない」つうのははっきり言って「客観的に間違い」「事実に反するデマ」です。
 いわゆる「民主化や人権問題」と「非核化」は全く関係ない。
 カダフィ独裁国家であったリビアは「核廃棄した方が国益に合致する」つう判断の下、「核廃棄した」一方、「一般に民主国家」と見なされる米国、英国、フランス(核保有を公然と認めている)、イスラエル(核保有を建前では否定しているが公然の秘密)は現在、核保有しています。
 まあ、高が「核保有国はすべて民主国家ではない」「私は米英仏イスラエルを民主国家とは思ってない」つうなら話は別ですが、それは一般的見解とはとても言えないでしょう。

*1:裏返せばそれは韓日が中露より米国よりということです。