今日の産経ニュース(2021年9/28日分)

殺人容疑で11人追加告訴へ 熱海土石流 - 産経ニュース
 「業務上過失致死」や「重過失致死」はともかく「未必の故意」での「殺人」というのはさすがにちょっと無理かと思います。
 「未必の故意」での「傷害致死」だって難しいんじゃないか。


枝野氏「私が総裁選に出れば最年少」 世代交代論を一蹴 - 産経ニュース
 まあ、「戦後最年少」は「第一次安倍」時代の安倍(52歳)で次が田中角栄(54歳)だそうですがだからといってそれだけで評価できる話ではないのだから「世代交代論」つうのも馬鹿馬鹿しい話です。しかし「祖父(岸元首相)、親(安倍晋太郎元外相)の七光り」の安倍はともかく「戦後、政界に進出した(ちなみにライバルの一人である三木は戦前から議員)」「ライバルの一人である福田は元大蔵省主計局長」ですから、いかに田中が有能かと言うことです。「今太閤」と呼ばれたのも自然な話です。


【総裁選 政策を競う】女性閣僚3割、高市氏除く3氏賛成 - 産経ニュース

 野田氏*1は(中略)官房長官と幹事長にも女性を登用する考えを示した。

 ちなみに過去において女性の官房長官や幹事長がいるかと言えば自由民主党幹事長 - Wikipediaによれば幹事長は皆無です。
 政調会長高市*2や稲田*3(いずれも第二次安倍総裁時代))、総務会長(小池*4(谷垣総裁時代)や野田(第二次安倍総裁時代))に過去に女性がいるのとは大きな違いです。「幹事長ポスト」が別格扱いされていることがうかがえます。
 また歴代の内閣官房長官 - Wikipediaによれば官房長官も「海部*5内閣の森山*6官房長官」が今のところ、唯一の「女性官房長官」です。しかも「海部内閣」といえば「リクルート事件」で

◆安倍*7幹事長(竹下総裁時代)
◆宮沢*8蔵相(竹下内閣)
◆渡辺*9政調会長(竹下総裁時代)

自民党幹部連が「一時的とは言え」政治的謹慎を余儀なくされたという「特殊事情があった」。そうした事情がなければ森山氏は官房長官にならなかったでしょう。
 従って「女性の官房長官自民党幹事長」が誕生すればそのインパクトは大きいでしょう。とはいえ野田の当選可能性は低いし、だからこそ「空手形を切ってる」疑いも濃厚ですが。
 ちなみに女性が就任したことがない閣僚ポストとしては、「財務相(蔵相を含む)」「農水相」があるようです。


【主張】横綱白鵬が引退へ 角界は重大危機と捉えよ - 産経ニュース
 白鵬引退で、照ノ富士しか横綱がおらず、その照ノ富士は一時は「怪我のために序二段」まで落ちたことがあり、「今後どこまで横綱ができるか」残念ながら不安(膝の故障を理由に引退表明した白鵬のように『故障による引退』を早々と表明するかもしれない)。
 とはいえ「例の事件で懲罰(6場所出場停止)として出場できなかった大関・朝乃山(三段目への降格が確実)」はともかく、大関貴景勝」「正代」は早々と優勝戦線から脱落してファンを失望させる。
 当面「新横綱が誕生しそうにない(横綱のいない場所が長期間続く恐れがある)」という現状は確かに「危機」ではあるでしょう。何とか相撲関係者には奮起して欲しい。


【産経抄】9月28日 - 産経ニュース

 もやしのような少年がなぜ大横綱になり得たのか。長年トレーナーを務める大庭大業(おおばともなり)さんが、近著『白鵬の脳内理論』(ベースボール・マガジン社)で解き明かしている。たとえばどんな立ち合いをするのか、対戦相手に関するあらゆる情報を基に前日の夜から考え抜く。相手によって、テーピングや廻(まわ)しまで緩めたりきつくしたりを変えるそうだ。

 それだけの執念が果たして「白鵬の優勝を許し続けた他の力士にあったのか」ということを「他の力士」には失礼ながら思いますね。

*1:小渕内閣郵政相、福田、麻生内閣消費者問題担当相、自民党総務会長(第二次安倍総裁時代)、第四次安倍内閣総務相など歴任

*2:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、自民党政調会長、第四次安倍内閣総務相など歴任

*3:第二次安倍内閣行革相、自民党政調会長、第三次安倍内閣防衛相など歴任

*4:小泉内閣環境相、第一次安倍内閣防衛相、自民党総務会長等を経て都知事

*5:自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田、中曽根内閣文相などを経て首相

*6:海部内閣環境庁長官官房長官、宮沢内閣文相、小泉内閣法相など歴任

*7:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)など歴任

*8:池田内閣経済企画庁長官、佐藤内閣通産相、三木内閣外相、福田内閣経済企画庁長官、鈴木内閣官房長官、中曽根、竹下内閣蔵相等を経て首相。首相退任後も小渕、森内閣蔵相

*9:福田内閣厚生相、大平内閣農水相、鈴木内閣蔵相、中曽根内閣通産相自民党政調会長(竹下総裁時代)、宮沢内閣副総理・外相など歴任