「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2019年8/20分:荒木和博の巻)(追記あり)

金正恩の姉?【調査会NEWS3052】(R01.8.20): 荒木和博BLOG

 『闇からの谺』を読んでいます。昭和53年(1978)に香港で拉致された韓国の女優崔銀姫さんと元夫で映画監督申相玉さん*1の著書です。
 以下は崔銀姫さんが拉致された直後、2月16日に金正日のパーティーに招かれた当時の話です。この時点ではまだ申監督は拉致されていません。
<文春文庫『闇からの谺』(崔銀姫申相玉著)上巻94ページ>
 このときちょうど、ぽってりと太った男の子が飛び込んできた。健康優良児だ。答えに窮した金正日*2は助かったというように、「わが家の息子です」と紹介した。
 「まあ、そうですか。ご子息はお一人ですか」
 「いや、この下に女の子がもう一人いるんですが、今ここにはおりません」
 私は男の子に訊ねた。
 「本当にいいお顔をしていること。何歳になりますか」
 「七つです」
(引用終わり)
 時期的に考えて金正恩の妹金与正ということはあり得ません。金正男の妹、つまり金正恩の姉がいたという話は出ていたでしょうか。
 私が気がついていないだけかもしれません。どなたか情報のある方はご教示いただければ幸いです。

 意味が分からないですね。
 そんなことを知ることが拉致の解決にどうつながるのか。「金正男の妹、つまり金正恩の姉」がいようといまいとそんなことは拉致の解決と何一つ関係がないでしょう。
 さて、ウィキペディア金正日キム・ジョンイル)」を見たところ、彼の子どもは

・金恵敬(キム・ヘギョン、1968年生まれ):洪一茜(ホン・イルチョン、最初の妻)との間の子ども。長女
金正男キム・ジョンナム、1971年生まれ):成恵琳(ソン・ヘリム、2番目の妻)との間の子ども。長男
・金雪松(キム・ソルソン、1974年生まれ):金英淑(キム・ヨンスク、3番目の妻)との間の子ども。次女
・金春松(キム・チュンソン、1975年生まれ)金英淑(キム・ヨンスク、3番目の妻)との間の子ども。三女
金正哲(キム・ジョンチョル、1981年生まれ):高英姫(コ・ヨンヒ、4番目の妻)との間の子ども。次男
金正恩キム・ジョンウン1984年生まれ):高英姫(コ・ヨンヒ、4番目の妻)との間の子ども。三男。現在、北朝鮮国務委員長、朝鮮労働党委員長、朝鮮人民軍最高司令官
・金与正(キム・ヨジョン、1988年生まれ):高英姫(コ・ヨンヒ、4番目の妻)との間の子ども。四女。現在、朝鮮労働党政治局員候補、朝鮮労働党宣伝扇動部第1副部長

だそうです。
 「金正男の妹、つまり金正恩の姉」とはウィキペディア金正日」が紹介する「金雪松」ではないのか。
 「金雪松」でググる
夕刊フジ金正恩氏の美貌の姉「金雪松」はこんな顔だった! (1/3ページ) - zakzak
■女性セブン北朝鮮、ミサイルのカギ握る金正恩の美人異母姉の正体|NEWSポストセブン
なんて記事もヒットします。
 まあ、「ウィキペディアで分かる程度の話」「夕刊フジや女性セブンも報じてる話」を「仮にも自称北朝鮮ウオッチャーの荒木がわからないと公言する」など「とてつもなく恥ずかしいこと*3」「荒木の北朝鮮ウオッチャーとしての信頼性を大きく失わせる行為」ですが、「アホの荒木」だとそういうことしてもおかしくないからなあ。たぶん荒木の言う「金正男の妹、つまり金正恩の姉、て誰だか教えて」つうのは「金雪松」なんでしょう。正直、荒木のあほさに心底呆れますが。
 でこういう馬鹿なことを荒木がしても家族会は荒木にへいこらし続けると。

【追記】
続・金正恩の姉【調査会NEWS3054】(R01.8.22): 荒木和博BLOG
 やはり荒木の言う「金正男の妹、つまり金正恩の姉」とはウィキペディア金正日」が紹介する「金雪松」でした。既に指摘しましたが「荒木は無様」としか言い様がありませんね。

*1:北朝鮮の怪獣映画『プルガサリ』の制作に関わったとされる人物

*2:北朝鮮国防委員長、朝鮮労働党総書記、朝鮮人民軍最高司令官

*3:そもそも「人に聞く前に、ググれよ、荒木」「ウィキペディアぐらい見ろ」て話です。