「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2023年7/11日分:荒木和博の巻)

◆荒木ツイート

 令和5年7月11日火曜日「荒木和博のショートメッセージ」第1183号民社党当時、社会主義に思い入れの強い人ほど皇室に対する敬意も強かったように思います。あくまで個人的な感情ではありますが。

 5分13秒の動画です。そんな事が拉致問題と何の関係があるのかと心底呆れます。
 それにしても「社会主義に思い入れの強い*1人ほど皇室に対する敬意も強かった*2」ねえ。
 1)荒木の社会主義理解が特異なこと(天皇制反対の立場は荒木にとっては「不適切な社会主義?」)、2)荒木(元民社党本部職員)が自らを社会主義者と見なしてるらしいことに絶句します。
 「それ、社会主義じゃなくて国家社会主義(右翼)だろ?」と思いますね。大体「社会主義」において重要な要素は「格差是正」「福祉問題」でしょうがそんな話は荒木ら旧民社から何一つ出てきません。どれほど「生活問題」「経済問題」に無関心なのか。
 もちろんだからこそ旧民社は消滅したのでしょう。まあ「旧同盟系労組が支援」「旧民社出身者が議員」ということで「国民民主党≒旧民社」ですが、荒木ですら「国民民主=社会主義政党」とは言わないのではないか(玉木代表ら国民民主幹部も自分たちを社会主義者とは思ってないでしょう)。
 なお、以下の通り荒木のウヨ仲間も荒木同様の「社会主義認識(天皇制を仰ぐ社会主義)」のようですが非常識ですね。

◆梅澤昇平*3『皇室を戴く社会主義』(2013年、展転社

 なお、荒木にとって社会主義に思い入れの強い人ほど皇室に対する敬意も強かったとは

西尾末広
 社会党書記長(片山委員長時代)、片山内閣官房長官、芦田*4内閣副総理などを経て初代民社党委員長
西村栄一
 民社党書記長(西尾委員長時代)を経て委員長(二代目)。西村真悟*5の父親。
春日一幸
 民社党国対委員長(西尾委員長時代)、書記長(西村委員長時代)を経て委員長(三代目)
佐々木良作
 民社党国対委員長(西尾、西村委員長時代)、書記長(西村、春日委員長時代)を経て委員長(四代目)
塚本三郎
 民社党書記長(春日、佐々木委員長時代)を経て委員長(五代目)
永末英一
 民社党国対委員長(佐々木委員長時代)、副委員長(塚本委員長時代)を経て委員長(六代目)
大内啓伍
 民社党政策審議会長(佐々木委員長時代)、書記長(塚本委員長時代)を経て委員長(七代目)。細川、羽田内閣で厚生相
◆米沢隆
 民社党政策審議会長(塚本委員長時代)、書記長(永末、大内委員長時代)を経て委員長(八代目)。民社党解散後は新進党副党首(海部*6党首時代)、幹事長(小沢*7党首時代)等を歴任
中野寛成
 民社党政策審議会長(永末、大内委員長時代)、書記長(米沢委員長時代)、新進党政策審議会長(海部党首時代)、民主党政調会長(菅*8代表時代)、幹事長(鳩山*9代表時代)、菅内閣国家公安委員長など歴任

等といった旧民社幹部の内、誰なのか、気になったので「我慢して最後まで動画を視聴しました」が「誰のことを意味してるのか意味不明(荒木が誰の名前も出さないので)」でした。
 なお荒木にとっては

中井洽 - Wikipedia
 2010年(平成22年)11月29日に行われた議会開設120年記念式典において秋篠宮文仁親王秋篠宮妃紀子が天皇・皇后(当時。現在の上皇上皇后)の着席を起立して待っていたことに対し、産経新聞11月30日朝刊は「早く座れよ。こっちも座れないじゃないか」と中井が野次を飛ばしたと報じた。
 中井は、産経新聞の取材に対し、「『早く座らないと誰も座れない』と言ったかもしれないが、秋篠宮殿下に向けて言うはずがない。副議長らに言った」と反論し、翌12月1日には、国会内において記者団に「隣の人としゃべっただけだ。(着席されるよう)『宮様に伝えていないのかね』と申しあげた」と述べた。民主党内でも岡田克也*10幹事長が、「私が知る限り、野次ったということではなかった」と述べた。12月1日、自民党みんなの党たちあがれ日本は共同で中井に対する懲罰動議を提出した。

と言う「旧民社」中井洽*11は「社会主義に思い入れが弱く、皇室に対する敬意も薄い人」なのかもしれません。

*1:荒木が何をもって「思い入れが強い」と評価するのか謎ですが。

*2:荒木が何をもって「皇室への敬意が強い」と評価するのか謎ですが。

*3:民社党政策審議会事務局長、広報局長等を経て尚美学園大学名誉教授、国家基本問題研究所評議員長。著書『現代福祉政策の形成過程』(1999年、中央法規出版)、『野党の政策過程』(2000年、芦書房)、『ドキュメント民社党』(2014年、ココデ出版)、『安部磯雄と西尾末廣』(2016年、桜町書院)、『「革新」と国防:民社党防衛論争史』(2017年、桜町書院)、『片山哲と「中道連立」』(2018年、桜町書院)、『幻の勤労国民政党』(2019年、桜町書院)、『こんなに怖い日本共産党の野望』(2020年、展転社)、『西尾末廣』(2023年、展転社

*4:幣原内閣厚生相、日本自由党政調会長(吉田総裁時代)、民主党総裁、片山内閣副総理・外相を経て首相

*5:小渕内閣で防衛政務次官に就任するが「核保有暴言」等で引責辞任

*6:自民党国対委員長(三木総裁時代)、福田、中曽根内閣文相を経て首相。首相退任後も新進党党首

*7:中曽根内閣自治相・国家公安委員長自民党幹事長(海部総裁時代)、新生党代表幹事、新進党党首、自由党党首、民主党幹事長など歴任

*8:社民連副代表、新党さきがけ政調会長、橋本内閣厚生相、鳩山内閣副総理・財務相、首相等を経て立憲民主党最高顧問

*9:新党さきがけ代表幹事、細川内閣官房副長官民主党幹事長等を経て首相

*10:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、代表、立憲民主党常任顧問等を経て立憲民主党幹事長

*11:羽田内閣法相、鳩山、菅内閣国家公安委員長等を歴任