「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年3/1日分:荒木和博の巻)

お休み【調査会NEWS3199】(R02.3.1) : 荒木和博BLOG

・れいわ新選組山本太郎代表が武漢肺炎*1コロナウイルス)の感染を防ぐため国会を休会にすべきと発表したことが話題になっています。
・しかし、この程度のことで休会にするべきというのは国会議員が責任を放棄したのと変わりません。「国権の最高機関」ということは責任も最高というべきであって、それを認識してもらわなければ国民はたまりません。

 珍しく俺と荒木の意見が一致しました。
 確か「戦前の空襲下」ですら国会をやっていたわけで、新型コロナ程度で休会など馬鹿げた話です。
 むしろ政府の新型コロナ対応が適切かどうかを野党が追及するためにも国会は開会すべきでしょう。「山本太郎はアホか」と言う話であり立民、国民民主、共産、社民が彼に同調しないのも当然です。
 とはいえこんなことは拉致解決とは全く関係ないので「特定失踪者問題調査会メルマガ」に荒木がこんなことを書く意味は理解不能ですが。

 小泉環境大臣が育児休暇を取ると言ったときも正直呆れました

 いや別にそれはいいんじゃないですかね。というか小泉jrの場合、むしろ批判すべきは「賛否両論ある」そこではなく「批判しかない」新型コロナの政府会合を欠席した上、その欠席理由が「後援会の新年会」という「欠席を正当化できない理由だったこと」でしょう。

 与野党含めてこんなものなのかなとも思います。

 「自民の小泉jr」「れいわの山本太郎」をネタに「与野党」というのは勘弁してほしいですね。「彼らの行為」は公明や立民、国民民主、共産、社民とは直接には関係ないわけですから。

 20代のころ*2、国会の中を歩いていると国会議員は自民党から共産党まで、後ろから見ても何となくオーラのようなものを感じました。もちろん自分が若かったこともあるでしょうが、戦争の時代をくぐり抜けた世代だからこそのものがあったのだと思います。

 この種の「昔は良かった」論は「ただの個人的感想にすぎない」のでまともに相手できる話ではない。
 また「昔は良かった」論をとるにしても「戦争云々」よりもむしろ「昔の田中角栄*3などはたたき上げだった」が、「今は安倍*4首相(岸*5元首相の孫、安倍晋太郎*6元外相の息子)や河野*7防衛相(河野一郎*8元農林相の孫、河野洋平*9元外相の息子)、小泉環境相小泉又次郎*10逓信相のひ孫、小泉純也*11防衛庁長官の孫、小泉純一郎*12元首相の息子)のように親や祖父の七光りで当選する世襲議員の馬鹿が多いから」ではないのか。
 どっちにしろ拉致の解決と全く関係ない話です。

・衆参の拉致問題対策特別委員会も年1~2度開かれるだけで、そこでご家族に与野党の議員が質問するのは「政府に何を望みますか」とか言うのが大部分です。
・何度もそういうのを見てきたので、一度冒頭の陳述のとき「ともかく質問でご家族に『政府に望むことは』とか『今のお気持ちは』などと聞かないで下さい」と申し上げたことがあります。それでも「政府に望むことは」とか聞いていた議員はいました。おそらくそれを聞かなければ他に聞くことがなかったのでしょう。

 そりゃそうなるでしょう。何せ家族会、巣くう会は「我々のいうとおりに動くことが拉致の解決につながる」と強弁し、彼らの意向に反したという理由で「小泉訪朝の功労者」田中均氏を外務省から追放しました。その状況でフランクな質問なんかできるわけもない。
 「家族のお気持ちは」という質問が無意味だ、と荒木は言うのならいっそのこと「家族の意思に反する主張でも一向にかまいません、自由に意見を述べて下さい」「大事なのは家族の意思に合致するかではなく拉致が解決するかどうかです」とはっきり言ったらどうなのか。
 「家族の意思に反したことを言う奴は許さない」という態度を家族会、巣くう会がとり続けたからこそ「家族のお気持ちは」という質問が出るのであって、荒木はふざけんな、て話です。
 なお、荒木が悪口雑言する衆参の拉致問題対策特別委員会の現在のメンバーは
衆議院委員名簿 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会
参議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会委員名簿:参議院でわかります。これらのメンバーについて荒木的におそらく不満があるのでしょうが、荒木が詳しい説明をしないので何がどう不満なのかは分かりません。

 拉致問題も「安倍さんだから任せておけば大丈夫」と思っている人はもうさすがに少数派だと思います*13が、ともかく私たちが動かなければ政府を動かすこともできません。

 やれやれですね。政府をどう動かして、どう拉致を解決する気なのか。
 「制裁を強化すればいい」なんて馬鹿なことをいつまでも言ってるようでは拉致は何年経っても解決しません。そもそも荒木ら救う会には拉致を解決する気は全くないでしょうが。

 今日はこれからデモと集会をやってきます。

 で、今やマスコミもろくに報じないデモや集会をやって何の意味があるのか、ただの自己満足じゃないかという話です。

*1:武漢肺炎と呼ぶべきでない」というWHOの指摘を無視し続ける荒木ら反中国ウヨにはいつもながら呆れます。

*2:荒木は1956年生まれなので「20代の頃=1970年代後半~1980年前半」ですね。

*3:岸内閣郵政相、池田内閣蔵相、佐藤内閣通産相自民党政調会長(池田総裁時代)、幹事長(佐藤総裁時代)などを経て首相

*4:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*5:戦前、満州国総務庁次長、商工次官、東条内閣商工相を歴任。戦後、日本民主党幹事長、自民党幹事長(鳩山総裁時代)、石橋内閣外相を経て首相

*6:三木内閣農林相、福田内閣官房長官自民党政調会長(大平総裁時代)、鈴木内閣通産相、中曽根内閣外相、自民党幹事長(竹下総裁時代)などを歴任

*7:第3次安倍第1次改造内閣国家公安委員長、第4次安倍内閣外相などを経て、現在、第4次安倍第2次改造内閣防衛相

*8:鳩山内閣農林相、岸内閣経済企画庁長官、自民党総務会長(岸総裁時代)、池田内閣農林相、建設相、佐藤内閣副総理など歴任

*9:新自由クラブ代表、中曽根内閣科学技術庁長官、宮沢内閣官房長官、村山、小渕、森内閣外相、衆院議長を歴任。現在、日本国際貿易促進協会会長

*10:浜口、第二次若槻内閣で逓信

*11:池田、佐藤内閣で防衛庁長官

*12:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*13:少数派どころか、巣くう会、家族会の建前は未だにそれですが。