「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2020年8/19日分:荒木和博の巻)(追記あり)

8月宗派事件【調査会NEWS3319】(R02.8.19): 荒木和博BLOG
 記事タイトルの「8月宗派事件」については8月宗派事件 - Wikipediaを読めば概要は分かります。
 それにしても「そんなことと拉致問題解決と何の関係があるんだよ!」ですね。何の関係も無い。
 なお、荒木も書いていますが「宗派」というと日本だと「宗教的イメージ」が強いので、日本的には「派閥(自民党竹下派などの派閥ですね)」「分派」とでも表現した方が妥当かと思います。つまり「8月派閥事件」「8月分派事件」ですね。

 今回(ボーガス注:朝鮮労働党)中央委員会では「革命発展と党の戦闘力強化において、重大な意義をもつ問題を討議し決定する」とのことですが、この言葉は相当厳しい状態に北朝鮮が追い込まれていることを表しています。ひょっとして「第2の8月宗派事件」が起きているのかも。

 ばかばかしい。よくもまあ根拠レスでこんなことが放言できるもんです。大体「体制の危機」と「拉致の解決」と何の関係があるのか。

【追記】

北朝鮮、来年1月に党大会 新たな5カ年計画提示へ:時事ドットコム
 朝鮮中央通信によると、北朝鮮で19日、朝鮮労働党中央委員会総会が開かれ、2021年1月に党大会を開催することを決定した。
 同通信によれば、金正恩党委員長は、党大会で「党中央委員会の活動を総括し、新たな国家経済発展5カ年計画を提示することになる」と語った。

 ということで党中央委員会総会に関する報道を追記しておきます。


安倍政権・政治家について(8月19日のショートメッセージです): 荒木和博BLOG

 令和2年8月19日水曜日のショートメッセージ(Vol.136)です。「安倍政権についてどう思うか」とよく聞かれるので、それのお答えと合わせて政治家・議員をどう見るべきかについてお話しさせていただきました。

 7分程度の動画です。荒木の与太動画へのコメントは後でしますが、「安倍に限らず」政治家についてどう思うかと言えば「拉致に限らず」、「成果を上げれば評価するが、成果を上げなければ評価しない」つう話ですよね。
 で今のところ、評価に値するのは「小泉訪朝で拉致被害者5人の帰国」をもたらした小泉*1首相と福田*2官房長官だけでしょう。
 で荒木なんですが、「いつまで経っても安倍*3が成果を上げないこと(また安倍が特定失踪者を拉致認定しないなど救う会の言う通りに動かないこと)」から、安倍を絶賛するわけにも行かず、とはいえ、「安倍信者の集まりである救う会や家族会」の手前、安倍非難もできず、「まあ自民党には色々しがらみ(て、どんなしがらみよ?。「金丸*4訪朝ガー」とか言うの?)があるから、安倍首相が成果を上げられないのも仕方が無いんじゃ無いですか?」「安倍首相以前の歴代自民党首相も解決できなかったのだから安倍さんに期待しすぎるのもどんなものか(俺の要約)」だそうです。おいおいですね(苦笑)。
 いずれにせよ荒木も拉致問題で安倍が何かすることはもはや諦めてるのでしょう。
 びっくりなのは民主党政権の歴代拉致担当相が

