久米裕さんの拉致については色々出ていますが、参考書として富田安紀子さんのマンガ「俺Antif@拉致ゲーの強制イベントから逃げられません」をご覧下さい。事実をもとにしたフィクションなのであくまで参考に、ということで。例えば実行犯のモデルは辛光洙ですが、辛光洙は久米さん拉致には関わっていません。それでも大事なところ*1は押さえた作品なのでお勧めです。こういう形でイメージを作った方が拉致問題の本質に迫れると思います。
色々な意味で馬鹿馬鹿しいですね。
まず第一に「拉致被害者の救出」と言う意味では「拉致がどう起こったか」なんか知る必要は別にありません。
第二に「ノンフィクションで正確に知って欲しい」つうならともかく、「フィクションだがわかりやすいから参考にして欲しい」て(呆)。
中央線と拉致事件(11月18日のショートメッセージ): 荒木和博BLOG
久米裕さんが拉致されたのが昭和52年(1977)9月19日。その周辺では昭和51年に武蔵小金井の学芸大学生藤田進さん、三鷹市の南隣調布市(京王線)の電通大の学生高野清文さん、昭和52年に三鷹の隣りの武蔵境とその次の東小金井の間にある亜細亜大の卒業生布施範行さんが失踪しています。そして昭和53年には八王子の中央大学生蓮池薫さんが拉致。藤田さんは川口の自宅を出て、高野さんは神津島で、布施さんは名古屋、蓮池さんは柏崎と、いなくなった場所は別のところなのですが、こうやって並べていくと不思議なつながりが出てきます。
5分40秒程度の動画です。まあ、ばかばかしいですね。
何が馬鹿馬鹿しいか。
まず第一に久米さんと蓮池さんは政府認定拉致ですが、藤田さん、高野さん、布施さんは「特定失踪者」でしかありません。
つまり北朝鮮拉致だというまともな根拠は何もない。荒木ら巣くう会が根拠レスで「特定失踪者=北朝鮮拉致の疑いがある」と放言しているにすぎません。
第二に百歩譲って、「藤田さん、久米さん、布施さんが北朝鮮拉致」で、彼ら5人が中央線沿線に住んでいたことが偶然ではなかった(中央線沿線に拉致実行犯が住んでいた?)としましょう。
しかし、偶然ではないとして「その必然が何であるのか」を「まともな根拠で証明すること」が荒木に出来るのか、そしてそれが拉致被害者帰国に役立つのかといったらいずれも「ノー」でしょう。
要するに荒木のやってることは無意味でくだらない愚行でしかありません。家族会も荒木のような「馬鹿でくず」と良くも交遊できるもんです。
*1:何が「大事なところ」なのかさっぱりわかりません。