今日の産経ニュースほか(2019年12月3日分)

政権は自信「逃げ切った」 桜を見る会、幕引き図る(西日本新聞) - Yahoo!ニュース
 もちろん、こんなふざけた安倍の行為について「逃げ切り」など許されてはならないわけですが、シュレッダーでの文書廃棄で、証拠隠滅したあげく「証拠があるのか」と居直り、マスコミ(特にテレビ局)もろくに批判報道せず、支持率もなかなか落ちない*1中では「その危険性」は残念ながらもちろん全否定は出来ません。いずれにせよ現時点では、とにかく、様々な形で追及を続けるほかはないでしょう。
 それにしても「リクルート事件」のような「与党の主要幹部(竹下*2首相、宮沢*3蔵相、安倍*4幹事長、渡辺ミッチー*5政調会長など)が全てリクルート汚染」のようなケースならともかく「どう見ても安倍の個人犯罪(モリカケ桜を見る会)」で「与党ぐるみで安倍擁護」とは心底呆れます。


【河村直哉の時事論】お花見国会の能天気 国家の大事をよそに(1/4ページ) - 産経ニュース
 飽きもせずに、今日も「そんなことより国政の重要課題が」だそうです。
 「税金の私物化」「公文書の不当廃棄(証拠隠滅)」などという不正行為をよくも容認できるもんです。しかもこれが「自民党以外の疑惑(細川首相の佐川急便疑惑、鳩山首相故人献金疑惑、小沢幹事長の西松疑惑など)」なら大騒ぎするのだから全くふざけています。


【正論】憲法審査会の税金浪費を許すな 日本大学名誉教授・百地章 - 産経ニュース
 憲法審査会は「憲法について議論する場であって改憲案をつくる場ではない」ので「改憲が進んでないから税金の無駄遣いだ」というのは言いがかりでしかありません。産経らウヨが「改憲の機運が高まらないこと」に焦ってることはよく分かります。


PISA調査 広島大大学院の難波博孝教授 読解力低下、活字離れが要因 電子書籍の読書教育を - 産経ニュース
 「活字離れが読解力低下原因*6」と認めるとしても「紙の書籍でもかまわない」ので「電子書籍ガー」とは意味不明です。
1)この教授が「最近の子どもには紙の書籍より電子書籍の方が敷居が低いんじゃないか*7」あるいは「(読解力云々とは関係なく)日本は教育現場での電子書籍の導入が遅れており、良くないと思う*8」などといったのを産経が「取材能力が無いのか、電子書籍推進のために故意にコメントをねじ曲げたのかはともかく」勝手に「読解力を上げるには電子書籍推進ガー」としてしまい、コメントをねじ曲げてる
2)この教授が「電子書籍利権に一枚かんでる」などの理由で「読解力を上げるには電子書籍推進ガー」で無理矢理電子書籍をごり押しする火事場泥棒
のどっちかでしょう。どっちであれくだらないですが、1)なら教授にとって迷惑な話です。 


文科相が懸念「間違ったメッセージ与える」 国立大の大半、民間試験活用見送りに - 産経ニュース
 「我々の力不足だ」「国立大学の皆さんに納得して頂ける制度に改善したい」ならともかく「何で導入しないんだ」「理由を言え」と声を荒げるとは萩生田らしい横暴さですね。普通の人間は「本音はともかく」建前ではこういうふざけた態度はとらないもんですが、安倍やその取り巻き連にはそうした常識は無いわけです。


政府、経済対策案を与党に提示 財政措置13兆円程度、事業規模25兆円程度 「アベノミクス再点火」 - 産経ニュース
 事実上「消費税増税が景気に悪影響」「アベノミクスは結局失敗」と自白してるに等しい所業です。


【主張】リニア新幹線 国が地元協議を主導せよ - 産経ニュース
 自民系の川勝が「環境破壊の恐れ」を理由に反対するとは「よほど酷い代物ではないのか」という気がしますね。勿論日本共産党もリニア工事については「環境破壊の恐れ」を以前から指摘し、批判しているところです。


【風を読む】反習派の洗い出しが狙いか 論説副委員長・佐々木類 - 産経ニュース

 習近平国家主席が終身主席*9となるための憲法改正を批判した中国人学者と北大との接点が浮かび上がっている。北大が反習近平派の拠点化しつつあるとみた中国当局が、警告を含めてその芽を摘むために北大教授を拘束し、人脈の洗い出しに出たとみるのはうがち過ぎか。

 「うがちすぎ」以前に文が意味不明すぎて「はあ?」ですね。
 浮かび上がったという「中国人学者と北大との接点」とは一体何なのか?。北大(大学院含む)出身と言うことなのか?。なぜ産経はもっと明確に書けないのか。
 そもそもなぜ、産経はその「中国人学者」とやらの名前を出さないのか。「実はその学者と北大にはたいした接点などなく産経のこじつけなので曖昧に書いているのではないか」と疑わざるを得ません。そもそも北大出身の学者の一人や二人が習氏を批判したからと言って誰も「北大が反習近平派の拠点」なんて思わないでしょうよ。


北関東3県観光ルートをPR 中国旅行会社の6社8人が観光名所を視察 - 産経ニュース
中国企業とスキー旅行開発 JTB、訪日客拡大狙う - 産経ニュース
 中国人観光客がいかに地方自治体や観光業界にとって魅力的かと言うことですね。こうした状況下で国基研、日本会議など反中極右のような中国敵視は非常識なだけです。


調査捕鯨法改正案、衆院委で可決 5日成立へ - 産経ニュース
 ビジネスとして明らかになり立ってない捕鯨になぜそれほどまでに固執するのか。小生の支持政党・共産党もなぜか捕鯨では「水産庁支持」のようでげんなりしますね。


日米貿易協定案、参院委で可決 4日にも承認 - 産経ニュース
 安倍にびびるマスコミがろくに報道もせず、このまま成立してしまうのか?と思うとげんなりしますが、野党など批判派としては最後まで戦い、仮に不幸にして成立しても「問題点を指摘して戦い続ける」ほかはないのでしょう。

*1:勿論全く落ちないわけではないのですが。

*2:佐藤、田中内閣官房長官、三木内閣建設相、大平、中曽根内閣蔵相、自民党幹事長(中曽根総裁時代)などを経て首相

*3:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相などを経て首相。首相退陣後も小渕、森内閣で蔵相

*4:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)を歴任

*5:福田内閣厚生相、大平内閣農水相、鈴木内閣蔵相、中曽根内閣通産相自民党政調会長(中曽根、竹下総裁時代)、宮沢内閣副総理・外相を歴任

*6:そもそも「PISA調査での読解力低下原因は本当にそれが原因なのか」「本当に活字離れなどあるのか」「そもそもPISA調査の結果が信用できるのか」自体議論の余地があるでしょうが。

*7:どうですかね?。全ての子どもがスマホを持ってるとは限らないでしょうし、学校に図書室もあるでしょうし、そんなに「紙の書籍より電子書籍の方が敷居が低い」といえるのか。

*8:そうした電子書籍普及論についてももちろん「そんなことより他にやるべきことがある」など議論の余地があるでしょうが。

*9:「是非はともかく」多選制限を無くしただけで「終身主席」などさすがに目指してはいないでしょう。