今日の中国ニュース(2020年6月25日分)

◆浅井先生の新刊刊行のお知らせ

21世紀の日本と国際社会|浅井基文のWebサイト
◆近刊のご案内(6月13日記)
 三一書房からゴー・サインが出ました。
 新著のタイトルは、『日本政治の病理』(副題)「丸山眞男の「執拗低音」と「開国」に読む」になりました。8月15日刊行も確定しました。

 購入するかどうかはともかく、読了自体はしたいと思います。「浅井先生の中国認識」についても色々書かれてるのでは無いかと期待しています。


福島香織のツイート

福島香織
 へんな夢みた。30階のタワマンの部屋にいて、宮脇淳子さんと江崎道朗さんと鼎談しているんだけど、ちょうど巨大地震がきて(中略)がれきの中から自分の財布を探し出したら、かばんに入れていたチョココルネがぐちゃぐちゃになって、お金がチョコクリームまみれというところで目がさめたんだが、予知夢じゃないことをすごく祈る。たんに、今朝方の地震が怖かったのと、次の鼎談本がプレッシャーなだけだと思う。

 鼎談相手が江崎や宮脇て(実際にそう言う鼎談をしたことが夢に反映されたようです)。しかもそれを公然とツイート(呆)。「東京外国語大の非常勤講師だった」宮脇はまだしも、江崎なんか、

『戦後教育を歪めたGHQ主導の教育基本法』(共著、2006年、明成社
コミンテルンの謀略と日本の敗戦』(2017年、PHP新書)
『日本は誰と戦ったのか:コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ』(2017年、ベストセラーズ

などという陰謀論本を書く、ただの「日本会議職員のプロ右翼」ですからねえ。まともな中国研究者、ジャーナリストの名前が出てこない辺り、福島も本当に落ちぶれたもんです。


「 国恥を忘れるな、中国の暗い原動力 」 | 櫻井よしこ オフィシャルサイト
 むしろ中国に対して「あることないこと(例:南京事件は中国の捏造、中国は尖閣どころか、沖縄本島すら侵略する恐れがある、中国の経済進出で「佐渡が危ない」「北海道が危ない」など)を悪口雑言する」「安倍政権ですら公式には使わない『武漢ウイルス』と言う言葉を使いたがる」よしこらウヨの方が「暗い原動力」でしょう。

 世界に武漢ウイルス*1を拡散させ、すでに43万人の命を奪っているにもかかわらず、中国政府も中国人も反省の姿勢を見せないどころか、いまや次の世界秩序を構築し、世界を主導するのは中国に他ならないと主張する。

 「万単位の多数の死者を発生させてる米国やブラジル」「コロナをほぼ押さえ込んだ韓国や台湾」がわかりやすいですが、もはや現在の死者は「各国政府の対応策の善し悪し(もちろん米国やブラジルが無策で、韓国や台湾が成功例)」によるところが大きく中国の責任とはとても言えません。
 そもそも中国政府も指摘していますが、そのよしこの理屈だと「100年前のスペイン風邪」は「流行源だと思われる米国」が一番悪いのか。
 よしこですらそんなことは言わないでしょう。愚劣な中国叩きも大概にしたらどうなのか。

・汪錚(ワンジョン)氏の著書『中国の歴史認識はどう作られたのか』(東洋経済新報社伊藤真訳)
・汪氏は、中国人は、この世の中の最も優れた民族は中華民族であると信じていると強調する。

 東洋経済もくだらない反中国本を出さないで欲しいですね。

・米国の政治学者、ウォルター・ミード氏の「ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)」紙の記事に「中国は真にアジアの病人だ」という見出しがついたことへの尋常ならざる怒り
・中国政府は感情のコントロールができないかのように、2月19日、ミード氏の記事とは何の関係もない北京駐在の同紙特派員3名の追放に踏み切った。

 おいおいですね。ミード記事はWSJに掲載されたのだから「是非はともかく」、WSJ中国特派員を対抗措置として追放するのは「ある意味」当然でしょう。「北京特派員は記事に関与してない」で逃げられる話では無い(またコメ欄で指摘もありますが、中国が対抗措置を執るとしたら、この場合、中国特派員追放くらいしか手もないでしょう)。
 少なくとも徴用工問題で逆ギレしてホワイト国除外やフッ化水素水輸出規制をやる安倍よりはマシでしょう。
 WSJが「ミード記事を掲載して済まなかった」とわびれば、特派員追放処分は撤回されるでしょうが、三権分立である以上、韓国政府には徴用工問題で出来ることは何もない。
 よしこの理屈では

 日本政府は感情のコントロールができないかのように、『徴用工判決を下した韓国大法院』とは何の関係もない韓国企業へホワイト国除外やフッ化水素水輸出規制に踏み切った。

と安倍政権を批判すべきでは無いのか。

*1:いいかげんヘイト目的で「武漢ウイルス」呼ばわりは辞めたらどうなのか。