高世仁に突っ込む(2021年3/16日分)

香港 国安法に屈しない人々3-天安門事件を忘れない - 高世仁の「諸悪莫作」日記

 「香港 国安法に屈しない人びと」シリーズ、1月13日で途切れてしまってすみません。

「高世さんが(つづく)」としながらほったらかしにしてるのは「香港 国安法に屈しない人びと」シリーズだけじゃないじゃないですか?。
 例えば拉致はなぜ見過ごされてきたのか6 - 高世仁の「諸悪莫作」日記(2020年12月7日)なんか「つづく」と書いてあるのにいつまで経っても「7」が書かれないし。
 高世さんはそういうデタラメでいい加減な人間で『だから会社も倒産したんだ』と思ってるから気にしないで下さい。
 ちなみに拉致はなぜ見過ごされてきたのか6 - 高世仁の「諸悪莫作」日記の「7」ていつ書くんですか?

 余程熱心な読者じゃない限り、あなたがほったらかしにした記事のことなんか気にしてないから気にしないで下さい。自分を過大評価しすぎですよ、高世さん。だから会社も倒産したんじゃないですか?

と言ったら高世も「馬鹿にするな!」と怒り出すんですかね。
 まあ、それはともかく。俺は中国に限らず「外国の人権問題」のことにはほとんど興味ないですね。だって「多くの場合」日本人に関係ないし。日本人に出来ることも「国内問題と違って大してない」でしょう。
 そんなことより日本国内の人権問題に関心を持ちたいですね。

 そもそも基本法では「普通選挙」の実現を目標としているのに、完全に逆行している。
注)「行政長官の選出方法は香港特別行政区の現実の状況と順序に従って漸進するという原則に基づいて規定し、最終的には広汎な代表性をもつ指名委員会が民主的手続きによって指名し、普通選挙で選出するのが目標である。」(「基本法」第45条)

 まあ、そもそも「限界があった」と言うべきでしょうね。中国本土が「共産党一党独裁(政治協商会議があるとは言え、政協会議の政党は、「中国共産党の指導性」を認める、いわゆる「衛星政党」であり、欧米の複数政党制とは性格が違います)」なのに「基本法で行政長官の選出は最終的には普通選挙と書いたから将来は普通選挙だ」と思うのはナイーブにすぎる。
 当時の英国、中国両国政府の「政治的妥協」にすぎないわけです。
 英国は「元々は中国の領土とは言え、一党独裁国家に領土返還するのは民主化の観点で良いのか」という国内外の批判をかわしたい。
 中国はとにかく「香港を返還して欲しい」。
 そうした双方の思惑から生じた妥協であり、具体的なタイムスケジュールがどこにも書いてない以上、現在のようになる危険性は、返還当初から誰もが感じていたところでしょう。

 親中派のベテラン政治家2人は匿名を条件にロイターに対し、民主派の取り締まりで既に国際的に批判を浴びているところに選挙改革を実施すれば、最終的に香港の特異な特徴、多元主義、投資家を引き付ける魅力を損ないかねないと指摘。

 まあ「投資家を引き付ける魅力を損ないかねない」てのは「そんなことにはならない」でしょうね。
 単なる事実の指摘であり、「だから、『選挙改革』して良いという話では勿論ない」ですが。
 理由は簡単で「金儲けと民主化は関係ないから」です。「経済大国が軒並み民主的か」「独裁国家が軒並み貧乏か」といったらもちろんそんなことはない。
 そもそも香港自体、けっきょく香港の中国における相対的地位の低下、利用価値の低下に話は尽きると思う - ライプツィヒの夏(別題:怠け者の美学)でしょう。

 李さんは天安門事件関連の活動が「国安法」によって取締りの対象になり、記念館も閉鎖される可能性があると判断、その事態に備え、展示資料をデータベース化して保存する作業を始めている。

 で俺的にはこんなことより、「日本国内の歴史資料のデータベース化、保存作業」に興味を持ちたいですね。
 「歴史資料、データベース化」などでググる
毎日新聞『伊賀の歴史資料、電子化へ 忍術書、芭蕉自筆…121点 ネット閲覧、来年可能に 伊賀 /三重』2020.6.24
西日本新聞『「いだてん」金栗四三の遺品をデータベース化 メダルなど1000点超』2020.6.30
など色々とヒットします。
 まあ、「閉鎖される」云々関係なく「歴史資料のデータベース化(電子データ化)」は今流行ってるようですね。
 データベース化には「ベータやVHSの廃止」のような「システム変更の問題(いったん電子化した物が、システム変更によってそのままでは使えなくなる危険性)」があるものの、「遠方にいる人間が博物館にわざわざ行かなくても資料が見れる」「地震、水害などによる資料破損の恐れをある程度カバーできる(まあ現物資料の方が価値が高いのは勿論ですが)」などのメリットも大きいからです。