今日の産経ニュース(2019年11月3日分)

【産経抄】11月3日 - 産経ニュース

 「文化の日」から「明治の日」へと、改称を求める署名が100万人に達した。
 つきまとう「戦前回帰」の声は的外れというほかない。明治維新を境にして、人々は世界の文化や技術に目を見開かれた。新たな時代を迎えた高揚感と、誰もが前へ突き進んだ一体感*1は、東京五輪を目の前にした日本が取り戻したい感覚でもある。

 ということで「文化の日(戦前は明治節)」に「文化振興」ではなく「明治時代万歳、明治天皇万歳」と叫ぶいつもながら「戦前回帰ウヨ」の産経です。
 なお「みどりの日→昭和の日」の前例があるので油断は禁物です。もちろん「昭和万歳」と「明治万歳」では性格が違いますし、「昭和の日」において「戦前日本正当化イベント」が「ウヨ界隈以外」で広く開催されてることもない(ウヨが自画自賛するほどには昭和の日は戦前美化には役立ってない)ですが。

 指呼の間の対岸で日本の隙をうかがう豺狼(さいろう)がいる。海のかなたにある米国を後ろ盾とたのみ続ける楽天主義は、他国の侮りを招くだけだろう。

 として「文化の日(戦前は明治節)」に軍拡を叫ぶ産経ですが産経の言う「豺狼(山犬や狼)」のような国、つまり「隙あらば日本侵略を画策する野蛮国家」とは具体的にどこなのか。領土問題(尖閣北方領土)を抱える中国やロシアか。はたまた核、ミサイル問題の北朝鮮か。
 「他国の侮り」とは「北方領土はロシアの領土だ」というプーチンの態度か、「北大教授を身柄拘束した」中国の態度か、はたまた別のことなのか。
 なぜはっきり名前が出せないのか。「中国やロシア」に対して産経ほど敵視していない安倍政権に対する遠慮か。


秋の叙勲 旭日大綬章 谷垣禎一・元財務相 弱者へ思い「できることはやる」 - 産経ニュース
 現役政治家にはこういうことはしませんので要するに「自転車事故による政界引退」によって「終わった政治家扱いされてる」つうことです。当人の思いも複雑でしょう。


秋の叙勲 旭日重光章 中山恭子元拉致問題担当相 拉致問題解決へ仲間と必死に - 産経ニュース
 「拉致の安倍」アピールと「家族会」懐柔が目的でしょう。ばかばかしい話です。


秋の叙勲 旭日双光章 元東京都教育委員・脚本家 内館牧子さん(71) 現場の声生かし都立高改革 - 産経ニュース
 脚本家としての業績よりも「石原都政で教育委員」云々つう辺り産経らしいですが、今が極右安倍政権と言うことを考えると「そうした面も評価しての受賞」なんでしょうか。

*1:仮に「高揚感と一体感」が必要だとしても何で「明治時代万歳する必要があるのか」つう話です。