今日の産経ニュースほか(2020年11月18日分)

NHK、オバマ氏回顧録を誤訳? 鳩山氏巡る部分に指摘:朝日新聞デジタル

 NHKのニュースが17日、オバマ米大統領回顧録で、鳩山由紀夫元首相を「迷走した日本政治の象徴」などと評したと報じた。これについてネットなどで「誤訳だ」との指摘が上がっている。
 ニュースは17日午前10時放送で、同日に出版されたオバマ前大統領の回顧録を紹介。「当時の鳩山総理大臣について、『硬直化し、迷走した日本政治の象徴だ』と記すなど、当時の日本政治に厳しい評価を下しています」と報じた。
 だが、原文の該当箇所では、「鳩山は3年足らずの間に4人目、私が就任してから2人目となる日本の首相だった。(首相が短期間で代わるのは)この10年間、日本政治が硬直化し、迷走したことの表れであり、彼も7カ月後にはいなくなっていた」と記されている。
 ネット上では「『硬直化し、迷走した日本政治の象徴』というのは首相が頻繁に交代することを指していて、鳩山さん個人についてではない」などと誤訳を指摘する声が相次ぎ、該当記事はNHKのホームページの「ソーシャルランキング」でも上位に上がるなど話題になった。

 NHKの『自民へのへいこら振り』が昨今酷いため「故意の曲解ではないのか」「いずれにせよ訂正し、鳩山氏に謝罪すべきだ」という批判の声が出ているようです。


大阪府税収1400億円減 収支不足750億円に 令和3年度見通し - 産経ニュース
 大阪市を解体し、その権限のかなりの部分を大阪府に召し上げようとする都構想(大阪市廃止構想)とは「こうした大阪府の深刻な財政難を糊塗することも目的だったのではないか」と思わせるほどの深刻な事態ですね。


【正論】教科書検定に罰則を導入するな 教育研究者・藤岡信勝 - 産経ニュース
 文科省教科書検定の罰則規定導入に反対する声明とかなり内容がかぶっており、つくる会声明の書き手が藤岡であると予想されます。それはともかく、ただ「反対だ」では意味が無い。
 この際、「このような罰則は、我々つくる会とは立場が違う、野党の立場でもおかしいのではないか」として、野党各党(立憲民主、共産など)に国会での追及を働きかけるとか、いっそ行政訴訟を起こすとか、そのくらいの覚悟が必要でしょうが、たぶんそう言う覚悟はないんでしょうねえ。


育鵬社、冊数前年比9~8割減 3年度の中学校教科書 - 産経ニュース

文部科学省は18日、令和3年度に全国の中学校で使用する教科書の発行者別冊数を公表した。
・公民で育鵬社が前年度比約9割減の4287冊(占有率0・4%)、歴史も約8割減の1万2533冊(同1・1%)と大幅に勢力を縮小した。
育鵬社版をめぐっては、前回の採択でシェアを伸ばし、今年度は公民が6万1183冊(同5・8%)、歴史7万2482冊(同6・4%)だったが、今回の採択で同社版を使う横浜市大阪市など多くの自治体が他社版に切り替えた。

 こうなると「過去の新編日本史(中曽根内閣時代、原書房)」のように「ペイしないから育鵬社が撤退→どこも引き取り手がなく教科書が消滅」となる可能性も見えてきましたね。育鵬社が消えてなくなれば「全てはバラ色」という単純な話でもないですが「最低最悪の極右&歴史修正主義教科書=育鵬社」なのでまずは素直に喜びたい。しかし「今後、産経コラムで取り上げるかもしれない」し、コラムでの扱いはまた違うのかもしれませんが、この記事が「シェア減少」について「淡々とした書きぶりである」のがなんともかんとも。もはや育鵬社(産経)も「教科書販売」への熱意を失いつつあるのかもしれない。
 もちろん育鵬社以上に「シェアが低く」、あげく今回「検定不合格処分(どう見ても育鵬社の画策)」を安倍政権にくらった自由社つくる会)が育鵬社以上にやばい状況であることは言うまでもありません。


