「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」を笑おう(2019年3/27分:黒坂真の巻)

黒坂真
 留学生同盟の皆さん。金正恩が核ミサイルを廃棄するわけがない。金正恩が約束した「朝鮮半島の非核化」とは、金正恩は米が韓国に核兵器を持ち込ませないように努力するという意味ですね

 黒坂らしいデタラメぶりですね。もちろん「朝鮮半島の非核化」なんだから「朝鮮半島の南半分=韓国」に核兵器を持ち込むなというのが北朝鮮の主張であることは確かです。黒坂がどや顔するほどのことではない。
 しかし「南半分(韓国)は非核化しろ、北半分の俺たち(北朝鮮)は核を持つ」なんてことをもちろん北朝鮮は言ってないわけです。北朝鮮が言ってるのは「北朝鮮のみ非核化」ではない。「韓国のみ非核化」でもない。「朝鮮半島北朝鮮と韓国)の非核化」のわけです。
 「俺だけ非核化して、韓国には米軍の核が持ち込める、なんておかしい。そんな条件がのめるか。同時に非核化でないと嫌だ」つうのが北朝鮮の主張です。
 それの何が問題なのか。なお、俺個人は「条件さえ満たされれば北朝鮮はいくらでも非核化する」と思っています。北朝鮮にとって核保有は「目的ではなく」、体制維持するための手段に過ぎないからです。目的地に行くのに「何かあってもすぐに降りられない飛行機や新幹線じゃ精神的につらい(いわゆる閉鎖空間の恐怖症など)から車で行く」など特殊な事情でもない限り、車でも新幹線でも飛行機でもかまわないのと同じような話です。体制維持さえ出来れば北朝鮮には核兵器にこだわる理由は何もないでしょう。
 とはいえ、北朝鮮には体制維持を米国にのませるについて、「核兵器以外のカード」が乏しい。そうした状況で「核兵器というカード」は簡単に捨てることなど出来はしません。
 ただし「簡単に捨てられない」ということと「絶対に捨てない」ということは違うわけです。

黒坂真
‏ 留学生同盟の皆さん。韓国の現政権は、どういうわけか願望と現実の区別がつきにくい。米国が金正恩の言うことをきいて制裁を全面解除するわけがないのですが。

 いやいやそんなことはないでしょう。「安易に楽観論を言うことは出来ない」ですが、「米国が金正恩の言うことをきいて制裁を全面解除すること」は十分あり得るでしょう。
 むしろ「願望と現実の区別がつかない」のは「北朝鮮はすぐに崩壊する」「中国は米国トランプ政権の制裁で苦しんでる(確かに苦しんではいますが、米国も安い中国産製品が入らないことでダメージを受けていますし、中国の商売相手は米国だけではありません)」などと放言する黒坂のようなウヨでしょう。