高世仁に突っ込む(2020年10/27日分)

鬼海弘雄さんが語る「写真の可能性」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 高世仁に突っ込む(2020年10/23日分) - bogus-simotukareのブログで取り上げた鬼海弘雄さんを偲んで4 - 高世仁の「諸悪莫作」日記の続きです。
 高世は

鬼海弘雄さんを偲んで4 - 高世仁の「諸悪莫作」日記
 いったん追悼はここで一区切りにしますが、今後は折に触れ、鬼海さんの写真を評してみたいと思います。

なんて書いてたのでしばらくは鬼海ネタはやらないのかと思っていたら高世仁に突っ込む(2020年10/23日分) - bogus-simotukareのブログの次が鬼海弘雄さんが語る「写真の可能性」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記ですからねえ。全然「一区切り」になってない(苦笑)。
 しかも(つづく)。随分と鬼海に惚れ込んだもんです。
 それにしても今日は『完全に鬼海ネタ』と言うのが興味深いですね。

 週末、すごいドキュメンタリーを2本観た。
 NHKスペシャル「世界は私たちを忘れた~追いつめられるシリア難民~」(24日)とNHKBSで放送された「グレートヒマラヤトレイル4 カンチェンジュンガ “五大宝蔵”を求めて」だ。

と書いても、そしてそのドキュメンタリーの内容紹介があっても、このドキュメンタリーの話は

 それで鬼海弘雄さんを再び思い出したのだった。
 鬼海さんは、これからの時代、写真が生き残れるかと考え続けていて、そのとき対抗軸として意識していたのが動画だった。
 「動画の方が伝えられるでしょ。写真が対抗できるのかどうか」と。
 私がテレビ関係の仕事をしていたからかもしれないが、そういう話題を何度か振られた。
 動く映像が、音声とは別で、映画館という特別な場所に足を運ばないと見られない時代から、いまや動画は、手の中の端末で、高画質・高音質でいつでも提供される。
 「とくに報道写真はきびしいだろうな」と鬼海さん。

という鬼海ネタの前振りでしかありません。高世によってNHKスペシャル「世界は私たちを忘れた~追いつめられるシリア難民~」をネタに「シリア問題」が論じられたりするわけではない。
 それにしても

◆10/24:
 横田滋のお別れ会(救う会の集会と同時開催)
◆10/26:
 国会が開幕し、菅首相所信表明演説
◆11/1
 大阪都構想住民投票(したがって今は選挙戦(?)の最終局面ですね)
◆11/3
 米国大統領選(したがって今は選挙戦の最終局面ですね)

ということで10/26前後には「北朝鮮ウオッチャーで横田一家とも付き合いがあったはずの、高世にとってのビッグニュース(横田滋お別れ会)」「日本や世界の政治にとってのビッグニュース(国会開会など)」があったのに高世は取り上げていません。
 そういえば北朝鮮関係では、最近は

◆9/22
 北朝鮮が、海に漂流していた韓国民を射殺。現在、韓国内で重大な政治問題化している。
◆10/10
 北朝鮮で軍事パレード(この日は朝鮮労働党創立記念日で、以前から良く軍事パレードや最高指導者の演説などがされます)。「異例の夜間のパレードであること」や「巨大なICBM(と思われる物)が出現したこと」が注目される
◆10/15
 2002年のこの日に蓮池夫妻、地村夫妻、曽我ひとみさんが帰国。
 これについては荒木和博が北朝鮮から拉致被害者5人が帰国して18年(10月15日のショートメッセージ): 荒木和博BLOGと言う記事をアップ。
 また「拉致の風化を反映して」、数は少ない物の「10/15の前後」には

拉致被害者5人帰国から18年 蓮池薫さん「政府は戦略的交渉を」 | 拉致 | NHKニュース2020年10月15日
 北朝鮮に拉致された5人の被害者が帰国して15日で18年です。その1人、蓮池薫さんがNHKの取材に応じ、政府は北朝鮮が置かれている状況を詳細に分析したうえで、拉致問題を解決すれば得るものがあることを段階的に示しながら、戦略的に交渉する必要があると指摘しました。
 北朝鮮に拉致された蓮池薫さん、祐木子さん夫妻と地村保志さん、富貴恵さん夫妻、それに曽我ひとみさんの5人は、平成14年10月15日、24年ぶりに帰国を果たしました。
 帰国から18年になるのを前に蓮池さんはNHKのインタビューに応じ、「年月がたつほど憤りや無念さが鮮明になり、強くなっている。まだ帰国できずにいる方々は、将来への不安と耐え難い苦痛の中で、精神的に追い込まれていると思う」と話しました。

