朝鮮学校生の保護者ら「再発防止を」 MBSラジオ番組内発言めぐり:朝日新聞デジタル
「再発防止」は当然の要請です。上念降板だけで済む話ではない。
上念氏がMBSラジオ番組降板 朝鮮学校めぐる発言で人権団体が抗議:朝日新聞デジタル
[B! 差別] 上念氏がMBSラジオ番組降板 朝鮮学校めぐる発言で人権団体が抗議:朝日新聞デジタルで指摘があるように
◆ほとぼりが冷めた頃にしれっと復帰させる恐れがある
◆須田慎一郎、「コロナはさざ波」高橋洋一といった他の「自民万歳ウヨ分子」は出演者として残留
と言った問題はありますが、ひとまずは上念降板を素直に喜びたい。
以前「うっかり聞いてしまって、上念のウヨ発言にげんなりした」文化放送の「寺島尚正」の朝の番組(2013年4月から放送)など、他の番組も降板させるべきです。
なお、俺の記憶(うろ覚えですが)では上念のウヨ発言は
◆「欧州の病人」フィンランド、財政緊縮めぐり政権に亀裂 | ロイター2015.11.12(フィンランド)
◆伊連立政権 崩壊の危機 同盟が不信任案 10月にも総選挙か:東京新聞 TOKYO Web2019.8.10(イタリア)
◆イタリア 連立政権が崩壊のおそれ ウイルス対策めぐり対立 | 新型コロナウイルス | NHKニュース2021.1.14(再度、イタリア)
◆[FT]イスラエル、8党連立政権崩壊も 予算審議が試金石 - 日本経済新聞2021.10.28(イスラエル)
◆連立内閣崩壊 カラス首相、他党と交渉へ―エストニア:時事ドットコム2022.6.4(エストニア)
◆イスラエル連立、1年で崩壊 - 日本経済新聞2022.9.22(再度、イスラエル)
等(一体何処の国で、いつだったかは忘れましたが)の「外国の連立政権の政権崩壊(あるいは崩壊の恐れ)」をネタに「細川、羽田内閣」という過去の「短命に終わった非自民連立政権」に悪口し、「自民党安定政権(と言うか第二次以降の安倍政権)を称える」という「外国政府に対しても大変失礼な暴言」で心底呆れました(それを寺島が何ら批判せずただ拝聴)。
なお、俺個人の価値観では「安定政権の悪政」より「不安定だろうがまともな政権」の方がマシです。
なお、「吉田照美」の時代はまだマシだったのですが、寺島になってからは「上念を出すほど劣化した」ので、俺は「朝のラジオ(AM)」はTBS『森本毅郎スタンバイ』一択ですね。スタンバイに不満がないわけではないのですが、文化放送や「フジサンケイ」ニッポン放送の朝の番組よりはマシです。
この点、「消去法での支持」と言う意味では俺の「TBSラジオ推し」は「立民、維新、国民民主よりはマシ」という「共産支持」と似ています。
◆日本でもそれほど珍しいとは言い難いことに難癖をつけたNHK、あるいは、日本庶民の現実を知らない高給取りNHK職員
番組は「北朝鮮」経済の変化は見られつつあるものの、「暮らしの向上にどこまで繋がっているかは疑問」などとしました。しかし、この根拠が失笑モノ。「漂着ゴミの中から発見された歯磨き粉チューブの端が切り取られ、残さず使用された跡がある」だの「破れたサンダルを糸で補修した跡がある」などと言い立てたのです。
チューブの端を切り取り歯磨き粉を残さず使い切るというのは、日本でもそんなに珍しい話ではないように思われます。節約術としてごく普通に紹介されていることです。破れたサンダルを糸で補修するというのも、歯磨き粉に比べると珍しいかも知れませんが、そういう人は日本にもいるでしょう。修繕跡のあるサンダルが大量に漂着したのならまだしも、一つや二つの漂着サンダルに修繕跡があったくらいでは「そういう人もいるでしょうね」と言わざるを得ないし、(ボーガス注:朝鮮民主主義人民)共和国は大量生産・大量消費・大量廃棄社会ではないので、そういうサンダルがあっても何の不思議もありません。
共和国を悪しざまに言おうとするあまり、日本でもそれほど珍しいとは言い難いことに難癖をつけたわけです。あるいは、(中略)高給を取っているNHK職員には、チューブの端を切り取り歯磨き粉を残さず使い切っているという日本庶民の現実を知らないのでしょう。
繰り返しになりますが、「ゴミは人びとが直接使ったものですから、北朝鮮の経済状況や住民がどのような生活をするのかも知ることができます」というカン教授の見立ては正しい思います。しかし、解釈者の認識がこうも歪んでいると、ここまでハチャメチャな解釈になるものかと驚きを禁じ得ません。
北朝鮮からの漂着ゴミ ベールに包まれた実情に迫る | NHKへの突っ込み記事です。
「サンダル補修」はさすがにないですが、赤字部分「歯磨き粉チューブ」は俺の母親もそうしますね。
ついでに言えば歯磨き粉に留まらず「エスビー食品のわさび*1、からし*2、キューピーマヨネーズや味の素のマヨネーズ」等、他のチューブもそうです。
なお、上記の文は白頭氏記事に投稿し以下のコメントを頂いています。
NHK「おはよう日本」の「”漂着ゴミ”から読み解く北朝鮮」について:自分たちの方法が先進的で唯一絶対に正しいと思い上がっている西側メディアとしてのNHKの限界、共和国を悪しざまに言おうとするあまり、日本でもそれほど珍しいとは言い難いことに難癖をつけたNHK: 白頭の革命精神な日記
bogus-simotukareさん
コメントありがとうございます。
申し訳ございません。頂いたコメントにお返事する過程で、私の操作ミスでコメント本文を削除してしまいました。残念ながら私では復旧できなかったので、以下、お返事だけ書かせていただきます。
bogus-simotukareさんのお母さまもなさっているという、歯磨き粉のチューブや練りカラシのチューブを切り取って使い切ることは、庶民のごく普通の工夫ですよね。
この程度のことを共和国経済が苦境にある根拠の一つとして取り上げるあたり、NHK職員がいかに庶民から遊離した人々であるのかを期せずして告白しているように思われます。
【追記】
id:Bill_McCrearyさんのコメント
堤義明氏は、履物の補修をしていたらしい
うろ覚えなので勘違いかもしれませんが、以前堤のインタビュー記事で「私は外食で食事を食べ残すような人間は評価しない。食べきれない量を頼むなど無駄遣いだ」と言っていたのを読んだ記憶があります。あるいは「外食でどうしても残りそうなときは、持ち帰りできないか、店に聞く」だったかもしれない。「随分と節約家なんだなあ」とそのとき、印象に残った。
ということでググったら、該当しそうな以下の記述が見つかりました。
堤義明 - Wikipedia
履物は履けなくなるまで履き、食事に関しても、社員教育で食べ残しをしないように厳しく指導するなど、戦後の貧困時代を知る者らしい一面もあったという
西武鉄道・堤義明が赤裸々に語った絶対君主の父・康次郎と実母への思い | The Legend Interview不朽 | ダイヤモンド・オンライン
◆堤
親父には厳しくしつけられました。余計にしょうゆをかけた(ボーガス注:醤油の無駄遣いだ)といっては怒られ、果物は子どもの食べるものじゃない(ボーガス注:子どもには贅沢だ)と言われ、絹の布団もぜいたくだと使わせなかった。