「 新潟選挙区、野党統一候補のおかしさ 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
ダイヤモンドからはお払い箱になったよしこですが週刊新潮での連載が続くわけです。
「アリさん、早くこっちによけないと、ひかれちゃうよ！」
幼い少女は、列になって道路を這っている蟻の群れが車に轢かれてしまうと心配して、一所懸命、群れを道路の端に誘導しようとした。少女は横田めぐみさんである。早紀江さんが当時を懐かしみながら語った。
「幼い頃のめぐみはいつもこんなふうでした。生きものは何でも大好きで、変なものもしょっちゅう、家に連れてくるんです」
丸々とした頬の心身共に元気なめぐみさんを想い出してか、早紀江さんは笑みを浮かべながら語った。
「ある日は両手に余る大きなガマガエルを、ナフキンに大事にくるんで家にもってこようとしていたんです。お友達のお母様がめぐみが抱えている大きな蛙を見てびっくりして私に電話してきました。めぐみは弟たちに見せてあげたい一心でもってきたんですねぇ。小さかった頃、子供たちはいつもこんなで、楽しかったんですよ」
早紀江さんも御主人の滋さんも、最初の子供は男の子だと信じ、名前は「拓也」と決めていた。早紀江さんが隣の拓也さんを見ながら語る。
「生まれてきたのは女の子でしたからねぇ、めぐみにして、拓也という名前は次の子のためにとっておいたんです」
ころころと笑う早紀江さん。
「拓也と哲也のお産もよく憶えています。拓也が最初に生まれて、もう一人いるのに、私はすっかり疲れて、眠りかけたんです」
話をきいていた参議院議員の山谷えり子氏も私も、ここでどっと笑った。早紀江さんが続ける。
「お医者さんが私の頬っぺをピチャピチャ叩いて、眠ってはいけませんよ、もう一人いますよ、眠る前に頑張りましょうと声をかけて下さって、それで哲也が生まれたんです」
二人の男の子は小さい頃は喧嘩でプロレス技をかけ合った。団子のようにからみ合い、玄関先まで転がってガラス戸を破ったこともある。けれど弟二人はいま両親を支え、めぐみさん奪還に向けて頼もしく行動している。早紀江さんが続けた。
「めぐみちゃんは大変な人生を生きていますが、世界中の皆さんからご心配いただいて、本当に幸せです。日本全国の人たちが気にかけて下さり、安倍総理の働きかけで世界の指導者も拉致問題を知って下さっている。トランプ大統領も真剣に拉致問題解決に力を貸して下さっている。家族には大きな驚きですが、私は神さまの御意志を感じています」
この日、私たちは五嶋龍氏のコンサートを聴いたあと、一緒に食事をしたのだが、五嶋氏は拉致問題に非常に深い想いを抱き、解決を訴える多くのコンサートを開いてきた。五嶋氏の母、節氏は拉致のニュースに涙し、家族会を応援してきた。
このやたら長い前振りの後で出てくるのが「塚田、塚田、拉致議連幹部の塚田一郎（新潟選挙区）を皆様よろしくお願いします。現職の塚田をまた参院で仕事させて下さい。家族会の味方の塚田をよろしくお願いします！。横田拓也さんも塚田さんを応援しています！（よしこ）」という参院選応援演説なのだから「よしこ、手前ふざけんな！」「拉致の政治利用も大概にしろよ！」「野党共闘候補が当選したら拉致解決に逆抗すると強弁する気か！」「塚田が拉致解決のために何をしてきたんだ！。何もしてねえだろ！」ですね。
【令和の戦い】新潟選挙区 「忖度」対「落下傘女性」 - 産経ニュースによれば
６月２６日には安倍に近い新潟県出身のジャーナリスト、櫻井よしこが新潟市に応援に入った。櫻井は安倍から電話で「塚田君をどうにかしてやって。彼は真面目だから、本当にしょんぼりしてどうしようもない。景気づけてあげてほしい」と要請された*1と明かした。
