今日のしんぶん赤旗ニュース(2022年12/18~24分)

自衛隊艦船などに建設国債4343億円/これまでの政府見解を反故

 国債を軍事費に充てることは「軍事費の財源として公債を発行することはしない」(1966年の福田赳夫蔵相答弁)としてきた政府見解を反故にするものです。

 そもそも建物ならともかく潜水艦のどこが「建設」なのか(呆)。ならば「自衛隊以外の艦船」も建設国債で作るのかと言えば恐らくそうではないでしょう。そして「増税でまかなう」をこんなにも早く反故にするとは(呆)


軍事予算倍増撤回を/広島・庄原市議会で意見書可決
 こうした動きを全国各地で広げ無法な軍拡を阻止したい。庄原市が岸田の選挙区かどうかまでは確認していませんが、岸田が広島選出である以上、「岸田の選挙区で無くても」意義のある決議だと思います。
 しかし「宏池会出身」岸田が「安倍時代を上回る軍拡」とはもはや自民党ハト派、リベラル派は消滅したのでしょう。
 岸田(安倍政権で外相)にはそれほど期待してなかったとは言え「池田(右派の岸政権で蔵相、通産相)」「竹下(右派の中曽根政権で蔵相)」レベルには「安倍路線から脱却する」と思っていたのですが。池田や竹下は岸や中曽根から禅譲(後継指名)を受けたとは言え、岸田のような右翼路線ではありませんでしたので。


きょうの潮流 2022年12月21日(水)

 日本でも勇気ある行動が社会を動かしました。元陸上自衛官の五ノ井里奈さんはその一人。所属していた部隊で受けた性暴力被害を実名で告発し、防衛省に事実を認めさせ、加害者を謝罪へと追い詰めています

 勿論選挙での勝利は重要ですが、五ノ井氏の告発で分かるように「選挙が全てではない」。まずは批判の声を上げることが大事です。


岸田首相、豪華会食続き/庶民には大増税押し付け
 私費でも、庶民からかけ離れた贅沢三昧に腹立たしいですが、これが「官房機密費」「政党助成金」と言った税金ならばもっと腹立たしい。その辺り果たしてどうなのか。


女性支援妨害 許されない/仁比氏 ネット攻撃めぐり国に
 コラボに対する無法な嫌がらせ(業務妨害名誉毀損)には怒りを禁じ得ません。名誉毀損訴訟などによって厳しい鉄槌が下されるべきです。


主張/子ども予算後回し/「倍増」は絵に描いた餅なのか
 防衛予算倍増にしたら子ども予算倍増無理だろ、口から出任せだろ、やれるつうなら根拠出せ、と言う当然の批判です。


介護負担増 結論先送り/社保審部会 運動成果も 残る危険
 先送りに過ぎず「再度提出の恐れがある(戦いは今後も続く)」し「現状維持に留まるだけで改善ではない」とはいえ、ひとまず「改悪の強行」を阻止できたことは「反対運動の一定の成果」として素直に喜びたい。


内閣支持率 各社最低/「毎日」25% 軍拡増税に反対多数
 アンチ自民、アンチ岸田の俺的には「まだ高い」ですが、支持率が下降傾向にあることはよいことです。


赤旗本紙は敵基地攻撃能力と表記します
引き続き、「敵基地攻撃能力(反撃能力)」と表記します:朝日新聞デジタル
 以下の俺の主張は、朝日や赤旗の主張と「ほぼ同じ」ですが
1)共産党など「敵基地攻撃能力批判派」も「専守防衛の枠内」の「反撃能力」なら反対しない(しかし自民の「敵基地攻撃能力(反撃能力)」は「専守防衛の枠外」)
2)「反撃能力」と言う表現では「敵基地攻撃能力は専守防衛に反し、違憲」という批判が見えなくなる
3)そもそも(一般的な意味での)反撃能力を持たない軍隊はない。専守防衛も(一般的な意味での)反撃能力にあたる
4)「敵基地攻撃能力」には先制攻撃(相手の攻撃がない状況で「近い将来攻撃が予想される」と見なしての攻撃)が含まれるのでそもそも反撃と言えない
5)当初は自民も「敵基地攻撃能力」と表現していたところ、世論の批判に怯えて曖昧な表現「反撃能力」でごまかすようになった
ので「敵基地攻撃能力」と表現するのは全く当然です。
 しかし自民党も「ホワエグ→高度プロ」「武器輸出→防衛装備移転」のように言い換えでごまかそうとするのも大概にして欲しい。

◆戦前日本軍の「転進(『敗北による撤退』と表現しない)」
プーチンの「ウクライナでの特別軍事作戦(戦争と表現しない)」

と似たり寄ったりと言っていい。