「珍右翼が巣くう会」に突っ込むほか(2020年10/27分:巣くう会集会の巻)

◆有田氏のツイート

有田芳生
 日本で初めてめぐみさん救出組織を作り、運動をはじめた新潟の小島晴則さん。北朝鮮に拉致された可能性を初めて滋さんに伝えた石高健次さんなど。300人も参加したのに、もっとも重要な役割を果たした人たちに声がかかっていない不可解なお別れ会でした。

 小島や石高を呼ぶべきかどうかはともかく、有田氏の指摘が事実ならば、結局「今の家族会、巣くう会」のお気に入りの人間しか呼ばない「お別れ会」のわけです(巣くう会や家族会が小島や石高を嫌う理由が何かはともかく)。
 「この際、価値観の違いは置いて、生前、故人と付き合いのあった人間はみな呼びましょう」つう会ではない。
 なお、石高についていえば有田氏の言うようなことより、横田滋・早紀恵『めぐみへの遺言』(聞き手:石高健次、2012年、幻冬舎)なのに呼ばないってのが驚きですよねえ。2012年(石高が横田夫妻にインタビュー)から2020年の間にいったい何があったのか。
 しかしこうなると高世仁高世仁の「諸悪莫作」日記で「お別れ会」について何一つ書かないのも「呼ばれなかったから」なのか。
 もしそうなら「高世による横田夫妻へのこびへつらい」はまったく無意味だったわけです。『有田芳生氏と高世の交遊』が巣くう会に嫌われたんですかね?


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.10.27)国民大集会決議

「全拉致被害者の即時一括帰国が実現するのであれば、私たちは帰ってきた拉致被害者から秘密を聞き出して国交正常化に反対する意志はありません」というメッセージを発信した。

 こういうのを「語るに落ちる」といいます。俺が拉致被害者家族なら正直「帰ってきた拉致被害者から秘密を聞き出して国交正常化に反対する意志はありません」と「公言する」以前に「そんなことをすることを思いつくことすらない」でしょう。拉致を解決するにおいて「国交正常化を妨害しないといけない理由がない」。
 仮に思いついても、

◆公言すればかえって『こういうこと公言する方が怪しいよ』と疑われる。
◆『僕は冷蔵庫のプリンを食べてないよ→誰もそんなこと聞いてないけど?。食べたでしょ!』的な見方をされてしまう

と思ってむしろ何も言いませんけどね。
 大体『全拉致被害者の即時一括帰国が実現するのであれば』つうことは「実現しなきゃ邪魔する」つうことなのか。
 「お前ら何様なんだよ。お前らの意向で国交正常化するかどうか決まるのかよ!」て話ですよねえ。
 でも、まあ「全拉致被害者」が「政府認定拉致被害者」ならまだましです。巣くう会、家族会の場合『特定失踪者』なんてガセネタが入ってるんだから『屏風の寅を縛ったら褒美をやる』『この橋を渡らずに川を越えろ』(一休さんとんち話)、「燃えない布(火鼠の皮衣)を持ってこい」、「龍の首の玉を(以下略)」(かぐや姫の難題)レベルの言いがかり(できないことを見越した因縁)でしかありません。
 そこで『寅を屏風から追い出してくれたら縛ります』『端ではなく真ん中を渡った』つう「一休さんのとんち(?)」で済めばいい。
 救う会や家族会はそういう一休さんのとんち回答(?)に「端じゃねえよ!、橋だ、やり直し!」「お前が屏風から追い出せばいいだろ」というような連中、つまりは「何があろうが北朝鮮が拉致を解決したとは認めないことがもろばれ」なんだから北朝鮮もまともに相手にするわけがない。
 いや北朝鮮どころか日本人だって俺や和田春樹氏みたいに「特定失踪者って明らかにガセやん」「あんなもん迄返せというなんてただの言いがかりじゃん」「巣くう会や家族会って拉致を解決する気ないやろ、日朝国交正常化妨害したいだけの右翼団体と違うの?」と思う人間はいるわけで、もはや「拉致は風化の一途」でしょうねえ。
 正直、テレビなんぞは拉致なんかもはやまともに取り上げてはいません。正直、うんざりするほど「お得なgotoトラベルと『もっと東京』の組み合わせ方」みたいな「どうでもいいネタ」ばっかで「学術会議問題、goto事務局高額日当問題など、政府批判から逃げるなよ!。菅とパンケーキ食ってんじゃねえよ!」と腹立たしくなる。

1 北朝鮮は、全拉致被害者の即時一括帰国をすぐに決断せよ。
2 政府は、国民が切望する全拉致被害者の即時一括帰国を早急に実現せよ。

 「米国は核兵器の廃棄をすぐに決断せよ」「ロシアは北方領土の即時返還を(以下略)」「韓国は竹島の(以下略)」レベルのばかばかしさです。それで済むなら誰も苦労しません。大体「菅首相の『条件を付けずに会う』を支持する」と言いながら「こんな条件を付ける」とは何の冗談なのか。
 「条件を付けるのか、つけないのかはっきりしろ」といいたくなります。