さらに、塚田が北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん＝拉致当時（１３）＝の中学校の１年先輩で、参院議員になる前から問題解決に向けて活動してきたことを挙げ「立派な政治家だ」と持ち上げた。塚田は「これからが拉致問題の正念場だ。この仕事をやり遂げるまで、働く機会を与えてほしい」と涙声で訴えた。
そうですが。
その結果、下で紹介しましたが
https://twitter.com/Serenitypraye12/status/1146353938397986816
高世仁がリツイート
・拉致問題 憎しみを超えて
見事なまでの拉致問題の政治利用。「参院議員になる前から（拉致）問題解決に向けて活動してきた」のですか。そんなに長くやってなんの結果が出せないのなら、きっと向いてないのでしょう。もう拉致問題に関わらないで下さい。
【令和の戦い】新潟選挙区 「忖度」対「落下傘女性」 - 産経ニュース
という塚田批判も出るわけです。
ここまで政治利用されてよく横田一家も怒り出さないもんです。俺ならマジギレしてますし、実際この種の政治利用にうんざりした蓮池透氏は家族会、救う会と袂を分かちますが。
批判どころかよしこの記事を信じれば
「ここまで本当に多くの方たちが努力して下さった。姉と寄居中学で同窓の塚田一郎さんもそうです」
拓也氏が語ったのは参議院議員の塚田氏のことだ。氏は関門新ルート（下関北九州道路）整備構想に関して、首相や副総理を忖度したと発言して国土交通副大臣を辞職した。
「そのことだけを批判し続けて、塚田さんの功績をまったく認めないのもおかしい。塚田さんは私たち国民のために、地味ですが本当によく働いてくれています」と、拓也氏。
だそうですからまさに「バカ（横田拓也）につける薬はない」でしょう。しかも「父親の滋氏はともかく」、「母親の早紀江」「弟の哲也」もおそらく似たり寄ったりの塚田万歳でしょうから全くどうしようもない。
まあ塚田の選挙において横田一家の存在がどれほど影響するか疑問ですが「拉致議連幹部」つうだけでろくな仕事をしなくてもこんなに褒めて、忖度発言つう不祥事すら「大目に見てくれる」のだから塚田も笑いが止まらないでしょう。つうか「よほどの功績があるのなら別*2」ですが、塚田のような特定の政治家を「選挙直前にここまで褒める」なんてのは「家族会、救う会って特定政治家の応援団？」と思われてなんのメリットもないのによくもまあこんな記事をよしこも書くし、よしこの記事を信じれば拓也もあほな発言をするもんです。
一方で田中均氏を敵視するのだから、横田一家も全く変な家族です。
よしこにとっては「塚田の落選」は「拉致議連、救う会の政治力の風化」と扱われかねないので絶対に避けたいでしょうが、家族会や横田一家がそれにお付き合いするのは馬鹿げてます。
■その理屈なら「小泉訪朝後、16年も長くやってなんの結果が出せない」救う会も拉致から手を引くべきですよねえ、高世さん？
https://twitter.com/Serenitypraye12/status/1146353938397986816
高世仁がリツイート
・拉致問題 憎しみを超えて
見事なまでの拉致問題の政治利用。「参院議員になる前から（拉致）問題解決に向けて活動してきた」のですか。そんなに長くやってなんの結果が出せないのなら、きっと向いてないのでしょう。もう拉致問題に関わらないで下さい。
【令和の戦い】新潟選挙区 「忖度」対「落下傘女性」 - 産経ニュース
６月２９日、新潟県上越市の屋内イベント会場で、参院選新潟選挙区（改選数１）に自民党公認で出馬する元国土交通副大臣の現職、塚田一郎が約４５０人を前にマイクを握った。
「私事でこの度、大変皆さまにご心配、ご迷惑をおかけする事態に至ったことを、まずもっておわび申し上げます」
