今日のロシアニュース(2022年4月10日分)

ウクライナに化学防護衣、ドローン提供 防衛省 - 産経ニュース
 問題は何のために利用するかですね。ドローンが仮に軍事利用されるのなら、それは憲法上勿論問題です。


時代の風:ロシアとの友好関係 中国の関心は国益だけ=ビル・エモット 英誌「エコノミスト」元編集長 | 毎日新聞
 基本的に国家間関係はどこの国でも「国益判断による物」なので「何だかなあ(苦笑)」の記事タイトルです。


ロシア政府系世論調査 プーチン氏「評価する」5ポイント下がる|TBS NEWS
 まだまだ高いものの戦争長期化と「制裁などによる物価上昇」で、支持率が下がってきたという話です。今後、ロシアが「目立った戦果」をあげるとも思えず、長期的にはプーチン支持率は下がる一方ではないか。


インド、露製ミサイル2基目搬入へ - 産経ニュース
 「既に契約し代金も支払ったもの(代金支払いはウクライナ侵攻前)」を「納品してもらっただけ」、納品しなければ「支払った金をロシアが返金するわけもなく、無駄金になる(その場合、米国が立て替えてくれるのか?)」という言い訳付きでの納品のようですが、米国やウクライナにとっては不愉快でしょう。問題は「今回はそういう言い訳だとして」、今後はどうするのかと言うことです。新規契約したらその言い訳は使えない。


【外交安保取材】ウクライナ陸軍奮戦 日本の「陸自削減論」は正しいのか - 産経ニュース
 勿論「ウクライナと日本」では周辺状況が違うので「ウクライナ戦争」をどう評価するにせよ、それはストレートには日本の話とつながらないという意味で産経の主張は馬鹿げています。


ロシア語案内非表示に…JR恵比寿駅、「不快」苦情多く - 産経ニュース
 無茶苦茶すぎて唖然ですね。その理屈ならば「米国の黒人差別」「中国のウイグル問題」などを理由に「英語、中国語拒否」もありになってしまう。「ロシア批判」とはそういうことではないでしょう。JR恵比寿駅、ロシア語案内表示が復活 - 産経ニュースとなるのは当然の話です。


【産経抄】4月13日 - 産経ニュース

▼ガソリンにかかる付加価値税の引き下げなど、生活に密着した政策を訴えるルペン氏が支持を広げるようになる。「移民排斥」など極右的な主張を封印する作戦も功を奏しているようだ。

 ルペンなど論外ですがマクロンに問題がないわけでもない。とはいえ、マクロン批判派として「まともな人間」が決選投票に出てこなかったことが実に残念です。

 ルペン氏は現在こそウクライナに同情する世論に配慮して口を閉ざしているものの、親ロシア派であり、プーチン氏の崇拝者である。初の女性大統領が実現して、フランスのNATO離脱を進めてくれたら、ロシアはもはや国際社会からの孤立を恐れることはなくなる。

 さすがにルペン当選はないでしょうし仮に「不幸にして」当選したところで親ロシア政策など今更とれるわけもないでしょう。


信じる国は侵される…ウクライナと日本 飯山陽 - 産経ニュース
 「ウクライナはロシアを信用して侵攻されたわけではない」ので変なタイトルです。

ウクライナ侵攻はないと言った識者たち

 これは勿論「ロシアの善意を信用した」という話ではなく「第二のアフガン化するリスクが大きいので常識があればしないはず」という話です。残念ながらプーチンにそうした常識はなかったわけですが。
 「日本が大国・米国相手に戦争するはずがない(勝てるわけがないから)」というのと同じ話です。しかし戦前日本は愚かにも「甘い考え」から対米戦争をして予想通り自滅しましたが。


「プーチンの脅しに影響されないため」イギリスは原発8基新設へ エネルギー自給目指し欧州で原発新設や延長の動き :東京新聞 TOKYO Web
 記事が事実なら、プーチン原発攻撃を見ながら「正気なのか」と頭痛がします。
 というか、こうした原発導入論はどう見ても「同様の主張をしている自民党政権」と同じく、「石油価格高騰」を口実にした「火事場泥棒」ではないのか。
 何も発電方法は「火力と原発の二択」ではなく「水力」「太陽光」「地熱」「風力」などいろいろあるし、火力発電などに使う石油や石炭、天然ガスも「ロシアでしか産出しないわけでもない」。
 当然ながらエコロジー団体や反核団体からはやはり批判が出ているようです。