金与正氏の「消された声」と文在寅政権の窮地(高英起) - 個人 - Yahoo!ニュース
北朝鮮の金正恩党委員長は12日、韓国の金大中元大統領の妻・李姫鎬（イ・ヒホ）さんが10日に死去したことを受けて、遺族に弔意文と弔花を送った。板門店（パンムンジョム）でこれを韓国側に伝達したのは、金正恩氏の妹の金与正（キム・ヨジョン）朝鮮労働党（ボーガス注：宣伝扇動部）第1副部長だ。
金与正氏が兄の代理として弔意伝達に出てきたことを、韓国側も肯定的に受け止めた。聯合ニュースによれば、青瓦台（韓国大統領府）高官は金与正氏が派遣されたことについて「注目する必要がある」とした上で、「南北対話に対する（北朝鮮の）意志の表れと解釈する余地が十分ある」と述べたという。
金与正氏が派遣されたことは、先述の韓国高官が言うように、「南北対話に対する（北朝鮮の）意志の表れ」と見るべきなのだろうか。
李姫鎬さんは金正恩氏ら兄妹の父・金正日総書記が死去した際、民間弔問団として訪朝した。つまり、兄弟は個人的にも弔意を示すべき義理があり、最高指導者である金正恩氏が簡単に動けない以上、代理を務められるのは金与正氏しかいない。
太陽政策を否定したがるウヨの高らしいですが「やれやれ」ですね。
普通に考えて「南北対話に対する意思の現れ」でしょう。
ただし北朝鮮としても「韓国に軽く見られたくはない」。そこで「わが父の弔問に来てくれたので、返礼として弔意を示しただけ。そもそも李姫鎬さんは政府高官でもない。この弔問は韓国との外交関係とは関係ない」と言い訳できる形でアプローチした、つうだけでしょう。まあ、そのくらいのことは高も本当は分かってるでしょうが。分かった上でアンチ北朝鮮、アンチ太陽政策の立場からこう言ってるわけです。
もちろん「対話の意思がある」というのは「文政権の要望を全て受け入れる」つうことではありません。結果的には「交渉決裂」も残念ながらあり得るでしょうが、それは「対話の意思がない」ということではない。
