今日の中国ニュース(2019年11月5、6日分)

ガダルカナル島で中国企業が旧日本軍慰霊碑の土地買収 将来の慰霊に不安も - 産経ニュース
 いつもの産経の「反中国の言いがかり」でしょう。慰霊に支障が生じることないでしょう。


パリ協定米離脱、中国の環境外交有利に - 産経ニュース
 産経の反中国にはいつもながらげんなりします。問題は「中国に有利」云々ではなく米国がパリ協定から脱退することが、米国及び国際社会の利益を害しないかと言うことでしょうに。そして多くの人間は「米国及び国際社会の利益が害される」としてトランプ政権を批判しているわけです。


【中国観察】中国建国70年で盛り上がる国威発揚映画の気になる中身(1/3ページ) - 産経ニュース

(1)中国建国70年の歴史を題材にした「我和我的祖国(私と私の祖国)」
(2)昨年5月の四川航空機事故を映画化した「中国機長(ザ・キャプテン)」
(3)エベレスト登頂に挑む中国登山隊を描いた「攀登者(ザ・クライマーズ)」
・中国メディアで盛んに好調が伝えられているのが「我和我的祖国」だ。
・1949年の中国建国後の7つの歴史的な場面を描いたオムニバス映画
(1)1949年10月1日の中華人民共和国建国
(2)1964年10月16日の中国初の原爆実験成功
(3)1984年8月8日のロサンゼルス五輪女子バレーボールでの中国チーム優勝
(4)1997年7月1日の香港返還
(5)2008年8月8日の北京五輪開幕
(6)2016年11月18日の有人宇宙船「神舟11号」の帰還成功
(7)2015年9月3日の抗日戦勝70年記念閲兵式
・3作品を全て見た人に話を聞くと「最も面白かった」という反応が返ってきたのが「中国機長」だ。実際、題材となった事故自体が衝撃的なものだ。
 昨年5月、重慶を出発しチベット自治区ラサ*1に向けて飛行中だった四川航空3U8633便(乗客・乗員128人)が、高度約9800メートルで操縦席の窓ガラスが割れて急降下。副操縦士の半身が機外に吸い出された。機長は手動で機体の安定に成功し、四川省成都*2の空港に緊急着陸。けが人は出たが死者はおらず、中国では機長の対応を称賛する声が上がった。09年1月に米旅客機が不時着したが犠牲者ゼロだった事故になぞらえて「中国版ハドソン川の奇跡」とも言われる。

 全部「実話を感動的に描いた中国版プロジェクトXプロジェクトXは日本でそこそこ人気だった)」のようなのでまあ、それなりに人気は出るんじゃないかとは思います。


RCEP参加見送り示唆したインド、にじむ“内圧”配慮 「ガンジーも参加を許さぬ」 - 産経ニュース

 「ガンジーも私に(RCEPへの)参加を許さない」

 「ガンジー暗殺犯を英雄と称えるヒンズー極右」を支持層としながらよくもこんなことがいえたもんです。まあそれだけガンジーの権威が絶大なわけですが。

 RCEPには、与党インド人民党(BJP)の支持母体であるヒンズー至上主義団体、民族義勇団(RSS)などが反対を表明。「安価な中国製品が押し寄せて、国内産業が圧迫される」と主張する。モディ氏によるRCEP離脱の示唆を、小売業者などで作る全インド商人連盟(CAIT)は4日、さっそく歓迎する意向を表明した。
 BJPは5月の総選挙で歴史的大勝を収めたが、景気減速が鮮明となり、失業率上昇など国内に不満もくすぶる。RCEPには海外からの投資を呼び込む効果もあり、“次なる経済大国”インドに有利に働く面もあるが、「(国内の)反発を考慮すれば離脱しか選択肢はなかった」(インド人記者)との見方が強い。

 ここからは「インド抜きでも早く発足させよう」「インドが入るまでちんたらやってたらかえって計画がぽしゃる恐れがある」「いったん成立させた方がむしろ後でインドも入るだろう」と言うのが中国の主張(積極的に排除しようとしているわけではない)だと言うことが改めて分かります。


【主張】RCEP妥結断念 先走らずインド取り込め - 産経ニュース
 「インドを取り込んだ方が市場が大きくなる」ならともかく、なんで「中国封じ込め」とかいう話になるのか。
 そもそも「インド抜きでもやろうぜ(中国)」つうのは「トランプ政権が脱退すると言っても残ったメンバーでTPPやろうぜ、TPPが完全にぽしゃるのだけは避けよう(後で米国の加入を目指す)」と同じで「インド排除」じゃないでしょうよ。


RCEP、インド孤立深める 日本は参加重視、中国は排除画策 - 産経ニュース
 本文読めば分かりますが「インド抜きでも早く発足させよう」「インドが入るまでちんたらやってたらかえって計画がぽしゃる恐れがある」「いったん成立させた方がむしろ後でインドも入るだろう」と言うのが中国の主張(積極的に排除しようとしているわけではない)なのでタイトルの「排除画策」は明らかにミスリーディングですね。