救う会:★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.10.27)国民大集会全記録1
 以前も別記事で書いたことですが「櫻井よしこが巣くう会集会の司会」と言う時点で論外ですね。
 「櫻井は著名な女性キャスター、女性司会(日本テレビNNNきょうの出来事 - Wikipedia)」なんて言い訳は勿論通用しません。
 著名な女性キャスター、女性司会なら櫻井以外にも

NHKクローズアップ現代』のキャスターだった国谷裕子 - Wikipedia
◆現在、日本テレビ真相報道 バンキシャ! - Wikipedia』、TBS『あさチャン! - Wikipedia』の司会を務める夏目三久 - Wikipedia(元日本テレビアナウンサー)
◆現在、TBS『Nスタ - Wikipedia』のキャスターを務めるホラン千秋 - Wikipedia*1
◆フジテレビ『ニュースJAPAN - Wikipedia』、『FNNスーパーニュース - Wikipedia』、『直撃LIVE グッディ! - Wikipedia』キャスターだった
安藤優子 - Wikipedia
◆テレ朝『ニュースステーション - Wikipedia』のキャスターだった小宮悦子 - Wikipedia
◆テレ朝『サンデーステーション - Wikipedia』のキャスターだった長野智子 - Wikipedia(元フジテレビアナウンサー)

などよしこ以外にいくらでもいるからです(俺が名前を挙げた以外にもいるでしょう)。
 ではなぜ「よしこが司会か」といえばもちろん「よしこが国家基本問題研究所理事長というウヨだから」です。もはや「救う会、家族会運動」とは右翼運動以外の何物でも無い。だからこそ右翼以外は救う会、家族会から距離を置き「今の拉致敗戦」のわけです。

横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会事務局長)
 2002年に、日朝首脳会談平壌で行われ、北朝鮮は日本人拉致が自分たちの犯行であることを初めて認めました。その会談を受けて5人の拉致被害者と、そのご家族が日本に帰ることができました。ひとえに日本国民の皆様、救う会拉致議連の皆様の、この問題に対する深いご理解、強い信念、そして救出運動への多大なるご支援の賜物です。

 「予想の範囲内」ですが、ここで小泉首相の名前が出てこないことには呆れますね。

 私たちは調査委員会の立ち上げや、調査レポートの受け取りや、連絡事務所の設置等は一切求めていませんし、賛同していません。私たちが求める水準は一点です。横断幕にも書かれている通り、「全拉致被害者の即時一括帰国」だけであるということです。

 いつもながら拓也の馬鹿さには唖然呆然ですね。
 もちろん俺にしても石破元幹事長にしても、田中均氏にしても、和田春樹氏にしても、他の誰にしても「全拉致被害者の即時一括帰国」なんてもんが簡単にできるのであれば反対しません。
 簡単にできそうにないから、拉致解決を少しでもすすめるためにそんなことにはこだわらずに「調査委員会の立ち上げや、調査レポートの受け取りや、連絡事務所の設置」をすべきだと主張してるのに何でしょうか、この馬鹿さは。
 「金八先生第一シリーズ」で「東大以外は大学じゃない」と言う歪んだ価値観から自殺した「例の登場人物」並に「狭量な価値観」ですね。
 そりゃ「東大以外は大学ではない」でも東大に合格できればいい。合格できなかったらどうするんだ、つう話です。
 東大進学を諦めて「別の大学に進学」しない限り、「死ぬまで東大受験(!)」だの「金八第一シリーズのように自殺」だのという悲惨な道しかないでしょう。
 「家族会が歩んでる道」もぶっちゃけそれに近いもんがあると思います。小泉訪朝から18年も無駄に時を過ごして未だにこんな事を言うのかと思うと心底呆れます。 

古屋圭司拉致議連会長、元拉致問題担当大臣
 北朝鮮は今、厳しい経済封鎖とか、あるいはコロナとか、水害等の災害で大変厳しい環境にある。これは間違いないと思います。しかし、だからと言って、そう簡単に協議や交渉に応じてくるような国ではない。常識では計ることができない。我々日本や、あるいは西側のまともな国と違い、予想のはんちゅうを超えていることは事実です。

 いや、戦前日本が「東京大空襲」などの被害を受けても「1945年8月15日」まで終戦しなかったこと、一時は「松代大本営で徹底抗戦を計画していたこと」を考えれば「予想の範疇を超えてる」どころか「予想の範囲内」です。何せ、独伊が降伏したが故に「戦前日本には終戦直前に同盟国がなかった」。たった一国で連合国(米英仏中)相手に戦う羽目になっていた。
 一方、北朝鮮には「朝鮮戦争当時からの長い付き合いがある中露」という「支援してくれる国」があるわけです。戦前日本の「太平洋戦争末期」に比べたら北朝鮮の置かれた状況は非常に恵まれています。

