今日の中国ニュース(2019年3月26日分)

WEB特集 「ふるさとに帰りたい」 チベット動乱から60年 | NHKニュース

 西蔵さんが強く不安に感じていることがあります。それは若い人たちの間で「チベット人」としての意識が薄れていくことです。
 日本には100人ほどのチベットの人たちが暮らしていると言われています。その多くが、亡命先のインドや日本で生まれ、チベットには行ったことがありません。
 チベットの正月を祝う都内の催しやダライ・ラマ14世の来日の際には日本各地からチベットの人たちが集まりますが、ふだんの生活でチベットの言葉を話したり文化に触れたりすることは決して多くないのです。
 私が取材した男性の1人は、日本で生まれた小学生の子どもについて「どうすれば『チベット人意識』を持ってくれるだろうか」と悩んでいました。日本で育ち、日本の学校に通っていると、家庭での会話も日本語になってしまうといいます。
 インドをはじめアメリカやスイスなど、チベットの人たちが多く暮らす国ではチベット語を学ぶ教室などが充実している一方で、日本ではそうした環境が整っていないということです。

 チベット云々ではなく「朝鮮学校」「韓国学校」「華僑学校」「日系ブラジル人学校(群馬の太田市、静岡の浜松市などは日系ブラジル人が多いと言います)」など「在日外国人一般の民族教育」として考えるべき話ですね。
 この記事を書いた(国際部記者・篁慶一氏)が「チベットのことしか考えてない」のなら「ただのチベットキチガイ」「ただのダライ盲従分子」で馬鹿げています。
 そして俺は何度も書いていますが「単に冷淡」どころか、明らかに差別している「朝鮮学校無償化除外」などという無法には申し訳なさと悲しみと怒りを禁じ得ません。韓国学校など他の外国人学校だって扱いは酷いでしょうがそれらと比べてももっと酷いわけですから。


「一帯一路」参加でイタリアは中国の港になってしまうのか | ワールド | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
 吹き出しました。異常な反中国というのは笑うしかないですね。イタリアの一帯一路参加の是非はともかくイタリアが「中国の港」になるわけがないでしょう。

・深刻な景気後退のなか、世界2位の経済大国である中国は彼らにとってこれまで以上に魅力的な存在になっている。
・イタリアは中国との貿易(特に輸出)拡大によって、「メイド・イン・イタリー」を強化したい考えだ。イタリア製の商品(特に高級ブランド品や食料品)は、中国の中間所得層や富裕層にとって魅力のはずだ。

 何も「中国の経済力が魅力的」なのはイタリアだけではありません。フランスもエアバスを300機買ってもらうそうです。


中仏首脳会談 中国、エアバス300機購入 - 産経ニュース
中国 仏エアバス300機 “爆買い” 欧州と関係強化 | NHKニュース

中国 仏エアバス300機 “爆買い” 欧州と関係強化 | NHKニュース
 会談のあと中国側が、フランスに本社があるエアバスの航空機合わせて300機を購入することや、中国とフランスの企業が12億ユーロ(およそ1500億円)をかけてコンテナ船10隻を新たに建造することなど、両国の企業の間で大型の契約が交わされたことが発表されました。
 共同会見でマクロン大統領は「エアバスの巨大な契約というきょうの成果は重要な進展ですばらしいメッセージだ」と述べ、歓迎しました。

 イタリアの一帯一路参加ばかりが騒がれてるようですが、何も「中国と商売して儲けたい」のはイタリアだけではないわけです。
 フランスもイタリアも、国賓として習主席を招待したわけですから予想の範囲内ですが、フランスも一帯一路には参加しないものの、こうして金儲けしたいわけですね。
 そうした状況下では「是非はともかく」I濱女史や、M谷N子氏が期待する「ウイグルだのチベットだの」はどうしてもフランスやイタリアにとって「優先順位は低くなります」。
 中国としても「あんたらの国からエアバスを300機とか、こんだけ買ってやってるんだから少しは俺に気を遣ったらどうなんだ。お得意様としてそれなりの対応をしてほしい」「あんまりぐちゃぐちゃ言うならもう二度とエアバスなんか買わない」などといいたいでしょうし、そう言われればフランスやイタリアにしても無茶苦茶な中国批判をするわけにもいかないでしょう。
 Mukke風に言えば「フランスやイタリアに霞を食えとは言えない」わけです。しかしI濱女史なんぞは「金儲けのために習近平との友好をアピールするフランスのマクロン大統領とイタリアのコンテ首相は絶対に許さない」と憤激してるんでしょうか。
 そして「欧米対中国」という桜井よしこ福島香織らウヨの物言いがいかに嘘であるかは言うまでもないでしょう。「フランスがエアバスを300機も買ってもらい、イタリアが一帯一路参加する」のに、欧州がよしこや福島のいうような「反中国かどうか」考えるまでもない話です。
 しかし福島も「産経退社後」本当に落ちぶれたもんです。もはや福島はウヨ相手の「ただの反中国商売」でしかないですからね。

中仏首脳会談 中国、エアバス300機購入 - 産経ニュース
 マクロン氏は会談後、共同記者会見で、「中国と欧州は相互に利益を尊重し、バランスのとれた関係であるべきだ」と述べ、欧州連合(EU)域内への中国の投資攻勢を牽制(けんせい)した。

 どこが牽制なんでしょうか?。普通の発言だと思うんですが。


中国・習近平の「EU攻略」がイタリアからはじまる深い事情(近藤 大介) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)

 コンテ首相は、EU首脳会議に赴く前日の3月20日中国中央テレビのインタビューを受けて、こう述べている。
「2018年、イタリアと中国の貿易額は、500億ドルを突破した。双方の累計投資額は200億ドルを超えている。中国経済は巨大であり、イタリアから中国への輸出もまた、巨大な潜在力を秘めている。イタリアへの中国人観光客が増加していることも、イタリア製品に対して中国人を惹きつけるのに一役買っている。
 両国は今後、農業、持続可能な都市化、航空、交通、インフラ整備など、広範な分野で提携を進めて行ける。わが政権は、何よりも経済発展を重視する政権なのだ」

 まあ、ある意味当然の話です。