新潟日報曽我さん「こんなにも長い時間」:拉致被害者帰国18年で手記
 新潟県佐渡市曽我ひとみさん(61)や柏崎市蓮池薫さん(63)、祐木子さん(64)夫妻ら北朝鮮による拉致被害者5人が帰国してから15日で18年を迎える。曽我さんが、帰国18年に合わせて新潟日報社に手記を寄せてくれた。5人の帰国以降、進展がないまま時間だけが過ぎる拉致問題について「昭和、平成、令和とこんなにも長い時間がかかるのでしょうか」ともどかしい思いをつづっている。
 曽我さんは2002年に帰国し、2007年から佐渡市職員として養護老人ホームに勤務。今年3月に定年退職し、現在は再任用職員として同じ施設で働いている。

加藤官房長官、拉致被害者帰国18年で「忸怩たる思い」 広報動画チャンネル開設 - 産経ニュース2020.10.16
 加藤勝信*1官房長官は16日の記者会見で、北朝鮮に拉致された蓮池薫さんら5人が平成14年10月15日に帰国してから18年が経過したことについて「5人の拉致被害者が帰国して以来、1人の拉致被害者の帰国も実現できていない。いまだ多くの被害者が北朝鮮に取り残されている。大変、じくじたる思いであり、本当に申し訳なく思っている」と述べた。

【主張】拉致帰国18年 悲しみの日々に終止符を - 産経ニュース2020.10.16
・平成14年10月15日、羽田空港に着陸した特別機から、蓮池薫さんら5人の拉致被害者がタラップを下りてきた。
・「拉致」は現実のものと頭では認識してはいても、実際に蓮池さんらがタラップを下り、家族と再会する映像は衝撃的でさえあった。
 あれから18年となる。それは同時に、一方的に死亡を告げられた横田めぐみさんら8人の家族にとって、怒りと悲しみの長く苦しい年月でもある。
・13歳で拉致されためぐみさんも(ボーガス注:仮に生存してるとしても)56歳となった。今年6月には、めぐみさんの父、滋さんが87歳で亡くなった。被害者の全員帰国、家族との再会という解決のゴールへ向けて残された時間は少ない。
 どうすれば解決できるか。
・帰国から18年に際して蓮池さんは産経新聞の取材に「日本政府、国民の拉致解決への意志が続くのか北朝鮮は見ている。今が最も大事な時期だ」と述べた。

などの報道がされた。
◆10/23
 習近平主席が「朝鮮戦争への中国参戦(10/23)」を記念して演説。
1)従来、「中韓関係に配慮して」こうした演説は長いことされておらず、江沢民主席以来であることや
2)習氏が演説の中で「中国は友好国である北朝鮮を米国の侵略から守った」「中朝友好関係は中国にとって今後も重要」「(北朝鮮の存在に限らず)中国は自国の国益への不当な侵害(ファーウェイやチックトックへのトランプ政権の嫌がらせ的行為など)には断じて屈しない」(以上はオレ流の要約であり、この通りに習氏が話したわけではありません)などの内容を演説。
 「米国の中国への政治的非難や制裁には断じて屈しない」「中朝関係は今後も重要(北朝鮮政権転覆など認めない)」などとアピールしたことが注目された

など注目の動きもあったのに、それについては高世は何も触れません。
 北朝鮮を取り上げた高世の記事は最近でも一応ありますが、

 明日は横田めぐみさん56歳の誕生日 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2020-10-04
 あす10月5日はめぐみさんの56歳の誕生日だ。過ぎた時間の長さを思う。

「天皇も任命拒否ができるかも」 - 高世仁の「諸悪莫作」日記2020-10-06
 きのう、横田めぐみさんは56歳の誕生日を迎えたが、早紀江さん(84)は記者会見で、《「めぐみは、北朝鮮のどこで、どんなふうに誕生日を迎えているんだろう。いつも主人とささやかなお誕生日をしていたんですけど、今年は本当に寂寥感というか、寂しい」と声を落とした。

ということで「横田めぐみ拉致問題オンリー」ですからね。そして横田めぐみ記事を10/4、10/5に書いた高世も、何故か現時点では「10/24の横田滋お別れ会」について触れないわけです(もしかして「お別れ会」に呼ばれなかった?)。
 高世も「北朝鮮問題」や「政治ネタ一般」を取り上げる気持ちが薄れてるんですかねえ。高世がやってたジンネットて建前では「政治ネタを扱う硬派の会社」ですし、高世も以前は「簡単な言及でアレ」、記事の中で「今日の政治ニュース」に触れてたんですけどね。

*1:第二次安倍内閣官房副長官、第三次安倍内閣一億総活躍等担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣厚労相などを経て菅内閣官房長官