塚田はこう語り、深々と頭を下げた。
■１議席争う戦い
塚田は４月、山口県下関市と北九州市を結ぶ道路整備に関し、首相の安倍晋三や副総理兼財務相の麻生太郎への「忖度（そんたく）」などと発言した責任を取り、辞任した。塚田は丸刈り*3になり、県内１００を超える支部のほとんどに「謝罪行脚」をし、信頼回復に努めた。
塚田は野党統一候補として無所属で出馬する打越さく良（ら）と対決する。自民県連幹部は「情勢は極めて厳しい。（ボーガス注：少なくとも塚田陣営にとっては）『老後資金２千万円』問題よりも、圧倒的に発言のダメージが大きい」と苦悩を深める。
６月２６日には安倍に近い新潟県出身のジャーナリスト、櫻井よしこが新潟市に応援に入った。櫻井は安倍から電話で「塚田君をどうにかしてやって。彼は真面目だから、本当にしょんぼりしてどうしようもない。景気づけてあげてほしい」と要請されたと明かした。
さらに、塚田が北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさん＝拉致当時（１３）＝の中学校の１年先輩で、参院議員になる前から問題解決に向けて活動してきたことを挙げ「立派な政治家だ」と持ち上げた。塚田は「これからが拉致問題の正念場だ。この仕事をやり遂げるまで、働く機会を与えてほしい」と涙声で訴えた*4。
塚田と言えば「父親・塚田十一郎が元新潟県知事（1961～1966年）、元参院議員（新潟選出）（1968～1974年、1976～1983年）」と言う二世政治家（ウィキペディア「塚田一郎」「塚田十一郎」参照）で比較的地盤は堅いと見られていたわけですが、産経記事を信じれば今回、かなり厳しいようです。是非野党共闘が勝利してほしい。
「それはともかく」、『何年経っても成果が出ないんだから、無能な塚田は拉致に関わるな*5』というその理屈に「高世先生が賛同する」なら「小泉訪朝から16年経っても何の成果もない、無能な」救う会も拉致から手を引くべきですよねえ、高世さん？
ここであなたがリツイートしてるツイートが言ってるのは「忖度疑惑をごまかすために塚田は拉致を政治利用するな」つう「塚田限定の話じゃない」わけですから。それとも「リツイートは必ずしも賛同を意味しない（じゃあ、なんのためにリツイートしたの？）」だの「塚田と救う会は違う（いや、同じだろ？）」だの言い訳しますか？
つうか塚田（拉致議連幹部）を「拉致に理解がある政治家の一人として、天まで高く持ち上げてきたのが救う会と家族会」なんですけどねえ。何ですか？、高世先生はついに「蓮池透氏を見習って」救う会、家族会批判に乗り出すの？。それとも「俺だって蓮池透さんを除名した家族会のありようには疑問を感じてる」とアピールする「せこいアリバイ作り」ですか。まあ、自ブログでがっつり塚田批判しない時点で、ツイッターで「塚田批判ツイート」に「ノーコメントのリツイートしかしない」あたり「目立たない行為しかしない」当たり、「せこいアリバイ作り」なんでしょうが。いずれにせよ高世も「救う会とズブズブ」の自らの過去が「トランプ・金正恩会談」などで今頃になって不安になってきたようです。その結果がこの『せこいアリバイ作り』なんでしょう。まあ、高世もどこまでもせこい男です。こんなせこいアリバイ作りしても「なら自ブログでもっとがっつり塚田批判しろよ、なんでそうしないの？」と思われるだけでしょうに。高世も恥さらしつうか、バカつうか、クズつうか、とんちんかんつうか、すかたん野郎つうか、何つうか。俺は高世みたいな卑怯者とは絶対に友人、知人になりたくないですね。
そしてこれでも救う会や家族会は「少なくとも建前では塚田万歳」なんでしょうか。
まあ塚田みたいな輩を万歳して田中均氏を敵視するような馬鹿なまねしてれば拉致が解決しないのは当たり前です。俺は家族会には何一つ同情も共感もしません。家族会の馬鹿さに、ただ呆れ、軽蔑し、憎悪している。