 中国と北朝鮮との関係は今悪いですから。

 どこをどう理解すればそう言う理解になるのか。デタラメすぎて唖然ですね。

 北朝鮮の通信社、朝鮮中央通信は何十回にも渡って、「拉致問題は完全に解決した」と報道している。
 それはどういうことか。要するに風化させたい。

 「風化させたい」以前に完全に風化してますよねえ。なお、相手の意向を無視して「完全に解決した」を連発していると言えば「徴用工問題での安倍、菅政権」がそうですが、そういったら「北朝鮮とは違う!」といってマジギレするんでしょうねえ。

 「めぐみへの誓い」という芝居を、政府にも支援をしてもらって、中学校、高校の生徒を中心に、全国40会場で4万人近い人に見ていただきました。

 「中学校、高校の生徒を中心に」とはつまりは「教育の一環として」「学校演劇として教育現場に押しつけてる」と言うふざけた話です。
 そんなんで何の意味があるのか。
 「劇団四季のライオンキング」などのように「政府の支援がなくても、自然に客が来る」ようでなければ、押しつけでは「つまんねえ、くだらない演劇を強制的に見せられて本当に不愉快だった」で子どもたちは終わりでしょう。しかもそれではほとんどの大人は見ていない。そんなもんが国民の意識向上に役立つわけもない。
 まあ、そもそも「国民の意識向上」をしたいわけではなく「それを口実に、売れない三流ウヨ俳優が、税金にたかってるだけ」でしょうが。

菅義偉内閣総理大臣拉致問題対策本部長)
 条件を付けずに金正恩委員長と会う用意がある。

 以前も別記事で書きましたが「条件を付けずに会う」とは具体的に何を意味するのか。素直に考えれば「首脳会談後、拉致被害者が一人も帰国しなくてもあえて菅が金正恩に会う」ということでしょう。「拉致被害者の帰国がなければ会わない」というのではそれは「条件を付けずに会う」と言うことには全くならない。
 しかしその点、ごまかしている卑怯者のクズが菅であり、そんな菅の卑怯さを容認するバカ共が救う会や家族会です。
 お断りしておきますが俺は「首脳会談後、拉致被害者が一人も帰国しなくてもあえて菅は金正恩に会うべきだ」とは言っていません(個人的にはそうした方が拉致解決につながるのではないかと思いますが)。
 「首脳会談後、拉致被害者が一人も帰国しなければ会わない」のならば「条件を付けずに会う」などと菅が言ってもそれは嘘でしかない。
 したがって
1)「条件を付けずに会う」と菅が言い続けるなら「首脳会談後、拉致被害者が一人も帰国しなくてもあえて会う考えだ」と明言しろ
2)そんなことは出来ないというなら「条件を付けずに会う」などという嘘は辞めろ、「首脳会談後、拉致被害者が一人も帰国しなければ会わない(最低でも一人の帰国が必要だ)」と明言しろ
と言うのが俺が言いたいことです。
 つまりは「日朝交渉進展に何ら役立たない、むしろ交渉進展を阻害する嘘を菅は辞めろ」と言うだけの話です。菅が嘘をつけばつくほど「北朝鮮は交渉意欲をなくし」、その結果として拉致が解決しなくなる。

 私は衆議院に当選以来、今日まで、拉致問題解決のために、全力で取り組んできました。特に、当選2回の時に、新潟港に、1年間に15回も16回も入港してきた万景峰号の入港を禁止するための議員立法、さらには日本から北朝鮮に送金を停止するための議員立法

 やれやれですね。そんなもんが拉致の解決にどうつながってるのか。単にアンチ北朝鮮ウヨ連中が北朝鮮に嫌がらせしてるだけです。
 拉致解決には何ら役立たない嫌がらせを「拉致解決のために頑張った」と強弁するようでは拉致はいつまで経っても解決なんかしません。

加藤勝信内閣官房長官拉致問題担当大臣
 これまで拉致問題に触れる機会の少なかった若い世代に対する啓発が重要との観点から、教員等を対象とした研修や、中学生、高校生を中心とした作文コンクールを実施し、さらに国際発信力を強化する観点から、今年度より英語による作文コンクールを含める取り組みもさせていただいたところです。

 教育現場への不当な政治介入も大概にしろという話です。そもそもそんなことが拉致の解決とどうつながっているのか。

 発信手段の多様化をはかるという観点から、拉致問題対策本部のユーチューブを新たに開設しました。

 やれやれですね。拉致問題は「日朝交渉」によって解決すべき問題であって「啓発活動」で解決する話ではない。

*1:個人的にはアナウンサーともジャーナリストとも言いがたいホランのキャスターには抵抗がありますが。