「珍右翼が巣くう会」に突っ込む(2021年7/3分:荒木和博の巻)

長門市牛崎の鼻工作員上陸現場現地了解(R3.7.1): 荒木和博BLOG

 昭和57年(1982)6月19日に北朝鮮工作員李相圭(仮名)が上陸した山口県長門市青海島牛崎の鼻の現地了解です。李はこの翌年釜山の多大浦海岸に上陸して逮捕されています。

 7分30秒程度の動画です(馬鹿馬鹿しいので見てはいません)。「現地了解=荒木によれば『北朝鮮での政府高官(金正恩国務委員長など)の現地視察』のことをこう言うらしい」などという「一般人には意味不明な言葉でどや顔」にも呆れますが、もっと呆れるのは「こんなことは拉致被害者帰国に全く関係ない」ということでしょう。


失敗の話(R3.7.3): 荒木和博BLOG

 令和3年7月3日のショートメッセージ(Vol.456)。長門市で撮った動画の編集がうまくいかず、四苦八苦しました。まあとりあえずどうにかなったのですが、失敗と試行錯誤の中から何か生まれるだろうという、負け惜しみのような話*1です。

 5分40秒程度の動画です。動画説明文だけで見る気が失せます。実際見る必要は全くありません。
 まず第一に拉致で「試行錯誤」という話をするならせめて「荒木の民社党職員時代の政治活動」とかせめて「政治がらみの話」をしたらどうなのか。「動画の編集で試行錯誤」云々なんてくだらない事しかいうことがないのか。
 第二に「小泉訪朝直後」ならまだしも「小泉訪朝から18年に及ぶ拉致敗戦」という惨状でよくもまあ脳天気に「試行錯誤」なんていえたもんです。俺が拉致被害者家族なら「何が試行錯誤だ。小泉訪朝から18年間を無駄に過ごしたと言うことか、ふざけんな!」と荒木には殺意や憎悪、軽蔑や憤怒といった負の感情を禁じ得ません。そうは思わないらしい家族会連中は理解できません。
 第三に「試行錯誤」等と荒木が言ったところで、例えば「いつまでも制裁しても解決しないのだからいっそ、制裁を解除して経済支援とのバーター取引に切り替えてはどうか」「『拉致解決なくして国交正常化なし』ではなく『国交正常化が先行してもいい』。むしろ国交正常化で北朝鮮との信頼関係を構築した方が拉致解決につながるのではないか」等という試行錯誤は絶対にしないわけです。それどころかそういう提案を北朝鮮シンパ呼ばわりしたりして罵倒する。結局、荒木らの目的が「拉致の解決(拉致被害者の帰国)」ではなく、「拉致を口実にした右翼運動(九条改憲主張、北朝鮮打倒論など)」だからこうなる。
 例えばNHKプロジェクトX』で放送された話で

コンセプチュアル・マネジメント: 【補助線】カップヌードルの開発で「ラーメンの父」安藤百福の果した役割
 プロジェクトX「魔法のラーメン 82億食の奇跡:カップめん・どん底からの逆襲劇」は(中略)カップヌードルの開発ストーリーを描いたものである。
(中略)
 大野は(中略)安藤*2から「(ボーガス注:カップヌードルに)高級感を出すためにどうしても赤い海老」がほしいという難題を吹っ掛けられた。この問題に絡んだのがプライシングの問題。安藤はどうしても100円という価格に固執した(チキンラーメンは30円)。また、どうしても「赤い」海老が見つからず、諦めかけ、海老を入れずに値段を下げることを考えていた大野に対して、「世界中にいる海老の種類の中で、君はどれだけ試したのか。買いかぶりすぎていた」と挑発し、大野に粘り強い挑戦をさせる。四六時中海老のことを考えていた大野は偶然入ったバーで注文したシュリンプカクテルに使われていたインド洋でとれるプーラハンという海老に遭遇する。そして、見事に赤い海老を具にすることに成功し、高級感を実現した。

という話があります(まあ例は何でもいいのですが)。
 荒木ら救う会や家族会は『世界中にいる海老の種類の中で、君はどれだけ試したのか。』といわれても仕方がないようなことしかしない。
 たくさんある「ありうる解決策」の中から荒木は「経済支援とのバーター」は「可能性がない」「独裁国家を支援するのか」などとほざいて、除外する。
 結局、安藤が「何としてもエビをカップヌードルに入れたい」「エビを全部試して無理なら諦める。まずは全部試してみろ!」という執念があったのに対し、荒木ら救う会に「どんなことをしても拉致被害者を取り返す、少しでも可能性のある方法は全部やってみる。バーター取引も否定しない」という執念がないから「バーター取引」という解決方法を平然と除外する。
 「小泉訪朝から18年の拉致敗戦」でも「我々救う会は頑張っています」「拉致被害者を帰さない北朝鮮が一番悪い」「救う会を非難する人間は北朝鮮を免罪する気か!」で平気の訳です。荒木ら救う会は呆れたクズどもですが、もっと呆れるのは「そんなクズどもを選んで」蓮池透氏を除名した横田早紀江ら家族会の連中です。

*1:「のような話」はいりませんね。荒木が何を言おうとも「2002年の小泉訪朝から18年に及ぶ拉致敗戦」で、かつ「拉致解決の展望がない」のだから「試行錯誤すれば道も開けると思う」なんてのは完全に負け惜しみです。

*2:1910~2007年。日清食品創業者。著書『インスタントラーメン発明王安藤百福かく語りき』(2007年、中央公論新社)、『私の履歴書:魔法のラーメン発明物語』(2008年、日経ビジネス人文庫)など(安藤百福 - Wikipedia参照)