今日のしんぶん赤旗ニュース(2022年4/10~17日分)(追記あり)

沖縄市長選きょう告示 24日投票/平和な島訴えるモリ山氏か/基地強化進める自公政権いいなり現職か
 今年ある知事選での勝利のためにも、何とか野党共闘で勝利したいところです。


きょうの潮流 2022年4月17日(日)

▼SNSなどで体験を語り始める作家も現れています。大御所作家から「セックスをしないと良いものが書けない」と関係を迫られた、文芸誌に「ある大作家に触られた」と書いたらただ笑われたような雰囲気になった、仕事の相談をしたらホテルに連れ込まれた

 セカンドレイプを助長したくないという思いはあるのでしょうがせめて、この「語り始めた作家」の名前は書いて欲しかった。
 なお、ググったら小説家の深沢潮さん 15年前のセクハラ被害を告白 相手はリベラル系・反権力の大御所か : まとめダネ!というのがヒットしたので「語り始めた作家=深沢潮さん*1」なのでしょう。
 深沢さんは「実名」を出してはいないので、その大御所とやらが誰かは不明ですが。なお、個人的には「実名を出したくない」のであれば「リベラルだの反権力だの大御所だの」も言って欲しくないですね。例えば、俺は「リベラル、反権力の大御所作家」で「九条の会呼びかけ人の大江健三郎*2」の名前が思い浮かびました*3が、「リベラル、反権力の大御所作家たち」の中の「無実の人間(深沢さんと付き合いはあるがその種のセクハラはしてない、あるいはそもそも付き合いがない)」に風評被害が生じかねないからです。 

 今月、日経新聞が胸を強調した制服姿の女子高校生の全面広告を載せました。成年漫画の主人公です。それに対して国連の女性機関が、ステレオタイプの助長につながり容認できないと抗議しました

 勿論(?)赤旗コラムの取り上げ方は「当然の指摘だ」というものですが、赤松健(自民からの夏の参院選出馬を表明)や山田太郎(自民参院議員)を礼賛する類の輩は「共産が検閲を容認した」「漫画表現を守るため自民支持」云々などと因縁をつけるのでしょう。勿論、そもそもあんな連中を共産は最初から相手にしてませんし、連中(どう見ても最初から自民支持のウヨ)の言う「共産に失望した」云々も最初から嘘八百ですが。


“学術会議の「呪縛」打破を”/自民議員 調査会で訴え/軍事研究参加へ“圧力”
 主張が学術会議への完全な誹謗中傷であり心底呆れます。


文通費 使途協議なく成立/共産党反対 「日割り」賛成
 反対というと誤解を招きそうですが、共産党の反対は「文書通信交通滞在費が十分な議論もなく名称が調査研究広報滞在費に変更され、使用目的も当然変わったこと」についてであって「日割りには賛成していること」を指摘しておきます。この記事ではその辺りがわかりづらいことは「少し問題」かと思います。


米未臨界核実験に抗議/被爆者や平和団体
 プーチンロシアの核恫喝や北朝鮮の核実験を非難しながらこんなことをやるバイデン政権のデタラメさには心底呆れます。


「中枢攻撃」 否定せず/参院委・井上氏追及に防衛相が答弁

 岸信夫防衛相は「『中枢』とは基地の意味だと解釈される」と答弁。

 完全な詭弁ですがいかに安倍が実兄とは言え「基地以外を攻撃して何が悪い」とはさすがに公言できないようです。


売春防止法から転換 女性支援新法成立へ/人権すえ多様な支援うたう/実効性確保へ引き続き運動必須
女性支援新法を提出 全会一致/倉林氏「相談員処遇改善を」/参院厚労委
 いろいろと問題は残っているようですが、「今より改善」ではあるのでしょう。今国会で成立の見込みのようで、ひとまずは素直に喜びたい。


平和・暮らし守る道 京都から/田村氏 かじかわ知事候補・福田府議候補応援/府知事選・府議補選あす投票
 府議補欠選はともかく府知事選について言えば「現職に与野党相乗り」では共産勝利の見込みは残念ながら乏しいでしょう。
 夏に参院選があるというのに、自民と相乗りして恥じない立民や社民には心底呆れます。
【追記】
京都府知事選 西脇氏再選確実 - 産経ニュース
 覚悟はしていた物の、やはりげんなりせざるを得ません。


参院選「前哨戦」京都府議補選惨敗で立民が危機感 - 産経ニュース
 京都府議補選で維新が当選とはげんなりです。やはり「維新の脅威」については(特に関西地域において)今後も警戒が必要でしょう。
 それにしても

 日本維新の会が制し、立民は自民党共産党にも及ばない最下位に沈んだ。
 立民は福山氏*4の元秘書の女性候補を擁立し、福山氏が全面的に支援した。さらに、衆院京都3区選出の泉氏のほか、知名度の高い蓮舫*5元行政刷新担当相や辻元清美*6衆院議員らが応援に入ったが、伸び悩んだ。

という立民の無様さにはいつもながら唖然です。
 そんなことなら「維新阻止」を掲げ、自民か共産の候補を支援すべきではなかったのか。しかし泉が「京都を選挙区としていること」を考えればこの敗戦は痛いでしょう。このままでは「参院選前の泉代表退任」すらありうるのではないか。
 何一つ明るい話題が見えない立民には本当にうんざりします。


維新、京都に新人擁立へ 夏の参院選、15日発表 - 産経ニュース
 京都府議選での勝利で思い上がってるのでしょうが完膚なきまでに叩き潰したいところです。

*1:1966年生まれ。2012年(平成24年)、短編『金江のおばさん(後に『縁を結うひと』(2016年、新潮文庫)に収録)』で、新潮社「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞。著書『縁を結うひと』(2016年、新潮文庫)、『伴侶の偏差値』(2017年、小学館文庫)、『ランチに行きましょう』(2018年、徳間文庫)、『ひとかどの父へ』(2018年、朝日文庫)、『緑と赤』(2019年、小学館文庫)、『足りないくらし』(2021年、徳間文庫)、『海を抱いて月に眠る』(2021年、文春文庫)など(深沢潮 - Wikipedia参照)

*2:1935年生まれ。1958年、短編「飼育」(後に新潮文庫)により当時最年少の23歳で芥川賞を受賞。1967年、代表作の一つ『万延元年のフットボール』(後に講談社文芸文庫)で当時、史上最年少で谷崎潤一郎賞を受賞。その後も、1973年、『洪水はわが魂に及び』(後に新潮文庫)で野間文芸賞、1983年、『「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち』(後に新潮文庫)で読売文学賞(小説賞)をはじめとして、多数の文学賞を受賞。1994年、日本文学史上において2人目のノーベル文学賞受賞者となった(大江健三郎 - Wikipedia 参照)。

*3:というか俺も無知なので大江以外に名前が思いつかなかったのですが。従ってここで大江の名前を挙げたことに深い意味はありません。

*4:鳩山内閣外務副大臣菅内閣官房副長官民主党政調会長(海江田代表時代)、立憲民主党幹事長(枝野代表時代)など歴任

*5:菅、野田内閣行政刷新担当相、民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党代表、立憲民主党代表代行(枝野代表時代)など歴任

*6:社民党政策審議会長、国対委員長鳩山内閣国交副大臣民主党政調副会長、民進党幹事長代行、立憲民主党政調会長国対委員長(枝野代表時代)など歴任