今日の中国ニュース(2023年1月17日分)

チェコ大統領に元NATO軍事委員長 脱「親中国」鮮明に - 産経ニュース
 反中国「産経」的には「近年、NATOは米国の影響もあって中国への姿勢がかなり批判的」「元NATO高官なら、新大統領は反中国で動いてくれるはず」つう考えのようですが1)そもそも反中国が大統領選の争点か産経記事を読んでも不明、2)NATO高官時代、中国批判的な立場だからといってそれを大統領になってから続けるか不明、3)既にチェコには中国企業が進出してるので中国相手にあまり無茶苦茶もできないのではないかと言う意味で産経の願望が叶うかは疑問です。


【岸田政権考】土地規制法 尖閣の指定を見送った理由は - 産経ニュース
 当然、日中関係に配慮したのでしょう。「大軍拡」「敵基地攻撃論」で中国の反発や警戒を招く岸田政権ですらそこまで無謀ではない。


台湾切迫せずと冨田駐米大使 大統領の長崎訪問「未定」:東京新聞 TOKYO Web
 まともな常識があればこのように「台湾危機」など認めるわけもない。


2027年までの中国による台湾侵攻、「認識変わらず」 前米司令官:朝日新聞デジタル
 「デマも大概にしろ」と心底呆れます。「台湾が独立宣言しない限り侵攻しない」と中国が公約しているのにそれを反故にして侵攻すれば「対ロシア経済制裁」のような「対中国経済制裁」は避けられません。長年、中国(中華人民共和国)は「台湾の独立宣言を封じ込めると共に、台湾(中華民国)と国交を持つ国を減らす」と言う路線でやってきたわけでその路線を撤回するメリットは何処にもないでしょう。


アメリカ、台湾軍の訓練拡大 中国抑止へ「州兵」活用: 日本経済新聞
 中国に対する挑発行為も甚だしい。「バイデンのバカさ」「バイデンを明確に批判しない日経のアホさ」に心底呆れます。


【台湾有情】いでよ、次の安倍晋三 - 産経ニュース

 台湾の企業家らが昨年秋に結成した「安倍晋三友の会」会長で、台湾の元外交部長(外相に相当)の陳唐山氏*1は「台湾のこと、アジアのこと、世界のことをよく勉強してほしい。安倍元首相のような立派な人物を目指してもらいたい」と日本の若者らを励ました。

 安倍信者「産経」らしいですが、果たしてこの会がどれほど台湾において草の根の広がりがあることやら。それにしても「安倍の統一協会醜聞」が表面化してからも赤字のようなことを言うとはねえ(呆)。俺のような安倍批判派は「アホか」と呆れますが、それだけ台湾が「中国に対して政治的に敗北してる」ということではあるのでしょう。


主張/日米の経済安保/中国敵視で軍事優先する危険

 日本にとって中国は最大の貿易相手です。両国経済には強い相互依存関係があります。日本が米国と一緒になって中国を排除する枠組みをつくることは日本経済をますます落ち込ませることにしかなりません。中国の覇権主義的行動や経済ルールの不当な侵害*2には道理をもった批判や国際的な取り決めに基づいて対応すべきです。

 「日中友好関係の重要性」についての指摘には全く同感です。文革批判、天安門事件批判の日本共産党ですら、さすがに産経のような「非常識な反中国」は経済の観点から口にはしません。


中国の人口、すでにインドを下回った可能性 - 産経ニュース

 中国は既に人口減少時代に入ったもようだ。人口減少は国力低下に直結するため習近平政権は危機感を高めているが、これまでのところ目立った成果が出ていない。

 反中国の産経らしいですが、1)「人口」が単純に国力(経済力)に直結するわけでは勿論ない、2)人口減少なら日本も深刻(増加の見込みが当面ない)なので「おいおい」です。

*1:陳水扁政権時代(2000~2008年)に外相、総統府秘書長、国家安全会議秘書長を歴任。外交部長時代の2004年9月27日、シンガポールのジョージ・ヨー外相が国連総会の場で「一つの中国」を支持する発言をしたことに対して、シンガポールについて「鼻くそのような大きさの国」と述べ、さらに台湾語スラングを使い「中国に金玉(睾丸)を捧げた(中国に媚びへつらった)」と発言したことが政治問題化。陳は翌日、この表現について外交部を通じ陳謝した(陳唐山 - Wikipedia参照)

*2:というのが具体的に何を意味するのかがこの文章だけでは分からない点が残念です。