首相「緊張感を持って対応を」 感染2000人超で厚労相に指示 - 産経ニュース
 菅政権では予想の範囲内ですが、「緊張感を持って」などという無内容な精神論しか言えないのかと心底呆れます。


台湾、最大の親中メディアの免許更新せず 「偏向」報道理由に - 産経ニュース
 蔡英文も「ただの反中国分子で独裁体質」という「薄汚い本性」をついに露呈したと言うべきでしょう。いかに蔡が反中国分子とは言え、「民主主義者ぶっていた」「(同性婚容認、脱原発などで)リベラルぶっていた」ので、まさかここまで蔡がクズだとは思っても見ませんでした。
 「菅尚当時の首相在任中に明らかな誹謗中傷を安倍がしたにもかかわらず、『首相による提訴』が前例になると、今後『首相による訴訟を使った恫喝』を助長する恐れがあるとして、安倍への民事提訴を控えていた(首相退任後に提訴した)」菅直人氏などとは蔡は偉い違いです(まあ、だからこそ安倍に忖度した不当な最高裁の政治判断で菅元首相は敗訴した気もしますが)。菅元首相などと違い、蔡には「権力者に対して求められる自制心」というものが全くないらしい。
 仮にこのテレビ局(国民党よりだそうですが)が「無茶苦茶な自民擁護&野党誹謗&嫌韓国」などをやって恥じない「フジテレビ」「DHCテレビ」「アベマTV」なみの代物(つまり無茶苦茶なアンチ民進党&国民党プッシュ)でもこんなことが許されるとは俺は思いません。
 虚偽報道などの問題があるとしても*1、まずは「名誉毀損での刑事告訴民事訴訟」などもっと「マイルドな対抗措置」をとるべきです。
 「澤藤統一郎、田畑光永らリベラル21一味」や高世仁など、蔡を「香港デモ支持表明」などを理由に「民主主義の擁護者扱い」していた連中が蔡をきちんと批判できるかが今問われていると言うべきでしょう。
 これは「中国共産党に散々悪口していた日本共産党」も同じですが。「蔡の無法」を批判せずして何が民主主義か。
 安倍政権、菅政権が「偏向」を理由に民放(例:サンデーモーニング(TV)や荻上チキ・セッション(ラジオ)のTBSなど)の免許更新を拒否したら、澤藤や田畑らとて批判するはずでしょう。にもかかわらず「蔡は批判しない」というならそんなもんはインチキでしかありません。


選択的夫婦別姓に異論 自民有志、25日に「絆」議連設立へ - 産経ニュース
 自民党のウヨ議連なら予想の範囲内ですがネーミングがいつもながら酷いですね。
 『絆を紡ぐ会(仮称)』て、勝手に『夫婦別姓は家族の絆を阻害すると決めつけるな』て話です。
 大体「選択的夫婦別姓に反対」としながら「丸川珠代*2大塚拓*3と結婚し、現在、戸籍上の姓は大塚姓)」のような「旧姓使用には反対しない」ってのも「何だかなあ?」ですね。
 なお、片山さつき*4高市早苗*5山谷えり子*6が名前を連ねてるのは予想の範囲内ですが俺的には「稲田朋美*7がどうするのか」が気になりますね。
 しばらく前に稲田が「選択的夫婦別姓に好意的な言動」をし話題を集めたのは有名な話ですので。やはり今の稲田は批判はしないまでもこういう議連には入らず距離を置くのか。

*1:あるのか知りませんが。

*2:元テレ朝アナウンサー。第3次安倍内閣環境相、五輪担当相を歴任(丸川珠代 - Wikipedia参照)

*3:第3次安倍内閣法務大臣政務官、財務副大臣を歴任(大塚拓 - Wikipedia参照)

*4:第4次安倍内閣で地方創生等担当相

*5:第一次安倍内閣沖縄・北方等担当相、自民党政調会長(第二次安倍総裁時代)、第三次安倍内閣総務相など歴任

*6:第一次安倍内閣首相補佐官教育再生担当)、第二次安倍内閣国家公安委員長など歴任

*7:第二次安倍内閣行革相、第三次安倍内閣防衛相、自民党政調会長、幹事長代行(第二次安倍総裁時代)など歴任