中井洽 - Wikipedia(2017年死去)
 鳩山、菅内閣拉致担当相(国家公安委員長兼務)。民社党副委員長、羽田内閣法相、自由党副党首、民主党副代表などを歴任。2012年に政界引退を表明。
柳田稔 - Wikipedia
 菅内閣拉致担当相(法相兼務)。旧民社党出身。現在は国民民主党両院議員総会長。
 法相時代の2010年11月14日、柳田は広島市での国政報告会で大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件などに言及し「皆さんも、何で柳田が法相かと理解に苦しんでいるんじゃないかと思うが、一番理解できなかったのは私です。私は、この20年近い間、実は法務関係は1回も触れたことはない」「法務大臣は二つ覚えときゃ良いんですから。 個別の事案についてはお答えを差し控えますと、後は法と証拠に基づいて適切にやっております。この二つなんです。まあ、何回使ったことか」などと発言した。
 この発言について自民党河井克行*5は、11月16日の衆議院法務委員会で「法相という職を汚している発言」として謝罪と撤回を要求。柳田は11月22日に首相官邸菅首相に辞表を提出した。新法相が任命されるまで法相は仙谷官房長官が兼務。
中野寛成 - Wikipedia
 菅内閣拉致担当相(国家公安委員長兼務)。民社党書記長、新進党政策審議会長、新党友愛(旧民社党系)代表、民主党政調会長(菅代表時代)、幹事長(鳩山代表時代)、衆院副議長など歴任。2012年に政界引退を表明。
田中慶秋 - Wikipedia
 野田内閣拉致担当相(法相兼務)。旧民社党出身。大臣就任直後に暴力団との交際や外国人からの違法献金など複数の不祥事が発覚し、就任からわずか3週間で「体調不良」を理由に大臣を辞任した(田中の不祥事については例えば、赤旗田中法相罷免すべきだ 任命責任が問われる/志位氏批判主張/田中法相辞任拒否/任命した首相は責任はたせ逃げる田中法相/問われる首相の任命責任田中法相が辞任/問われる首相の任命責任内閣の責任が問われる/法相辞任 穀田氏が批判「政権末期の状況」/法相辞任 志位委員長が批判/ラジオ番組参照)。2014年に政界引退を表明。
小平忠正 - Wikipedia
 野田内閣拉致担当相(国家公安委員長兼務)。旧民社党出身。2014年に政界引退を表明。

と旧民社出身者が多いこと(旧民社出身で無い拉致担当相もいますが)を理由に「旧民社の元職員として、(旧民社の政治家を拉致担当相にした)民主党政権に期待していた」と言い出すことですね。おいおいですね(苦笑)。
 「拉致担当相が旧民社党だから(他はともかく)拉致については期待した」というエクスキューズ付きでも「民主党政権に期待した」と公言する救う会関係者って荒木以外にいるんでしょうか?
 まあ、俺に言わせれば「旧民社の連中」なんか拉致担当相にするから拉致が解決しないんですが、まあ、拉致担当相になりたがるような奴はその種のウヨしかいないんでしょう。
 さて荒木曰く「最近、救う会の集会の集まりが悪い」「拉致問題は俺たちが信頼する安倍さんに任せればいいんだというお任せ主義でそうなってる」。
 いやー、確かに「横田兄弟の無茶苦茶な安倍擁護」などはありますが、「最近、救う会の集会の集まりが悪い」のは単に「救う会が完全に右翼団体化しているため、右翼以外(特に左派や中道、リベラル保守)は集会に参加しない」&「拉致が風化してるだけ」ですよねえ。
 かつ「救う会の中心である右翼連中」にとっても今は拉致よりも
1)「香港デモガー」「ウイグル問題ガー」「尖閣問題ガー」「習主席訪日反対!」などでの中国叩き
2)「徴用工判決ガー」「慰安婦像ガー」「竹島ガー」などでの韓国叩き
3)「コロナ対応で安倍さんは頑張ってる!」などの安倍擁護
の方が大事なだけでしょう。
 今が安倍でなくてたとえば「石破*6首相」なら集まりがいいかといったらそんなことは無い。
 まあ、いずれにせよ荒木ですら「最近、救う会の集会の集まりが悪い」と認めてることは滑稽です。

*1:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相を経て首相

*2:森、小泉内閣官房長官を経て首相

*3:自民党幹事長(小泉総裁時代)、小泉内閣官房長官を経て首相

*4:田中内閣建設相、三木内閣国土庁長官福田内閣防衛庁長官自民党国対委員長(大平総裁時代)、総務会長、幹事長(中曽根総裁時代)、中曽根層内閣副総理、自民党副総裁(宮沢総裁時代)など歴任

*5:自民党総裁外交特別補佐、第三次安倍内閣首相補佐官、第四次安倍内閣法相など歴任。2019年6月16日、広島地裁河井案里参院議員、克行の妻)の公設秘書に公職選挙法違反(買収)の罪で懲役1年6ヶ月、執行猶予5年の有罪判決を言い渡した。翌17日、案里と共に河井が自民党に離党届を提出し受理された。6月18日、広島県内の地方議員や首長ら94人に投票や票の取りまとめを依頼し、計約2,570万円の報酬を渡したとして、妻の案里と共に東京地検特捜部によって公職選挙法違反(買収)で逮捕され、7月8日には起訴された。8月25日、東京地裁で初公判が開かれる予定(河井克行 - Wikipedia参照)。

*6:小泉内閣防衛庁長官福田内閣防衛相、麻生内閣農水相自民党政調会長(谷垣総裁時代)、幹事長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣地方創生担当相など歴任