現代における報道写真の意味２ - 高世仁の「諸悪莫作」日記
「珍右翼が巣くう会」に突っ込む（2019年7／1分：高世仁の巻） - bogus-simotukareのブログでコメントした高世記事現代における報道写真の意味 - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。
きょうのツイッターより
《中学の美術担任が最後の授業で言った「英語が上手いと17億人に伝わるけど、絵が上手いと70億人に伝わる」という一言で、休み時間に絵ばっか描いてた自分を冷やかす人がいなくなった。》http://twitter.com/meshimaccho/status/1145878457655554048
なるほどね、いい話だ。
ただし「絵を描く」つうのは「描きたいから描く」のであって別に「絵が上手いと70億人に伝わる」つう話ではないですよねえ。
「コミュニケーションツール」である英語と違って、絵とは別に「コミュニケーションツール」ではないわけです。
そして本当に絵が好きな人間にとって「うまいか下手か」なんかある意味どうでもいいでしょう。そりゃうまくはなりたいでしょうが「70億人に伝わる」なんてレベルの人（有名画家？）は普通いないわけですから。
今福：
どれだけ真実を求めようとしても、すべてのものが、ある種の偏見、先入観の産物でしかない。
逆にいうと、一つの真実はないということ。どんな真実も偏りをもっているのだと。倫理的には、これは真実じゃない、間違ってる、違うんじゃないかと我々は迷うんだけれども、真実の厚み、深み、ゆらぎというものから真実にアプローチしていくかぎり、それは偏見の産物かもしれないけれども、それはもっとも真実に近い偏見として、ギリギリの産物になるということだと思う。
まあ最後の一文「（ボーガス注：真実を把握しようと、適切な努力をすることによって）偏見の産物かもしれないけれども、それはもっとも真実に近い偏見として、ギリギリの産物になる」が重要ですね。
そうでないと「チンギス・ハンは源義経かもしれない」「南京事件があったか分からない（南京事件否定論）」「ホロコーストがあったか分からない（ホロコースト否定論）」「大韓航空機爆破事件が北朝鮮の犯行か分からない」「特定失踪者は北朝鮮拉致かもしれない」「温暖化の原因がCO2か分からない（温暖化CO2原因否定論）」として「何でもあり」になってしまいます。
「自分の表現した物はもしかしたら真実ではないかもしれない」という謙虚さは大事でしょうが、それは「真実も明らかな虚偽も一緒くたに扱う」つうことではない。
*1:事実ならいつもながら安倍も非常識な男です。よりによって自ら「極右活動家」よしこに協力依頼ですか？
*2:以前ある本を読んでいたら「統一教会の被害者家族（娘が入信した）」が統一教会との戦いを契機に世話になった社会党議員の後援会に入ったなんて話が出てきました。そう言う話なら俺は否定しませんが、塚田の場合はそんな功績は何もないでしょう。ちなみにそのご家族曰く「自民党と民社党（当時）は働きかけても勝共連合で統一教会とつながりがあるせいか何もしてくれなかった。絶対に両党を許せない」「最大野党（当時）の社会党が一番好意的で頼りになった」そうです。
*3:小学生じゃないんだからこういうバカはやめてほしいですね。
*4:塚田が当選するにせよ落選するにせよ（俺は勿論落選してほしいですが）、「よしこの応援」「拉致アピール」は選挙に有利に働くとはとても思えませんね。そういう右翼性を評価する選挙民はそうは多くないのではないか。
*5:まあ「忖度疑惑」を拉致でごまかそうとする塚田の汚さへ「マジギレして悪口」つう面が大きいのでしょうが。
